二之丸史跡庭園から松山市庁舎などを横切って観覧車を目指す【愛媛旅行記⑮】

愛媛/松山旅行記⑮

 旅行期間:2020年9月23日~26日

 

観覧車を目指しての道を進む

二之丸史跡庭園のせとか

ここはまだ松山城本丸の脇にある、藩主などが暮らしていた二ノ丸内に復元された「二之丸史跡庭園」。この敷地内ではこのように1/4の場所で色んな柑橘類の木が植えられており、柑橘類好きにとってはなかなかに楽しめる場所ともなっている。

鯛五郎丸
鯛五郎丸

柑橘類が好きでない人でも楽しめるタイ?!

 

二之丸史跡庭園のせとかの看板

こちらは「せとか」という柑橘類で、「清見」「アンコール」「マーコット」といった柑橘類を掛け合わせて品種改良されて生み出されたもの。この「せとか」は果汁糖度が13~14度もあってかなり甘い柑橘類となっており、日本で生産されるうちの約70%がこの愛媛県で栽培されているという。

 

二之丸史跡庭園の柑橘類

一口に柑橘類っていうけども色んな種類があって、結構奥深い柑橘類。そしてこの瀬戸内地方にある愛媛県はそんな柑橘類でも有名な場所で、今回泊まるホテルの朝食にも10種類以上の柑橘類が並べられていた。

 

二之丸史跡庭園の恋人の聖地のオブジェ

この「二之丸史跡庭園」は”恋人の聖地”とも謳っているだけあって、そのフレーズに引き寄せられて来園した若者達向けのオブジェなども、ちゃんと設置されていた。若いカップルとかはまだこういう場所で、甘酸っぱい柑橘類のような恋愛を楽しめるが、歳を取る程に楽しめなくなるのかもしれない。

 

 

二之丸史跡庭園の恋人の聖地のオブジェ付近にあったメッセージボックス

そして”恋人の聖地”ではこのように「誓いのメッセージ」なるものも書き込めて、その一部がここで張り出されていた。こういったメッセージを書くのも若い頃だから出来るもので、実際にメッセージを書いた人が10年後などになって振り返って見ると、ただ恥ずかしいだけかもしれない。

 

二之丸史跡庭園の恋人の聖地のオブジェ付近にあったメッセージボックスのアップ写真

このように生々しい「誓いのメッセージ」がそれぞれに書き込まれているのが見える。果たしてここに書かれているカップルの中で、その後うまく行ったカップルは何組いるのか??

 

二之丸史跡庭園の塀

勿論そんな誓いのメッセージを書く相手も無いし、もし居たとしても書く気もないのでひたすらに園内を散策するのである。。

 

二之丸史跡庭園の景観

それにしても園内で柑橘類を栽培しているだけあって、このようにとても綺麗に管理されていて、ゴミなどは全く落ちていなかった。

 

二之丸史跡庭園の景観1

こちらは「キンカン(金柑)」で、その皮だけを食べるイメージが強い柑橘類だけど、果肉も食べる人もいる。

なおボクは果肉までガリガリと食べるタイプである!

 

二之丸史跡庭園に植えられている柑橘類

この二の丸跡は元々は色んな建物が建てられていたが、焼失してしまって何も残っていなくて、その遺構跡だけが残っていた。そして平成になって復元作業が始まったが昔あったとされる建物全てを再建すると、かなりの費用と時間が掛かる為に最低限の建物だけを再建し、残りはこのように「部屋跡」という案内だけを置いて柑橘類を植えている。

 

二之丸史跡庭園に植えられている柑橘類1

こちらの「小使部屋」跡には先程食べた「スダチ」が植えられている。恐らくここで栽培されて熟れたスダチを採って、この庭園受付に置かれていたのであろう。

 

二之丸史跡庭園にある井戸跡

今日は曇り空が広がっている一日だけど、そのおかげであまり暑くはなくて、心地よい気候となっている。この瀬戸内地方はこのように温暖な気候だけに、とても過ごしやすい場所に思える。

鯛五郎丸
鯛五郎丸

瀬戸内地方は気候がいいので、瀬戸内海はもっと気持ちいい場所タイ!

 

 

二之丸史跡庭園に植えられている柑橘類2

こちらは酸っぱい柑橘類として一番有名な「レモン(檸檬)」の木。大阪で暮らしているとまずお目にする事が出来ないレモンの木だけに、この瀬戸内地方に来たからこそ目に出来る光景である。なおこのレモンの原産地はヒマラヤ山麓とされており、寒い場所には向かずに瀬戸内の温暖な地方でよく栽培されている。

 

二之丸史跡庭園に植えられている柑橘類3

こちらは「カラマンダリン」というあまり聞き馴染みの無い、ミカンの一種。元々はアメリカで開発された種であるが、世界的にはあまり栽培されてなく、珍しい種であるという。

 

二之丸史跡庭園の櫓

さてそろそろ16時半頃となってきて、園内も一周して見所も全部見尽くした感じになってきて隣には恋人もいないので、そろそろ”恋人の聖地”を後にする事に。

 

