藻塩アイスと共に味わう亀老山展望公園からの絶景【愛媛旅行記㉚】

愛媛県/松山旅行記㉚

 旅行期間:2020年9月23日~26日

 

絶景と藻塩アイス!

愛媛県今治市の瀬戸内海に浮かぶ大島で、坂道を約30分登ってやっと「亀老山展望公園」の頂上に辿り着きます。車だったら疲れずに登って来れる坂道ですが、自転車だと結構キツイ坂が待ち受けていたので、いいトレーニングにもなる坂道でした。

 

大島の中でも南側にある亀老山展望公園なので、標高約300mの頂上からは瀬戸内海の景色と共に来島海峡に架かる来島海峡大橋などの綺麗な景観を楽しむ事が出来る場所で、意外と大島の中でも人気スポットとなっている。

 

 

亀老山展望公園にて

亀老山展望公園は「きろうさん」といい、老いた亀のように見える小高い山だったから、そう名付けられた場所だろう。

 

そして展望台公園の駐車場を抜けると売店があり、そこで早速「亀老山オリジナル:藻塩アイス」が販売しているのが見える。さっきの坂道を約30分間頑張って登って来れたのも、頂上で待ち受ける来島大橋の景観と共にこのアイスがあったからだ。

 

早速アイスを食べようかと思ったけど、先客がいて売店のオバチャンも1人で対応していて時間が掛かりそうに見えたので、先に展望台へと向かう事にする。

 

すると「亀老山」という名前の由来にもなっている亀の大きな石像が置かれていた。ただ甲羅のサイズの割に、頭や体が大きいように見えてしまうのは気のせいかな・・・?!

 

その横に置かれていた亀老山という名前になった由来が書かれている看板。ボクはこういった昔話は信じないタチだけど、観音像を亀が背負うという時点で話にムリがあるようにしか感じないのである。。

 

今では瀬戸内海に浮かぶ島の売りとして「村上海賊」が最近よく売り出されているけど、海賊というよりは戦乱の時代だった昔は、至る所で襲われたりするのが今とは違って普通だった時代。だからこの当時の人達がもし今の時代にタイムスリップしてきたら、「なんて平和な時代なんだ!!」と驚く事だろう。

 

さてアイスを我慢して先に展望台の方へ向かうけど、一般的な素朴な展望台かと思っていたけど、結構凝った造りの鉄筋コンクリート造りの展望台入口が待ち受けていた。

 

この亀老山展望公園は昔からあるが、今のこの展望台は「隈 研吾(くま けんご)」という建築家が自然と調和して、かつ360度周囲を見渡す事が出来るが、下からはその展望台の建物が見えないという自然に溶け込むコンセプトを掲げて1994年に造られたもの。

なお隈 研吾氏設計の建物で有名な所は、六本木のミッドタウン周辺にあるサントリー美術館朝日放送、銀座のティファニー、そして2019年に仕上がり2020年に行われる予定だった東京オリンピックのメイン会場である国立競技場も彼の設計である。

 

 

この亀老山展望公園はこの大島の中でもほぼ南端付近にあるので、そこから四国本島に繋がる来島海峡大橋がよく見える場所としての写真スポットでも結構有名な所。

 

展望台から来島海峡大橋を眺める!

そんな隈研吾氏設計の展望台はこのように山頂がくり抜かれているように造られており、道理で下から登ってきた時に展望台らしき建造物が見えなかった訳だ。1994年以前のこの展望台は山頂部分が水平に切られた上に展望台があったけど、今ではこのように周囲から見た時にその展望台の建物が見えないように設計されているのだ。

 

ただこの日はちょっと天候が悪かったのが残念である。これが天気のいい時であれば、瀬戸内海の海が綺麗な青色で写真映えしただろう。

 

写真奥に見えるのは南側の今治市内の景色。恐らく今治城も小さくは見えているのだろうけど、肉眼ではほとんど見えなかったが。。

 

 

亀老山展望台の景色 動画

 

 

