愛媛/松山旅行記⑰
旅行期間:2020年9月23日~26日
雰囲気が変わる道後温泉街
さて松山市内中心部の松山市駅で、近くの高島屋上に造られている観覧車に乗って、その後は近くにあると事前に調べていた正岡子規についての資料などが置かれている寺をちょっと訪れる事にします。こちらは松山市内を走るオレンジ色の車両が特徴的な伊予鉄の横河原線。
さっきの伊予鉄の線路を渡って少し先に進むと見えてきたのが、こちら目的地の「正宗寺 子規堂」。松山市に来ると”正岡子規ワールド”が溢れている場所なので、あまりどんな人だったか知識を持ち合わせない正岡子規について、今回は勉強できる絶好の機会。
と思っていたけど、さすがに17時を過ぎていたのでこのように残念ながら「正宗寺 子規堂」は閉まっていた。なお拝観時間は9時~17時(最終入館16時40分)と、もう少し早めに来なければいけなかった。。
そしてこの道を挟んだ向かい側にあったのは、”赤穂浪士ゆかりの寺”と大きな看板のある「興聖(禅)寺」。このお寺は伊予松山藩主だった蒲生家:蒲生忠知の菩提寺だった場所でもあり、赤穂浪士:木村貞行と大高忠雄の遺髪を埋葬した供養碑が収められている場所だそうだ。なおこちらももう閉まっていたが。。
松山市内でも松山城を除くと、高層建築物になっているいよてつ髙島屋の上に造られている「大観覧車くるりん」がよく見える。
さて松山市駅の地下にある飲食店街で晩飯にしようかと思ったけど、もう少し松山市内を散策していい店を選びたいと思い、先程観覧車に乗っていた時に見えていた長いアーケード街である「松山銀天街」をとりあえず進む事にする。
しかしこの綺麗な「松山銀天街」は飲食店というよりも、日用品やサービス店などの店が多くて、良い感じの飲食店は全く見当たらない。松山市内を代表する商店街だけあって、体力のある全国チェーン店などがはばを効かせていた。
そして東西に延びる「松山銀天街」から、南北に延びる「大街道街」に道を切り替える。いつもながらボクの困った所は、晩飯の店選びに時間が掛かる事である。下手したら店選びで1時間は優に過ぎてしまう事もある。
だからこの子と一緒に回る時は、いつも疲れ果ててしまうのですよ・・・
2020年はコロナ禍の影響もあって、店頭に置かれているキャラクター像などにはこのようにマスクを装着しているものが多く見られた。しかしこのコロナ禍の中で人間のルーズさもよく見られて、使い捨てマスクが道に捨てられている光景もよく見かけた。
人間はマナーが悪すぎるタイよ!(怒)
グーグルマップで調べていた人気なお店などは松山市中心部から東側にある、松山町一番街~三番街辺りのいかにも繫華街といった雰囲気の場所にあった。ただしそんなお店でアルコールを飲みつつ喋る相手もいないので、居酒屋などのお店は諦めて一旦ホテルまで戻ってから、再びいいお店を探す事に決める。
再びの道後温泉にて
さて今日は路面電車の1日乗り放題チケットを買っていたので、いつもなら歩きで道後温泉までは向かうのだが、今回はせっかくなので路面電車を使って道後温泉駅に到着する。
今日の午後に到着した時はまだ明るかったから雰囲気があまり無かった道後温泉駅だけど、だんだんと暗くなって照明に灯りが灯り始めるといい感じの雰囲気になりつつあった。
この時間になると少なそうに見えた道後温泉街を訪れる観光客の姿も、そこそこに見られた。ただしコロナ禍の前は平日と言えども、もっと多くの観光客がやって来ていたのであろう。
こちらも照明が点灯して、雰囲気がちょっと変わってきた道後温泉商店街。ただまだ真っ暗になりつつある時間では無かったので、商店街入口の「道後」というロゴマークの照明はまだ点灯していなかった。
夕暮れを過ぎて暗くなりつつあった時間帯の方が観光客の姿を多く見れたけど、残念ながらもうこの時間にはこの道後温泉商店街のお店は半分以上が閉店してシャッターが虚しく閉まっていた。
だからこの商店街で買い物などをしたい人は、明るい時間帯に来た方がいいですね!
