愛媛/松山旅行記④
旅行期間:2020年9月23日~26日
道後温泉本館の温泉
こちらは愛媛県松山市にある道後温泉街を代表する建築物で、現役の温泉でもある「道後温泉本館」。現在は2024年12月まで続く保存修理工事中の真っ最中で、西側部分の正面玄関は見えるようにしてくれていたが、反対の東側は鉄筋の足場で覆われている状態だった。
そんな道後温泉本館では”道後REBORNプロジェクト”として、修理工事中もこの温泉を目当てにやって来る観光客の人々を飽きさせない取り組みとして、手塚治虫の『火の鳥』とコラボして至る所にその絵やこのようなオブジェが展示されていた。
工事中の道後温泉に入浴
2021年7月4日(日)までは、北側の入口から入る『神の湯』で入浴が可能な道後温泉本館。入浴料は大人420円/子供160円となっていて、コロナ禍の影響により温泉の利用時間は1時間以内となっていた。この「利用時間1時間以内」とは誰かが監視している訳ではなくて、あくまで自主的なお願いというもの。
こちらは道後温泉本館の『神の湯』での入浴チケットで、こちらも『火の鳥』のイラストが描かれていてカラフルなデザインとなっていた。なお風呂場や脱衣所は撮影が禁止となっていたので、内部の写真は撮影できなかったのでチケットだけを撮影してみる。
道後温泉本館の『神の湯』はレトロな感じの脱衣所から始まって、どちらかというとその雰囲気を楽しむ温泉だった。ただ個人的には写真に撮らないと記憶に残らない(正確には写真を見ないと記憶を思い起こせない・・)タイプなので、写真を撮れない場所はちょっと残念でもある。。
重要文化財ともなっている道後温泉本館は、今まで約125年に渡ってここで大勢の人達を楽しませてきた建物であるが、これからも100年以上に渡って更に多くの人々を楽しませる温泉であり続けて欲しいと思う。
”白鷺伝説”にあやかって道後温泉本館の至る所には、白鷺のオブジェや刻印などを見る事が出来る。こちらの街路灯も今では時代に合わせて、綺麗な街路灯となっている。
とりあえずまず道後温泉街に到着したら道後温泉本館の温泉に浸かろうと思っていたけど、今回宿泊する【ホテル道後やや】では道後温泉外湯3館(本館/椿の湯/飛鳥乃湯泉)の割引入浴券を売っていたので、入浴料を節約するのであれば一旦ホテルでチェックインしてからがベストである。
道後温泉街はもっと温泉だらけの場所かと思っていたけど、意外とそんなに温泉に入れる施設が予想よりも少なかった。先程道後温泉本館に浸かったばかりなので、こちらの「椿の湯」などでの連チャン入浴はせずにホテルへと足を進める。
ただ今回宿泊する【ホテル道後やや】の部屋はシングルルームで、バスタブはなくてシャワーだけの設備しかなく、道後温泉街に3連泊もするので明日以降に入浴する可能性が高い「椿の湯」。
この辺りはこちらの看板にもあるように「道後湯之町」という地名となっていて、昔から温泉があっただけに「湯」が地名にまで付けられているのが分かる。なお昔から絶えず湧き出していた源泉は1946年に起きた南海地震の際に、一時的に出なくなってしまったそうだ。だから今までは出ているけども、これからも永遠に湧き続けるという訳ではない温泉。
地球から与えられる恵みである温泉は、大事にしないといけないタイ!
こちらの「椿の湯」の外壁にも今では終了してしまっている『ラブレター 〜愛を繋ぐ、愛で紡ぐ道後めぐり〜』の一環である”愛のメッセージ”が描かれていた。道後温泉街は松山市が観光資源として今後にも残していかないといけない大切な物として、力を入れて取り組んでいる姿がこのように垣間見れる。
今回宿泊する【ホテル道後やや】は道後温泉本館から北西側に位置していて、その途中の高台からはこのように道後温泉本館も見えている。
この辺りの路地は一応道路が敷かれているけど、道幅が狭いので車同士がすれ違うにはちょっと難易度がある地区。だから道後温泉のホテルなどを選ぶ際には、車で来ようと考えている人は大きな道沿いに面していて車で行きやすい立地のホテルにした方がいいとは思う。
そして坂道を2分程登った所で、「道後やや←」という案内板が見えてくる。この辺りはちょっとクネクネとしている路地街なので最初は迷いそうになるけど、慣れるとすいすいと通れる程に思ったよりも複雑な道でない事が分かって来る。
【ホテル道後やや】でチェックイン
その看板のある道を進んで行くと、すぐにホテルが見えてくる。このように旅館ではなくて8階建て程の建物になっているので、比較的見つけやすい【ホテル道後やや】。
今回宿泊する【ホテル道後やや】を選んだ理由は、朝食付きで宿泊費用がリーズナブルだったから。なお宿泊した後で知った事だけど、このホテルは楽天トラベル”朝ごはんフェスティバル”で3年連続愛媛県1位にも輝いていたり、”ゴールドアワード2020受賞”でも選ばれていたりと顧客満足度が高いホテルでもあった。
色んな充実したサービスがあって、中でも朝食の充実度は2020年に泊まったホテルでNo1でしたね!
