東京旅(2022年11月)-22
訪問:2022年11月中旬
誰の像?!
2022年11月中旬に訪れた東京旅で、まず初日の午後に訪れた江戸城跡周辺。
しかし、江戸城跡周辺の散策を楽しみ過ぎた影響もあって、肝心の江戸城内の入場時刻を過ぎてしまって、楽しみにしていた江戸城本丸内の散策は本日できないのであった。。
江戸城周辺にて
午後に楽しみにしていた江戸城跡の本丸見学だったが、それが出来ないとなると、ここから大井町に予約していたホテルまで今から向かうプランもあったが、ここから比較的近い銀座の街も行ってみたい所があったので、嫌がるオカンを制してもう少し歩く事にした。
ちなみに江戸城跡の本丸北側にあったこちらの建物は「パレスサイドビルディング」という、毎日新聞社系のビルだった。
この江戸城は徳川家康が築いた城というイメージが強いけど、その土台は家康が関東に移封される100年以上も前に築かれた城となっている。
この本丸北側の竹橋周辺には、こちらの「江戸城築城550年」を記念した石碑も設置されている。
この江戸城は元々は1450年代に、扇谷上杉家の家臣だった「太田 道灌(おおた どうかん)」が築いたとされる。
ちなみに”扇谷上杉家”は、室町時代に関東地方で大きな勢力を誇った上杉氏の子孫であるが、同じ上杉氏の勢力争いに敗れ、更には後北条氏との争いにも破れて滅亡してしまっている。
上杉謙信の上杉家は、”生き残った上杉家”だぜ!
こちらは本丸北側にある「竹橋」で「皇居東御苑出入口」にもなっている場所だが、残念ながらここも入城時刻を過ぎていた為に入城は出来なかった。。
かつて日本の中心地だった江戸城跡だけあって、もう少し遅くまで入城できるかと思っていたけど、警察などが警備している事もあって、比較的早めの16時までの営業となっていたのは大きな誤算であった。。
誤算じゃなくて、下調べしてないのがアカンのや!(怒)
竹橋の出入り口の門は片方が開いていたが、これは出場する人向けに開いていただけ。
ここを強引に突破して入城するという選択肢も無きにしも非ずだったが、この江戸城跡は警察によって警備されているので、そんな事をしたら手が後ろに回ってしまう事になるのだ。。
竹橋の欄干には、こちらの「擬宝珠」も見られた。
擬宝珠は位の高い人が使う橋に設置されていた装飾品だが、この江戸城には日本国内で最も位の高い人物が暮らす場所なので、設置されていて当然なのだろうが。。
江戸城跡は明治時代に天皇が京都から引っ越ししてきて、今では天皇が暮らす場所となっている。
その為に警察ではなく、宮内庁の管轄となって「皇宮護衛官」が警備する場所ともなっている。
残念ながら入城が出来なかった「北桔橋門」と「竹橋」。
それ以外の入城口で「万が一、まだ江戸城本丸内に入れるかも??」と期待を持ってみたものの、冷静に考えるとそんな融通が利く組織でもないので、ここは潔く諦める事したのである。。
この江戸城周辺は「内堀通り」という名前が付けられた循環道路があり、まさにここに江戸城が存在していた名残を表すネーミングである。
内堀通りを走る車を運転する大半の人は、江戸城跡なんて気にしないぜ!
こちらは「一ツ橋」方面で、東京都内も仕事では何回も来た事があっても、毎回ルート営業で同じ得意先事務所にしか行かなかったので、意外と東京と言ってもあまり色んな場所は訪れていない。
朝早くに東京に到着したものの、アレコレと散策しているウチに16時頃となって、このように夕焼けが見られる時間帯となってきた。
そして江戸城跡内堀周辺を歩いていると、その北東角にこちらの大きな銅像が見えてきた。
この銅像は見ている分には誰なのか全くわからなかったけど、服装から見てそれなりに古い時代の人物だと推測をしてみた。
この銅像は奈良時代~平安時代の貴族「和気 清麻呂(わけ の きよまろ)」で、昭和15年に日本国が誕生した”紀元2600年記念事業”の一環として、楠木正成像と共に建立された物だという。
高さ4m超えで、デカイ像でござる!
そんな和気清麻呂像の視線の先には、こちらの黄色く紅葉した葉っぱが綺麗に見える、大きなイチョウの木も見られた。
このイチョウの木は元々は先程竹橋付近で見たパレスサイドビル近くにあった木で、1923年の関東大震災で焼け野原になったこの一帯で、奇跡的に生き残った木だという。
そんな奇跡的なイチョウの木も都市計画の中で切り倒される運命になったが、それを惜しんだ人々が帝都復興国長官に樹木保存を申し入れた所、長官の理解があってこの地に移植されて今に至っているという。
木の生命力は凄いけど、人間は簡単に切り倒すからな・・・
こちらは江戸城跡の東側に位置する、江戸城跡の門を代表する「大手門」である。
こちらの大手門も残念ながら閉まっていたが、外側の高麗門は1659年頃に再建された門が未だに見られるだけでも、幸せなのかもしれない。
そんな大手門から東に延びる街並みは「大手町」という名前になっていて、今ではこのように高層ビルディングが軒を連ねている場所となっている。
この大手町に出店するという事だけで、その企業のブランドイメージにも影響するそうだ。
個人的にはそんな堅苦しい一流大手企業には全く興味がなく、そんな高層ビルディングよりも目の前に見えている夕焼けが、江戸城周辺の内堀に反射して、より綺麗に見える景色をただ楽しむのであった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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2022年11月上旬に訪れた、2泊3日の東京旅です。