夜の横浜でメルハバおじさんと、居酒屋「いっちゃが」で再会【神奈川旅行記㉙】

神奈川旅行記2020年秋-㉙

 旅行期間:2020年11月24日~27日(3泊4日)
(Reuniting with Uncle Merhaba at night in Yokohama at the “Icchaga” tavern. [Kanagawa Travelogue 29])

久々にメルハバ!

神戸と共に江戸時代末期から日本をリードして最先端を走る港口として発展してきた横浜の街だけど、神戸に比べると首都圏という立地もあって、神戸の街とはまた違った近代的な高層ビルディング群が立ち並ぶ景色となっている。

 

 

横浜のみなとみらい地区にて

さて今の時間は16時半頃となって、今日は前に旅行で出会ったオジサンと会う約束が17時だったので、そろそろ集合場所である横浜駅へ向かう事にした。このみなとみらい地区からは少し歩けば地下鉄があって簡単に横浜駅へ行けるのだが、とりあえずこの奥に見えている一風変わった外見をしている建物を見てから地下鉄に乗る事にしてみた。

 

その気になっていた建物は「横浜税関」が入っている、俗に”クイーンの塔”と呼ばれる1934年に建造された横浜税関本関庁舎の建物だった。なお、横浜税関の前身である神奈川運上所(横浜運上所)は1859年に横浜港開港と同時に設置されたが、その庁舎は関東大震災(1923年)で倒壊してしまって、後にこの建物が造られた。

 

この建物に入っている横浜税関だけど、さっき新港中央広場脇の工事現場で見た「新しい横浜地方合同庁舎(仮)が建設されればそちらに移管する予定なので、この建物は使われなくなる可能性がある。

 

なおこの横浜税関の建物には「クイーンのひろば」という資料展示室が造られていて、昔からの資料などが無料で見学する事が出来るようになっている。

 

 

 

その横浜税関の道を挟んだ向かい側には「象の鼻パーク」という、”横浜港発祥の地”で象の鼻波止場(イギリス波止場とも)と呼ばれていた明治時代の姿を復元した公園が、横浜港開港150周年を記念して2009年に開園された場所があった。そんな公共の公園にあった車止めブロックのようなゾウさんの像は、こんな風に落書きされて可哀そうな見た目になっていたが。。

 

この辺りは江戸時代末頃には外国人居留地として、日本にやって来た外国人が日本人の土地に入らないように隔離する為の場所だった。江戸時代にはまだ金髪などの外国人が日本人にとってはとても珍しく、また日本人の侍は刀を所持していたので、日本の作法を知らない無礼な外国人が外国人居留地外で日本人に襲われて、殺されるという事件も多発していたとか。

 

こちらの古そうな建物は「神奈川県庁:本庁舎」で、ここも関東大震災(1923年)で焼失した旧県庁舎に代わって、1928年に再建された地上5階/地下1階の鉄筋コンクリート造りの建物となっている。

 

 

 

そして近くに見える、こちらのレンガ造りのレトロな雰囲気を出している建物は「横浜市開港記念会館」で、国の重要文化財にも指定されている。こちらは横浜港が開港されて50周年を記念した1909年に造られた横浜市の公会堂で、建物は例によって関東大震災で倒壊したがその後に再建されており、また”ジャックの塔”とも呼ばれる高さ約36mの時計塔は、先程見た神奈川県庁本庁舎の”キングの塔”横浜税関庁舎の”クイーンの塔”らと共に『横浜三塔』として市民から愛されているようだ。

 

 

日本大通り駅から横浜駅へ移動!

