熊本&鹿児島旅行記2021年12月-9
旅行期間:2021年12月頭(2泊3日旅)
砂蒸しよりもオクラ!
さて迎えた旅2日目の朝、宿泊している鹿児島市内の「ホテル法華クラブ鹿児島」の、部屋内から見えたホテル前の景色。目の前には鹿児島市電の駅もあって、繫華街:天文館も歩いて行ける近さにあったりと、立地的に便利なホテルでもある。
そして創業が大正時代という歴史あるホテルだけあってか、このように部屋には鶴の折り紙が置かれていた。外国人に喜ばれるという鶴の折り紙だが、日本人からしたら珍しい物でもないので、どうしていいかをちょっと悩んでしまう。。
ホテル法華クラブ鹿児島で朝食!
そしてホテル内の朝食会場に朝イチで向かうと、既に朝食にガッツいている人達を見かける。ホテル内での朝食は朝6時30分から7時頃に開く所が多いけど、個人的には少しでも早くから行動を開始したいので、なるべく朝食時間が早いホテルを選ぶ傾向がある。
ワタシはゆっくり朝食を食べたいのですが・・・
そして”地産地消”のものを使っているという「ホテル法華クラブ鹿児島」で、そこそこにブッフェから朝食を取ってくる。ただ、あまり朝から沢山食べれない人間からすれば、ホテルの朝食にそんなこだわりも持たないし、期待もしないのであるが。。
そんな中でもこちらの「さつま揚げ」だけは、しっかり確保している。普段でも食べれる機会のある「さつま揚げ」だけど、やっぱりその本場の鹿児島で食べると、脳が差別化して美味しく思えてしまうのだろう。
このように今日も晴れ渡った青空が顔を出していて、絶好のドライブ日和となりそうだ。なお、借りていたレンタカーはホテル提携の駐車場ではなく、歩いて5分程の安い駐車場に停めていた。ホテル提携の駐車場は、この市電が通る道の向かい側にあって、口コミを見ていると「ちょっと狭い・・」という記載があったので、狭いのが好きではないボクはこの辺りの広くて安い駐車場を選択したのである。
「道の駅:いぶすき」に到着!
そして今日は「薩摩半島巡り日」として、今回の旅が鹿児島初上陸となるオカンを案内する事にした。この指宿市までは鹿児島市内から高速道路を使うと早く訪れる事が出来るが、昨日熊本から鹿児島市内に来る時にやむやむ高速道路を使ってしまったので、今日はそのリベンジとばかりに下道を約1時間かけてトコトコと進んできたのであった。。
地方では下道を走るので充分だと思うけど、さすがに朝の時間帯には車社会となっている地方ほど、道が混みやすい傾向がある。なので、朝出発する人はその辺りを計算して行動した方が良さそうである。
まずは指宿に来てから、薩摩半島の象徴的存在でもある「開聞岳」をオカンに見せてあげようと考えていた。それと指宿というと「砂蒸し」が有名なので体験したいかと聞いたものの、
オカンは
別にエエで・・・
とあまり興味がないご様子だったので、砂蒸しはまたの機会としたのであった。。
指宿に来たら、絶対砂蒸しを体験した方がいいよ!
買い物好きな人はすぐに道の駅の建物内の物産館に進んで行くのだろうが、まず周囲の景色を楽しみたいボクは、建物裏の鹿児島湾沿いに造られている広場の方へ足を進ませる。
このように目の前には晴れ渡る青空と共に、果てしないような鹿児島湾の綺麗な景色が見えてくる。この薩摩半島の南端付近に開聞岳と砂蒸し体験できる場所があるのだが、オカンがそこまで行きたいという意思表示が無かったので、頭の中で違うルートを組み立てていく。
こちらには「ポマイカイの鐘」が設置されていた場所だったが、このように肝心の鐘が消え去ってしまっていた。この「ポマイカイ(pomaikai)」という言葉はハワイの言葉らしく、幸福や祝福などを表すという。
ハワイん言葉じゃなく、薩摩弁にすべきじゃ!
それと近くには、こちらのピンク色の郵便ポストが置かれているのが見えた。観光用に塗装された色が違う郵便ポストも多々見かけるけど、国内でピンク色も珍しいように思う。
そしてもう一つ郵便ポストが見えたけど、こちらはピンク色に対抗してか、ちょっと自己主張が乏しいようにも見えるグリーン色となっていた。黄色い郵便ポストは人気観光地などで設置されているのは見かけるけど、その黄色と比べてグリーン色の郵便ポストは地味にしか見えないような・・・。
そして鹿児島湾の遠くの先には、薄っすらと高い山が見えている。こちらが鹿児島県の象徴的存在でもある「桜島」で、勿論オカンを連れて行きたいボクの好きな場所でもあるけど、この2日目ではなく、明日の3日目に立ち寄る予定としていた。
鹿児島に来たら、必ず桜島に立ち寄りなさいよド~~ン!
