島根県旅行記2021年11月-17
旅行期間:2021年11月上旬(2泊3日旅)
本数が少ないバス!
さて島根県旅2日は、まず「ドーミーイン出雲」の上層階からの景色から始まる。こちらはホテルから西側の方角の景色であるが、地面が濡れているので、どうやら夜中に雨が降ったようだ。
「ドーミーイン出雲」の朝食!
今回の宿泊プランは朝食付きだったので、朝食会場がオープンする6時30分に合わせて到着する。海外のホテルに泊まった時は、朝食の早い時間にやって来るのは日本人や韓国人が多いと聞いていたけど、宿泊客はほぼ日本人だったようで、早々から日本人ばかりが朝食会場に押しかけていた。
まあ、日本人にとっては普通の光景やな!
そこそこに種類のある朝食ビュッフェだったけど、ボクが取ってきた食事はこのように平凡な物ばかり。”朝からガッツリ食べる派”の人からすれば、全く物足りないような朝食に見える事だろう。
しかし、ここは出雲市なので、こちらの温かい「出雲そば」も用意されていた。ボクは調子に乗って朝飯を食べ過ぎると、後で苦しくなってしまうタイプなので、このような麺類を食べる際には、より注意してご飯などを少なめに取らざるを得ないのである。
出雲市の朝!
そして朝食を食べ終わって、部屋で歯磨きなどをしてから8時前にホテルを出発する。昨日この出雲市に到着した時には既に暗くなっていたので分からなかったけど、こちらの南口はとてもシンプルな駅前ロータリーとなっていた。
そして地方の駅でもあるので、この南口前ロータリー周辺にはコンビニも見当たらない。駅が営業している時間だと駅舎内にある売店で買えるけど、駅舎が閉まってしまうとこの駅前ではロクな買い物もできない場所になってしまうのである。。
出雲はこげなもんだわ!
そして南口ロータリーの真ん中には、こちらの立派な蘇鉄が見られる。旅行し出す前にはこの「蘇鉄」という植物に全く関心が無かったので気付かなかったけど、逆に蘇鉄に興味を持って旅をすると、至る場所でこの植物を目にする事が出来るのだ。
蘇鉄は人間から大事にされちょ~植物だわ!
2日目の朝は8時前出発だったのは、こちらの「トヨタレンタカー:出雲駅南店」の営業が朝8時から開始だったからだ。今日は世界遺産となった『石見銀山』を訪問する予定になっているが、バスでも移動はできるけど、バスだと自由に動けないのでレンタカーを1日(当日)だけ借りる事にしたのである。
出雲市駅周辺から石見銀山までは、車で約1時間ほどの距離となっている。
「石見銀山 世界遺産センター」に到着!
レンタカーを借りる際にトヨタレンタカー受付の奥様が、「石見銀山に行かれる場合には、世界遺産センターに車を停めて、そこからバスで銀山のある大森町に向かわれた方がいいですよ!」とのアドバイスを受ける。どうやら石見銀山周辺の大森町という場所は、そんなに開けた地域でないので、駐車場に停めれる台数が限られており、大きな駐車場がある、ここ「世界遺産センター」に車を停めた方が無難だという説明だった。
石見銀山を訪れるのは勿論今回が最初で、また石見銀山がどういった場所なのかも知らない事もあって、トヨタレンタカーの対応してくれた奥様の言う通りに「世界遺産センター」に到着する。そこそこに広い駐車場が用意されていたけど、思っていたよりも駐車されている車を見かけなかった。
太田市の世界遺産となっている石見銀山周辺は、実は山だらけの場所となっている。そんなこんもりとした山にも登る事が出来るようで、奥の山の上に霧が掛かっている付近に展望台が設置されているらしいので、時間があればちょっと山も登ってみたい気持ちとなっていた。
そして世界遺産センターの前にある、「大森町・代官所跡方面」へのバス停を発見する。バスの姿が見えないので時刻表を覗いてみると、たったいまバスが出発したばかりで、次のバスは1時間以上も後にならないとやって来ない事が判明したのである。。
てっきりこの「世界遺産センター」から銀山近くの「大森町・代官所跡方面」までシャトルバスが運行しているのかと思っていたけど、実際にはシャトルバスではなく、地元:石見交通の路線バスだったのである。
時間に余裕のある人は、先に「世界遺産センター」内の展示室を見学して時間を潰してから、石見交通の路線バスを利用する人もいるようだが、気の短い大阪人からすれば、そんな待ち時間自体が勿体ないとしか思えないのである。なお、この世界遺産センターから徒歩でも「大森町・代官所跡方面」に行けるが、徒歩で20~30分ほどの距離となっている。
※「世界遺産センター」から銀山近くの「大森町・代官所跡方面」までの、石見交通:路線バスの時刻表は上記公式HPより、【大田営業所管内】⇒【大森・大家線】で最新情報をご確認ください。
石見銀山を車で訪れる場合に、繫忙期でない平日で、かつ朝イチに訪れるのであれば、ダメ元で銀山跡に近い【大森代官所前駐車場】か、【石見銀山公園駐車場】に行って、満車だったら諦めて「世界遺産センター」に車を停めるのが最適な選択なのかもしれない。
この2つの駐車場は、停めれ~台数が少なえだわ!
