九州縦断旅行記(秋)2020年-⑭
旅行期間:2020年10月24日~28日
(View the twilight and night sky from the observation deck of Fukuoka Tower overlooking the city of Fukuoka.)
トイレの無い展望台
ここは福岡市内でも博多湾の海岸沿いに建てられている、電波塔の「福岡タワー」にやって来ています。観光先ではやっぱり一箇所ぐらいは高い場所に造られている展望台からの、景色は眺めておく必要がある。
住所:福岡県福岡市早良区百道浜2-3-26
営業時間:9時30分~20時頃
電話番号:092-823-0234
◆誕生日の前後3日間(計7日間)は展望台入場料が無料!
(※期間1度だけ、証明書必要)
福岡タワーの展望台にて
この福岡タワー自体は電波塔で高さは234mだけど、実際に一般人が展望台として辿り着けるのは123mまで。外から福岡タワーを見ていると、先っちょのテッペンまで行けるのかと勘違いしてしまうけど、実際にはタワーの真ん中近くまでしか登れないのである。
この福岡タワーを訪れた時期はちょうどハロウィンに近くて、安田大サーカスのクロちゃんを起用したキャンペーンが行われていて、そこら中にクロちゃんの写真が貼られていた。このような展望台でピン(1人)でもこのようなキャンペーンに起用されるとは、この嫌われキャラでもあるクロちゃんの人気度が伝わってくる光景だった。
それにしても若いカップルはどこでもベッタリくっ付いての、自撮りツーショット写真ばかり撮っている姿が見える。もし別れたりしたらその時撮った写真を消しまくるのだろうけど、今は楽しみのピークなんだろうと思ってしまう。。
この展望台にもさり気なく双眼鏡クンが何台か設置されていた。しかしこの展望台は冷暖房完備されている環境なので、あまり逞しい顔つきには見えなかった双眼鏡クンであった。
こうやって高い場所から福岡市内を見回してみると、意外と大都市というよりも郊外に広がるベッドタウンが大きい街に見える。九州の玄関口となっている福岡県だけど、博多や天神付近は高いビルが並んでいるけど、西側の方はマンションや住宅だらけのようだ。
そんな福岡市内の景色を見ていると、ちょくちょく窓ガラスに貼られているクロちゃんがカットインしてくる。初めてこの展望台に来る人からすればこのような写真は邪魔かもしれないけど、何回か来た事のある人からしたらこのような写真が貼られている方がマンネリ化せずに楽しめるのかもしれない。
展望台からの景色 動画
この辺りは東京ドームの約30個分の面積が実は埋め立て地となっていて、昔は海だった場所にこれだけの建物などが造られている。なおこの先にはヒルトンの建物の裏に福岡ドームが建てられているけど、福岡だったら「東京ドーム○○個分の大きさ」と言うよりも、「福岡ドーム○○個分の大きさ」って言った方が理解されやすいのではなかろうか?
今では福岡県として全国的にも大都市の仲間入りしている街だけど、この辺りは元々は商売の街:博多が繁栄していて、その隣に江戸時代に福岡城が建てられて、福岡の街が武士の街として発展してきた。
所々にプリントされているクロちゃんだけど、彼は元々は芸人志望ではなかった。しかし見た目と違った甲高い可愛い声や、ちょっとキモイような性格がウケてブレイクしている。安田大サーカスは3人トリオのグループだったけど、このようにグループから飛び出してピンでも成功するという人は、前途洋洋である。
しかしいつからか知れないけど、日本でもハロウィンのイベントが9月中頃から行われるのが当たり前になってきた。特にお菓子屋などは物を売る為のイベントが欠かせず、夏休みが終わるとハロウィン・イベントに向けて着々と準備し出す。ハロウィンというとアメリカでは子供達が仮装して各家庭を回ってお菓子を貰う祭であるが、日本では普段できないような馬鹿げた仮装をして歩き回れる日という認識になっているような気がする。
こちらは最近この展望台に導入されたという、今どきのVRの世界を体験できる双眼鏡クン。ちなみにこれの料金は300円となっている。
