島根県旅行記2021年11月-42
旅行期間:2021年11月上旬(2泊3日旅)
出雲そば三昧!
島根県滞在3日目で最終日でもあった今日、これまで何回も出雲そばを食べてきたけど、最後の食事も「出雲そば」を食べて帰ろうと思っていた。そして昼頃となって出雲大社の近くにあった、出雲そば屋が立ち並ぶエリアにやってきた。
「蕎麦処八雲」で昼食!
無料駐車場の脇に観光案内所などがあって、その一角には3~4軒の出雲そば屋が並んでいた。このような観光名所のすぐ脇にある飲食店などは主に観光客向けのお店で、普段ならあまり立ち寄らないのであるが、
腹が減った・・・
と『孤独のグルメ』の五郎さんばりの台詞を吐いて、腹が減った事をアピールしていたオカンの圧力に屈して、こちらの趣がありそうな「蕎麦処八雲」に入る事にしたのであった。
建物の外見はなかなかに雰囲気がありそうなお店だったけど、店内は至って普通な感じだった。このような出雲大社のすぐ脇にある大きい店舗だったので、ツアー観光客団体などの御用達の蕎麦屋ともなっていそうな雰囲気だった。
そして蕎麦屋には珍しく、メニューが席に置かれていなくて、その代わりにこちらに置かれていたパネルにあるQRコードからメニュー表を読みこむシステムだった。しかし、QRコードを読み取る事はせずに、アナログ的に店員さんにメニューを持ってきてもらうようにお願いする事にしたが。。
なお、こちらの「蕎麦処八雲」は充電旅で藤原紀香が参加していた『行くぞ!山陰最強パワスポ街道120キロ!』の回で、バッテリーの充電と昼食を求めて、藤原紀香が訪れたお店でもあった。
しかしこの収録時は、昼時の時間を過ぎて藤原紀香がお店を訪れた為に、蕎麦が切れて閉店となってしまっていたので入店をお断りしていた。で結構、藤原紀香と出川ちゃんは2軒隣の蕎麦屋さんにお世話になったのであった。。
蕎麦が切れ~前に入らな・・・
このように蕎麦屋やうどん屋やラーメン屋などは、お店の営業時間を前もって調べていたとしても、実際に訪れた際に麺が切れてしまっていたら閉店で入れないケースもある。なので、お目当ての麵料理屋に行くのであれば、時間的に余裕を持って早めに訪れるのがベターである。
そしてこちらのお店で注文したのは、午前中にお店の前を通った際にショーケースで見て気になっていた「五色割子」という、割子そばが5段となって、それぞれに載っている具が違う蕎麦だった。
初日に松江市で入ったお蕎麦屋さんでは、小さい器に入ったタレが出てきたけど、この「蕎麦処八雲」ではこちらの大き目の瓶に入ったタレを持ってきてくれたので、思い切って蕎麦にかける事が出来た。また店員のお姉さんが「タレ、もし足りなければ、お申し付けください」との事だったので、余計に思い切ってかけれるという気持ちになったのである。
量的には一般的な3段で充分なんだが、出雲市に来た記念として、この5段の割子そばを頼んでみた。一番上の段には、トロロが載せられていて、それと共に刻まれた海苔とネギが若干載せられていた。
そんな最上段の器に、ドブドブドブ~~とタレを豪快にかけていきます。割子そばのタレはちょっと辛めなので、そのまま飲むには相応しくないので、あまりかけ過ぎてもよろしくないようだが。。
そして1段目を食べ終わってその器をどかすと、2段目には黄身が載せられた蕎麦が顔を出してきた。そばと生卵を一緒に味わうという機会があまりないだけに、新鮮な組み合わせに思えた光景でもあった。
その黄身と蕎麦を味わって、3段目を開けると、次はこのように「天かす」が待ち受けていた。お店によっては豪華なオカズが載せられていたりする所もあるかもしれないけど、五色割子の主役はあくまでも蕎麦であって、載せられている具ではないのである。
蕎麦は日本人が昔から食べてきた馴染みの麺料理でもあるので、いくらでも食べれそうな気がする食べ物である。また季節に応じて、温かい蕎麦や冷たい蕎麦も味わえるので、オールシーズンに食べれる素晴らしい麺料理でもある。
うどんもラーメンもいつでも食べれるけどな・・・
そして玉手箱を開けるような楽しみで器を開けると、4段目には鰹節がふんだんに載った蕎麦が見えてくる。お店のショーウインドウで見た「五色割子」はもっと豪華な具が載ったイメージだったけど、下の段になる程に地味な具が載っているのかな?!