そしてこの展望台は一見迷路のようにも見える階段が続いており、「一瞬展望台の一番上まではどうやって行くのだろう??」と思ってしまう程の造りになっている。

 

午前中に渡って来た来島海峡大橋は、またこの展望台からの景色を満喫した後に再び橋を渡って今治市内へと戻る予定。ただ本日借りているレンタサイクルも当日中に借りた場所に返せば、1日1,100円で済むというのがとても格安な値段に感じる。まあ恐らくこのお店ではあまり儲ける事よりも、その自転車でしまなみ海道をサイクリングしてもらって、そこでお金を落としてもらってトータルでリターンが増えればいいという考えなのかもしれない。

 

 

亀老山展望台の景色 動画2

 

 

こういう海に囲まれた島は何とも言えない落ち着く雰囲気が漂っている。理想を言えばもう少し観光客が少なければ何も言う事が無いのだろうけど、人気のしまなみ海道の中でもここは結構観光客が訪れる展望台のようだ。

 

亀老山展望台の景色 動画3

 

 

しかしまあよくこんな海流が激しい場所に、これだけの大きく長い橋を造ったものである。昔の木で橋を造るしか技術が無かった時代は、嵐が来ると増えた水流で橋が流された。そこで次第に石橋を建造する技術が出てくるも、20世紀になるとこのような色んな形の建造技術が出てきて飛躍的に橋が頑丈になっていった。

 

 

売店で藻塩アイスタイム!

さて亀老山頂上からの景色を満喫した後は、さっき素通りした売店に立ち寄る。こちらには飴が売っていて、1袋200円、2袋300円と安くなるが、3袋買うと500円になる。だから「2の倍数で買った方がお得だよ!」と売店のオバチャンに言われて、4袋600円でお買い上げ。

 

こちらは伯方島まで訪れた記念として、ここで購入した「伯方の塩飴」である。「伯方の塩」を使っている塩飴だけど、この伯方の塩の原料となる塩の大半は海外産である事はあまり知られていない。

 

そしてあまり見かけないびわ味の「びわ飴」も購入する。この「伯方の塩飴」と「びわ飴」は帰りの飛行機のCAさんに、プレゼント用として選ぶ。

鯛五郎丸
鯛五郎丸

もっといいお土産をあげればいいのにタイ!

案外このようにローカルなお菓子の方が喜ばれる事も多いんです!

 

そしてこちらがここ亀老山の頂上まで続く2.8kmの坂道を登ってこれた原動力にもなった「藻塩アイス」

 

疲れた体に塩が入って少し甘いアイスは、とても美味しく感じる。これも頑張って体をフル活動させて、沢山の汗を掻いて坂道を登って来たからこその美味しさである。

 

この時はここに自転車で来ていたのはボク1人だけ。売店のオバチャンに聞くと、たまに同じように自転車で登ってくる人がいるらしいけど、その人達も途中にあった藻塩アイスの看板を見て勇気づけられたと言っているという。

 

ただここでもあまりゆっくりとする時間はない。というのも今はまだそんなに厚くはない雲が、次第にこの辺りに雨を降らす予定となっている。

 

たまに旅行先で見る海にはあまり船が通っていないイメージがあるけど、この瀬戸内海は海賊がいたという程に昔から海上交通の要所だった場所だけあって、このようにここからだと小さく見える船が結構な数行き交っていた。

 

この瀬戸内海と呼ばれる地帯には小さい島も含めると、700個以上も島があるそうだ。ただそれの島全部に人が住んでいる訳ではないけど、島に橋が架かっているのはこのしまなみ海道が造られている部分だけで、それ以外の殆どの島は未だに船で他所と行き来している。

 

そして登るのはしんどくて長かったけど、降りるのは自転車があれば一瞬。標高約300mからの滑落はあっという間で、亀老山展望公園の見学がこれにて終了となる。

 

そして藻塩アイスで体力が回復された気分になっていたので、これからも頑張って自転車を漕いで今治市内へと戻ります。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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