島根県旅行記2021年11月-23
旅行期間:2021年11月上旬(2泊3日旅)
どこでも猫は可愛い!
世界遺産となっている島根県太田市の山間にある「石見銀山」の坑道跡を見学して、これから大森町の端にある代官所跡を目指して徒歩で戻っていきます。その帰路の途中に見えたこちらは、「佐毘売山(さひめやま)神社」という昔からある神社。
大森町を歩く!
この「佐毘売山神社」は世界遺産『石見銀山遺跡とその文化的景観』の一部ともなっている神社だが、そこに向かうにはこのボコボコと傾いた階段を登る必要があった。1人で来ていたらこの階段を駆け上って境内に向かっていたが、今回は金魚の糞みたいに文句を言いながら付いてくるオカンが居たので、残念ながらパスする事にしたのであった・・・。
ワタシ、こんな怖い階段は登らんで!
佐毘売山神社の祭神は、鉱山の守り神とされていた「金山彦神(かなやまひこのかみ)」となっている。特に昔は信仰心がとても必要な時代でもあったので、このような神社や寺などが癒しのスポットともなっていた。
そして大森町の町中の方へと向かって歩みを進めていくと、こちらの背の高い木々が生え並ぶ林も見えてくる。このように自然に囲まれた石見銀山では、何よりも周囲の自然と共存する事が大事だった事だろう。
この時は2021年11月上旬の平日で、世界遺産の割に思った以上に観光客が少なく感じた。ただ、この石見銀山はアクセスがそんなに良くない場所で、またバスも本数が少なかったりで、なかなか訪れるのが面倒な場所でもある。
しかし、それでも『世界遺産』という称号を得た場所なので、みんなわざわざレンタカーを借りたり、バスに乗ったりしてやって来るようだ。そして11月上旬という事で、このように赤くなり出した紅葉の葉っぱも見られたりで、大自然の景観も楽しめる。
2007年頃に世界遺産に認定された石見銀山であるが、その選考段階では色んなクレームも付けられたようだ。元々は後世に残す遺産として誕生した「世界遺産」だが、今では観光資源に”箔”を付けるトッピングとして、その重要性・希少性よりもロビー活動でお金を掛ける事で強引に認定してもらう場所が増えているとか。
金で買う、世界遺産かな。
この石見銀山では常時見学できる坑道は、たった1箇所のみしかない。だからこの周辺に多くの坑道があったように感じられないが、この付近だけで数百もの「間歩」が掘られていたというから驚きである。
将来的にはもう少し見学できる坑道を増やすのかもしれないけど、さすがに遠路はるばるやって来た観光客からすれば、ちょっと物足りないような鉱山跡に思ってしまうのも仕方ない場所に思えた。
銀山猫に遭遇!
そして何気なく大森町にある代官所跡を目指して歩いていると、道沿いの排水路付近に猫らしき生物を発見したので足が止まってしまった。苔がびっしり生えた壁の前に同化しているかのような猫、目を凝らさないと見逃していたかもしれない。
とりあえず猫ちゃんを眺める! 動画
こういった野良猫か地域猫か分からない猫ちゃんと遭遇した場合には、まず相手がこっちの存在を警戒しているのかを調査する必要がある。その為には猫ちゃんとの間に適切な距離を置き、しばらく離れた場所から眺めてみるのが大事である。
すると意外と人馴れしている猫ちゃんだったようで、特にこちらを嫌がる素振りも見せずだったので、コンタクトを取る事にした。
銀山猫① 動画
一匹の猫ちゃんと戯れていると、他の猫ちゃんもゾロゾロと姿を現してきた。去勢手術されて桜耳になっている猫ちゃんもいれば、そうでない猫ちゃんもいたりと様々。
そして更に建物の奥にも、何やら”ボス猫”のような雰囲気を漂わせた猫ちゃんの姿も見えた。どうもこの辺りの車道はさっき行きに通った時は裏側の脇道を通ったので、この猫ちゃん達と出会わなかったのかもしれない。
銀山猫② 動画
銀山猫③ 動画
最後に登場した、こちらの”ボス猫”の雰囲気を出していた白黒チャンは、こちらを全く警戒する事なく、道路に寝っ転がって毛繕いを始めたのである。
銀山猫④ 動画
さっきまで雨が降っていたはずの大森町は、このように急に晴天になったので、道路に降った雨がすぐに蒸発していて、舞台裏でスモークが炊かれているような背景になっていた。
この辺りは観光客の車の侵入が無い為に、そんなに車が通る機会がないからか、このように道路の真ん中付近で猫ちゃん達は我が物顔でリラックスしていた。。
銀山猫⑤ 動画
乾きつつあった道路の上で、このように急所のお腹を見せて寝っ転がるのは、全くこちらを警戒していないという事。このような田舎の町では、優しい住民ばかりなので、高待遇で扱われている可能性がある。
銀山猫⑥ 動画
一応通る車は少ないものの、たまに地元住民の運転する車が通る道路である。それにも関わらず、このように無防備すぎる寝方が普段の緊張感の無さを表しているとも感じる。。
銀山猫⑦ 動画
触っても嫌がる素振りも見せないので、恐らくこの辺りで飼われていたかのような猫に思える。人と小さい頃から接している猫ちゃんは、人を見ても警戒しない猫ちゃんが多い。逆に人に飼われていなかった野良猫は、ちょっとでも近寄ると逃げてしまう事が多い。
銀山猫⑧ 動画
こうして猫ちゃんに近づきなから写真を撮っていると、この銀山の町だった大森町らしさも感じれる。たまに自転車に乗った観光客が通り過ぎていっても、全く猫ちゃんは反応しなかったりで、観光大使にはちょっと向かないかもしれない。
銀山猫⑨ 動画
猫の毛並みの柄も、色んなタイプがあって、それを見ているだけで面白い。こちらの猫ちゃんも頭が真っ黒ではなく、筋が入っているかのように白くなっている部分があったりで、こういった毛並みで猫を見分けるのがいいのかもしれない。
こちらの猫ちゃんは俗に「茶虎」と呼ばれる毛並みになっていて、同じネコ科の虎と似たような毛並みになっている。
雲から顔を出した太陽のおかげで、周囲の道路に降っていた雨がすっかり蒸発している光景が、何とも猫ちゃんを引き立ててくれていた。
銀山猫⑩ 動画
何だかんだで一番可愛かった”ボス猫”ちゃん。顔の模様が一癖あり、肝っ玉も据わっているように見えた猫ちゃん。先日訪れた尾道の街では、この猫ちゃんを観光資源として活用していたが、ここ石見銀山も『銀山猫』と売り出してもいいのかもしれない。
銀山猫⑪ 動画
猫ちゃん、可愛かったな♪
こんな旅はまた次回に続きます!
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