コロナ禍で店舗入れ替えが大きく進んだ横浜中華街を練り歩く【神奈川&東京旅3】

神奈川&東京旅(2022年12月中旬)-3

訪問:2022年12月中旬(2泊3日)

コロナ禍で変貌!

横浜市 中華街 中華大通り

2022年12月中旬に”舞い戻ってきた”羽田空港から、一路向かったのが横浜中華街

前から観光地として人気な場所だけど、神戸の中華街よりも人が多く来ていて、メインストリート「中華街大通り」は溢れんばかりの観光客が見られた。

 

 

横浜中華街を散策!

横浜市 中華街 中華大通りを歩く

10年以上振りに訪れた横浜市の中華街だけど、2022年末頃はコロナ禍も下火となって、旅行支援や海外観光客の入国規制が緩和された影響もあって、人だらけの光景となっていた。

 

横浜市 中華街 中華大通りを歩く2

ただ、神戸の中華街もそうだったけど、2020年に発生した新型コロナウイルス世界的流行の影響で、閉店してしまった店も多かったようだ。

 

横浜市 中華街 中華大通りを歩く 店舗

その為に中華街には200店舗以上もある中華料理屋も、昔からの老舗店舗は減り、最近の若い観光客向けに店舗外観などをリニューアルして、見栄えする新しい店がかなり増えていた印象を受けた。

 

新型コロナウイルスがもたらした影響は大きく、それで店を閉めた店舗も多く、また在日華僑の人々も中国に帰ったりした。

それによって空いたスペースに新たに今時の”インスタ映え”な商品を販売する店舗が増えて、昔のコテコテとした中華街のイメージではなく、”個性の乏しい、若い客層向けの観光地”と化しつつあるようだ。

ニイハオさん
ニイハオさん

横浜の中華街も、新しい時代に足を踏み入れたアルよ!

 

横浜市 中華街 中華大通りを歩く 市場通り

大阪の鶴橋にあるコリアンタウンも最近は若い観光客が多く押し寄せる事で、若い世代向けの店舗が増えて、インスタ映えする食べ物を販売するお店がとても増えている。

しかし、ある程度歳を重ねた世代からは、見た目だけで中身をあまり感じられない物が多く流通している観光地に、どんどん魅力を感じなくなっていくのだが。。

ニイハオさん
ニイハオさん

歳取ると、時代の流れに付いて行けないという事アルよ!

 

横浜市 中華街  市場通りを歩く

そういう場合はメインの大通りから脇に向かう道を進むという手段が、いい結果をもたらす場合がある。

こちらは「市場通り」というちょっと狭い道だが、こちらにもギッシリと中華系のお店が並んでいた。

 

横浜市 中華街  市場通りを歩く 吊るされた豚

人気グルメドラマ番組『孤独のグルメ Season8』の第1話で、井之頭五郎(松重豊)も同じように大通りから、この脇道の「市場通り」に敢えて入っていく様子が映っていた。

 

 

 

横浜市 中華街  市場通りを歩く 提灯

ただ思っていた以上に”昔ながらの中華街”という雰囲気が消え去っており、いかにも中華料理屋という味のある看板なども減っていたように感じた。

 

横浜市 中華街  市場通りを歩く 鶏の唐揚げのポスター

こちらは「朋大大鶏排(ホウダイダイジーパイ)」という、鶏の大き目な唐揚げである。

これは中華料理というより台湾系料理で、食べ歩きに向いている”鶏唐”となっている。

 

横浜市中華街 山下町公園

こちらは「山下町公園」という、中華街にある大きな広場となっているエリア。

この場所は中華民国総領事館がかつて存在した土地だったが、その総領事館が移転した後には公園として整備されている。

ニイハオさん
ニイハオさん

よく「山下公園」と間違われるアルよ!

 

横浜市中華街 山下町公園 鳳凰の置物

その山下町公園には、こちらの鳳凰を模った置物が置かれているのも見える。

鳳凰は古代中国で出てくる”伝説の鳥”となっていて、永遠に生きる鳥ともされている。

 

横浜市中華街 山下町公園 會芳亭

山下町公園には『孤独のグルメ Season8』の第1話冒頭で、井之頭五郎(松重豊)が座ってノートパソコンを触っていた建物も見られる。

この建物は「会芳亭」と呼ばれる物で、中華民国総領事館が建てられる前に存在した「会芳楼(かいほうろう)という、料理屋兼劇場だった建物をイメージして作られたという。

 

