島根県旅行記2021年11月-3
旅行期間:2021年11月上旬(2泊3日旅)
のどかな松江!
さて大阪からバスに乗ってやって来た島根県松江市で、国宝の「松江城」を見学する前に腹ごしらえをしようと、城周囲の内堀沿いを散策しながら飲食店に先に向かう事にしました。
松江城周辺にて
松江城は標高29mほどの高台に造られており、更にこの城周辺には大きな建造物がないので、このように江戸時代から残る天守を眺める事が出来る。この城周辺に住んでいる人達は、毎日松江城を眺めれるという贅沢を日々味わっているのでもある。

毎日見たかったら、移住してきなぃ!
松江城の東の方に、こちらの木造の「宇賀橋」が見える。松江城周辺に架かっている橋の中でも珍しい木造建築物で、松江城天守がバックに見える人気写真スポットともなっているようだ。
そして松江城の内堀沿いには、このように武家屋敷群のような場所が見える。江戸時代からの天守が残る松江市だけに、その城近くの場所は雰囲気を壊さないように、武家屋敷風の景観を守っているようだ。
そんな江戸時代の雰囲気を意図的に残しているエリアなので、制限速度表示版もこのように無機質な表示ではなく、木造建築物っぽい雰囲気で作られているのが見える。

油断しちょーと、見逃してしまえそうだが!
こちらは”松江市指定文化財”になっている「武家屋敷」で、江戸時代中期頃に建てられた武家屋敷が現存していて、見学できる場所となっていた。約300年の歴史を持つ武家屋敷だけど、内部の見学は有料で大人:310円となっており、武家屋敷は他でも見てきたのでここはパスする事とした。

さすが、ケチ王子やけ!(笑)
その武家屋敷の隣にあったのが、こちらの「出雲そば処:八雲庵」という蕎麦屋さん。島根県というと”出雲そば”が有名で、今回の旅でオカンは特にこの「出雲そば」を食べるのを楽しみにしていたという。
松江城の内堀沿いにあって、外観の雰囲気もなかなか良さそうな蕎麦屋さん。ただこの松江市を訪れる観光目的の人達も同じ思考をしているようで、入口付近には数名の立っている姿が見えたが・・・。
この時は”出雲そば”が「割子そば」(※冷たい)と呼ばれていて、3段重ねの容器に入れられているという事など、全く知らなかった。普段からあまり食べ物に関心を持っていない人間からすれば知らない事だが、意外と世間的には常識的な知識のようだが。。

「割子そば」は天皇陛下も食~た事があって、有名なんだがね!
ただこの目の前に見ている人達は順番待ちで既に並んでいるようで、13時を少し過ぎた時間帯でもこれだけに人が溢れる人気店だったので、仕方なくパスする事に。大阪人はこういった混雑しているお店の行列に並ぶという事が嫌いな人種なので、人気が無い穴場のようなお客が少ないお店に入りたいのである。

ワタシはここで並んでも良かったんやけど・・・
そして目の前に見ている松江城の内堀では、このように遊覧船が運航しているのが見える。江戸時代から残る松江城だけあって、遊覧船も近代的なボートの外観ではなく、このように昔風の船っぽいデザインとなっている。
堀を巡る遊覧船! 動画
そして歩いていると見てきたのは「田部美術館」という、外観からは美術館に見えない建物。この美術館は「田部 長右衛門」という島根新聞社:社長や島根県知事を務めた人物のコレクションを、一般向けに公開しているようだ。絵画というよりは、茶道関係の品々が展示されているので、茶道好きには楽しめる場所かと。
そしてこちらには「書状集箱」という、明治時代初期に設置されていた郵便ポストを再現して設置した物。日本国内の郵便ポストというと、赤い色でもお馴染みだが、その赤い郵便ポストを設置すると周囲の景観を壊してしまうので、このような形式になっているようだ。

これでもちゃんと郵便局が集荷しに来てごすんだがね!
このように晴れた日には堀沿いをゆっくり歩くのが、とても気持ち良く感じる。この時は11月上旬とまだ本格的に寒くなる前だったので、そこまで着込む事もなく、のんびりと散策できた。
堀周辺からの眺め! 動画
そして堀沿いで動画などを撮っていると、その間に暇したオカンがこちらの古そうな一軒家の前で、陳列された物を見ている後ろ姿が見える。
こちらのお店は骨董品屋さんのようで、このように店頭にも様々な品物が展示されているのが見られる。田舎の骨董品屋さんに行くと、掘り出し物を見つけられそうな雰囲気もあるけど、個人的には断捨離派なので余計な物は買わないようにしている。

