愛媛県/松山旅行記53【完結編】
旅行期間:2020年9月23日~26日
終わりは始まりに過ぎない!
さてやって来たここ愛媛県にある松山空港。やっぱり電車の旅もいいけど、飛行機の旅の方が旅行をした感じが深く脳に刻まれる感じがする。ただそれが化学的に立証されているという訳ではなくて、あくまでも個人的な主観による思い込みだと思うが。。
松山空港の展望台にて
まず空港に到着すると一旦チェックインした後に、その空港内に設置されている展望台に向かう。ボクにとってはそこまで興味がない飛行場の景色だけど、飛行機マニアの甥っ子からすると「めっちゃスゲ~~!!」と感激する場所のようだ。なので毎回写真や動画を沢山展望台で撮って、甥っ子ちゃんに送るのが1人旅の恒例行事となっている。
この松山空港は元々は大帝国日本海軍が造った飛行場で戦後の1960年代から民間輸送を開始していき、今では日本国内で15番目程の利用客が扱う空港となっているようだ。
展望台の景観 動画
フライト時間は13時という事でちょうど昼飯タイムに空港に到着していたけど、空港内のレストランとかは外に比べると割高なテナント料などが上乗せされているイメージがあるので、あまり空港内では食べたいとは思わなかったのでここでは昼食を我慢する事にする。
今回の愛媛県旅も松山城をグルグルと探索して、更には今治市まで足を延ばしてしまなみ海道でサイクリングまで行ってきた。しかし今回もこのようなパネルで一緒に写真を撮るマドンナに、出会う事はなかったのであった。。
また次の機会に期待するんジャ!
今回初めてやって来た愛媛県だけど、今までは愛媛県と言われるとこちらの看板にある「ポンジュース」のイメージしかなかった。しかし柑橘類と一口では言い切れない程に沢山な種類が栽培されているので、瀬戸内地方の気候を活かした柑橘類を存分に味わえる場所だった愛媛県。
空港内にはこちらの地面に描かれている「みきゃんガーデン」なるテナントもあったけど、この時はコロナ禍の影響でシャッターは閉まって営業停止中であった。。
観光客が大幅に少なくなった2020年だけど、このように昼頃はまだ空港内のお土産屋さんとかは、それなりに営業していた。この頃はそれなりに観光客が動き出した頃だったけど、お客さんが少ない時は店員さんの方が多い位の光景も見られた。
そしてこちらには海外からの観光客もターゲットにした、松山市内を代表する観光地をバックにして合成した記念写真を撮影できるプリクラ。「世界でココだけ!」ってポップが貼られているけど、そこまで魅力的に見えないのはボクだけかな?!
さてお土産屋さんで少々お買い物タイム。荷物はリュックサック1つのみで、なるべくリュックに入る分だけしかお土産は買わないようにしている。というのも去年(2019年)は海外旅行でお土産を買い過ぎたので、この2020年からはあまりお土産を買わないようにしたのだ。
しかしこういったパッケージなどにこだわった商品を発見すると、思わず昔の習性で買ってしまうのである。ただサイズは大ではなくて、小を選んだのであるが。
こちらは昼飯代わりの缶ビール。早く空港に到着してしまうと、展望台やお土産屋さんなどを散策したり物色しまわったりしても、搭乗までの時間が余るのでここでも今回の旅を振り返りながらの一杯。
そして梅津寺駅近くにあった「みきゃんパーク梅津寺」で見かけた、可愛らしいパッケージで個包装されている「みきゃん飴」も購入。ちなみに空港で購入した方が、若干安かったのであった。
今までは全然想像にもしなかった新型コロナウイルス感染によるパンデミックでは、今までのライフスタイルが根本から否定される時代に移り変わる要因となってしまった。前までは簡単に海外へ旅行出来ていたのが、それが困難な時代になってしまった。
伊丹空港へ向けて出発!