そして一番下の段には、このように大根おろしが載せられていた。下手に脂っこい天ぷらなどが載せられているよりも、このように胃袋に優しい大根おろしなどの方が、体にとって良いのである。
運ばれてきた時はボリュームがありそうに見えた「五色割子そば」だけど、食べてみれば意外とあっという間に食べれてしまった。器は大きいけど、その中身100%まで蕎麦が詰められている訳でもないので、ちょうどいい量でもあった五色割子そば。
そして入口付近にはショーウインドウが置かれていて、その中には江戸時代などに使われていた蕎麦を食べる際の「そば猪口(ちょこ)」などが展示されていたので、ちょっと拝見してみる事にした。
こちらには江戸時代に人々が使っていたという、四角い容器の弁当箱だった「割盒(わりごう)」が飾られていた。この弁当箱に松江の人達が蕎麦を入れて持ち歩いていた事から、出雲の蕎麦が「割子そば」という呼ばれ方をしていったという。
そして四角い弁当箱「割盒」は、四角い隅が洗いにくくて清潔感が無かったので、徐々に今のような丸い容器に変化していったという。個人で四角い弁当箱を使うのであればいいけど、蕎麦屋で多くのお客さんを迎えるお店としては、容器を洗うのに効率が求められた為に、清潔で洗いやすい丸い形に進化していったのだろう。
しかし、こちらの江戸時代に使われていたという猪口は、形状としては今と大きく違いは見られない。ただ江戸時代には焼き物の技術が発展し、色んな柄や絵を入れる事が出来るようになっていった為に、無地の猪口ではなく柄や模様が入れられた物が多くなっていったようだ。
こちらは昭和61年に現在の令和天皇に割子そばを献上した際に、恩賜されたタバコなどが飾られていた。蕎麦を献上した代わりにタバコが与えられるなんて、いかにも昭和の時代を感じさせてくれる。ちなみにこの「恩賜(おんし)の煙草」と呼ばれた製品は、日本たばこ産業(JT)が宮内庁にだけ納めていた物のようだ。
ただ近年は健康面で体に害があるタバコは社会的に避けられている事もあって、2006年に「恩賜の煙草」は廃止となった。その代わりとして最近は金平糖が入った「恩賜の金平糖」が贈答品となっているようだ。
現在の令和の天皇である「徳仁(なるひと)」陛下は、日本の第126代目の天皇である。また59歳で天皇に即位したのは、天皇の歴史を遡っても稀な高齢での即位であるようだ。
さて島根県に来てから何回も出雲そばを食べて、念願の”出雲そば三昧”を体験した。ホテルでの朝食にあった出雲そばを含めると、3日間で計6回も出雲そばを味わった事になる。しかし、これだけに短期間に何回も出雲そばを食べても、蕎麦を食べるのが嫌になる事はなかった。
ワタシは当分、蕎麦はいいけどな・・・
”日本国内で47番目に有名な島根県”という自虐ネタが何とも似合う島根県。人気が無ければそれを逆に活用して、アピールするという着目点が面白い。いい所が無かったら、何も無い所を逆に楽しんで笑うしかない。
出雲大社に生えていた松の木の、枝の途中に豪快に苔から成長した雑草が生えている光景が見られた。このように大自然に生きる植物は精魂逞しく、どんな環境でもしぶとく生きていく姿を見せてくれる。
そして第二の鳥居がある参道付近に戻ってくる。朝通った時とは違って、昼頃になると多くの観光客が行き交っている姿が見られた。
そんな多くの観光客で賑わう歴史ある出雲大社の真横にも、このようにスターバックスの店舗があった。最近大人気のスターバックスだが、このようにどこでも見かける事が出来るので、昔ほどの有難みを感じない。そして店内は常に多くの人で混雑しているので、昔はチョコチョコ訪れていたが、最近は全く足を運ばないようになってしまった。。
そして第二の鳥居前の参道の角に、こちらの「宝くじ」を販売している売り場があった。こんな出雲大社の真ん前で宝くじを販売しているなんてと驚いたけど、どうやら昔からこの入口付近で宝くじが販売されていた為に、その名残りで今もここで販売が続けられているようだ。
そして道の脇で座り込んでいるお兄ちゃん達がいたけど、どうやらそこの宝くじ屋で購入したスピードくじを早速削って運試ししていたようだ。こういった事で”運試し”をしているつもりかもしれないけど、宝くじは純粋に確率で当たりくじの数が決められているので、当たるには回数を重ねる事が重要な鍵なのである。
そして出雲大社まで行って出雲そばも食べたので、これで島根県旅の予定は一通り終了となる。なので、これからオカンの土産物購入タイムとなる。この時点から旅中はず~~っと後ろを”金魚の糞”のように付いて来ていたオカンは、急に前傾姿勢となってお土産店を物色しだすのである。
さて、土産買うで~~!
そんなオカンの後を追うように続いてお土産物屋さんに入って、何があるかをただ見ていくだけとなる。今までの旅行で散々土産物を購入してきたので、最近では買う事を自制しており、その代わりに置かれている商品のパッケージやコンセプトなどを見るだけで楽しむようにしている。
最近はこのような野菜の美味しさに目覚めてしまったので、こちらの「ぽりぽりキュウリ」に目が奪われてしまった。しかし、お土産というと甘いお菓子にしか興味が無いオカンからしたら、このような野菜は眼中になかったようで全く無視されてしまった。。
野菜は近所のスーパーで安く買えるからな!
野菜の漬物なんてジジイなどが好きな食べ物かと以前は思っていたけど、知らぬ間にその美味しさを知る歳となっていた。「自分はまだ若い!」と思っているのは自分だけで、周りから見たら完全に”ジジイ化”しているのだろう。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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