福井県敦賀旅行記2022年4月-7
旅行期間:2022年4月上旬(当日旅)
しばしの別れ!
初めて訪れた福井県敦賀市内で、海に近い事もあって新鮮な魚介類を使った海鮮丼を食べたくて、水曜日に定休日が多かった敦賀市内でも営業していた「海鮮みなと家」に入る事にしたのであった。
住所:福井県敦賀市蓬莱町16-3
営業時間: ※定休日:木曜日
①平日:10時~15時(LO.30分前)
②金土曜:10時~15時(LO.30分前) & 17時~21時(LO.30分前)
③日曜:10時~17時(LO.30分前)
電話番号:0770-36-4356
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「海鮮みなと家」で昼食タイム!
昼の12時過ぎに入ると順番待ちとなっていたが、他に選択肢もなかったのでとりあえず待ってでもここで食べる事を選ぶ。
店内は昔からの海鮮丼などを出しているお店のような古さはなく、2019年10月に営業開始した”海鮮居酒屋”となっているようだ。ただ海鮮居酒屋ではありながら、現段階では夜営業は金&土曜日のみとなっているが。。
店の入口にあった椅子に座って順番待ちをしていると、このようにお酒の瓶とグラスが並んでいる光景が見られた。個人的にはこのようなお酒メインの居酒屋は、ランチにはそこまで期待できないという先入観を持っているのであまり好印象ではなかったが、この水曜日は他のお店は定休日が多いので、そこは我慢するしかなかった。
そして順番待ちしている席の近くには、大きな水槽に入った生きた蟹が動いているのが見えていた。最近はこのように生け簀のあるお店に入る機会が少ないだけに、久々に動いている海鮮系を眺める事となった。
その脇の水槽には、こちらの目が飛び出たような顔をしているロブスターも見られる。これから自分が食べられるという運命を知っていれば、このようなフザけた顔をしている余裕なんて無いように思うのだが。。
甲殻類はみんな好きでこのような顔をしている訳ではないカニ!(怒)
鋏がテープで縛られているので、その代わりに口元の触角をピクピクと動かすロブスターさん。
こちらは水槽の中に湧き出す泡で甲羅などを洗われて、気持ちよさそうな顔をしている蟹さん。
この福井県で水揚げされる雄のズワイガニが『越前ガニ』と呼ばれるが、水揚げされる場所が変わるとその名前も変化する。その為に同じ場所で仮に育っていたとしても、山陰地方で水揚げされれば『松葉ガニ』と呼ばれる。
同じズワイガニでも呼び名が異なるのは、それを獲った人間が高値で売りたいからカニ!
そして席が空く順番を待っている間に、何となく水槽から視線を感じて、振り向いて見たら・・・・。
『越前ガニ』に見られとるデ!(笑)
どんな人間が自分を食べるのかを見ているカニ!
来世で逆襲したろうと思っているんやろ!(笑)
そして約8分ほどでやっと店内のテーブル席に案内されて、着席する。個人的には海の近くに来ても”海の幸”を積極的に味わいたいと思わないけど、同行しているオカンの頭の中は既に
海鮮丼と越前蕎麦♪
となっていたようだ。。
このお店では2019年オープンの比較的新しいお店だった事もあってか、こちらのタブレットのタッチパネルで商品を選んで発注し、更にお会計の時にはこのタブレット自体をレジに持って行って清算というシステムだった。
そして注文してから約10分で到着したのは、オカンが注文した「海鮮丼」だった。なお、オカンは越前蕎麦とのセットを頼んだのであるが、蕎麦は後から持ってくるとの事。
このような鮮魚が揃っているお店では、迷ったら海鮮丼を選ぶのが王道である。こちらの海鮮丼には、ブツ切りの蛸まで乗っていて、なかなかに美味しそうに見える。ただし、ボクはオカンとは違う物を選んでいるので、あまりこれが美味しそうに見えるとほめ過ぎてもいけない。
そしてオカンの海鮮丼が運ばれてきてから、更に約10分後になって、やっとボクの頼んだイカ丼と、オカンの頼んだセットの越前蕎麦が運ばれてきた。どうやら店員さんはボクが越前蕎麦を食べると思っていたようで、ボクのイカ丼が載ったお盆に蕎麦も載せていたが。。
ボクが選んだのは、海鮮丼ではなくて、久々に食べたかった「イカ丼」である。
イカ丼というと、2020年10月に訪れた佐賀県唐津市で食べたイカ丼がとても美味しかった記憶があった。その為にイカ丼を選んだのであるが、唐津市で食べたイカ丼程に美味しかった印象をそこまで感じなかった。
想像していた以上にイカの刺身が硬くて、これが普通のイカ丼なのか、それとも唐津で食べたイカ丼の美味しさを過剰に記憶していただけだったのか・・・。
オレが連れていったった、唐津で食べたイカ丼の方が旨いけ!
こちらはオカンが待ち焦がれていた「越前蕎麦」。
今回の旅は福井県でも敦賀市内だけだったが、オカンは福井県といえば「越前」
・・・という事は・・・!