横浜市中華街 山下町公園 関帝廟通り

その山下町公園の近くには、こちら奥に見えている「横浜大世界」という、大箱の”チャイナテーマパーク”も造られている。

観光地として日本中や世界中から観光客が多く押し寄せるようになると、古来の個人店は姿を段々と消していき、このような資本力のある企業が大きなアミューズメント施設を建設してくる。

そうなると、”古来の中華街”という雰囲気が薄れてしまい、一気に味気なくなってしまうのだが。。

ニイハオさん
ニイハオさん

中華ではなく、”模擬中華”が溢れる中華街アルよ・・・

 

横浜市中華街  関帝廟通り 門

この通りは「関帝廟道」と呼ばれる、古代中国の『三国志』に出てくる有名な武将「関羽 雲長」を祀った「横浜関帝廟」に繋がる道。

 

『三国志』の関羽というと、蜀で劉備玄徳と義兄弟を結び、その厚い忠義心と圧倒的な武勇が有名な武将である。

そんな関羽も最後には殺されてしまうが、その後に神格化され、中国圏ではお金にまつわる神様として人々から崇拝されているのだ。

ニイハオさん
ニイハオさん

関羽様には毎日祈りを捧げているアルよ!

 

横浜市中華街  橫濱媽祖廟 門前

こちらは横浜大世界近くにある「横浜媽祖廟(よこはままそびょう)

こちらでは「媽祖(まそ)という、約1000年前頃に福建省に実在した女性が死後に神格化され、航海や漁業の神様として今でも崇拝されている。

 

横浜市中華街  橫濱媽祖廟 建物

航海や漁業の神様である媽祖は、主に中国でも沿岸部付近で信仰が強く、福建省や台湾などで特に信仰が厚い神様ともなっている。

ニイハオさん
ニイハオさん

福建省から来ている中国人が多いアルよ!

 

横浜市中華街  橫濱媽祖廟 建物2

ただそれなりに歴史ありそうな建物に思えたけど、実際には2006年頃に建設された建物で、建物としてはそこまで歴史がない物だったが。。

 

 

中華街から山手町まで歩く!

横浜市中華街から山手町に移動

昼食も食べ終わり、中華街もそれなりに散策したので、次は横浜市でも高級住宅街である山手町に歩いて向かう事にした。

 

横浜市元町 ヒロキ 店舗 閉店

そんな山手町に向かう途中にあった元町通りで、約2年前に神奈川県を訪れた時にも見た、こちらの「革専科ヒロキ」というお店。

 

どうやらこのお店から移転して、近くにある「ヒロキ・レザー・セレクトショップ」という店舗に移っていたようだ。

しかも元の店舗はまだそのまま、シャッターが閉まったまま残されていたようだ。

 

横浜市元町 元町通り

この場所も「元町」というが、横浜村が開港した後に山の上に「山手:外国人居留地」が、山の下に「山下町:外国人居留地」がそれぞれ設置され、その間を結ぶ場所に多くのお店が出店した名残りで、今でもこのように道の両脇に商店が並ぶストリートとなっている。

 

横浜市元町 元町通り クリスマスツリー

ここを訪問したのが2022年12月12日とクリスマスに近かった事もあり、街中ではすっかりこれから迎えるクリスマスムード一色の飾り付けが見られた。

 

横浜市元町 から山手に移動する際に見えた外人墓地

そんな元町通りを越して、山手外国人墓地の脇にある坂道を登って、山手町に向かっていく。

 

横浜市元町 から山手に移動する際に見えた外人墓地2

普段はこのような外国人墓地はあまり国内では見られないが、この横浜は外国人居留地が明治時代初期頃からあった為に、日本で亡くなった外国人用に西洋風墓地が造られた。

 

横浜市元町 から山手に移動する階段

これから向かう山手町は、名前の通り「山の手」にあるので、それなりに階段を登っていかないと辿り着けない。

ただ、山といっても標高が高い山ではなく、丘のような高さの山なので、それなりに足腰を使えば登れる場所となっている。

 

横浜市山手 外人墓地

そんな墓地脇の階段を登っていくと、「横浜外国人墓地」の正面入口が見えてきた。

ただ外国人墓地ではあるが、この”外国人”とは主に西洋人を表している為に、同じ外国人の中国人のお墓は殆ど見られない場所となっているが。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

↓↓↓↓神奈川&東京旅:一覧ページ↓↓

神奈川&東京旅(2022)

2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。

タイトルとURLをコピーしました