愛媛/松山旅行記⑲
旅行期間:2020年9月23日~26日
暗い松山城本丸を進む!
さて愛媛県松山の旅 初日の夜は晩飯もまだ食べずに、今日2回目の松山城の麓までやって来ました。今日の昼間に松山城の本丸まで登ったけど、その際は自分の足で登った訳ではなくてリフトに乗った為に、もう一回は自分の足で登りたいと思って再び来たのである。
夜の東雲口登城道を登る!
この「東雲口登城道」横から山の上の本丸まで行き来しているロープウェイ/リフト乗り場はもう閉まっていて、道の横に動いていないリフトが見えている。だから夜に松山城本丸を見たいと思うと、車での立ち入りも出来ないので、自分の足で坂道を登るしか方法はない。
東雲口登城道は他の3つある登城道の中でも一番綺麗に整備されており、主にコンクリートで坂道が造られている。ただ登り始め付近にはこのように全く照明が無いゾーンもあるので、暗い夜道を歩くのが嫌な女性などは避けた方がいいかもしれない。
しかしそんな暗いゾーンを抜けると少し明るくなってきて、こちらは頭の上を進むリフトと交差する場所。この辺りから照明が所々に見えてきて、段々と明るくなってくる。
そしてこの登城道は約10分程登る必要があるが、このように道には照明が用意されているので、怖くはないけどもそんなに人通りがある訳でもない。
ただこの道を登っている時に近くの高校生と見られる少年たちが、坂道をトレーニング代わりに上り下りしていたので、全く人通りがない訳でもない。普通の散歩で飽き足りない人達が昇り降りするには、ちょうどいい感じの負荷を与えてくれる道という感じだろう。
程なくして今日2回目の松山城本丸の姿がだんだんと見えてくる。国内の観光ではやっぱりその地方にある城がメインとなり易いが、昼間とは違って夜になるとライトアップされている所が多い。ライトアップされると女優のように、より一層城が綺麗に見えやすい。それを目当てに昼間に来た城だけど、夜にもまた訪れるのである。
という事で今日2回目の松山城本丸の攻城戦を1人、再び脳内で開始する。もう既に1回攻略しているので、かなりの利がこちら側にはある。
ここから遠くに大天守がある本壇がまるで光り輝くように見えているけど、これは罠である。この罠に引き寄せられてこの道を真っ直ぐ進むと、実は行き止まりになっていて、そこで上から集中攻撃を受けて隊は全滅してしまう。なので虫のように光に一直線に進むのではなくて、まずは暗闇に目を慣らして周囲の道を探るのだ。
そして暗闇に目が慣れてくると、光り輝く天守とは反対側に続く道が見えている。こちらの扉が無い「戸無門」が本丸へと、続く道である。なおここでも静かに通らないと見張りの連中に気が付かれると、上からの集中攻撃を浴びるので抜き足差し足で進む必要がある。
扉が無い「戸無門」を進むと道なりに見えてきたのが、こちら「筒井門」。まずは攻城戦の第一難関ともなる門だが、いきなりこの門目掛けて突撃するのは得策ではない。というのもまだこの奥に「隠門」という、こちらの石垣で見えないように造られている小さな門があり、そこから急襲される可能性があるからだ。
という事でいきなり門に攻め込む前に、この松山城本丸付近の約120mほどの標高から松山市内の夜景を望む事にする。四国としては一番大規模な都市である松山だけど、大都市と比べてしまうと高層ビルディングは目立たずに、マンションばかりが目に付く。
こちらがさっきの筒井門の奥に隠れている「隠門」。幸いひと気がなくて警備の人間も見当たらないので、こちらの門を静かに進む事にする。
暗くなった本丸には警備員のような人は見当たらなくて、チラホラと人がやって来る位。そして大天守はテカテカとライトアップされているけども、本丸内はあまり照明が無くて薄暗い。本丸公園内でも照明があるのは、自動販売機の明かり位。
夜にライトアップされた松山城
そして派手にライトアップされている、松山城本壇がだんだんと近づいてくる。しかし本壇の建物は綺麗にライトアップされているけど、この本丸公園内が全然照明が無い。だから余計に松山城本壇の大天守などが、暗闇に綺麗に浮かび上がる訳である。
そして再び辿り着いた松山城の大天守などがある、本壇の連立式天守。暗くなると城にこのようにライトが当てられるけど、夜の主役は石垣ではなくて、その上に建てられている建物側になる。夜は城をライトで照すと、石垣よりも白い壁のある建物の方がより映えるからだろう。
勿論この暗くなった時間帯は大天守内への入場口は閉まっているので、大天守などはここから眺めるだけ。勿論大天守の一番上には、人影は見当たらない。
そして振り返るとこの辺りからも松山市内の夜景が、とてもよく見える。写真中央左側に見えるカラフルな円形の光っているのは、先程訪れた「大観覧車くるりん」である。
夜の松山城の景色 動画
さて夜の松山城ライトアップを見たし、松山市内の夜景を堪能できたので、今日一日の予定はこれにて終了である。あとは美味しそうな料理屋さんを見つけられれば最高なのだが、今晩の食事はホテルの軽食を食べて安上がりに済ませる予定である。
松山市では、やっぱり「鯛めし」を食べないといけないタイ!
