信州松本旅行記2022年3月-1
旅行期間:2022年3月上旬(2泊3日旅)
日本イチの空港!
さて、今回からまた新しい旅が始まる。
今回の旅は神戸空港から飛行機に乗って、長野県の「松本空港」に向かう旅である。
なお、”長野県の松本市”ではなく、敢えて”長野県の松本空港”と表現しているのは、今回の旅の目的の半分が珍しく「松本空港」にあったからである。
「行けば分かるさ~、ありがと~~!」だね!
今回の旅では大手旅行会社の3月末決算セールを狙っていて、予想通りHISで”春の旅キャンペーン”だかで、普段の時期に比べると安価に予約できた。
いつもは楽天トラベルを使って予約する事が多いのであるが、松本空港にはFDAしか乗り入れていない為に、飛行機の予約が出来ない。
※夏限定で「JALの夏季限定運航」も1日1便あり
直接FDAのサイトから予約するにも”いいお値段”となっていたので、HISのセールでホテルとセットの飛行機を予約したのである。
なお、ホテルでの朝食は旅行費用を安くする為に、素泊まりを選択した。
神戸空港にチェックイン!
ただ神戸空港から松本空港へと向かう便も、朝の便が午前7時40分(※2022年3月時点)となっていて、その朝便を逃すと次は夕方の便しかない。
その為に朝イチの便を選択し、始発に近い時間帯の電車に乗り込んで神戸空港に向かった。
毎度です、知らぬ間に準レギュラーとなってます・・・
という事で今回もオカンを引っ張り出しての旅。1人ではまず乗る事のない始発電車の時間帯に引きずり出されて、最初は文句ばかりも、徐々に文句言う事が切れてきたのか、空港に到着する頃になると前向きになってくるオカンでもあった。。
何も言えねえ・・・
最近は1人1台とまでスマホが普及した事もあって、チケットレスで搭乗する人も多い。
しかし、前にスマホで提示したQRコードがなかなか読み取られなくて、難儀した記憶が強く残っているので、時代に対応できていない人間のようにアナログに搭乗券をプリントするのである。
最寄りの駅から始発電車で来ると、出発時刻の約50分前に到着できる。電車的には2つ程遅い電車に乗っても一応間に合うのだが、空港へ向かう道中でトラブルが起きて遅延して、飛行機に乗れなかったら困るので、普段から国内空港でも1時間前の到着を心掛けている。
意外と王子は、こう見えても真面目やけ!
会社員を辞めて旅を開始しだした頃はまだ旅の経験が少なかった為に、道中に起こりえるトラブルを全く想定せずに行動していた。
しかし、多少でも旅をしていくと、自分が経験したトラブルだけではなく、旅中に出会った人達のトラブル体験談なども聞く機会があり、それらを教訓にして多少のトラブルが起きても大きな問題が出ないように対処するようになってきたのである。
FDA(フジドリーム・エア・ラインズ)は個人的にはお気に入りの航空会社で、料金的にはLCCのように比較的安価だけど、荷物の預け入れが20キロまで無料だったり、機内でお菓子やお茶などを無料で提供してくれる。
個人的には国内線だと途中でドリンクの提供とかは要らないと思っているのだが、松本空港までの約1時間のフライトでもFDAでは、このようなクロワッサンのパンを提供してくれた。
大手航空会社と競争せずに独自のニッチな路線を開拓・運航しているFDAでは、”パートナー企業”からの「コモパン」が一部早朝便に限って無料で提供されている。
なお、こちらのパンを提供する「株式会社コモ」という会社は、愛知県小牧市に本社のある製パンメーカー。
そして機内でこちらも無料で提供されたお茶は、「ハラダ製茶」というFDAと同じく静岡県に本社を置く日本茶の製造販売メーカーである。
最近になって今までお茶の産地として国内一位を守ってきた静岡県が陥落し、その代わりに鹿児島県が台頭してきている。しかし、お茶の産地のイメージが強いのは、やっぱり静岡県であるが。。
松本空港に着陸態勢を取りつつある、到着約20分前頃になると、眼下にはこのように頂上付近が白く雪化粧されている山の景色が見えだしてくる。
下の様子など全然見ていなかったのでこの山が何なのかは分からなかったけど、帰ってから飛行ルートを調べてみると、こちらは飛騨山脈南部の「乗鞍岳(のりくらだけ)」のようだった。
そして左下だけではなく、機内アナウンスで「皆様の右側に、富士山が綺麗に見えております!」とのアナウンスも聞こえてくる。
機体の左側に座っていたので、右の座席側に移動出来なかったけど、何とか遠目に富士山の姿を収める事に成功する。
登山好きな人からすれば、このような上空からの景色を見て、この山がどの山かを答えられるのかもしれない。
しかし、まだ山にはあまり興味が出てこないボクからすれば、「単に大きい山」という事しか判らなかったのである。
松本市には北アルプスがあるんだぞ!
