歴史的な西洋式の城ヶ島灯台よりも、その公園に居た猫ちゃんが可愛すぎて・・・【神奈川旅行記㉜】

神奈川旅行記2020年秋-㉜

 旅行期間:2020年11月24日~27日(3泊4日)
(Rather than the historic Western-style Jōgashima Lighthouse, the cat in the park was just too cute… [Kanagawa Travelogue 32])

バズったミルクティー

ここは神奈川県でも南端に位置する三浦半島の先っちょにある「城ヶ島」でも、その小さな島の西側にある城ヶ島灯台公園。江戸時代から船の難所となっていた為に灯篭が設置されていた場所で、明治時代に入って西洋式灯台が設置されて、関東地区の中でも早めに灯台が造られた場所だったようだ。

 

【城ヶ島灯台/公園】

住所:神奈川県三浦市三崎町城ヶ島 字西山689-1

 

 

 

城ヶ島灯台にて

城ヶ島灯台は東京湾に差し掛かる際に、重要な道標にもなる場所に灯台が造られている。この灯台が造られた当時の時代は、今みたいにGPS装置は勿論無くて、星や太陽の位置を見ながら船を進ませていた時代。なので現代以上に灯台の存在が重要で、国内で5番目に造られた西洋式灯台だったのも、それだけ重要な理由があったという訳。

 

今ここに見える灯台は関東大震災(1923年)で初代の灯台が倒壊してしまった後の、1925年に再建された物。見た目にはペンキの塗り直しなどが定期的に行われているのであまり古い灯台には見えないけど、建造から既に100年近くが経過している年代物である。

 

こちらは灯台の建物に取り付けられていたプレートで、文字を右から読むようになっているのを見るだけでプレートの造られた年代が古いのが想像つく。灯台が最初に造られたのが明治3年で、震災で壊れた後に再建されたのが大正15年。平成生まれの子達からすると、ボクらの江戸時代のような古い時代に思うかもしれない。

 

こちらには城ヶ島の形をアルファベットの「JOGASHIMA」で作って、合わせて東西の灯台をハートで示し、その間を結ぶ道が赤文字で表現されている。恐らく地元の自治体が新しい町興しの一環で、ドコかの企画会社に委託して、そこの会社が作ったようなデザインなのかもしれない。

 

撮りたくなる灯台【城ヶ島】のキャンペーンポスター

撮りたくなる灯台【城ヶ島灯台】のキャンペーンポスター

調べてみると、この城ヶ島灯台は2016年に『恋する灯台プロジェクト』の中でも珍しいペアの灯台が”2人の未来を見つめる場所”として認定され、その後に神奈川県が資金を出して新しい観光名所にしようと働きかけた。そして現代の若い子を惹き付ける為に”SNS映え”するスポットとして、2019年5月に新しくこのような「灯台ラッピングデザイン」を行ったようだ。

 

それもあってか、島に架かる城ヶ島大橋も無料開放となり、町興しを行っているようだ。なお、このポスターをよ~~く見ると、さっきボクが夢中になって写真や動画を撮影してしまった猫ちゃんの「ミルクティー」も、しっかり写っていたのである。

鎌大仏君
鎌大仏君

ミルクティーは城ヶ島の看板猫ダよ!

 

なおこの「灯台ラッピング」というのは全国で初めての取り組みらしく、剥せるシールで貼る事によって簡単に元通りの状態に戻せるようだ。なお灯台の管理者は神奈川県ではなく、海上保安庁なのでその許可も取る必要があったそうだ。

 

こちらの記念碑は真ん中に大きく「記念碑」と彫られているが、後から「これだけじゃあ、何の記念碑か分からないよ!」と苦情が出たかの如く、右上に小さく「燈台創設80年」と小さく文字が掘られているのが見える。

こんな記念碑、要らなかったのでは?!

