横浜ランドマークタワーで日本最速のエレベーターに乗って展望台へ向かう【神奈川旅行記㉔】

神奈川旅行記2020年秋-㉔

 旅行期間:2020年11月24日~27日(3泊4日)
(Riding Japan’s fastest elevator to the observation deck at Yokohama Landmark Tower [Kanagawa Travelogue 24])

上空から見るウォーターフロント!

さて神奈川県旅2日目で訪れた横浜のみなとみらい地区で、まずの目標としていたのが「横浜ランドマークタワー」の上層階に造られている展望台に行く事だった。とりあえず最初に高い場所から眺めておいて、後はなりゆきで気ままに散策するだけという浅はかな考えである。

 

【横浜ランドマークタワー】

住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
営業時間:10時~21時頃(※展望フロア)
電話番号:045-222-5030(※スカイガーデン事務局)
展望台入場料:大人1000円/高校生&65歳以上800円/小中学生500円

 

 

 

横浜ランドマークタワーにて

横浜ランドマークタワーといっても単純なタワーではなく、その下層階は大きな複合商業施設と合体していて、簡単に展望台フロアの入口は見つからない。またもう13時を過ぎていたので先に昼食を食べようかと思って、この商業施設内の飲食フロアを散策したけど、首都圏の物価が高いし、また昼時という事もあって飲食店も混み合っていたので、結局昼飯はパスして展望台へ向かう事にしたのである。

 

まずは展望台フロアの入口でスカイガーデン(展望台)の入場券、大人1000円を支払う。展望台も高ければ高い程にその施設も多額の費用を掛けて造られているだけあって、それなりにいい金額となっている。

 

この日は平日という事もあってか、69階に造られている展望フロア「スカイガーデン」(地上273m)まで向かう日本最速のエレベーターにはボク以外に乗る観光客の姿は無くて独占的に搭乗できたのである。

 

このエレベーターは時速45kmで動くらしいけど、時速のスピードで言われてもあまりピンと来ない。エレベーター内の数字では分速750mの表示が出ているけど、それでもまだピンと来ない。そこで秒速に換算すると12.5m/秒なので、秒速で考えるとこのエレベーターがかなり早く動く事が理解できると思う。

オカン
オカン

耳がキ~~ンと鳴るヤツやね!

 

 

日本最速エレベーターで展望台へ! 動画

 

 

 

展望台フロア「スカイガーデン」に到着!

さすが日本最速エレベーターだけあって、あっという間に到着する。個人的にはゆっくり上がって行きながら、周辺の景色を楽しめるようになっている方が有難いが、運営する側からすれば如何に多くの見学客を捌けるかという事を注視して導入した事だろう。

 

さて楽しみにしていた横浜で一番高い場所から眺める景色だけど、このように曇っていて期待していた程の見晴らしは良くなかった。晴れている日は富士山なども見渡す事が出来るようだが、今日は雲しか見えない事だろう。。

 

そして展望台に来た時のお約束である双眼鏡クンに出くわしたと思ったら、可哀そうにコロナ禍の影響でその顔中に色んな物が貼られてしまっていて、挨拶する事もままならない状態だった。。

鎌大仏君
鎌大仏君

何とも無残な・・・

 

しかもこのように大事な目のレンズ部分にまで、しっかりテープが貼られていた。レンズ部分にまでテープが貼り付いてしまっているので、長い事放置してしまうとテープの粘着剤がレンズにこびりついてしまって、いざ使おうと思った時に綺麗に取り除けない可能性が考えられるのだが。。

 

遠くは見えないけど、その代わり足元のビルなどはよく見えている。そしてさっき下で見上げた団子3兄弟のように並んでいた高層ビルディング「クイーンズタワーA/B/C」も、ここからだと小さく見えてしまう。

 

 

展望台からの眺め!① 動画

 

 

横浜は神戸と同じように外国に開かれた港町として発展した歴史があるけど、首都圏という地理的な面もあって神戸とは比べ物にならない位に建物だらけの景色ばかりしか見えない。

 

こちらの下に見えている新港埠頭は明治時代の終わりから大正時代に掛けて、明治政府の税関(保税)倉庫として造設された場所で、その時代に税関倉庫として造られた赤レンガ倉庫は、今では近代化産業遺産に認定されながらも商業施設へと生まれ変わっている。

鎌大仏君
鎌大仏君

横浜港も目まぐるしく変貌を遂げていくね!

 

こちらは南東側の景色で、奥には横浜港と共に横浜ベイブリッジも見えている。一瞬レインボーブリッジかと思ってしまったけど、ここは東京都ではなく神奈川県である。

朋ちゃん
朋ちゃん

ここは神奈川県よ、間違えないでね!!