そう言いながら、色んな物買ってくるやん!
店内をチラっと眺めてみると、このように壺やら置物やらがゴチャゴチャと置かれているのが見える。普通の雑貨屋さんならちょっと気になって店内に入ってみる事もあるけど、これだけ騒然とした店内には入りたいとも思わないのだが・・・。
こちらは店頭に置かれていた箱で、盗られてもいいガラクタ品ばかりが入っているようにも見える。現代人は昔の人達に比べると贅沢になっているので、壊れたり破れたら捨てて買い直す人が多くなりつつあるけど、昔は何でも修理して使っていたのである。
そして堀周辺を散策していると、いかにも観光客向けな飲食店があったけど、個人的に気に入らなかったのでそれもパスして更に進んで行く。そして城の反対側(西)まで行くと、こちらの「新橋」という木造の橋が見えてきた。「新橋」という文字を見ると、東京のサラリーマン街としても有名な「新橋」を連想するけど、元々は”新しい橋”という意味合いなんだろう。
その新橋を渡ると、松江城の「搦手虎口」が見えてくる。コッチ側の道を進んで行けば松江城天守に到着するのだが、オカンはてっきりこれから昼食を食べれるものだと思い込んでいるので、今更先に天守を見学するつもりは毛頭ないようだった。

アンタが昼食、先やて言ったやんか!(怒)
個人的には昼食を抜いても全く問題ない人間なのであるが、誰かと一緒に旅をするとこのように昼食を食べるかどうかで、意見が分かれてしまう。
そして特にオカンは

腹が減ったら、動けんようになるで。
それでもエエんか?!
と子供のような事を平気で言う人間なので、仕方なしに城は後回しにして、先に昼食を食べれる店探しに戻るのであった。。
それにこの「搦手虎口」は松江城の裏口に当たる道でもあるので、出来れば正面側から天守の威光を感じながら進んで行きたい。という事で、この道から進むのは諦めて、美味しい蕎麦を食べれるお店を探しにいく事に。
ただ松江城の西側にはあまり飲食店が見られなくて、住宅ばかりとなっていた。なので、こちらの「月照寺橋」というコンクリート造りの橋を渡って、堀を越えた外側に移動する事にした。
ちなみにこの橋の名前の由来ともなっている「月照寺」は、この橋から更に西の方にある浄土宗の寺で、雲州松平家の祖である「松平直政」以降の歴代松江藩主の菩提寺ともなっている寺でもある。

月照寺はそげ遠んなえけん、是非寄ってごしぇ!
そしてこの月照寺橋を渡った向かい側の脇には、こちらの「園山俊二のお堀端」という記念碑が見られた。園山俊二というと、松江駅近くで見た漫画『はじめ人間ギャートルズ』の作者であるが、この松江市出身だけあってこの辺りで小さい頃に魚を釣っていたという。
そして月照寺橋で京橋川を渡った先に、こちらの「中国山地蕎麦工房 ふなつ」という蕎麦屋さんを見つける。この島根県ではもっと”出雲そば”のお店が沢山あるもんだと思っていたけど、この松江市ではそんな何軒も乱立している訳では無かった。蕎麦屋さんが沢山あるのは出雲大社近くであって、ここ松江市は松江城がある静かな佇まいの場所のようだ。
そしてやっと「そばが食べれる!」と思ったオカンに”痛恨の一撃”を加えるかのように、玄関に貼られていた「本日は売り切れ仕舞いでございます」という札が掛かっていた。この時点で13時30分を過ぎており、このように早めに閉まってしまう店も多々あるようだ。
そしてこの辺りで蕎麦屋さんを探して歩くものの、全然見つからない・・・。松江城の南側には松江市役所もあって、何かしらの飲食店があるだろうと思って歩き続けるも、カレー屋などしか見つからなかった。
既に「出雲そば」を迎え入れる状態の胃袋になっているオカンも、腹減り&歩き疲れ状態でありながらもカレーは拒絶したので、更に歩く事に。。
そして松江城周辺をウロウロと散策した挙句、最初に歩いた「県道37号線」に戻ってきて、松江城周辺を約1時間歩いているのでそろそろブチ切れ寸前になってきていたオカン。。

そろそろワタシ、大魔神みたいになるデ!(怒)
そんなオカンを横目にGoogleマップを活用して、こちらの蕎麦屋さんに何とか辿り着く事に成功する。しかしこの時点で14時頃となっており、さっきのお店みたいに営業終了になっている可能性も考えられる。

果たして、この蕎麦屋さんに入る事が出来るのか?!

こんな旅はまた次回に続きます!
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