 

ここ城ヶ島灯台は灯台内には入れないが、ここにも灯台ラッピングデザインが施されているのが見える。この写真は珍しくピントが合わずに撮影してしまっているが、この灯台全体を写した写真が他に無かったので、渋々掲載している。。

 

ここで行われていた「灯台ラッピングデザイン」は、灯台などの建物に直にペイントした訳ではなくて、上からシールのような物で貼って行っていた。ペンキ職人が描くと時間が掛かったり、思うようなデザインに仕上がらなかったりするけど、このように大きなシールに印刷して貼り付けた方が経済的でもあるし、現実的なのかもしれない。

 

こちらはさっきも見たような黒猫ちゃんがマグロをかじっていたけど、残念ながら城ヶ島の看板猫であるミルクティーではなかった・・・。さっきのポスターにミルクティーを採用していたのであれば、こちらの猫もミルクティーにして欲しかったと思う。。

朋ちゃん
朋ちゃん

そんな文句言っているの、多分王子だけだよ!(笑)

 

その灯台周辺にはこちらの日焼けして、塗られた色がほぼ飛びかけている絵のデザインが入った看板も設置されていた。こちらのデザインの絵、昨日横浜の日本丸メモリアルパーク脇の「横浜みなと博物館」に併設されていた「柳原良平アートミュージアム」で見た絵に似てるなと思ったら、右下に「Ryo」というサインがあったので柳原良平さんのデザインした絵だった。

 

こちらの記念碑はさっきのあまり意味深く無さそうな記念碑とは違って、「点灯百二十周年記念碑」となっていて、上には輪っかのデザインになっている。

 

この城ヶ島灯台も昔は油やガスで灯台が点灯されており、1928年になってから電気が敷かれて光源が電灯に切り替わったという。またこの城ヶ島灯台はこの記念碑が設置された平成3年(1991年)に無人化されており、その長く有人だった灯台に別れを告げてその記憶を刻む為の記念碑だったのかもしれない。

 

こうやって見ても大正時代に再建された灯台の建物には、一見見えない。外壁の塗装が定期的に行われているから、外見上は古くは見えないけど、それなりに歴史を刻んでいる灯台である。

 

昔は灯台の敷地に入れなかったからか、このように外側にウッドデッキの通路がわざわざ造られているのが見える。そこまで必要そうな通路には思えなかったけど、太平洋側の海を眺める場所として造られていたのかも。

 

このようにウッドデッキの通路からは、目の前に広がる海蝕された岩肌と、その奥には太平洋の海原が見える。だけどこの下に造られている建物は、大きな津波が襲ってきた時にはモロに直撃しそうな場所に見えるけど大丈夫かな。。

 

 

城ヶ島灯台から見る太平洋! 動画

 

 

小さい城ヶ島だけにそこにある灯台も小さく、そこまで沢山の見るべき場所もなかったので、さっきの公園に戻って猫ちゃんが居たら相手をしてもらう為に戻る事にする。

 

 

再び猫のミルクティーに遊んでもらう!

美味しく水を飲んだ、城ヶ島の名物猫でもあるミルクティー

さっき猫ちゃんが居た所に戻ってくると、まだ看板猫のミルクティーが居たので、もう少し相手してもらう事にした。ただあいにく猫ちゃん用のエサを普段から持ち歩いていなかったので、何か食べさせてあげる事が出来なかった。その代わりとばかりに近くに水道水の蛇口が有ったので捻ってみたら、意外と水の飲みっぷりが良かったミルクティー。

 

 

水が飲みたかったミルクティー?! 動画

 

 

美味しく水を飲む、城ヶ島の名物猫でもあるミルクティー

Youtubeなどの動画でバズる(大きくヒットするの意味)場合に、最近は猫好きが多いのでちょっとした猫動画をアップするだけでも多くの動画視聴数を稼げる場合がある。ボクはこのブログに掲げる動画をYoutubeにアップして、それを埋め込んでいるのだが、今までにアップしてきた動画の中で最も視聴者数を稼いだのがこの動画(↓↓)だった。

 

 

喉がカラカラだったミルクティー! 動画

スマホを自撮り棒兼三脚に固定して撮影したこちらの動画が、なんと40万回を超える再生回数となったのだ。基本的には殆ど加工していない動画を垂れ流しているボクのYoutubeチャンネルだけど、このミルクティー(猫)の反応の良さと、その水の飲みっぷりが高評価だったようだ。

ただしYoutubeの有料化ガイドラインに達していないので、収入はゼロです・・・orz

朋ちゃん
朋ちゃん

目指せ、Youtuber!(笑)

 

