東京旅(2022年11月)-30
訪問:2022年11月中旬
庶民の味方!
東京旅2日目は朝イチに杉並区の阿佐ヶ谷に行ってから、次に新宿の都庁を見学していると、あっという間に昼時の時間を迎えていた。
12時前だったけど、この辺りはオフィスなども多いから昼時は早く行かないと、サラリーマン達がどんどんやって来て、待たないとお店に入れない可能性があった為に、近くのトンカツ屋を調べて急行したのである。
新宿のとんかつ屋「弁けい」
都庁近くで徒歩圏内のトンカツ屋は調べると数軒出てきたけど、その中でもチェーン店ではなく、庶民的な個人経営らしきお店を選んでやってきた。
お店に到着したのは午前11時40分頃とまだ早めに思ったけど、既にお店の前には待っているお客さんが居たが。。
この時間で既に行列が発生しているという事は人気店の証だが、トンカツは揚げるまで時間が掛かるので、店内に案内されるまでそれなりに時間が掛かる事は覚悟していた。
しかし、お店に到着して並んでいる時にお店の人が注文を先に聞きに来て、並んで6分後には早速店内に案内された。
店内はカウンター数席と小さなテーブルが3席ほどと、こじんまりしたお店となっていた。
そして店内の厨房は年配のベテランさんらしき人達が機敏に次々に注文をこなしていき、更には元気いい声も響いていたので、トンカツが出てくる前で既に好印象を感じてしまった。
やっぱり、江戸っ子は”活きの良さ”が売りだぜ!
そしてお店に到着してから、外で並んでいる時に「特ヒレカツ定食」を注文し、6分経ってから店内のテーブル席に案内されて、そのテーブルに着席した約1分後に、なんともう「特ヒレカツ定食」が運ばれてきたのだ。
江戸っ子は気が短いぜい!
そんなに広くない店内という事もあって、回転率を上げる為にメチャクチャにテキパキした職人さん的な動きの厨房となっていた。
注文を聞いても厨房はメモなどせずに、”注文をメモしている時間すら惜しい”ような雰囲気で、次々にトンカツを揚げていく作業が見事すぎた。
トンカツを見に来たんではなく、食べに来たんやデ!
特に平日のランチタイムは、周辺から嫌になる程にお客さんが湧いてくる立地でもあるので、全国チェーンのバイト君みたいな普通の対応をしていたら、全く歯が立たないのだろう。
下手な機械より、正確で早く動くぜい!
勿論この「特ヒレカツ定食」は、出来立てアツアツでとても美味しかったのであるが、個人的には”お店の雰囲気”をとても重視するタイプなので、スタッフさんの“愛想の良さ”と“元気良さ”、それと“機敏な動き”に大いに感銘を受けたのであった。。
トンカツは芸術作品ですからね!
こちらはオカンが注文した「おろしトンカツ定食」。
オカンは店内の機敏なオペレーションより、トンカツを早く食べたそうな顔をしていたが。。
だから、トンカツを食べにここに来たんやデ!
なかなかにボリュームがあったトンカツだったけど、
旨い、旨い!
