愛媛県/松山旅行記㉗
旅行期間:2020年9月23日~26日
激しい海流で育った魚
さてしまなみ海道サイクリング旅でやって来た伯方島で、想定していたように12時を過ぎていたので、事前に調べていたこちらの看板が見える寿司屋へと向かいます。
この寿司屋さんは伯方島でも南西の方にあるお店で、場所としては先程の外周道路から入っていく道にある看板を見逃さなければ特に問題なく行ける場所。ただしサイクリング旅だと少々坂を登っていかないといけないので、ちょっとツラい場所でもある。。
ただ坂道もそんなに急勾配ではないので、自転車を降りて押さざるを得ない程でもなく、じっくりと漕いでいけば何とか登れる程の登り坂となっていた。
するとやっとこのような石垣が見えてきて、そんな石垣の上の城跡のような場所に目的の建物があるようだ。
伯方島の寿司屋「魚常梅が花」で昼食!
その石垣の上にはこのような立派な建物があり、こちらが目的の寿司屋である「魚常梅が花」。思っていた以上に大きくてまだ新しそうに見える建物であった。
ここは先程来る途中に見えていた高台にあった建物で、ここからは激しい海流が流れる船折瀬戸などがよく見える景観のとても良い場所でもある。
瀬戸内海の景観を眺める 動画
昔からありそうな寿司屋のように思えるけど、まだ比較的最近に建て直した建物かもしれない。事前に調べていると中々にクチコミが上々だったので、いつもは時間を浪費してお店を決めるボクだけど、今日だけはここに狙い撃ちであった。
もしかしたら入口脇に置かれていた、こちらの招き猫の石像に導かれたのかもしれない・・・・。
11時30分頃からの営業開始となっていて、それからは午後の休みはなくて閉店の22時まで営業しているお寿司屋さん。だから宴会などの会食も多いような雰囲気のお店。
入口脇にはこのようなメニューが張られたボードが置かれていて、その中でも目に飛び込んでくるのが「生ビール、冷えてます!」という文言。普段ならサイクリングで疲れた体を癒す為にもビールを飲みたいのであるが、まだこれでサイクリングが終わりではないので、仕方なしにビールは今晩までお預けとする。
このお店ではカウンター以外にもこのような個室が4~5部屋は1階にあり、全て船折瀬戸が見えるオーシャンビューとなっている。更には2階もあって合計60畳の最大80人を入れる事が出来る宴会場ともなっていて、想像していたよりも大箱寿司屋さんだった。
ここを訪れたのは12時30分頃で奥の個室に2組お客さんがいたけど、コロナ禍の影響もあってそれ以外には他のお客さんは見当たらず。。
さっきまで握り寿司セットを頼もうかと思っていたけど、メニューを見ていると「海鮮丼」の方が見栄えが良さそうだったので、気持ちを変えて海鮮丼を注文する。そして注文してから約8分後に出てきたこちらが、”平日限定ランチ”海鮮丼1,500円である。
※ただし現在は1,650円に値上がりしています
この平日限定ランチの海鮮丼には、お吸い物と小鉢と更には茶碗蒸しがセットとなっている。
やっぱり写真に撮るとなると、握られて整えられている印象を受ける握り寿司よりも、このように豪快に丼の上に盛られている海鮮丼の方が、より美味しそうに見える。
ここではいいチョイスをしたタイね!
