三津浜焼きの名店「みよし」はカウンター席で楽しむべし!【愛媛旅行記㊵】

愛媛県/松山旅行記㊵

 旅行期間:2020年9月23日~26日

 

心がこもる味

さて愛媛県松山市でも北西側にある三津の町で、この町名物ともなっている”三津浜焼き”という、ここに住む人達のソウルフードになっているというお好み焼きを探して、このお店に辿り着きました。

 

なお目的のお店の横にはこのように「ダルマラーメン」という、軽トラを使っての屋台ラーメンの車が見えているけど、このダルマラーメンとこれから入ろうとしているお好み焼き屋さんは全然関係がないという。

 

そしてこちらの「お好み焼き みよし」というお店の前に行くと、お好み焼きのいい香りが漂っていて、窓にはちゃんと「営業中」という札が見えたので思い切って店内に入ってみる事にした。

 

 

「みよし」で昼飯タイム!

店内はあまり広くなくて、後ろにはテーブル席があったけど若者グループが占有していたので空いているカウンター席に座る。やっぱりこういった鉄板焼き料理は、カウンター席に座るのが醍醐味である。

 

このようにメニューはシンプルで「うどん」か「そば」かを選ぶだけ。あとはそれと大盛が良ければ麺をダブルにしたりも出来る。とりあえずここでは深く考えずに、スッと頭に浮かんできた「うどん」で注文する。

なおメニューに書かれている「肉玉台付」とあるが、三津浜焼では生地の上に麺が乗っているのを”台付き”と呼ぶそうだ。

 

このお店は出前はやっていないけど、持ち帰りが出来るのでコロナ禍だった2020年も結構忙しいという。特に昼前から注文が重なるので、この昼の時間帯はメチャメチャ忙しいんだとか。

 

さて目の前ではうどんとそばが、それぞれ鉄板で焼かれ始めている。中国地方のお好み焼きには麺を入れて焼くのが一般的なので、この地方では「焼きそば」というメニューが無いという。だからお好み焼き屋さんで「焼きそば」を頼む人は、関西人だとすぐに分かるとか。

 

 

三津浜焼きが出来る様子① 動画

 

 

こうやって目の前で焼かれている様子を見ていると、普段お好み焼き屋さんに入ると焼きそばを頼む事が多いので「うどんではなくて、そばにしとけば良かったな~」と思うも既に時遅し。

 

ただこの三津浜焼きはこの三津の人達からすると、そばではなくてうどんを入れて食べるのが一般的だという。まあ最終的にはそれぞれの人の好みによるけど、どちらでも三津浜焼きは楽しめるという。

 

この狭い店内ではオバサンが1人で対応していたので、確かに一番忙しい昼時は大変だろうと思う。しかしこのお店で十数年も働いているというこちらのオバサン曰くは「もう動きが染みついているから、流れ作業みたいなもの」と言っていた。

 

まずは生地の上に麺を置いて、天かすを振りかけてからみじん切りにしたキャベツを豪快に乗せていく。大人数でこの店に来たならテーブル席は仕方ないけど、1人で来た際はこのカウンター席を強くお勧めする。

やっぱり料理が出来ていく様子を見ているだけで、更に美味しく見えるから!

 

うどんもいつの間にかソースが絡められて焼かれていたので、こんがりといい色になってきている。

これは出来上がりが待ち遠しい・・・

 

次は豚肉を上に乗せていきます。なおこのオバサンは女主人みたいな雰囲気を出していたけど、話を聞いてみるとパートだそうだ。経営者は別に居て、駅近くにもお店があって、数人のパートさんと交代シフトで働いているという。

 

 

三津浜焼きが出来る様子② 動画

 

 

そしてひっくり返されたお好み焼きから、うどんが窮屈そうに顔を出しているのが見える。

鯛五郎丸
鯛五郎丸

まるで「早くオレを食べてくれ~~!」と言っているみたいタイ!(笑)

 

そしてこのお店は駅前の店と数人のパートさんで入れ替わりで営業しているので、毎日同じオバサンが担当している訳ではないそうだ。だから行く日によって焼いてくれるオバサンが変わるという。

 

鉄板の脇にはオリジナルのソースらしきものが見えている。ただ既に料理中にたっぷりソースを掛けて作ってくれているので、このソースをわざわざ掛けてまで食べる必要もなかった。

 

 

三津浜焼きが出来る様子③ 動画

 

 

そして卵が鉄板に落とされてすぐに目玉焼きとなりそうなタイミングの前に、上からお好み焼きを乗せていく。

 

2020年はコロナ禍でこのような飲食店も活気が無くなったのかと思っていたけど、持ち帰りをやっているとコロナ対策で持ち帰りの注文が増えて、忙しさは例年通りだったそうだ。

 

 

三津浜焼きが出来る様子④ 動画

 

 

そして注文してから約8分程で「肉玉台付うどん」(600円)の出来上がり。忙しい昼間だったら30分以上待たないといけない事もあるらしいけど、ちょうど昼間のピークを後ろにずらして入店した為に待たずにお好み焼きにありつけた。

 

オバサンから「お店によってはコテしか出てこないお店もあるけど、ここでは箸もあるから箸で食べてもいいよ!」と声を掛けてくれた。ただそう言われるとコテで食べたくなってしまい、思わずコテで食べようかと思ったらオバサンに箸を使うように半ば強制されたので使い慣れている箸を使って食べる事にした。

 

そして事前に出来上がりのタイミングで出すようにお願いしていた瓶ビールが到着する。そしてこのような煩雑なお好み焼き屋さんにも関わらず、グラスが冷やされているのが素晴らしいポイントである。

酒好きのウィークポイントを心得ています!

 

この昼間にも関わらず、先程梅津寺駅近くで飲んだ生ビールに続き、本日2杯目のビールにありつく。また熱いお好み焼きとビールが合うのであります。

 

三津浜焼きとビールは最高のコンビネーションで、お酒を飲めない人はめちゃくちゃ人生を損しているように見える光景である(ただしお酒を飲まない人からしたら、単なる浪費にしか見えないのだろうが・・・)。

 

ソースがたっぷり掛けられているので、わざわざソースを掛けなくても問題なくて、お箸が止まらない程の美味しさ。やっぱりお好み焼きは大阪風ではなくて、この瀬戸内海周辺の広島風というか、麺が入ったお好み焼きの方が断然美味しく感じる。

 

そしてお好み焼きを食べていると他のお客さんが帰って、ボク以外に入ってくるお客さんが居なかったので、ここでオバサンは休憩タイムとばかりにボクに向かって喋り出した。ボクもこれからドコかに行きたいとあまり考えてなかったので、ゆっくりとオバサンの色んな話の聞き役となった。

このオバサン曰くは「70歳位でも働かせてくれているのがとても有難い」と言っていた。それと日常生活での事など、何だかんだ約30分ぐらいに渡って色んな話を聞かせてもらった。。

 

という事で入って正解だった「みよし 三津店」。この三津には他にも色んなお好み焼きさんがあるけど、やっぱり座るならカウンター席が一番である。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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