今では北海道屈指の観光地となった小樽で、夜の小樽運河に煌めく光

北海道/札幌旅

 旅行期間:2020年9月1日~4日

 

北の観光地の夜

ニセコ積丹小樽海岸国定公園沿いの道を走る

北海道でも西側に突き出ている積丹半島の、その先端岬にある島武意海岸の景色を楽しんだ後は、やって来た道を逆に戻って小樽経由札幌へと戻る事にします。こちらはそんな日本海に面している積丹半島の海沿いの道であるが、この夕暮れ時の景色を見ながら帰れるのもなかなか良い。

メグちゃん
メグちゃん

運転しているワタシは、そんな景色をあまり楽しめないのよ~!

 

小樽を目指して

ニセコ積丹小樽海岸国定公園沿いの道を走る1

この日本海沿いの海岸には長年その波によって浸食された地形が、このような岬や奇石などとして残されている。そんな景色を楽しみながら進んで行く時間は、格別の物である。

メグちゃん
メグちゃん

だから運転してるのは、ワタシだからね~!

 

 

積丹半島の海岸沿いにて

ニセコ積丹小樽海岸国定公園沿いの道に見える奇石

そしてそんな海岸にはこのように「ロウソク岩」と名付けられている、尖った岩もチラホラと見られる。もう後は札幌に帰るだけで時間的な制約が無いので、ちょっとそんな景色をゆっくり見る為に寄り道する事にした。

 

 

海岸沿いを走る車からの景色 動画

 

 

積丹半島の海岸で寄り道

この頃は18時前頃だったのでそろそろ夕陽のお時間で、今日も1日普段と変わらずに頑張って働いてくれたお天道様が休まれる時間である。

忙しいクマ
忙しいクマ

太陽は休む訳ではなく、見えない側に行くだけで、ずっと働いてるんやぞ!

 

積丹半島の海岸でロウソク岩を眺める

このような先端が尖がっている「ロウソク岩」などは、台湾の野柳地質公園トルコのカッパドキアなどでの奇石群を見てきているから、そんなに驚くものではなかった。ただそんな感動はなかったけども、目の前にあるこちらのロウソク岩も長い年月を経て出来上がった形であるので、その歴史には敬意を払う必要がある。

 

 

積丹半島の海岸でロウソク岩を眺める1

という事でしばらくこのロウソク岩をじ~っと見つめてみた。なおこの辺りにはこのロウソク岩と同じように、他にも「ロウソク岩」と呼ばれる似たような岩があるようだ。長い年月を経て波や風などによって浸食された、この辺りに積もった土壌がこのような形になっていく。まさに地球環境で何千年も過ごした結果となっている、このロウソク岩であった。

 

積丹半島の海岸でロウソク岩を眺める男

そんなロウソク岩などを眺めながら、北海道から本州の方を向かって日本海をバックに眺める男。なおこの海岸は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定されている場所なので、足元に転がっている丸くて大きな岩は勝手に持ち帰ってはいけない。

 

積丹半島の海岸の景色

北海道で初めて見る日本海だったが、そんな綺麗な日本海と共に空には夕暮れ時に赤く染まった雲も一緒に見えており、とても綺麗な景色が目の前に広がっていた。明治時代になってから大開拓が行われて、多くの人類が住み着いた北海道であるが、この海と空の景色だけはそんな開拓前の北海道とはそんなに変わっていない光景なのだろう。

 

積丹半島の海岸の景色1

そしてまた車に戻り海岸沿いの道を走っていると、遠くの方に「ロウソク岩」と呼ばれる岩が見えている。こちらの岩の方が細長くて、かつさっきのように岬の岩場に隣接しているような感じではなくて独立していたので、より不思議な雰囲気に見える岩であった。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

なんかモッコリしているようにも見えるけ!(笑)

 

積丹半島の海岸の景色2

このような目の前に広がる大自然の光景を見るだけで、なんとなく心が癒されるのは、地球上に何万年以上も住み着いてきた人類にとって、”この世で本当に大切な自然”という意識を本能に植え付けてきた結果かもしれない。この生命を育んできた青い海と、太陽からの強大なパワーが降り注いでくる空は、地球上に欠かせない生命育成要素である。