楽天トラベルでの賞に輝いているホテルは、大体満足度が高く努力している所ばかりタイ!
こちらは【ホテル道後やや】の玄関ファザードで、道後温泉街のイメージに合わせた設計となっている。
玄関を入るとまずはこのようなみかんジュースが出てくる蛇口がお出迎えしてくれます。しかもみかんジュースはなんと3種類も用意されているので、飲み比べも出来るのです!
※ただし無制限に湧き出ているものではないので、節度をわきまえて味わいましょう!
空港からみかんジュースを我慢していたのは、ここで飲む為でした!
早速渇いていた喉にみかんジュースを流し込みます。紙コップは小さめだったので3種類全部を飲み比べします。想像以上に濃厚な味わいのみかんジュースなだけに、いくらでも飲めてしまいそうな程に美味しかったですね!
まだ部屋にチェックインするには早過ぎたので、荷物だけを預けて松山市内を散策する事にする。なおホテル「道後やや」では道後温泉本館など外湯3館の割引入浴券を販売していたので、道後温泉に着いたら温泉に入るよりも先にホテルにチェックインする事をお勧めする。
こちらは今ではサイクリングのメッカというべき存在となっている、瀬戸内海の小さい島々を繋ぐ”しまなみ海道”のPRパネル。旅先ではあまり現地でレンタサイクルを借りてサイクリングする機会がないけど、今回は1日時間を取って今治からレンタサイクルでしまなみ海道サイクリングにチャレンジする予定である。
さて荷物をホテルに置いて軽くなったので先程と比べても、意気揚々と前に進んで行く感じがする。という事で松山市内へと繰り出すが、いつもなら歩いて行くけども色々と回りたいので今回は早速路面電車を利用する事にする。
”伊予鉄”の愛称で松山市では庶民に愛されている、伊予鉄道株式会社が運行している路面電車に乗り込む。この松山市内を走る路面電車の路線は大きく分類すると、①松山市内の環状線②松山市駅~道後温泉駅を繋ぐ路線の2つに分かれている。しかし更にその中でもその行き方が違う5つの系統路線に分かれており、ちょっとややこしい路線となっている伊予鉄の路面電車であった。
さっき松山空港から道後温泉まで移動するシャトルバスも2020年10月1日から運賃改正で値上がりとなっていたけど、同じ母体が運営する路面電車なのでこちらもこの翌月から運賃が10円値上がりするようだ。
コロナ禍で利用客が減れば、その分値上げせざるを得ないタイ!
こちらは伊予鉄:路面電車で使えるお得な『伊予鉄市内1日チケット』で、道後温泉駅で買おうと思っていたけども買えずで、代わりに車内で車掌さんから購入したもの。こちらはこの松山市内を走る路面電車限定で、別に伊予鉄が運営する他の電車やバスやシャトルバスが乗り放題になるチケットもある。
なおこのチケットを買おうとしたら車掌さんから「これは5回以上乗らないとお得にならないけど、それでもいいですか?!」と念を押された。そこまでこの『伊予鉄市内1日チケット』を買う人が少ないのか?!とも疑ってみるようなセリフだったけど、これには松山市駅の上に造られているゴンドラに無料で乗れる特典もあったので、それ込みで考えると割安である。
大観覧車「くるりん」も同じ伊予鉄が運営している施設なので、観覧車に乗る人にとっては損しないメリットのある1日券です!
大街道から松山城へのロープウェイ乗り場を目指す
こちらは「大街道」という松山城の城下町として栄えていた通りで、今では「大街道商店街」としてアーケードを備えた松山市内でも最大級の規模を誇る商店街となっている。
伊予鉄の路面電車車体もこのように愛媛県ならではのオレンジ色カラーばかりではなくて、黄色とかも見かけたり新しい車体なども見かける。初めての人が乗るには路線の系統が複雑ではあるが、駅などの案内板などには丁寧に停車駅の説明などがあるので、それを確認してから乗ればそこまでの不安はない。
「大街道商店街」のある南側方面にはアーケードが延びているが、反対の北側に向かう城へと向かう道にはこのようにアーケードは付けられていない。なおこの通りは「松山ロープウェイ商店街」と名付けられているようで、主に松山城目当てにやって来る観光客向けの飲食店が多かった。
そんな通りを歩いているとこちらの「松山東雲中学校・高等学校」という学校が見えてくる。松山城の麓に造られているこの学校は、明治時代にキリスト主義の元で運営が始められた女子学園。
そんなキリスト系の学校ではあるが、このように松山城の麓だけに城門が入口として残されている。第二次世界大戦時に松山大空襲の際にこの辺りも大きく燃えたようだが、この城門だけは燃えずに残ったものだそうだ。だからこの城門の写真をもっと近くに寄って撮りたかったけども、手前の門からが敷地内でしかも女子高だったので変質者扱いされるのを警戒してここは自重する事に。。
そして少し歩くと松山城の本丸へと登れるロープウェイ乗り場が見えてくる。早速松山城を見学したい気持ちではあったものの、14時過ぎでまだ昼食を食べていなかったので先にこの周辺でお腹を満たしてからロープウェイに乗る事にしたのであった。
こんな旅はまた次回に続きます!
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