そしてその日本大通りの地下に造られている「日本大通り駅」へ向かう。するとこの日本大通り駅が横浜スタジアムに近い事もあって、地下に設置されている壁には横浜ベイスターズのパネルが沢山貼られているのが見える。

 

なお、この2020年10月には監督だった”ラミちゃん”ことラミレス監督が退任し、その後任に”横浜の番長”と呼ばれた三浦大輔が監督に就任する事になった時だった。そうして期待された三浦新監督の初年度2021年シーズンは、最終的に6年ぶりの最下位という結果になってしまったようだ。

 

このように横浜ベイスターズの選手の姿が沢山貼りだされているけど、2000年代前半に日本のプロ野球に興味を持てなくなってから全く試合を見なくなったボクは、これらの選手を見ても全然誰だか分からない。しかし、監督やコーチ陣の顔ぶれを見ていると、自分がよく野球中継を見ていた頃の元選手が就任しているので、それらの名前を見ると懐かしい気分になる。

 

横浜ベイスターズの前身である大洋ホエールズも、セリーグのお荷物球団だった時期があったけど、今ではDeNAに買収されて雰囲気もだいぶ変わっているようだ。球団の成績はともかく、観客動員が近年は増えているようで、日本のプロ野球界に新規参入する障壁が物凄く高い為に沈下していたプロ野球界だけど、もっと積極的に新しい企業に門戸を開いていくべきだと思うのである。

 

それにしても横浜の街は色んな電車が通っているし、このような快適な地下鉄もあったりで、とても便利で快適な街である。ただ大阪に住んでいる人間とすると、首都圏の人口密度の多さはちょっと遠慮したいのであるが。。

朋ちゃん
朋ちゃん

神奈川県は良い所よ、住みやすいし!

 

そして今晩会食するオジサンとの待ち合わせ場所である、横浜駅に戻って来る。昨日の晩は品川駅に久しぶりに行って、相変わらずの人の多さにビックリしたけど、ここ横浜駅周辺もそれなりに人がやっぱり多かった。

 

そして約10ヵ月ぶりに再会した”メルハバおじさん”の登場となる。この”メルハバおじさん”は2019年7月のトルコ10日間1人旅ツアーの際に出会った1人で、その後の2020年1月に行ったポルトガル1人旅ツアーでも一緒に旅行した仲である。

 

この年の初めの1月に出会っているのでそこまで久々という訳でもないけど、それなりに積もる話を喋りながら横浜駅周辺でいい感じのお店を探す事にする。

 

”メルハバおじさん”はこの横浜に住んでいるので、いい雰囲気の居酒屋を紹介してくれるのかと思いきや、「どこでもいいよ~~!」的な雰囲気だったので、ボク主導でお店を探す事に。しかしここでも案の定、なかなか入りたい店が見つからず、横浜駅周辺には全国チェーンのお店ばかりが目立って、ここでもそれなりに時間を掛けて歩き回るのであった。。

 

 

宮崎料理店【いっちゃが】にて

そしてこのペースだと延々歩き続ける事になるのは明白だったので、適当に歩いていた路地で見つけたこちらのお店に入る事にした。

 

というのもポルトガルの首都リスボンで、午後フリータイムだった日にボクに付いてきた”メルハバおじさん”や他の奥様を散々歩かせ廻ったら、最終的にボクに付いてくる事を諦めて2人がタクシーで帰ってしまった記憶が蘇ったからでもあった。。

この時は付いてくる2人に悪い事したかな・・と思ったけど、いつも通りのボクの行動でしたね。。

 

 

首都圏の居酒屋ではこのように結構ハッピーアワーでアルコールが安く提供されているお店が多いように感じるが、このようなハッピーアワーで割引されている店に導かれたのは、恐らく偶然ではなかろうかと思う。なお、”メルハバおじさん”との会う時間を17時にしていたのも、実はハッピーアワーをあわよくば狙う作戦だったのだ。。

 

このお店のビールはサッポロビールで、冷えたグラスで出されるのは好ポイントである。アルコールを飲まない人からするとわざわざ手間を掛けているだけにしか見えないだろうけど、酒飲みからするとこのように冷えたグラスを出してくれるだけで嬉しく感じてしまうのである。

 

宮崎料理メインの居酒屋だったけど、この1ヵ月前に宮崎を実際に訪れて好感を持った事も、このお店を選んだポイントの1つでもあった。宮崎県も訪れる前までは何があるのかが全然知らなかったけど、行ってみたらとても気に入って、また行きたくなってしまう気持ちのいい南国だった。

 