 

 

夜の小樽の街にて

夜の小樽の街に入る

そんな海岸線を見ながら帰路に着いていると、今日の午後に寄った小樽の街に再び戻って来た。このように北海道内でも西側では港があって、海上交通の拠点でもあった小樽の街。昼間の景色と夜の景色は違うので、ここでもちょっと寄り道する事にした。

 

 

小樽運河沿いの道からの景色 動画

 

 

夜の小樽の街の景色

そして近くのコンビニの駐車場に車を停めて、人が群がる小樽の街でも人気のスポットである浅草橋へと再び到着。昼間は昼間で綺麗な景色が見えていたけど、まだ残暑の時期だったので暗がりが広がって気温が下がって涼しくなってきていたので、観光客などが活発に動き出していた時間帯でもあった。という事で浅草橋には、観光客で溢れている光景が見られた。

 

夜の小樽の街の景色1

今の小樽運河の光景だけ見ていると、この運河が元々は倍の幅だった事も、そしてその前は海岸だった事も想像が出来ない。そういう意味では自然が残った景色を見れるスポットではなくて、その殆どが人工的な景観となっている小樽の街である。

 

夜の小樽の街の景色2

日本の名だたる観光地では昔ながらの人力車を曳く商売をしている人達がいるが、コロナ禍で海外からの観光客も減って、あまりその人力車に乗っている観光客の姿を見かけなかった。だから昼間も声を掛けてきた人力車の兄ちゃんが、夜もまた声を掛けて来ていた。

メグちゃん
メグちゃん

こういう人力車の値段って、結構いい値段だからあまり乗りたいとは思わないのよね~!

 

夜の小樽の街の景色3

という事で今はすっかり綺麗になった小樽運河を眺める。昔は水路として使われていただけの運河だったので、運河の底にはヘドロが溜まって悪臭も放っていたとは思えない程に、綺麗になっている小樽運河。環境を汚しながら急発展した人間社会であるが、これからの21世紀は環境をいかに守るかが問われる時代に突入している。

忙しいクマ
忙しいクマ

大阪の道頓堀川も、小樽運河に負けずに綺麗になったって聞いたぞ!

 

夜の小樽の街の景色4

小樽運河沿いの散策路では、この明治後半~大正~昭和前半まで栄えて、その時代の建物が多く残っている街だけあって、当時のレトロな雰囲気を残す為に街路灯はガス灯が備え付けられている。今では省エネ時代になって照明もLEDライトが急激に増えているが、このように昔ながらの物はその当時の古き良き雰囲気を醸し出してくれるものである。

 

 

夜の小樽の街の景色5

そして観光地となっている小樽の街だけあって、このように小樽運河沿いの倉庫群もライトアップされている。ヨーロッパに比べると日本では歴史的な建物が少なく、かつ夜の街中でそのような建物が目立つようにライトアップしているという事は意外と少ない。勿論夜間に建物をライトアップする事はそれなりに費用が付いてくるものであるが、観光地として歴史的な建物を推すとなると、やっぱりこのように建物のライトアップは欠かせない。

 

 

夜の小樽の街の景色6

陽が昇っている日中はさすがの北海道でもそれなりに暑かったけど、陽が沈むと快適な温度になってくる。北海道にやって来るのはこれが3回目だが、まだ雪が降り積もる冬には来た事が無い。日本でも一番北に位置する、冬は寒くて雪が沢山降る地域だけに、もし次に訪問する機会は雪降る時期がいいかもしれない。

メグちゃん
メグちゃん

やっぱり北海道では、その雪国らしさを一度は体験した方がいいよ~!