さてそろそろやっと飛行機の搭乗時間がやって来た。今までは国際線に乗る事が多かっただけに、国内線でこのような小型機に乗り出すと、乗客が搭乗するのに掛かる時間の短さに初めは驚く。
さて飛行機での旅はこの搭乗ゲートを進む時が、一番ワクワクすると言っても過言ではない。勿論帰りの飛行機は行き程はワクワクしないけど、毎回旅行先では十二分に楽しんでいるので特に悔いも無いので、帰りも楽しい気分になれる。
搭乗ゲートにはこのような手作りのポップなどが張られており、JALスタッフの心意気が感じられる。このような絵も今では簡単にパソコンで描けるけど、やっぱり直筆で描いたものにはその人間らしさという特徴が表れるので、手書きの良さが出ているように思える。
飛行機の座席は事前に指定できるので、基本的には一番後ろを選び、もしくは隣が空席の場所を毎回選んでいた。このコロナ禍で国内旅行をしてもコロナウイルスにもし感染すると迷惑を掛けるので、旅は楽しみながらも最大限の警戒心は常に持つように心掛けていた。
そして今回の飛行機のCAさんには、シンドイ思いをして山の頂上にある「亀老山展望公園」まで登り、そこで購入した伯方の塩飴とびわの飴ちゃんをプレゼントした。すると伊丹空港に到着して飛行機から降りる際に、こちらのポストカードを頂く。
そして裏面にはこのような可愛らしい直筆のメッセージが書かれていた。
「また、素敵なプレゼントも頂き」と書かれているが、
これが飴ちゃんの事か、それともボクの笑顔だったのか?
飴ちゃんに対する嫌みと違うかなタイ?!
<まとめ>
この愛媛県松山市を中心に巡った旅もこのブログが公開される頃には、実際に訪問してから約1年後とかなりの時間が経っている。
リアルタイムで公開している旅行記ではないので、そんなタイムラグも楽しみつつご覧いただければと!
今回の愛媛県旅もこれまでと同様に、実際にやって来るまでは特に松山市内に何があるかという情報は殆ど持ち合わせていなかった。この愛媛県を選んだのも伊丹空港からJAL便が飛んでいる先だったのが、選んだ理由でもあった。この2020年8月から始まった”GO TO キャンペーン”を使い、楽天トラベルでJAL便がセットになった”楽パック”では飛行機とホテルの選択でかなり自由度があったので、主にこの楽天トラベルを使い国内旅行をした2020年。
そして松山城についてはこの旅行直前にNHKの番組『ブラタモリ』でこの松山城を訪れていた回が放送されていて、その松山城の堅固な造りについて解説していたので、ちょうどその知識が予習ともなって役立った。
江戸時代の天守が現存しているのは、日本全国でも数えるだけしかない。その中でもこの松山城は、天守の周りを守る本丸自体も一部は焼失してしまって再建された物もあるけど、ほぼ昔の造りが維持されており今でも昔の景色そのままになっている。ここまで残存しているのは更に珍しくて、他の城以上に本丸見学を楽しめるのである。
そんな松山城を江戸時代に築城したのは、熊本城の加藤清正と間違えやすい、こちらの「加藤嘉明」である。そして実際に松山城を訪れてみると分かるのであるが、その城がとても堅固な造りになっていたのは、西日本に散らばる外様大名などを牽制する重要な要所だったからである。徳川家康にとって西を守る拠点としてこの松山城を考えていたので、藩主が改易となると信頼できる甥の久松松平家をここに移動された事からも推測できる。
そして今回もアクティブな運動をしようと思っていた。九州旅では桜島一周サイクリングで、ある程度自信を持ったので今回は思い切って人気のサイクリングロードである「しまなみ海道サイクリング」に挑戦してみた。
今治市側からしまなみ海道サイクリングを始めると、最初に立ちはだかるのがこちら全長約4kmの「来島海峡大橋」。普段なかなかこれだけの大きな橋を眺める事がないので、渡る前から写真を撮りまくりであった。
そんな来島海峡大橋を渡り、辿り着いたのが「大島」という島。この大島では結局島の外周をほぼ一周する事になったけど、最短ルートの山道ではなくて、外周ルートを走ったからこそ見れた光景が目に焼き付く。
1人旅だと全然人がいない所では自撮りが出来なかったけど、今回は心強い三脚スタンドが新しく相棒となっていたので、1人楽しく旅が出来たのであった。
こちらの道は大島の南側にある「亀老山展望公園」へと登る道。車だったら簡単に頂上まで上がれるのだが、電動アシストが付いていない自転車だと頂上まで登るのが一苦労な場所だった。しかしこの「美味しい藻塩アイスが待ってるよ!」という看板に3回ほど励まされて、何とか諦めずに頂上まで登る事に成功する。
そんな亀老山展望公園の展望台から見える景色がこちら。大島側の高台から来島海峡大橋が見える場所として、写真スポットにもなっている場所だったので頑張って登ってきて良かったと思える景色であった。
そしてそんな亀老山展望公園の展望台へ登る気力を与えてくれた藻塩アイス。
やっぱり人間には目標が大事だと、痛感した瞬間でした!