『北アルプス』とも呼ばれる、広大な面積の飛騨山脈をこのように上空からしっかり確認したのが初めてだっただけに、しばし魅入ってしまった。
中部地方には足を運んだ事が無いために、このような大きな山脈にいきなり度肝を抜かれたのである。
松本空港へ着陸していく! 動画
そしてこの松本空港も、神戸から真っ直ぐ空港に向かうのかと思いきや、一旦松本空港を通り過ぎるように大きく迂回しながら再び松本市内に戻ってくるルートを辿る。
その道中に必死で窓から松本城を探すものの、まだ松本市内の土地勘が全く無かった為に、探せなかった・・・。
写真中央右側の尾根の先にあるハズだよ!
松本空港は周辺に大きな山脈がある為に、一度北側まで行ってから渓谷となっている平地部分に沿って、高度を下げながら松本空港に向けてランディングしていくようだ。
「信州まつもと空港」に到着!
そして、初めてやって来たハズの「信州まつもと空港」に無事到着する。
飛騨山脈に囲まれた松本空港だけに、このように空港の奥に背の高い山脈が、とてもいい光景となって待ち構えていたのである。
この「信州まつもと空港」は1965年に開港された地方管理空港で、標高が”657.5m”と国内で最も高い空港ともなっている。
日本全国 標高の高い空港:TOP5
①標高657.5m:信州まつもと空港(長野県)
②標高372.0m:福島空港(福島県)
③標高331.0m:広島空港(広島県)
④標高271.6m:鹿児島空港(鹿児島県)
⑤標高239.2m:岡山空港(岡山県)
※空港内のどこの標高地点を示すかで、各標高に誤差あり
松本空港は、他の倍ぐらいの高さやね!
ただ世界中には標高4,000mを超える場所に空港が築かれている所もあって、世界の広さと凄さを感じる。
ちなみに”世界で最も標高の高い国際空港”となっているのが、南米ボリビアの中心地:ラパスにある「エル・アルト国際空港(Aeropuerto Internacional de El Alto)」である。
南米旅行の際に、立ち寄った空港でした!
ちなみに松本空港が特に標高の高い場所に造られているという訳でもなく、この松本空港がある「松本市」自体の標高が平均592mと高いからだ。
そんな標高が高い松本市も長野県内では10番目に位置する、”長野県内ではそこまで標高が高くない”市でもある。
ちなみに大阪市の平均標高は約10mとなっていて、松本市内と比べても約580m低くなっている。
この空港に到着した時はそんな標高の違いを気にしていなかった事もあって何も感じなかったけど、いきなり標高の高い場所に飛行機などで立ち寄ると、標高が高い場所程に空気が薄いので、酸欠になって倒れる人もいる程らしい。
ワタシも途中で倒れそうになったのは、空気が薄かったからみたいでした・・・
普段の旅では空港に降り立って、その到着した空港内を散策する事は殆ど無いのだが、今回はこの「松本空港」内を見学するのを楽しみにしていたので、待望の松本空港内に辿り着けた事でとても嬉しい気分となっていた。
ちなみに松本空港は、札幌と神戸と福岡の3ルートしか定期運航便が無いので、思ったよりも小さくて、利用客も少ない空港となっていた。
そしてこの松本空港にボクが来たかった理由が、『大空港2013』という三谷幸喜が監督&脚本を担当して、WOWOWの特番単発ドラマ(100分間、一度もカメラを止めない”完全ワンシーン・ワンカット”撮影)としてロケ地に使われた場所だったからだ。
「大空港2013」ワンシーン・ワンカットプロモーション映像
素晴らしい演技を魅せてくれた竹内結子が、この世に居ないとは考えられないね・・・
実はこの『大空港2013』というドラマは2022年になるまで、その存在を全く知らなかった。
ある時にたまたまこのドラマの存在を知って、100分間を1台のカメラでカット無しで回し続けるという珍しい手法のドラマだった事と、多彩な三谷幸喜ファミリーの俳優さん達がコミカルな演技をしていたので、すっかり魅入ってファンになってしまった。
それもあって、とても楽しみにしていた松本空港です!
こんな旅はまた次回に続きます!
よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!