 

小樽の夜景の景色

そして昔は倉庫群だったレトロな建物も今ではその所有者が変わっていて、建物内はすっかり綺麗に改装されていて、レストランやカフェなどに変身している。なので倉庫の窓から見える建物内の景色は、夕食を楽しむ観光客の姿が見えている。

 

小樽の夜景の景色1

こちらはイカ釣り漁船並みに光っているように見えるけど、この小樽運河のナイトクルーズ乗り場である。昼間は暑いからか、あまり人が集まっていなかったけど、陽が落ちて涼しくなって小樽運河の夜景も見れるという事で、少々値段が高くても夜のナイトクルーズの方が人気のようだ。

モ~モ~子
モ~モ~子

夏場は人間も夜行性になるんだね!

 

小樽の夜景の景色2

昔は荷物が運搬される港として栄えた小樽の街。そんな街の夜景がこのように綺麗に見られる事になったのは、この小樽の街がそんな港街として廃れていった為でもある。だから港町として繁栄を続けていた小樽だったら、このような夜景は見る事が出来ていなかったかもしれない。

メグちゃん
メグちゃん

そう思って見る景色は感慨深いね~!

 

小樽の夜景の景色3

ただこのような景色も地球温暖化が進んだ将来は、北極や南極にある氷河が溶けて水面が上がると、ベネチアの街じゃないけど水没する時が来るのかもしれない。そう思うと目の前の環境問題は、目を背けてはいけない人類に課せられた大事な宿題なのである。

 

小樽の夜景の景色4

観光客は沢山小樽運河に群がっているけど、人力車の営業をしているお兄ちゃんはさっきから客を拾えずにず~~っと街角に立ち続けていた。この人力車の値段も海外から来る観光客には”いい記念”として払う価値がある値段かもしれないけど、日本人相手にはちょっと抵抗感のある値段設定の場合が多いように感じる。。

 

 

小樽の夜景観光用の遊覧船

この2020年コロナ禍では「三密」という言葉が流行語となり、新型コロナウイルス感染防止の為に距離を保つ事が重要となった年。ただこのナイトクルーズ船では屋外という事もあってか、このように前後の間隔を空けずに座布団が敷かれている光景が見られた。

 

小樽の夜景観光用の遊覧船乗り場

このクルーズ船を運営する会社からしても、コロナ禍で観光事業が大打撃を受けており、かつクルーズ船などは元々このような席を全部使う事で割り出した値段設定となっている為に、これ以上は席数を減らす事が出来なかったのかもしれない。そしてそんなクルーズ船乗り場には、このように長蛇の列が出来ていた。。

 

小樽にある小樽ビール醸造工場

そんな小樽運河沿いの反対の道側には、その小樽運河沿いの倉庫で営業しているレストランなどの入口がある。こちらの「小樽ビール」は、この小樽でよく目にする地ビールを実際に造っている店舗。なのでここでもビール醸造する工場の見学も出来る場所となっている。

 

 

小樽にあるびっくりドンキー

さっき小樽運河側からレトロな倉庫群を見ている時には分からなかったけど、反対側の道路沿いを歩いていると、そんな倉庫群にこのような「びっくりドンキー」の店舗も入っている。個人的にはレトロな倉庫群だから小樽っぽい店舗が出店してて欲しいけど、実際にはこのように資本力のある全国チェーン店も入っているのであった。

小樽の倉庫群という雰囲気が、無くなってしまう光景だと・・・

メグちゃん
メグちゃん

「びっくりドンキー」も美味しいよね~!

 

小樽から札幌へ向かう

という感じで、昼間とは景色が全然違って見える小樽の街を少し散策してから、札幌へと戻ります。遠くの空には太陽の代わりに顔を出した月が、とても丸い顔を出して満月の夜であった。なお9月に日本海から見える太陽は収穫期の9月という事もあって、「ハーベストムーン(収穫月)」(Harvest Moon)とも呼ばれているとか。

 

 

こんな旅はまた次回に続きます!

よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

↓↓↓↓北海道札幌旅行記:初回↓↓

【札幌旅行記①】クラーク博士の記念碑がある旧島松駅逓所からスタート
2020年9月に訪れた、北海道は札幌メインの旅行。久しぶりに到着した新千歳空港で旅友の出迎えを受けて、まずはクラーク博士の記念碑を見学しに行きます!
タイトルとURLをコピーしました