二之丸史跡庭園の閉まった門

そしてこちらは「二之丸史跡庭園」出入口の門であるが、ボクが出るとすぐに固く閉められてしまった。

・・・というのもボクが最後の来場者だったようだ。。

 

二之丸史跡庭園の復原された建物1

この二の丸跡を見つけてすぐに園内に進んでしまったけど、このように復元されているのは園内の庭園だけではなくて、この「多門櫓」などの昔あった建物などの方がメインだったのかもしれない。

 

二之丸史跡庭園の復原された建物の案内

こちらにあった案内板によると、この二ノ丸邸は加藤家の後にやって来た蒲生家の時代(1634年頃)に造られたものだが、明治時代の1872年に火災によって焼失してしまったという。その後昭和59年(1984年)になって約3年の歳月を掛けた発掘作業の末に遺構を検出して、その後平成に入って復元された。

 

二之丸史跡庭園の復原された建物

なので平成に入ってから復元されたものなので、石垣もさっきまで見てきた江戸時代に造られた汚れている感じと違って、まだ真新しくて綺麗な石垣となっているのが分かる。石垣の積み方は昔のように真似して造れるけど、その汚れた年季が入った感じになるのは、あと数百年は経過しないとその雰囲気は出てこないのであろう。

 

 

松山市内中心部の観覧車を目指す!

二之丸史跡庭園から見る松山市内中心部

という事で二の丸跡地の庭園を散策した後は、次の目的地でもある松山市駅の上に造られている観覧車を目指します。このように二の丸跡からは、頭が飛び出すように観覧車が見えている。

 

二之丸史跡庭園近くにあった「誠心」の記念碑

こちらには「誠心」と文字の入った記念碑が見えてくる。こちらはこの二の丸跡に昔造られていた「松山市立城東中学校」という学校の31周年記念碑として、昭和52年頃に建てられたもの。この「松山市立城東中学校」という学校は、1983年に御幸中学校と統合し「松山市立東中学校」となって、今では無くなってしまっている。

 

二之丸史跡庭園から松山市内へ歩いて向かう途中に見える堀

こちらは松山城の周辺を取り囲むようにして造られている堀。先程松山空港からのシャトルバス車内から見えていた、幅のある堀となっている。

 

二之丸史跡庭園から松山市内へ歩いて向かう

さてここから観覧車のある松山市駅までは路面電車に乗る方法もあるけど、路面電車もここから一直線に松山市駅に向かうのではなくて、ちょっと迂回するような形で路線が造られている。今日使える路面電車の一日乗車券を持っていたけど、ここは松山市内を満喫する為にそんなには遠くないので徒歩を選択する事にする。

 

二之丸史跡庭園から松山市内へ歩いて向かう途中に見える建物

こちらの明治時代に造られたようなレトロな建築物の外観をしている建物は「愛媛県庁舎」で、1929年(昭和4年)に建てられたもので国の登録有形文化財としても登録されている。ただ1994年に大補修されており、約90年前に造られた建物には見えないような綺麗な外観となっている。

 

二之丸史跡庭園から松山市内へ歩いて向かう途中に見える松山市庁舎1

そんな愛媛県庁舎を南の方向へ進んで行くと見えてくる、こちらの建物は「松山市庁舎(松山市役所)」。先程見た愛媛県庁舎とは違ってまだ比較的新しい松山市庁舎は、見た感じだけではそんな威厳を感じない建造物となっていた。

 

二之丸史跡庭園から松山市内へ歩いて向かう途中に見える松山市庁舎の看板

このような市役所や県庁舎などはお城の近くに建てられている事が多いけど、それは城が街の中心部であり、明治時代になって城の周辺が官庁に払い下げられた為。

 

二之丸史跡庭園から松山市内へ歩いて向かう途中に見える松山市庁舎

こちら松山市役所にはこのような垂れ幕が掛かっており、「プロ野球オールスター2022」に3度目として松山市内にある”坊っちゃんスタジアム”でオールスターゲームが開催される予定となっているようだ。

 

 

二之丸史跡庭園から松山市内へ歩いて向かう途中に見える銀行

こちらの松山市役所の道を挟んだ向かいにあった建物は「伊予銀行」の本店で、愛媛県松山市に本店を置く地方銀行。なおこの建物は1953年に長谷部鋭吉が設計して建てられたものである。

 

 

二之丸史跡庭園から松山市内へ歩いて向かう道中

そして道の先には松山市内中心部にある観覧車が見えているので、この道なりに進めば辿り着ける予定。なおこの道は松山市内でも交通量のある道路で、頻繁に車が行き交っていた。

 

二之丸史跡庭園から松山市内へ歩いて向かう途中に見えるマンホール

こちらは松山市のデザインマンホールの色付きバージョンである。このデザインマンホールも色が有り・無しとあるが、せっかく写真に収めるのであれば、このような色が付いてカラフルなマンホールを撮りたいものである。

 

松山市内で観覧車がだんだんと近くに見えてくる

さて観覧車を目指しながら、また足元のマンホールなどにも目を向けながらも進んで行きます。すると目の前に段々と大きく見えてくる観覧車が、まるでボクを出迎えてくれているかのように見えてきます。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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