と言いながらあっという間に完食してしまったオカン。
そして会計時も伝票はなく、店員さんの記憶で対応するなど、21世紀にも関わらず、研ぎ澄まされた人間のアナログさの凄さを感じてしまった。
なお、外に出るとそこそこに長蛇の列が出来ていたので、平日にもし訪れるのであれば、12時前までに訪れたい所だが、お客の回転時間がメチャクチャ早いので、12時過ぎても大丈夫そうにも思うが。
霞が関にて
そんな素晴らしいトンカツを食べた後は、昨日本丸に入れなかった江戸城跡をリベンジする為に、霞が関までやってきた。
「霞が関」など今の地名は江戸時代から由来する名前が多いが、今まで特に気にした事がなかった。
しかし、このような名前を見る事で、昔にここに「霞が関」という関所があった面影を感じる事ができる。
ここは昨日も歩いた、色んな官庁のビルが立ち並ぶエリア。
それぞれのビルの入口には警備員のオジサンが立っていて、来訪者のIDカードを毎回確認している姿が見えた。
警視庁の建物はテレビの映像でよく見かけるけど、こちらの「警視庁」は金色に反射した文字が意外と美しく見える。
毎日誰かが拭いているかのように光っていたので、警視庁内でも大事にされているロゴなんだろう。
そして昨日入れなかった江戸城内の見学を本日の予定に突っ込んだ為に、足早に桜田門へと向かう。
今日の予定もアレコレと詰め込んでいただけに、江戸城内の見学を追加した分、別の場所に行く予定をキャンセルしたのである。
警視庁向かいの桜田門前の道には、このように「晴海通り」「桜田通り」「内堀通り」と3つの道路標識が見られる。
東京都内は出張で何度も来た事があるけど、車で都内は走った事がないので、道路の名前は全く馴染みがないので分からないのである。。
桜田門から江戸城跡に入城!
そして昨日もやって来た「桜田門」の外桜田門(高麗門とも)にやって来る。
昔の自分だったら東京見物に来ても、この江戸城跡を訪れる事がなかっただろうが、今ではすっかり日本の歴史に魅了されているので、「まず城から見学!」が”国内旅のマイルール”となっている。
どこも城を中心にして発展したぜい!
桜田門の内門は、このようにとても大きな門となっている。
このような門の大きさを見るだけで、ここが江戸時代の中心地であった徳川幕府の本拠地だった事が分かるのである。
この桜田門は江戸時代前半に建造された門で、大正時代の関東大震災で一部倒壊した為に、一部鋼鉄を使用しての復元がされている。
その桜田門を通り過ぎると、このように後ろに高層ビルディングが乱立している「皇居外苑」という、緑溢れる場所が見えてくる。
なお、この江戸城跡訪問時に下調べが足らずに、1つミスを犯してしまった。
それがこの桜田門から入った先にあった「楠木正成像」を、見逃してしまったのだ。。
この楠木正成像は明治37年に、日本の銅像制作の第一人者でもある「高村 光雲」が制作した物で、皇居外苑のシンボル的存在にもなっている銅像である。
上野の西郷さんと、同じ作者だぜ!
今まではこの江戸城跡は「皇居」という天皇陛下が暮らす場所としての認識しかなかったけど、江戸時代までは「江戸城」として日本の中心地だった場所。
その為に今でもこのような石垣が随所に残っており、”城跡”という雰囲気を強く感じる場所だった。
そして全然知らなかったけど、進んで行った先に見えるこの橋のポイントが、修学旅行でよく集合写真を撮影する所らしい。。
アンタ、これ常識やで?!
ボクの修学旅行では、来なかった場所なので・・・
ちなみにこちらの写真は、オカンが中学生時代に修学旅行で東京に来た際に、ここ二重橋前で撮影した集合写真。
オカンと同世代の人だったら当然のように思っている「修学旅行時の集合写真撮影スポット」も、時代の変化と共に色んな場所に行くようになっていったので、その世代によって思い入れのある場所が違ってくる。
50年振り位にやって来たわ・・・
ちなみにこちらはさっきの”オカン修学旅行時の記念写真”を、とあるサイトで「AIによるカラー加工」してみた物。
白黒写真に比べると本物っぽい色がついて、本当っぽいイメージに見えるけど、オカン曰くは
ちょっと色が違うねん!
という辛口評価でした。。
修学旅行で東京に来なかった事もあって、「二重橋」という物すら全く知らなかったボク・・・。
ただ、それなりの歳を重ねて来られた世代からすれば、逆に”知ってて当然”という程に有名な橋だった。。
ちょっと勉強が足らんぜぃ!
こんな旅はまた次回に続きます!
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2022年11月上旬に訪れた、2泊3日の東京旅です。