ナデナデされて嬉しそうな顔をする、城ヶ島の名物猫でもあるミルクティー

それにしても城ヶ島の看板猫だけあって、とても可愛くて、人懐っこいミルクティー。しかしそれなりに高齢に数えられる年になっている猫ちゃんなので、もし次来た時には居なくなっているのかもしれない。そう思うと今回何か食べれるエサを持ってきておくべきだったのかもしれないけど、普段から食べ物は一切持ち歩かないボクなので、水だけで我慢してもらった。

かといって知らない土地の猫ちゃんに餌を与えるのも、問題が多いのですが・・・

 

 

ず~~っとナデナデしたいミルクティー! 動画

 

 

この灯台で1組の観光客らしい集団を見かけただけであまり人が来ない場所なのかと思っていると、いきなり小さい子供の声が聞こえてきたかと思うと、小学生の団体が灯台を見学する為にゾロゾロと前を通り過ぎていく。今日は天気もいいので、コロナ禍で満足に行けなかった課外授業でもしていたのかな。

 

可愛すぎた猫ちゃん:ミルクティーだけど、あまり相手し過ぎると時間がいくらあっても足りない。今日はこの城ヶ島を見学した後はマグロを食べてから横須賀にも行く予定だったので、ここで後ろ髪を引かれるかの如く、去りがたい気持ちを堪えて灯台を後にする。

そして北側へと進んで行くと、そこにあった家の庭がこのように綺麗な芝生で、一目で毎日手入れされている様子が分かった。というのもウチの親父も中庭に芝生を植えて、毎日手入れしていたので、このような芝生の庭を見ればその家の人の几帳面さが分かるのである。

 

その芝生沿いに置かれていた植木鉢には、こちらの「プリムローズ(プリムラ)が植えられているのが見える。このプリムローズはサクラソウ科の植物で、ヨーロッパ地方が原産の花とされているようだ。

 

こちらの芝生はその周囲に木の柵がしてあって、更にその外周に植木鉢を配置して、人が勝手に芝生内に侵入しないようにという管理人の意図が垣間見える。

なおちょっと話は逸れるが、小さい頃に住んでいた団地で、サッカーボールを強く蹴った際に人の家のベランダにボールが入ってしまった。その時に思わず子供ながら逃げてしまったが、直ぐにボクの仕業とバレて怒られてしまった事がある。

その時の事を印象的に覚えているのが、ボールを蹴り込んで怒られた事ではなく、その人の家のベランダの柵の上に置かれていた植木を落としてしまった事。というのもその植木は観賞用は勿論の事で、それと共にベランダから泥棒が侵入しにくいようにわざとベランダの柵の上に置かれていた物だった。それを知った時に植木鉢というのは単に植物の鑑賞だけではなく、障害物として設置する事もあるというのを知ったのであった。

だからこの植木鉢の配置に反応したのでした!

 

 

そんな芝生を見ながら進んで行くと、道の脇にまた別の猫ちゃんを発見してしまう。”神奈川県の猫島”とも最近では呼ばれるようになったらしい城ヶ島に来ているので、猫を見かけると放っておく訳にはいかないのである。

 

とりあえず距離を取って様子を見るけど、さっきの人懐っこいミルクティーとは全然違って、凄くこちらを警戒している様子が見られる。普通の猫は警戒心が強いのでなかなか近寄って来ないだけに、先程のミルクティーが例外と考えるのが一般的なのであるが。。

 

 

こちらを警戒する黒猫ちゃん① 動画

 

 

ちょっと猫ちゃんとの距離を縮めるだけで、もの凄く警戒してくる・・・。さっきまでの姿勢とは異なり、前足を正面側に置いて重心を下げて、いつでも逃げれるように構えているのが分かる。。

 

 

こちらを警戒する黒猫ちゃん② 動画

 

 

猫が多くなってきた城ヶ島だけど、その裏には猫ブームなどで猫を飼い始めた人の中で、何かの都合かなんかで猫ちゃんを飼い続ける事が出来なくなった人とかがこういった場所に捨てに来る事が増えているという。先日訪れた桜島でもある場所に猫ちゃんが10匹ぐらい集まっていたけど、それらも捨てられた猫ばかりだという。

だから昨今の猫ブームなるものや、その猫ちゃんを村興しなどに使うのも、動物愛護の観点から見るとあまり嬉しく思えないのであるが。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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