ただこの海鮮丼の食べ方にも人によって、それぞれにこだわりがあって、悩ましいもの。何故迷うかというと醤油の存在があるからだ。面倒くさがりは一気に海鮮丼に醤油をブチ込みたいけど、それだと丼の底の方に醤油が溜まってしまって醤油丼を食べているようなイメージになってしまう。
だから面倒でも、刺身1枚ずつを醤油皿に付けて食べるのである。。
ここまでのサイクリングで約3時間程走って来た訳だけど、そこまで全力で走ってきたのではないからあまり疲れていないけど、この温かい吸い物を口に含んで飲み込むと、その温かみが体に少しずつ伝わって美味しさが体内で拡がっていくのを実感する。
そして後から運ばれてきたのが、こちらのアツアツ茶碗蒸しである。最近はあまり茶碗蒸しを食べなくなったけど、小さい頃にはよく食べた記憶がある。
やっぱり茶碗蒸しはアツアツの状態が一番美味しい! という事で冷える前に先に茶碗蒸しをガツガツと食べるのである。
そんな風に後から出てきた茶碗蒸しを先にやっつけてしまってから、再び海鮮丼と対峙する。個人的には赤身か白身かどちらがいいかと聞かれれば、白身の刺身を選ぶ。
なかなかいい選択をするタイね!
サーモンも海鮮丼に仲間入りしていたけど、こちらはひょっとしたらこの瀬戸内海近郊で獲れたものではなくて、遠くから運ばれてきたものかもしれないな。。
小さい頃は自分から食べようとは思わなかったホタテの貝柱。しかし大人になってからその美味しさが分かり、会社員時代に上司に寿司屋に連れて行かれた際には、パクパク食べていたな。
そして海鮮丼の隅っこに控えめな感じで顔を覗かしているイクラを発見する。そんなに遠慮せずもっとタップリと顔を出してくれていても良かったのであるが。。
このカウンター席では瀬戸内海が目の前に見えるオーシャンビューではなかったけど、背中側にある個室で瀬戸内海を見ながら海鮮丼などを食べれば、より美味しく感じたかもしれない。。
という事で約15分かけて美味しく海鮮丼を完食する。そして前回真夏の桜島サイクリングをした時にはさすがに水を持っていたけど、今回のしまなみ海道サイクリング旅ではそんなに汗も掻かないだろうと思って、水は持ち合わせていなかった。なのでここでたっぷりとお茶を飲んで水分補給をする。
この寿司屋さんの箸置きはこのような海老柄となっていて、何とも可愛らしい。ただこの訪問時以降に昼のランチが1割値上がりしているという事は、それだけコロナ禍によって客足が少なくなって、経営的に大打撃を受けたのであろう。だがちゃんとした美味しい料理を作るお店は必ずお客さんが返ってくるので、何とか頑張って今後も営業を続けていって欲しいと願うばかりである。
さて美味しい魚料理を食べた後は、船折瀬戸をバックにして少々休憩タイム。何とも見晴らしのいい場所にある寿司屋さんだけど、この土台が石垣風になっているのを見ると大昔はここに城があった名残りなのかもしれない。
人間の凄さは想像力が豊かな事で、このような単なる岩がまるで寝そべっている牛かラクダのように見えてしまう。ただそれが良い事か、悪い事かまでは何とも言えないけど、それが逆に言うと人間らしさでもある。
このレンタサイクルにはこのような鍵が付いていて、駐輪する際は固定されているものに括るように鍵を結ぶ必要がある。なおこの鍵の暗証番号はこの白いタグの裏側に、その番号がシールで貼られているのでそれを確認して開け閉めする。
こちらはレンタサイクル屋さんで一緒に借りたヘルメット。このような自転車用ヘルメットを被るのは人生で初めてだったので、内側に付いているサイズ調整ネジの存在を最初は知らなかった。それとボクは比較的頭が大きいので、これは特大サイズのヘルメット。
この半年後に尾道側からレンタサイクルで再びしまなみ海道サイクリング旅をしたが、その際は特大サイズのヘルメットがなくて、途中から頭がヘルメットによって締め付けられて苦しむのであった。。
という事でお腹が膨れた後は、今までやって来たルートを逆に戻り、今治まで帰ります。なおこの日は今はまだ雨が降っていなくて曇り模様だけど、天気予報を見ると夕方から雨が降りそうだったので、実は昼食後にゆっくりと休憩する時間はなかったのである。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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