 

綺麗に晴れた日はこのパネルに載っているようにスッキリと遠くまで見渡せるのだろう。東京タワーや東京スカイツリーなども見えるのかもしれないけど、実物は既に何回も見た事があるので、それより東京湾を横切る「海ほたるアクアライン」の方が見たいのであるが。。

 

こちらの窓際から約270m下の横浜ランドマークタワーの足元を見下ろす。この時は知らなかったけど、この足元には横浜船渠株式会社(のちの三菱重工業横浜造船所)が明治30年(1897年)頃に造った、”日本に現存する最古の商船用石造ドック(国重要文化財)である『第2号船渠(ドック)』があったのだ。

 

 

このように過去100年間の間ですっかりその景色が変わってしまった横浜港だけど、100年以上も前に造られた石造りのドックだけは取壊しを逃れて、横浜港の生き残りとしてその姿を令和にも残しているようだ。

※このドッグ周りは改装して商業施設となっている。

 

今では若者に媚びる為か、どの観光地に行ってもこのようなアニメキャラとコラボしてそのパネルなどが置かれているのを目にするけど、この企画を承認したお偉いさんはこれらのアニメキャラクターについては詳しく知らずにオッケーしたのだろうと推測。

勿論ボクもプリキュアは判りません・・・

 

さっき足元に見えていた「旧横浜船渠:第2号ドッグ」は、近代化が進む港の発展にドッグや倉庫などが必要な事を指摘したイギリス人技師の要請を聞き入れた渋沢栄一や財政界が動いて、旧横浜船渠株式会社が設立された。ちなみに近くに第1号ドッグも建造されているが、早く完成したのは後から着工した第2号ドッグだった。というのも第1号ドッグに比べて短かった第2号ドッグの方が、工期が短く済んだからだという。

朋ちゃん
朋ちゃん

神奈川県ではマニアックな質問としてテストに出るよ!(笑)

 

1854年に浦賀にペリーが来航してから、大きく変貌を遂げていった日本。横浜港も1859年に開港したのだが、たった150年程の短い歴史しかない街が今では日本を代表する大都会になっているのだ。

鎌大仏君
鎌大仏君

人が集まる所程、早く発展するよね!

 

展望台フロアにはこのように横浜港周辺の地図が足元に映し出されていて、ここを歩くとその立った場所がアップになったり、その場所の説明が出てきたりというプロジェクションマッピングが施されているコーナーだった。

 

 

展望台のプロジェクトマッピングされた床① 動画

 

 

こちらは「港の見える丘公園」という名前の、山手付近に造られている公園。この公園がある山手エリアは横浜港開港後にイギリス軍やフランス軍が駐留した外国人居留地でもあり、今でもその当時の洋風建築物も残っている高台として、神奈川県では最も地価が高い高級住宅街として有名でもある。

 

 

展望台のプロジェクトマッピングされた床② 動画

 

 

こうやって上から見下ろすと、横浜の街もビルばっかりの景色となっている。今からペリーが来航した150年前頃までは3階建ての建物なんて殆ど無かったハズなのに、今はこのように3階建以上の建物ばかりで、人類の技術の進歩度合いはドンドン加速して早くなっているのが良く分かる景色でもある。

 

こちらの中央に見えているすり鉢形の建造物は、横浜ベイスターズの本拠地:横浜スタジアムである。なお、トルコ旅行で出会ったメルハバおじさんはこの横浜スタジアムの近くに住んでいるらしく、今晩はメルハバおじさんと再会して会食をする予定となっている。

 

若い世代ほどにこういった2次元のアニメに没頭しているらしいけど、これからはメタバースという仮想空間内で自分のキャラを作成して、色んな活動を行ったり、更には買い物をしたり働いたりする時代がこれからドンドン増えていくと見られている。まるで映画『マトリックス』のように、近い将来は実際の現実世界では殆ど活動せずに、仮想空間内で1日の大半を過ごす時代が来るのかもしれない。

鎌大仏君
鎌大仏君

オレもメタバース、やってみたい!

 

 

展望台からの眺め!② 動画

 

 

この展望台フロアにはこのようにわざわざ椅子まで置かれていて、「ゆっくり眺めを堪能して帰ってくださいね!」というようなメッセージを発しているようにも見える。しかしコロナ禍前と比べて外国人観光客が激減して、それに合わせて国内の旅行客も減った為に平日だとこのようにガラガラであるが。。

 

そして下に見えている斜めに走る線路のような道は「汽車道」という、明治44年(1911年)に造られた新港埠頭から桜木町駅までを結ぶ貨物路線の跡地である。途中から旅客運送の路線となったが、1989年の横浜博覧会が終了と同時に廃線となった。しかし今ではこの橋は”横浜市認定歴史的建造物”に指定されており、その名残りを後世に残す遊歩道になっているのである。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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