夕暮れの五色浜にいたのは五色姫ではなく、五色猫?!【愛媛旅行記㊺】

愛媛県/松山旅行記㊺

 旅行期間:2020年9月23日~26日

 

寄ってくるのは猫だけ?!

さて愛媛県でも松山市よりも南西の方にある伊予市に来て、港や砂浜が広がる五色浜に来ています。この愛媛県旅も明日で終わりなので、今日は海からの夕焼けを眺めて3日目を締めようと思ってやって来ました。

 

しかし今日は厚い雲が空を占領していた為に、このようにイマイチな感じの夕暮れの景色となってしまいました。それとこちらの短い橋には、この五色浜という名前の由来にもなったという”五色姫”の名前が付けられている。いつの時代にも若い娘たちが自害するという、切なく悲しいストーリーが存在しますが今の五色浜にはそんな悲しい雰囲気は漂ってはいません。

 

こちらには「いもたき会」というのぼりが立っていたが、この五色浜では夏の終わりから秋にかかる9月~10月上旬にかけて、秋の雰囲気を感じながら鍋などを食べる『五色浜観月いもたき』というイベントが例年行われている。

 

 

それもあって五色浜公園内にはこのように、祭りの時のように提灯などが吊るされていた。しかしこの時はコロナ禍の影響もあって、それが開催されるような感じの人の姿は見られなかったが。

 

 

五色浜海浜公園にて

こちらが「五色浜海浜公園」で、この辺りで海に散っていった五色姫と呼ばれた娘たちが五色の石に姿を変えて舞い戻ったという伝説がある場所でもある。この地方では未だにその五色姫伝説を語り継ぐ為に、全国的には珍しい女性がメインとなった祭が行われているという。

 

ただこの時はご覧のように全然この砂浜には人が見えなかった。というのも夏は終わって秋の始まりに近づいてきていた為に、海水浴シーズンは既に終わっていたからだろう。それと勿論コロナ禍の影響が大きかったのもある。

 

う~~ん・・・もう少し綺麗な夕焼けが見えると期待していたけど、ちょっとガッカリな景色だった。しかしこの雲の先でお天道様は毎日同じような綺麗な夕焼けを創り出していて、それが見えないのは手前の雲が厚いから。という事でしばし目を閉じて、心眼を通して夕焼けを想像しながら眺めてみる事に。。

 

 

五色浜の景観  動画

 

 

さすがに公園としても整備されている為に、砂浜には全然ゴミが落ちていなかった。産業革命が起きてから色んな物などが大量生産された20~21世紀には、地球上でそれまでの時代とは比べ物にならない位に爆発的にゴミが増えた。しかもプラスティックという自然分解されない物質が大量に生産されてきたので、このような砂浜も手入れしていなければ海から流れついたゴミで溢れているのだろう。

 

まあ今日の午前中は雨が降ったりもしていたので、今雨が降らずにまだ曇りだっただけでもこれ幸いなんだろう。

 

こちらは今日が愛媛県最後の夜になるので、五色浜来訪記念も兼ねての証拠写真を撮影してみた。今までの旅では三脚スタンドが無かったのでこういった自撮りは出来なかったけど、今回の旅から参加した三脚スタンドのおかげでこういった自己満足な撮影も楽しむ事が出来た。

 

そして1人ブラブラと砂浜をうろついていると、防波堤にコソコソと動き回る物体を発見する。するとこのような小さなカニさんが、上手い事壁に張り付いて動き回っていた。それにしてもカニはこのように壁を横になっても、落ちずに昇り降りできる特殊な能力を持っているようだ。

 

ただ期待していた五色姫のような、若いピチピチな女子集団は残念ながら見当たらず・・・。若い女子達は海水浴シーズンが終わると、こんな砂浜には興味がないのかもしれない。。

 

 

見つけた五色姫猫?!

