足摺岬にある四国最南端の寺「金剛福寺」と、万次郎の名前が付けられた無料の足湯場【高知県旅行記14】

高知県旅行記2021年3月-14

旅行期間:2021年3月某日(2泊3日旅)

寺よりアイス!

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 外観 

ここ高知県の足摺岬は四国の中でも最南端となっている場所なので、この足摺岬に造られている寺「金剛福寺(こんごうふくじ)も恐らく”四国最南端の寺”だろう。

 

 

「金剛福寺」を訪問!

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 外観2

乗ってきたレンタカーは足摺温泉郷の入口付近に停めたままだったので、そこまで引き返す途中にあった「金剛福寺」の中もちょっとだけ見学してみる事にした。

 

【金剛福寺】

住所:高知県土佐清水市足摺岬214-1
電話番号:088-088-0038

 

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 外観 門

この金剛福寺は822年頃に弘法大師(空海)が開祖となって、建立したとされている”真言宗豊山派”の寺。お遍路道としても有名な”四国八十八箇所”の第38番札所ともなっている金剛福寺だが、四国最南端という場所なので四国八十八箇所の寺間距離が最も長い場所となっている。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 境内

弘法大師がここにやって来て開祖となっていた事もあって、この足摺岬には”足摺岬七不思議”の中でも弘法大師に関わる逸話が多いという訳だったようだ。しかし戦国時代には荒廃してしまうが、江戸時代になって復興されて現在に至る。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 境内 修理費用寄進

そして門の脇には、このように寺の大改修費用として一枚1000円の敷石の寄進願いが置かれていた。昔と違って地域を支配する大名の庇護下に無い寺では、檀家も減ってきていて、寺の修繕費用の捻出が難しくなってきている時代である。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 境内 修理費用寄進 募金

その補修費用を捻出する為に敷石の裏側に好きな文言を入れてもらって、その対価として1000円の寄進をしてもらうというやり方である。単にお賽銭を1000円入れるだけよりも、このような敷石として実際に寺に使われるという事もあって、同じ1000円でも形として残る為に、それなりの人が寄進している様子が見られた。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 境内 景色

足摺岬にある寺だからといって、特に変わった雰囲気は見られなかったが、まず目立ったのが大きな亀の像だった。この足摺岬の伝説では、弘法大師が海から亀を呼びつけて、その亀に飛び乗って海を渡って島に移動したという話がある。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 境内 池

横にはそんな亀の為にか、このような池まで造成されていた。ただ、亀が泳いでいる姿は確認できなかったので、亀向けの池ではなかったのかもしれない。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 境内 本殿

こちらは金剛福寺の本堂で、充電旅で出川ちゃんがこの寺にやって来た時に参拝していたのを思い出す。ちなみにその時は参拝時に唱える言葉が間違っていて、出川ちゃんがそれを知って縫田Pに怒っていたシーンも思い出す。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 境内 亀の頭 像

こちらは亀の像の大きな頭部分である。ちなみに亀には耳が付いていないように思うけど、実際には耳という器官は存在している。亀の耳は鼓膜が人間とは異なって外側に面していているが、耳自体はあまり聞こえていない。その代わりに嗅覚が発達しているので、あまり普段は耳を活用していないようだ。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺 境内 蘇鉄

そして寺の境内では、毎度おなじみの蘇鉄を発見する。日本全国どこの寺でもこの蘇鉄という植物を目にするけど、四国最南端の寺でもこのような鮮やかな緑色を放っていた蘇鉄の美しさに、しばし心が奪われそうになってしまった・・・。

坂本の猟犬
坂本の猟犬

コイツ、蘇鉄マニアぜよ!

 

 

土佐清水市 足摺岬 アイスを食べるオカン

そして寺の見学を終えて外に出ると、トイレ休憩に行ってたハズのオカンは、嬉しそうな顔でアイスモナカを頬張っていた。普段からこの森永製菓の「チョコモナカジャンボ 」をよく食べているのに、四国最南端の地に来てまでも同じように食べたかったという・・・。

オカン
オカン

歩いた後のアイスモナカは、余計に旨い♪

 

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺前 バス停

そしてこの金剛福寺の横には、高知西南交通バスの乗り場があった。しかし、最寄りの鉄道駅「JR中村駅」からは約1時間40分もかかり、現実的には観光客はバスで訪れるにはちょっと不向きな足摺岬。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺前 通り

でもそんな不便な足摺岬でも、四国最南端という事でそれなりに観光客がやって来る場所となっている。旅行代理店側からしても、高知県内の案内ではやっぱり室戸岬や足摺岬という行きにくい場所をツアーで行きたがる観光客の需要が、それなりにあるのだろう。

 

土佐清水市 足摺岬 金剛福寺前 通り2

そして足摺岬先端から温泉郷の方に戻っていく道を歩いていると、ジャングルっぽいウネウネした木々に囲まれてきた。鹿児島のような南国に行くと、ガジュマルとかの枝がウネウネした木をよく見かけるけど、ここは四国でも最南端の場所なので南国っぽい木が植えられているのだろう。

 

土佐清水市 足摺岬 足摺亜熱帯植物園 記念碑

こちらは「足摺亜熱帯自然植物園」という植物園になっているようで、どうりで南国っぽい雰囲気が漂っていた訳だ。

 

 

土佐清水市 足摺岬 足摺亜熱帯植物園 記念碑 入口

こちらに見えるトレイル道を奥に進めば、植物園内を散策できるようだけど、このような自然溢れる道はオカンがまず嫌がるので、行きたい気持ちは少しあったものの、仕方なしにパスする事に・・・。

オカン
オカン

私は絶対ここには入らんで!