夜の松山城を訪れる人も全くいない訳ではないけど、数える位しかいない。こういった暗い場所には近づきたい人には来れない場所だけど、ボクは逆に暗くて人の居ない場所程に行きたくなる。こういう暗闇を進むと人間って勝手に「自分が襲われる・・・」という事ばかり考えてしまうけど、ここはバットマンの世界で犯罪者が溢れるゴッサムシティではなく松山市内。
それに自分が警戒しているという事は相手も警戒しているので、ボクが暗闇を歩いて誰かに接近した場合はボクよりも相手がビビる事が多い。だから暗闇だと言ってもそこまで警戒して歩く必要がないのである。
「大観覧車くるりん」は先程伊予鉄の路面電車1日乗り放題チケットの特典で無料で乗ったけど、それは1回限りしか乗れない。もし1日に2~3回乗れるのであれば、これからまた観覧車に乗りに行っていたであろうが、ここは諦めて帰る事にする。
ここまで江戸時代の状態が現存している松山城の本丸だけど、夜だからかあまり訪れている人は少なかった。これだけ広い敷地が綺麗に残されている城というのは、全国的にも珍しいのではなかろうか。そう思うともう少し散歩なり、観光客が訪れてもいいと思うけど、コロナ禍の影響もあって少ないのかもしれない。
ご覧のように帰り道も全然人がいない・・・・これだけ人がいないと警戒する必要はないし、日本という国は海外に比べると、とても安全な国。
登る際は何だかんだと途中から汗が噴き出してきた道だけど、帰りは下り坂となっているのでスイスイと転がるように降りて行ける。松山市内の中心部近くにこれだけの坂道があれば、確かに運動系部活をしている高校生などにはうってつけのトレーニング場所かもしれない。
という事で約30分に渡る、夜の松山城本丸の見学はこれにて終了。今回の旅は3泊4日なのであと3日楽しめるのであるが、明日は松山市から移動して今治まで行き、そこでレンタサイクルを借りて”しまなみ海道”をサイクリングする予定となっている。
そして再び道後温泉入口に戻ってくると、ちょうど20時となってこちらの”坊ちゃんカラクリ時計”が動き出した。こちらのカラクリ時計は8時~22時まで動いているそうで、基本は1時間に1回動くのだが、人が多い時期などは30分単位で動くようだ。
思った以上に色んな場所がコロコロと動くカラクリ時計なので、色んな所を見ないといけないけども、「1回見ておけばもういい」という感じのカラクリ時計。。
さてそんなカラクリ時計は元気良く動いていたけど、この道後温泉商店街はこのようにこの時間では殆どのお店が閉まっていた。20時以降も開いているのはローソン位なので、逆に夜間の時間帯はローソンの独占でもある道後温泉商店街。
こちらは今回宿泊している「ホテル道後やや」の”おもてなしラウンジ”の案内で、20~22時の時間帯だけ「鯛めし:おにぎり or 茶漬け」が提供されているという。しかも無くなり次第終了という事で、ちょうど20時過ぎだったので早速向かう事にした。
こちらはホテル内の”おもてなしラウンジ”に用意されていた、ラップに包まれていた「鯛めし:おにぎり」を茶碗に入れて、お茶漬けの素を入れてみた今晩の晩御飯。ただあくまでも無料の軽食なので、外のレストランなどで食べる「鯛めし」のような豪華さは無い。
こんなモンは「鯛めし」を食べた内に入らんタイ!(怒)
すいません、後日ちゃんと鯛めしを食べますんで・・・
この”おもてなしラウンジ”という場所は朝食会場でもあり、22時までは解放されており、お茶やコーヒーやクッキーなどが宿泊客は無料で食べ飲みできるので、結構女子軍団がたむろしていた。
そして部屋に帰って、松山初日の疲れを癒すかのようにこちらのコンビニで購入したアルコールを飲む事にする。なお明日今治まで向かうバスは、1本逃すと1時間以上は予定から遅れるので、「飲み過ぎには注意!」と自分に言い聞かせるものの全て飲み尽くしてしまうのであった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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