そしてフラフラと五色浜海浜公園を散歩していると、ある一角でこのような野良猫ちゃん達を発見する。

 

港の近くには漁師から魚を貰うのを楽しみにしている野良猫ちゃん達が沢山いるイメージがあるけど、ここ五色浜でも誰かがこの野良猫ちゃん達に餌をあげているのだろう。

 

 

五色浜の野良猫ちゃん達 動画

 

 

そして近くにいた老夫婦も野良猫ちゃん達の姿を見かけて近寄ってくると、このように野良猫から嬉しそうにこちらのオバサンにすり寄っていっている姿が見える。

なおここでは「野良猫に餌をあげないで!」と看板が立てられていたが、このオバサンは「あっ、エサを持って来てないから買いにいこう!」と言って車でどこかに走り出して、ボクが帰り際に嬉しそうな顔をして戻って来ている車を見かけた・・・。

 

そんな猫ちゃんを見守っていたこちらの野良猫ちゃんは、どうやらその子猫達の母親猫らしく、このように一匹だけ落ち着きがあった。

 

五色浜の野良猫ちゃん達2 動画

 

 

そんな猫好きの老夫婦が一旦去った後は、こちらに目掛けて突進してきた野良猫ちゃん。日本の野良猫ちゃんは人間からあまりいい待遇をされていない猫が多いので、その大半は人間を見ると警戒して逃げていくけど、中にはこのように小さい頃から人間に餌付けされている猫は、猫の方からすり寄ってくる。

 

この五色浜では楽しみにしていた五色姫には出会えなかったけど、代わりにこのような可愛らしい”五色猫”ちゃん達に出会えたので、これはこれで満足である。

 

もしこのお祭りみたいな会場で賑わいが出ていたら、ちょっと食べ物をつまもうかなと思っていたけど、コロナ禍の影響もあって祭は中止になっていたのか、この時間帯でも全然人影は見られず。

 

こちらには新しそうな石造りの灯台が見えたけど、よ~~く見ると灯台ではなくて火が灯る箇所に時計が設置されていた。

 

今見られる郡中港は江戸時代の1830年代に造られたものだが、当時はこのような大きなタンカーなどがこんな奥まで入れる港ではなかった。その後時代を経る毎にこの港を使う船が段々大型化していき、港も受け入れる為に拡張されていき、今に至る。

 

そんな五色浜の手前にある、こちらの松などの綺麗に手入れされた植木などに囲まれている建物は「彩浜館(さいひんかん)」という、元々は道後温泉本館と同じ明治27年(1894年)に造られた集会所や料亭として使われていた建物。

 

なお今見られるこちらの建物は1989年に昔の面影を残して再建されたものなので、道後温泉本館と同級生の建物ではなくなってしまっている。また。1909年には伊藤博文が松山市にやって来た時に、ここ彩浜館に立ち寄ったともされている。

 

さて17時30分頃という事で、そろそろ今晩は何を食べようかと思案しだす頃合い。松山市内に戻って食べるのもいいけど、ここは港の近くだけあって魚なども美味しく食べれるお店がありそうだ。

 

 

こちらはJR四国予讃線の「伊予市駅」で、JRの駅は私鉄である伊予鉄道グループの建物に比べると、あまり費用が掛けられてない簡素な設計になっているように見受けられた。

 

そしてここでやっと壁に描かれている五色姫を発見する事が出来た!しかし残念ながらそんなそれぞれに色の違う着物を着た五色姫達の絵が描かれていたのは、こちらのトイレの壁だったのだが・・・。

 

さて伊予市内をウロウロしてみるけど、1人で気楽に入れそうなお店が見つからずに、ただブラブラと歩き回る。グーグルマップで調べるとこの辺りで口コミ評価の高い”とんかつ屋”が出てきた。普段からトンカツは大好きだけど、こんな伊予市という港が近い場所までやって来てトンカツというのも・・・。

 

こちらは歩いているとたまたま目に入った「スナック:リスク」というお店の看板。個人的にはあまりこういうスナックを自ら利用しようと今まであまり思わなかったけど、約2年程前にスナックに月3~4回知人と通った時期がある。それにしてもスナックって、店内がどういう店かが想像しにくい名前が付けられている事が多いし、また店内が見えない重厚な扉となっている所が多い。だから余程の勇気がないと、こういうスナックの店内には辿り着けないのである。

 

この郡中駅周辺を約30分程歩き回ったけど、結局ボクの直感にフィットするお店が見つけられなかったので、残念ながらこの伊予市での食事はアッサリと諦めて沢山の飲食店がある松山市へと戻る事にした。

 

そして18時30分頃に松山市駅に到着すると、既にこのように周囲は陽が落ちて黄昏タイムも終了して、だいぶ暗くなっていた。そんな暗くなった松山市内でいつもながらのブラブラ歩きながらの、夕食を食べる店探しの始まりとなるのであった。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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