東京旅(2022年11月)-40
訪問:2022年11月中旬
大鳥居を見に!
さて東京旅3日目は、今回の旅の最終日でもある。
そんな最終日の朝食は、宿泊している「アワーズイン阪急」の朝食会場ともなっている「大戸屋」を訪れる事にした。
「大戸屋」の朝食!
「アワーズイン阪急」の宿泊プランに付いていた2つの朝食会場でも、昨日訪れた洋食系会場より、こちら「大戸屋」の和朝食セットの方がまだ日本人らしい朝食内容で良かったと思う。
普段はあまり食べない「アジの開き」だけど、久々に食べると美味しくも思える。
ただ、ホテル内の朝食会場としてはあまり評価できる内容ではないので、無理してホテル内の朝食付きプランを選ぶより、”朝食無し”にしてホテル近くの飲食店で朝ご飯を食べる方をオススメするが。。
ちなみに同行するオカンは”ホテル内で朝食を食べたい派”で、食べた後に部屋に戻って歯磨きやトイレを済ませてから出発したいという。

昨日入った洋食系会場よりも、こちらの大戸屋の方が人気があり、行列が出来ていた。
また店内も混み混みだったが、セットメニューだったので意外と早く料理は出てきた。
それと腰が曲がった初老のオジサンがせっせと配膳していて、慌ただしく大変な仕事に思えた・・・。
そして朝食を食べた後に部屋に戻ってから、備え付けられていたズボンプレッサーで、白ズボンのシワを取ってみる事にした。
ただ、いつもズボンプレッサーを使うと、ある程度のシワが取れるのだが、その代わりに新しいシワが出来てしまうのである。。
今回宿泊したホテルのある「大井町」は、今まで聞いた事がなかった場所だけど、品川駅から近くて、とても便利な場所だった。
最終日の今日は東京ではなく、横浜方面の観光を行う。
帰りの飛行機は羽田発16時頃なので、空港にも比較的近い横浜駅で、とりあえずコインロッカーに荷物を預ける。
なお、コインロッカーに荷物を預ける際には必ず写真を撮るようにしており、万が一場所やキーを忘れてしまった時の事を想定しておく。
鎌倉駅に到着!
そして横浜駅では荷物を預けただけで素通りし、鎌倉駅にやって来る。
この鎌倉は2020年秋に訪れた事があるのだが、オカンにとっては学生時代の修学旅行ぶりという事と、”前回見逃した物”を見に来たのであった。
そんな鎌倉の街にやって来て、まず目が行ったのがこちらのお店の看板にあった「とんかつ」という文字。
一応昨日も昼食にトンカツを食べたのだが、個人的には毎日食べたい位に好きな料理なので、どうしても反応してしまうのだ。。
そして鎌倉駅に降り立った観光客の多くは、鶴岡八幡宮の参道を神社のある方向へ進んで行くのだが、我々はその波に抗うように、川下へと歩いて行く。

アンタは人と違う方向へ行きたがる奴やな!
そんな大勢の人達と逆行して参道を進んで行くと、脇にこちらの「日本キリスト教団:鎌倉教会」という歴史ありそうな建物が見えてくる。
こちらの教会はキリスト教でも”プロテスタント教会”となっており、建物は元々明治40年頃に木造教会が設置されたが、大正時代に関東大震災によって倒壊してしまった。
その為に大正15年になって今度は鉄筋コンクリート造りの建物が建造され、その建物が今でも目の前に立っている物となっている。

大きな地震対策で、鉄筋コンクリートが増えたぜ!
もう少し歩いて行くと、今度は歩道橋が見えてきた。
オカンはこのような歩道橋を登るのを嫌がるタイプだが、わざわざ設置されていて無料で通れるので、通らない手はないと思うのだが。。

なんでわざわざ階段登らなアカンねん。。
鎌倉に来たボクの目的は、この歩道橋に上ると一望できる場所にある。
このように車の列が出来ていた参道道路の先に、その道を監視しているようにも見える大鳥居があるのだ。
ただそんな大鳥居が参道を監視している訳ではなく、奥にある鶴岡八幡宮まで繋がる参道の入口という役目を果たしている鳥居であった。
歩道橋から眺める参道! 動画
鎌倉と言えば観光地として全国的にも人気な場所だが、まず大鳥居から見せられるとは想像していなかったオカン。
しかし、鶴岡八幡宮を参拝する人はこの”一の鳥居”ともなっている「大鳥居」を、まず最初に通るのが基本なのである。

基本よりも楽な方を選びます!
「大鳥居」にて
この鶴岡八幡宮の参道には大きな鳥居が3つ設置されているが、その中でも最も歴史あるのがこの「大鳥居」である。
「大鳥居」を見上げる! 動画
この石造りの大鳥居は、1668年頃に江戸幕府:第4代将軍「徳川 家綱(とくがわ いえつな)」によって寄進された鳥居となっている。
それまでは木造の鳥居があったのだが、徳川家綱の祖母にあたる「崇源院(そうげんいん)」からの強い要望を受けての建立だったそうだ。

徳川家綱の祖母は、『浅井三姉妹』の一人だぜい!
そんな江戸時代初期に建造された石造りの鳥居は、この”一の鳥居”だけではなく、この参道奥に続く”二の鳥居”と”三の鳥居”も同じく石造りで建造されていた。
そんな大きな石造りの鳥居も、大正12年に発生した関東大震災で全て倒壊してしまった。
その後は”二の鳥居”と”三の鳥居”が鉄筋コンクリート造りで再建されたが、この”一の鳥居”だけは昭和時代に入ってから、かつての石造りの鳥居として復元されている。
この大鳥居に使われている石材は、岡山県の犬島から採れた花崗岩が使われている。
というのも、崇源院が夢の中で厚く信仰していた八幡神より「犬島の石を使って、大鳥居を造れ!」と言われたからだという。。
この犬島から採れた花崗岩は城の石垣などによく利用され、大阪城の石垣の代名詞的な存在でもある「蛸足」という、超巨大な石もこの犬島産なのである。

犬島産の石は、超高級ブランド品やったで!
関東大震災で倒壊した鳥居の中でもその顔的存在であった大鳥居だけは、犬島からわざわざ石を取り寄せてまで復元されたのは、この鶴岡八幡宮の参道には無くてはならない存在として、昔から認識されていたからだろう。
こんな旅はまた次回に続きます!
よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!
↓↓↓↓東京旅:一覧ページ↓↓

2022年11月上旬に訪れた、2泊3日の東京旅です。