VR双眼鏡クン、少し離れて見てみるとまるでガッツポーズをしているようにも見えてしまう。このような展望台に設置されている双眼鏡は覗くと2つのレンズが内蔵されているので、それであたかも顔のように見えてしまう。
展望台からの景色(タイムラプス) 動画
この展望台にはソファーも用意されており、暗くなるのを待つために腰かけてしばし時間を過ごす。そして約1時間が経過すると、同じようにソファーに腰かけていた人達が動き出した。それで同じようにソファーから立ち上がり、景色を見回してみるとこのように綺麗な黄昏時が見えてきた。
夕暮れ時の景色 動画
博多湾側にある出島は、そろそろ電気が灯り出していい雰囲気になってきた。もう少し暗くなれば、もっとこの建物の明かりが際立つだろう。
暗くなった景色(タイムラプス) 動画
18時を過ぎると黄昏時も終わって、段々と漆黒の闇が空を包んで来る。すると人工的な建造物だらけの福岡の街も、すっかり様変わりしてマンションなどの明かりが目立つ夜景となってくる。
展望台を訪れる人達はやっぱり明るい時の景色よりも、暗くなってからの建物からの明かりが印象的に見える夜景の方が好きなようだ。この時間帯になってから急に入場客が増えたようにも見える。
暗くなるとこのように展望台内部の装飾も少し変化があり、こちらでは光る砂が敷かれているような幻想的なムードが漂う場所に変化している。そしてこんな場所は10~20代の女子には人気があるようで、楽しそうな声を出して自撮りに精を出している光景が見られる。
このような黄昏時の景色は「マジックアワー」とも言うらしい。何億年も前から毎日起きている現象なんだけど、何故か目の前に広がっていると、初めて見たかのように見惚れてしまう光景。
こちらには日本中に設置されている高層タワーの一覧が紹介されている。このような高層タワーは観光地には欠かせないけど、その大きさから街の景観を壊してしまう事にも繋がる。なのでどこでもこのような高層タワーを造ればいいものでもないけど、どこでも真似して造ってしまうようだ。。
だいぶ暗くなってきたので、福岡の街もその照明で明るく光ってきた。なお海岸沿いに光の線路みたいに見えている道路は福岡市内の高速道路環状線で、明日この道をドライブする事になる。
今回の旅は初日の福岡は前乗りだったので、明日に旅仲間と合流してから佐賀~長崎~熊本と巡る予定になっている。まだ九州では佐賀には行った事が無いので、今回佐賀を訪問すれば一応九州全県をコンプリートする事になる。
男性と女性では目に見える光源に違いがあるようで、このような夜景を見てもその見え方が違うという。女性の方が光源の違いを大きく感じるので、男性が見えている夜景よりも綺麗に見えているという。だから女性は夜景を見たがるそうな。
今はスマホの普及で誰でも簡単に何枚でも写真を撮れる時代になったので、観光地では写真を撮りたくなるような仕掛けを用意している所が多い。そしてそんな仕掛けに釣られて、仲良くツーショット写真を撮っている若いカップルを見るけど、そんな光景を見かけると「あと何ヶ月、蜜月が続くのかな?」と思ってしまうが。。
こちらの逆三角形のオブジェはなんだろうかと思っていたけど、どうやら大きなガチャガチャのようだ。これだけカプセルが詰まっていれば、当分は商品を補充せずに済む事だろう。
再び足元に目を落とすと、海に突き出している結婚式場が明るく輝いている光景となっていた。このように明るく照明が灯されていると、そこが良い場所に思えてしまうけど、実際には明るいだけで物質的には変化はしていない。
展望台から降りる 動画
そして何だかんだ約2時間滞在した展望台から、下の階まで直行するエレベーターに乗り込みます。この展望台にはトイレが用意されていないけど、それは入場客の滞在時間を制限する目的で設置されていないように思えて仕方なかった。。
福岡タワーは展望台からの夜景も見所あったけど、このように福岡タワー自体も綺麗にライトアップされていて、展望台に居る時は分からなかったけど『灯台下暗し』状態だった。さて暗くなったので、今晩はどこで晩飯にするか?、とりあえず博多の街まで歩いて戻る途中に適当なお店を見つけようと思う。
こんな旅はまた次回に続きます!
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