店内の御品書きボードの一覧の中でも特に目を引いたのが、こちらの「旅するこんにゃく!」の唐揚げである。この旅するこんにゃく唐揚げは特にこのお店オリジナルではなく、宮崎県日之影町の名物だった「こんにゃく唐揚げ」が最近復活して、「旅するこんにゃく唐揚げ」という商品名で発売されている物を取り寄せて提供しているだけだった。

 

 

こちらがその宮崎県から取り寄せている「旅するこんにゃく唐揚げ」であるが、こんにゃくを唐揚げにするなんて発想はあまり思い浮かぶ訳ではないので、それなりに斬新である。

オカン
オカン

私の得意な「高野豆腐の唐揚げ」も、低カロリーでなかなか美味しいよ!

 

普通に「こんにゃく唐揚げ」という商品名だと注文しなかったけど、その商品名に”旅する○○”と付けるだけで思わず欲しくなってしまったのである。そう思うと商品のネーミングはとても大事な物で、それだけで商品の売れ行きを大きく左右する事を思い知るのである。

 

こちらはピリ辛きゅうりが乗った、野菜サラダ。最近は歳を取ったせいか、野菜が凄く美味しく感じるようになってきたので、必ず野菜はオーダーするようになってしまった。。

朋ちゃん
朋ちゃん

王子もコッチ側に仲間入りね!

 

そしてお魚ちゃんもちゃんと注文。何の魚かすっかり忘れてしまったし、勿論この魚の味も忘れてしまっているので、感想は軽くスル~~~する。。

 

そして宮崎県の定番料理と言えば、こちらのチキン南蛮である。宮崎で食べた現地のチキン南蛮には、甘酢が掛けられていて今までのチキン南蛮とのイメージと違った食べ物に思えた。このお店もちゃんと宮崎料理のお店だったので、宮崎風に甘酢が掛ったチキン南蛮を提供してくれた。

 

そしてトイレに入ると、その壁にこれも宮崎県にゆかりのある人物のティッシュ箱が、壁に掛けられているのが見える。あまりにも宮崎郷土料理にフィットしていたので、思わず欲しくなる程の”おもしろティッシュケース”であった。

 

さて何だかんだ宮崎料理屋で、約2時間ほど色んな事を話し込んだ”メルハバおじさん”。アルコールがたっぷり入って、ほろ酔い気分でいい感じに盛り上がった顔をしている。

 


 

この”メルハバおじさん”と出会ったトルコ旅行では、その後に再会して一緒にタイ旅行にも行った”バリ島おじさん”とも出会っている。この”バリ島おじさん”は去年の夏にわざわざ大阪まで会いに来てくれたので、新世界で会食したのであるが、相変わらず「昨日はビール〇杯とハイボール〇杯を飲んで・・・一昨日はビール〇杯と・・・」と飲んだアルコールの数を教えてくれたであった。

バリ島オジサン
バリ島
オジサン

コロナ禍明けたら、是非バリ島へおいで!

 

こちらは2019年10月末に東京で再会した”LOVE×4姉さん””クマちゃん”。確か日経ライターの取材でわざわざ東京まで行ったのだが、この時に乗った東京ドームシティのジェットコースター「サンダードルフィン 」にもし乗っていなかったら、今日の横浜コスモワールドでジェットコースターに乗っている事は恐らくなかった事だろう。。

 

そしてこのトルコ旅の途中に、別の阪急交通社ツアーに参加していた”西郷どん”とも出会ったのである。海外旅行のツアーでは一緒に参加していた人と仲良くなって、その後に一緒に旅行する事はよくあるようだけど、違うツアーに参加していた人と旅の途中に仲良くなって、その後に再会するという事も珍しいかと思う。

なお、この彼に出会ったおかげで鹿児島の素晴らしさを知る事が出来ました!


 

このように海外旅行も行っただけではなく、そのツアーで知り合った人と再会する事で、また新しい旅行や想い出が作られる。

「だから今はコロナ禍で再会しにくい時期だけど、コロナ禍が明けたら仲のいい友人を誘って是非また旅行に出かけて、新しい思い出をどんどん作っていって欲しい」と、これを読んでいる貴方へのメッセージとして送ります!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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