そして昼間は見かけなかったけど暗くなってきた道後温泉街では、このように浴衣姿に雪駄を履いた女子の姿が見える。実はこのような温泉街では、浴衣姿で温泉などを楽しむのが定番なようで、今回宿泊したホテルもバスタブが無かったので部屋には荷物を入れるカバンや浴衣や雪駄などがちゃんと用意されていた。
温泉街に宿泊した事が無かったので、こういう風習は初めて見ましたね!
個人的にはあまり温泉という物に興味が惹かれないし、このような温泉街に行きたいとは全く思わないけど、多くの人々は昔からこのような温泉街が好きで、全国からやって来るようだ。
こちらは照明が灯り出した道後温泉本館の建物であるが、その脇ではジブリ映画の名作でもある『紅の豚』の主人公のようなコスプレをしたオジサンが居た。何かのイベントでコスプレをしていたのか、それとも普通に普段からこのような恰好をしているのか?!
そしてこの道後温泉付近にはこのようにカラフルで、可愛らしいデザインマンホールを見かける事が出来た。こちらはこの道後温泉リニューアル工事に際して、タイアップしている”道後REBORNプロジェクト”のデザインとなっていた。
そんな道後温泉本館近くの建物の傍にこちらの野良猫ちゃんを発見するも、こちらを警戒してすぐに逃げてしまった。餌を入れる容器が置かれている所などを見ると、近くの住民が餌をあげているのだろう。
暗くなって照明が灯り出した道後温泉本館は、これまたいい雰囲気を醸し出していたが、この改修工事が無ければもっといい感じだったのだろう。しかし約100年前にこのような温泉の建物を造ろうと言い出した人物は、とても先見の明を持っていた人物で、とてもこの道後温泉を愛していた人物でもあろう。
「空の散歩道」からも道後温泉街を眺める!
そして黄昏時を迎えていい感じの雰囲気の道後温泉をもう少し写真に撮りたかったので、昼間も来たけど再びこちらの「空の散歩道」に足を運ぶ事にした。
ここに設置されている無料の足湯コーナーでは2組が浸かっていたけど、今回もタオルを持ち合わせていなかったので、結局この足湯には入らずじまいだった・・・。
こちらは道後温泉本館の改修工事中に建てられている足場を隠す為の『火の鳥』が描かれている外観だけど、これも火の鳥の顔部分に上手い事照明を当てて、火の鳥がまるで生きているかのように見える程にいい感じのデザインとなっている。
この道後温泉本館の建物だけではなくて、この周辺も20~30年前とは全然変わっているという。昔は汚い温泉街というイメージがあったそうだが、今では松山市観光局が力を入れて景観を良くしており、また道路も今では迂回しているが昔は道後温泉の前を通っていたそうだ。
愛媛県内でも歴史的な建造物である「道後温泉本館」であるが、工事中ではあったものの、一応建物内で温泉を体感できたし、このような建物が工事中という事を忘れさせてくれるような外観となっていたので、工事中の道後温泉も充分に満喫できる。
今までなら無機質な壁で覆われていたのだろうが、最近はこういったような遊び心などで観光客を楽しませようと取り組みが全国で増えてきているので、こういった試みは費用がかさむかもしれないけど、とてもいい取り組みだと思う。
そして道後温泉本館の北側にはこのように建物中央に火の鳥オブジェが置かれており、夜になると定期的(15分おきに)にプロジェクションマッピング映像が約5分間に渡って、こちら側の建物に流れるという。
そのプロジェクションマッピング映像は、後日見たのでまた改めて紹介します!
そんな道後温泉本館の北側には、このような地ビールを販売しているお店の看板が見えて、思わず惹きつけられてしまう・・・。
こちらの「道後麦酒館」というお店は、この道後温泉近くで1895年に創業されて今尚お酒を造り続けている「水口酒造」が運営している飲食店。なおこの1軒だけではなくて、近くにはもう少し高級感の溢れる料亭風なお店もあり、3,000円以上の食事メニューを選べば「道後ビール」などの水口酒造が製造するアルコール類が+2,200円で2時間飲み放題になるコースなどもある。
最近は若い世代に大人気なクラフトビールだけど、お値段は大手ビール会社の倍ほどする為に、無職の貧乏人には手が出ない。。
だから今晩の晩酌は道後ビールではなくて、コンビニで缶ビールを買います・・・orz
せやったら早く働きなさい!(怒)
道後温泉本館でのプロジェクションマッピングは18時30分から開始しているようで、15分単位で行っているらしいので少し待てば見れるのだが、まだ真っ暗になっていないので見るならもっと暗くなってからにしようという事で、とりあえずホテルに向かう事にする。
こんな旅はまた次回に続きます!
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