 

土佐清水市 足摺岬 白山神社 鳥居

そしてその植物園エリアを抜けると、「白山神社」の鳥居が見えてきた。この白山神社は先程近くを通った白山洞門の上に祀られている白山本宮の神社で、かつては金剛福寺の奥の院ともなっていた場所である。

 

土佐清水市 足摺岬 民宿

足摺岬の先端に来るまでは、何も無さそうな場所に感じていたけど、温泉郷が昔から栄えていた為にその名残りを残すかのようにホテルや旅館ばかりが目立つ。活火山とかもない四国最南端だけど、それなりに温泉の源泉はあるようだ。

 

土佐清水市 足摺岬 万次郎足湯 道路

足摺岬の先端から徒歩で車を停めた駐車場まで戻ってきているが、車を停めた駐車場は奥に見える大きなホテルのような建物近くだったので、冷静に考えると結構手前の方に車を停めてしまったようだ。

 

 

「万次郎足湯」を発見!

土佐清水市 足摺岬 万次郎足湯 建物

そして歩かされてブツブツと文句を言うオカンをなだめながら歩いていると、こちらの「万次郎足湯」という建物を発見した。

 

【万次郎足湯】

住所:高知県土佐清水市足摺岬482-1
営業時間:8時~19時頃(※定休日:水曜日)
入館料:無料

 

 

土佐清水市 足摺岬 万次郎足湯 建物 入口

この「万次郎足湯」という無料で足湯が楽しめる施設の存在を知っていたので、楽しみな気持ちを抱えて入口に向かった。しかし、残念ながらこの訪問した時は「工事中!」という札が貼られていて、改装中で使えなかった・・・。

 

土佐清水市 足摺岬 万次郎足湯 建物 改装中

建物内の様子は、チラっとカーテンの隙間から眺めてみたけど、本当に改修工事中のようだった。2009年にオープンした屋内型の足湯施設で、しかも無料という事でとても楽しみにしていただけに、ガックリと肩を落として戻っていく事になったのである・・・。

坂本の猟犬
坂本の猟犬

また次の機会にリベンジで来るぜよ!

 

ちなみに出川ちゃんの充電旅で足摺岬を訪れていたのは、ボクらが訪れた頃より後の事だった。なので万次郎足湯は改修工事が終わっており、目の前に見える天然記念物の白山洞門を眺めながら足湯を楽しんでいる様子がオンエアされていた。

 

土佐清水市 足摺岬 道路 景色

周囲には道路を歩いて戻る観光客の姿は見られず、殆どの人は車で移動していた。なのでこのように道路脇を歩いている観光客はボクらだけだった。だけど、逆に歩きで移動したからこそ見れた景色を楽しめたりと、歩く事でよりその旅を深く楽しめているのである。

 

土佐清水市 足摺岬 アロウド浜

こちらは先程通った白山洞門のあるアロウド浜で、さっきの万次郎足湯からは足湯に浸かりながら、こちら側の景色が見られるという。足湯を体験できなかったので、この足摺岬が温泉でも有名な場所という記憶が残らない事になったが。。

 

土佐清水市 足摺岬 道路 飛び出し坊や

全然ひと気が無かった足摺岬だけど、このように飛び出し坊やの看板は元気が溢れていた。こういった過疎地のような場所の飛び出し坊やは、ボロボロになってしまっている物が多いけど、こちらの看板はまだ色飛びもそこまでしていなかったので、あまり遠くない時期に設置された物だったのだろう。

 

土佐清水市 足摺温泉郷 道路

今歩いてきた道を振り返っても、このように誰も歩いている姿を見つけられなかった。2021年3月という旅行するには中途半端な時期だったけど、電車などで行き易い尾道とかは若者観光客の姿がそれなりに見られたけど、足摺岬はちょっと遠すぎるのだろう。。

 

土佐清水市 足摺温泉郷 ホテル群

そして足摺岬から徒歩約13分程で、やっと車を停めていた駐車場に戻ってきた。普段の旅行だったらタイムロスに思えるような時間の使い方だったけど、今日はあまり訪問予定を多く設定していなかったので、それがアダとなってのんびり歩く事になってしまった。

オカン
オカン

次から目的地にもっと近い場所に車を停めなさい!(怒)

 

土佐清水市 足摺温泉郷 ホテル群1

せっかく四国最南端の足摺岬に来たのだから、日帰り温泉などを楽しめば良かったのかもしれない。この先に見えている大きな「足摺国際ホテル」は、出川ちゃんの充電旅の道中でも寄っていたホテルだけど、日帰り入浴や家族風呂が無かったので、結局冷やかしに終わっていたホテルである。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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