越前蕎麦や~~♪
という感じで、敦賀に来る前から楽しみにしていた越前蕎麦だったのである。。
越前ガニをすっ飛ばさないでカニ~~!
イカといっても色んな種類があるけど、最近は日本海付近もイカが獲れなくなっているようだ。前回佐賀県唐津市に行った時も、昔はイカがよく獲れたらしいけど、最近では長崎で水揚げされたイカが運ばれてきているという話だったし。。
敦賀駅に向かう道中にて
とりあえず美味しい海鮮丼などを味わってお店を後にして、次の目的地に向かう為にJR敦賀駅方面に向かって歩いて行く。港近くから駅方面までは巡回バスなどもあるようだけど、やっぱり知らない土地は歩くのが一番その土地を理解できるので、ここも当然歩きで進む事にする。
こちらは昔から酒屋の軒先に吊るされていた「杉玉」という、杉の葉で出来た玉である。
昔から新酒が出来ると酒屋の軒先にこの「杉玉」が吊るされて、その光景で「新酒の入荷/販売開始!」を告知していた、昔からの広告の一種として使われてきた物のようだ。
そして駅前近くの大通り沿い商店街を歩いて行くと、このように古そうなレコード屋さんなどのお店も見えてくる。音楽を流す媒体も、レコードを使う蓄音機から、LPやCDやカセットテープなどに代わり、最近ではスマホやパソコンで音楽データをダウンロードするなど、その時代に応じて大きく変化している。
そして敦賀市内を走る国道8号線沿いにある「本町通り」では、その歩道部分にこのような『宇宙戦艦ヤマト』に関連する登場キャラクターの銅像がここでも設置されているのが見られた。
この銅像は松本零士氏の生み出したキャラクターと、コラボした町興しの一環である。なお、『宇宙戦艦ヤマト』というと、ボクが生まれる前の1970年代に放映されたアニメなので、その作品を見た事はないけど、タイアップして発売されたパチンコ台を打った事があったので、こちらの『アナライザー』というキャラクターは知っていた。
パチンコ台を打っていた経験が、こんな所で活かされるとは!
そんなお茶目な存在のアナライザーの銅像の斜め奥には、「氣比神宮」で”国の重要文化財”にも指定されている『大鳥居』がチラっとだけ見えている。この大鳥居は江戸時代の1645年頃に建造された物で、第二次世界大戦中の空襲でも焼けずに現存している。
そしてこの国道8号線に面していた「本町通り」が、このようにやけに歩道部分が広いと感じていた。
どうやら2020年に『歩行者利便増進道路(通称:ほこみち)』として、4車線から2車線に車道を減らして、その分歩行者通路を広くした取り組みの一環だったようだ。
この敦賀の町は2023年末~2024年春頃に開業予定の北陸新幹線:金沢~敦賀間に合わせて、町の活性化につなげようという趣旨のようだ。ただ、この時点ではご覧のように全然その通りを歩いている人の姿が見られず、シャッターが閉まっているお店ばかりだったが。。
こんなんでホンマに北陸新幹線を延ばしても大丈夫なんか・・・?
そしてJR敦賀駅を目指して再び進んで行くと、また道の脇に大きな像が見えてきた。こちらは2017年に放映された宇宙戦艦ヤマトの続シリーズとなっていた『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場する人物の像だった。
最近はアメリカの映画などでも、昔に人気を博した作品のリメイク版や続編などが多くなってきているように思う。配給会社側からしても、評価が怪しくてヒットするか不安な新しい作品よりも、プロモーションし易い知名度のある作品の続編を製作した方がリスクが少ないと感じているのかもしれない。。
次に見えてきたのは宇宙戦艦ヤマトに出てくる、イスカンダル星の女王だった「スターシャ」の銅像である。
ただ、ボクが生まれる前に放映されていた宇宙戦艦ヤマトに出てくる、”イスカンダル星の女王だったスターシャ”と言われても、どんなキャラだったのかは分からないのである。。
縦長の顔だったはずカニ!
JR敦賀駅の恐竜博士!
そして敦賀駅に到着し、滋賀県の長浜方面へ向かう電車に乗ろうとホームに降り立つと、どこかで見た記憶のある白衣を着た恐竜さんがベンチに座っている光景が見えてきた。
あっ、閉まっていた赤レンガ倉庫の前におったデ!
何も知らずにこの敦賀駅に降り立った人からすれば、いきなりこの像を見ればビビって帰ってしまうのでは・・?と思う程だった。それとよ~~く足元を観察してみると、野球のグローブのような三本足が出ている靴を履いていた。。
この福井県で発掘された「フクイラプトル」が展示されているのは、福井県勝山市村岡町にある「福井県立恐竜博物館」なのであるが、今回の旅はこれから福井県を後にするので、そんな恐竜の骨格標本を見る事なく帰るのである。。
恐竜博士ちゃん、多分いつか見に来るから待っててや♪
そう言い残して、敦賀を去るのであった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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