そして道の駅の真ん中付近に、「彩花菜館(さかなかん)」という2004年頃にオープンした物産館やレストランなどを備えた建物があったので、中を見学してみる事にした。
こういう地方に来ると、その周辺で収穫された野菜などが新鮮な状態で販売されている事が多いので、その売られている野菜を見ているだけでも楽しくなってしまう。ただ、野菜を調理して食べたい訳ではないので、ただ見ているだけであるが。。
そして指宿名物というと、こちらの「オクラ(秋葵)」である。このオクラはアフリカ東北部が原産とされており、日本に入ってきたのは幕末~明治時代だという。ただアフリカ原産の野菜なので、温かい地域でしか育たないので、日本では一年草という区別になっているようだ。
また日本国内では昭和中頃からこのオクラが多く生産されるようになっていき、この鹿児島県指宿市が”オクラ生産量日本イチ”ともなっている。なので最近オクラが好きになってきたボクとしても、このようなオクラの名産地に来て、その現物を見れるだけで幸せになってくるのである。
開聞岳を見ながら育った指宿のオクラは美味しいよ!
そして先程鐘が見当たらなかった「ポマイカイの鐘」が、こちらの室内に置かれていた。日本国内では温暖な気候の薩摩半島も、冬を迎えるとさすがに寒くなってくる事もあって、ここで鐘も越冬する準備をしていたのかもしれない。
そして一足早く物産館内に入っていたオカンが熱心に見ていたのが、こちらの「知覧茶」だった。お茶好きのオカンからすれば、今回の鹿児島旅で一番買いたかったお土産がこの知覧茶らしく、早くも出会った知覧茶を何袋も買い物かごに入れている姿が見られた。
どれがいいか判らんから、手当たり次第に買おうかな?!
そんな知覧茶で買い物かごをいっぱいにしていたオカンを見て、今日はこれから知覧茶の畑のある場所まで行くので、まだまだ知覧茶を買う機会がある事を説明して諭す事にした。知覧茶よりも指宿ではオクラを買うべきなのであるが、人によって頭の中で考えている事が違うので、同じ物に興味を示すという訳ではないようだ。
この指宿では日本イチの生産量を誇るオクラの野菜単体だけではなく、このようにオクラを活用した商品開発がされて、色んな商品展開されている様子が見られた。オクラのポタージュスープや、「おくら茶」など、このオクラの名産地である指宿ならではの商品。
オクラが好きな人間からすれば、このようなオクラを活用した商品が並んでいる光景を見ているだけで楽しくなってしまう。このような商品が置かれているという事は、その裏でこのような商品を開発した人達の苦労が必ず存在している訳で、そのような背景を感じれるだけに余計に興味が出てしまう。
こちらはよく見かける保湿マスクだけど、このオクラがどのような効果があるかは分からない。しかし、このねばねば野菜を代表するオクラが、デカデカとパッケージの顔ともなっているので、その効果云々よりも、見た目のインパクトで手が出てしまいそうな商品となっている。
そしてこちらが今回の旅で購入してしまったお土産である。基本的にお土産の購入は殆どしないでおこうと考えていた2021年であったが、このようにオクラ系のお土産をついつい購入してしまっていた。
結局購入してしまった、オクラの保湿マスク。勿論自分で使う為に購入したのではなく、プレゼント用に買ったのだが、プレゼントした人からは意外と好評な返事が返ってきた。
こちらは指宿産の鰹節をふんだんに使用した醤油に漬けられた、「オクラっ娘」という商品。下手に甘いだけの洋菓子などのお土産よりも、野菜を工夫して加工した商品の方が遥かに美味しそうに見えるのである。
そしてこちらは「オクラ飴」という、芋水飴とオクラをブレンドしたというソフトキャンディも購入。ただソフトキャンディというと「ハイチュウ」のようなお菓子を想像していたけど、実際に食べてみると、口の中で水分を取られるような微妙なお菓子であったが。。
「鰻池」に移動!
そして道の駅から、砂蒸し温泉をすっ飛ばして、その代わりに薩摩半島を代表するカルデラ湖の1つでもある「鰻池(うなぎいけ)」へと移動する。薩摩半島で有名なカルデラ湖というと、「イッシー」という怪獣伝説がある池田湖が有名だが、池田湖は訪問した事があったので、敢えて今回は初めて訪れる鰻池を選んだのである。
この「鰻池」の存在を知ったのは、前に池田湖を訪れて、その時の旅行記を仕上げている時であった。また、その鰻池には鹿児島のヒーローでもある西郷隆盛が晩年に滞在していた場所でもあったので、それもあって訪れてみたかった場所であった。
このカルデラ湖は「鰻池」という名前からも分かるように、昔はウナギを養殖していた湖でもある。ウナギが大好物だった西郷隆盛も、そのウナギ目当てにここに長く滞在していたようだが、今では水質の悪化などもあってウナギの養殖は行われていない。
「鰻池」ではなく、そろそろ「元鰻池」に名前が変わるかもね!
鰻池の眺め! 動画
この穏やかなカルデラ湖「鰻池」の周囲は、活火山地域という事もあって、近くには源泉が湧き出す場所ともなっている。なので温泉地域らしく、白い湯気が立ち上って、また硫黄の匂いが充満する場所ともなっている。
そんな鰻池周辺の温泉に立ち寄る前に、こちらに設置されている西郷隆盛の像にまず挨拶をしていく事にした。鹿児島というと島津家よりも、この西郷隆盛が誰よりも尊敬される存在となっているだけに、その”西郷隆盛ゆかりの地巡り”も楽しい場所ともなっている。
こんな旅はまた次回に続きます!
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