①【大森代官所前駐車場】
②【石見銀山公園駐車場】
まさか世界遺産の場所なのに、大きな駐車場がある所からシャトルバスすら運行されていないとは、想定外だった。さすが”日本国内で47番目に有名な島根県”だけあって、そんな専用のバスを運用する余裕もないのかもしれない。
という事で次のバスを待つ事なく、徒歩で大森町方面まで向かう事にした。なお、この遊歩道はこのようにキチンと整備してくれているので、特に迷子になったりもせず、移動できるようになっていた。
世界遺産に認定されたものの、山間に造られた銀山の町:大森町はあまり広い土地がないので、大きな駐車場が設置されないのは仕方ない事である。しかし、世界遺産に認定されて多くの観光客を呼び込むには、ちょっと不便をかける場所でもあるように思うが。。
そして整備された遊歩道を約5分進んで行くと、道路に出てくる。後はこの道を真っ直ぐ進んで行くと、石見銀山の集落だった大森町まで到着できる一本道となっている。
こちらは世界遺産センターから、大森町まで向かう徒歩ルート。大森町の真ん中付近まで、徒歩でおよそ20~30分となっている。なお、この訪問時は行きと帰りにこの道を歩いて移動したが、他に同じように歩いている観光客らしき人の姿は見かけなかったが。。
しかし大森町の駐車場に車を停めれても、中心部にいきなり到達できる為に意外と有難みがないようにも思う。”歩きが好きな人間”からすれば、今回は想定外だったけど、このように世界遺産センターから歩いたからこそ、大森町が奥地にあった事を理解できる事に繋がったと思う。
さすが、プラス思考の人間だわ~!
島根県は山間を縫うように小さな集落が多々存在しているけど、このように21世紀にはあまり人が住まない地域も増えてきているのだろう。昔は先祖が住んできた山間の集落などにそのまま住み続けていたけど、近年ではインフラが整ってもっと便利な都会にも簡単に行ける時代となったので、このような不便に思える地域ほどに人口流出が激しいのだろう。
そして11月上旬という事もあって、紅葉と共に綺麗な散り際を見せてくれる銀杏の木が見えてくる。個人的には赤い紅葉よりも、好きな色の黄色に着飾る銀杏の木の方が好きなのである。
そんな石見銀山への道を歩いていると、右手に何やら遺跡跡のような雰囲気のある建造物が見えてくる。パッと見は昔の人のお墓のように見えるけど、こちらはお墓ではないようだ。
ここは羅漢寺という寺が管理する『五百羅漢』と呼ばれる、500体の石像が安置されている場所。1766年頃に完成したとされている『五百羅漢』は、仏陀と共に修行をした弟子をイメージした物となっている。こちらは過酷な銀山労働で亡くなる人が多かった為に、その供養の1つとして造られたという。
大人500円、小人300円
羅漢寺の『五百羅漢』は、世界遺産の1つとして登録されています。
銀山の町:大森町にて
そして世界遺産センターから歩く事、約15分でこのような古そうな町並みが見えてくる。今では、通ってきた道のような車道があるけど、昔はそんな広い車道はなく、このような建物の間を這うような狭い道ばかりだった事だろう。
そしてとりあえず真っ直ぐ町の中へと進んで行くと、こちらの「石見銀山公園」の門みたいな看板が見えてくる。この近くに駐車場が用意されており、早めに来たりして駐車できればラッキーという駐車場みたいだ。
「石見銀山」という名前は聞いた事があるけど、実際にどのような場所だったのかは意外と知らない。そして”銀山”のイメージしか湧かないけど、銀山の採掘を中心とした人々の営みが形成された町並みも世界遺産に認定されている。
ただこの大森町は明治時代以降に時代の波に呑まれて、町の景色が変わっていった。しかし、昔の銀山の町の雰囲気を残そうとする人々が立ち上がって、景観を壊すような看板の撤去や、建物の道に面した正面側をリフォームして昔らしい日本家屋に戻したりされているようだ。
こちらは二級河川の「銀山川」で、銀山らしく”銀色の水”が流れているのかと思って見てみたけど、さすがにそんなわけはなく、普通の水が流れる川となっていた。
銀は水に溶けんわ!
このように細く続く銀山川は、たまたま町の横を流れている訳ではなく、この川沿いに町が形成されていったようだ。それだけ川というものは人間にとって大事なものだけど、大雨が降った際には水害が発生して、川沿いに住むにもメリットと共にデメリットもあったようだ。
そして『大森銀山:重要伝統的建造物群保存地区』として世界遺産の一部となっている、銀山の町「大森町」のメインストリートに出てきた。ただ”メインストリート”といっても、基本的に狭い場所に造られた町なので、唯一の道がメインストリートなのであるが。。
大森町で唯一無二のメインストリートだわ!
こんな旅はまた次回に続きます!
よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!
↓↓↓↓島根県旅行記:初回↓↓