こちらは愛媛県のマスコットキャラクターである「みきゃん」柄ボクサーパンツ。3日目はこのパンツを履いて松山市や伊予市などを巡ったけど、まさかボクがこのパンツを履いていると思う人はいなかった事だろう。。
「海沿いにあるから」という理由だけでやって来た梅津寺駅。勿論ここからの景色は素晴らしいものであったが、この駅自体が昔の人気ラブストーリードラマのロケ地としても有名だったとは全然知らなかったのである。
そんな梅津寺町で海岸線を眺めながら飲めるビールを味わえる時間は、とても至福な瞬間であった。特に日本人は「生きている限りは働くもの」という考えが暗黙の了解みたいになっている人種だけど、働く事で失うものもあるし、働かないで得れるものもある。働き過ぎて過労死したり自殺したりする人が増えているのは、そういう事も自分で考えられない程に追い詰められている現代病に知らず知らずのうちに罹ってしまっているからである。
だからたまには一服して休憩する必要があるんです!
アンタは休憩し過ぎやで!(怒)
松山市でも一番人気の偉人は正岡子規だったけど、それに次ぐ尊敬されている偉人はこちらの秋山兄弟。特に司馬遼太郎が書いた『坂の上の雲』という作品の影響力が大きいみたいだけど、今の若い子達には全然知名度がないのだろう。しかしこのように国内旅行をすると、こんな像などとも出会って色んな知識を得る事が出来る。
そして三津港周辺で”地元民のソウルフード”という謳い文句ともなっている名物料理「三津浜焼き」。簡単に言えば”広島風お好み焼き”なんだけど、目の前で焼いてくれてアツアツで食べれる三津浜焼きはとても美味しかった。この時はうどん入りを頼んだけど、そばの方も食べてみたいと今更ながら思う。
こちらも愛媛県の郷土料理となっている”宇和島風鯛めし”。ここで初めて「鯛一郎クン」と出会ったけど、出し汁に卵を混ぜると卵の味が勝ってしまって、あまり鯛一郎クンらしさを感じられなかったような気がした・・・。
次は鯛一郎クンの刺身も食べるタイ!
松山市では道後温泉街の近くに奈良時代からあるという歴史ある「石手寺」がある。こちらの門は鎌倉時代に建てられたもので、国宝に指定されているという偉大な門。それ以外にも東南アジア系仏教の像なども置かれていたりと、古いながらも海外とも交流していて斬新な寺でもあった。
ただそんな石手寺を訪問する人の大半は、寺で販売されている「焼き餅」が目当てなのだろう。こちらはヨモギ味の焼き餅であったが、作り立ての温かい焼き餅は1パック10個入りを一瞬で食べきってしまう程に美味しかったのである。
今思うと石手寺に置かれていた、この壮絶な断食修行を行った仏陀像から感じられる事というと、人間というのは周囲との闘いよりも自分自身との闘いの方が実は重要だという事である。
人は生きていく為に食糧を食べないといけない。
食糧を食べる為にはお金を得ないといけない。
お金を得る為には働かないといけない。
人々は無意識にこう、思い込んでいる。しかしこの仏陀の像を見ると、実はそれらは”しないといけない事”ではなく、自分達が勝手に”しないといけない事”と思い込んでいるだけだという事を思い起こさせてくれる。
人間には働く時期も勿論必要だけど、それ以外にも人間として楽しく生きる必要がある。職場が全てではなくて、色んな場所へ行き、色んな道を通り、色んな人と出会う。そこで得た色んな笑顔や失敗も全て人生にとっての大きな経験値となって、その後の自分の人生にとって肥やしとなる。
旅は先入観や偏見やケチな了見をブチ壊してくれる。その為だけでも旅に出る必要がある。
by マーク・トウェイン(Mark Twain)
以上。
2021.4.21
<完>
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