高千穂町の国見ヶ丘は雲海が見れる、見晴らしのいい場所【宮崎旅行記⑯】

宮崎県旅行記2020年-⑯

 旅行期間:2020年10月18日~22日

雲海は特定の時期のみ

ここは宮崎県北部の熊本県との県境に近い高千穂町にある「国見ヶ丘」という、標高500mを超える高台にある周囲を見渡せる展望スポットとしても人気のある場所。

 

 

高千穂町の国見ヶ丘にて

朝8時半過ぎに宮崎市内のホテルを出発して、下道(一部無料高速道路を通行)をひたすらに走って、途中道の駅(日向)で小休憩しながらここに到着したのは昼の12時。という事で高速道路を使えば2時間半程で来れるのであるが、ケチって下道ばかりでやって来ると約3時間半ほども掛かってしまうのである。。

 

 

この国見ヶ丘は標高513mの高台に上に造られており、また周囲が森林ばかりなので雲海がよく見られるスポットとして多くの人が写真を撮りにやって来るスポット。でも雲海が無いとこのように普通に木々ばかりが見られる光景となっているが。

 

※国見ヶ丘の雲海発生予測サイト↓

日向夏男
日向夏男

上のサイトはお洒落なデザインのサイトで、雲海発生確率を教えてくれるよ!

 

宮崎市内から車で約3時間以上も掛かる高千穂町は、この山を越して更に1時間ほど進んで行けば阿蘇山に辿り着く位に、熊本県寄りにある。なので宮崎県の観光ツアーでも訪れるけど、熊本県ツアーのついででも立ち寄る機会が多い場所ともなっている。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

高千穂だったら、宮崎空港より熊本空港の方が近いけ!

 

こちらはここで雲海が見られた時に撮影した写真のパネルが飾られている。俗に言われる「雲海」とは、その場所より下に雲が発生して見下ろして見れる状態の事。上空からではなくて地上の場所からこのような雲の上に立てるのは、最低限標高の高い場所でないといけない。

 

それと次に重要なのが空気が冷えたり、空気中の水蒸気が増えて雲が出来る事。そしてその雲が見ようとしている場所よりも、高度が低く形成される事。この3つが雲海観察で重要な事である。主には朝晩の温度差が激しい時や前の晩に雨が降った翌朝に晴れて水分が蒸発するタイミングなどで、よく観察されやすい。なので朝4~7時が一番雲海の見所タイミングとされているので、もし雲海を見たければかなり早起きしないといけない。

 

なのでこのような昼に到着していては雲海は見る事が出来ない。だから今回は雲海を見たいがためにやって来た訳ではなくて、ここからだったら高千穂町の全体像が見渡せそうだと思ってやって来たのであった。

 

このような雲が埋め尽くされている幻想的な景色を写真に収める為に、ゴッツイ大きさのレンズが取り付けられている高価なカメラを持った写真家の人達が、暗くて寒い明け方前からこの場所でじ~~っと鎮座してチャンスを狙う場所でもある国見ヶ丘。

 

 

雲海が最も見やすいのは9月末から11月上旬の秋頃に掛けてらしいけど、他の時期でも条件が合えば見る事が出来るそうだ。数年前に甥っ子ちゃんと「星野リゾート トマム ザ・タワー」に宿泊した際に、雲海を見る為用に造られているテラスにわざわざ早朝眠い中向かったけど、残念ながら雲海は見れなかった記憶がある。

という事で雲海の写真は諦めているので、プロにお任せします!

 

 

国見ヶ丘の景色① 動画

 

 

この国見ヶ丘展望台を歩いていると、遠くに町のような場所が見えている。初めてやって来たばかりの高千穂町なので全然土地勘はまだないけど、たぶんあの辺りが高千穂峡などもある中心地なんだろう。

 

この国見ヶ丘がある宮崎県高千穂町は、人口は約11,000人で面積は約230キロk㎡の小さな町。そんな高千穂町には多くの観光客が多く訪れる「高千穂峡」と、日本神話でも有名な太陽神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)が隠れた洞窟の「天岩戸」があるので、宮崎県内でも屈指の観光地となっている。

 

最近は神話という言葉を聞くと、日本神話ではなくてギリシャ神話を頭に思い浮かべてしまう。近年は海外に行く機会が多かったので諸外国の歴史を勉強したけど、意外と日本国内の歴史についてはおざなりになっていた。しかしこの2020年後半は”GO TO キャンペーン”の恩恵を受けて日本国内を色々と巡ったので、その際に今まではあまり興味を持たなかった日本の歴史についてもタップリと勉強する機会になった。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

日本の歴史も調べ出すと、楽しいやろ?!

 

この国見ヶ丘も雲海がなかったら、単なる周辺の林などの木々が見渡せる展望台でしかないので、やって来た人達を退屈にさせない為にこのような木のブランコが設置されていたように見える。このような展望台で意外としっかりとした造りのブランコを見かける機会って、実はあまりない。

 

という事でまずは高千穂町にやって来た記念に、1人旅で楽しむ男の姿をパシャリ。宮崎県の旅で訪れる場所はガイドブックやパンフレットを見て決めただけなのでその場所についての事前知識はあまりなかったけど、逆にその空っぽの知識の方が色んな事をスポンジのように吸収出来ると思う。

なのでいつも頭を空っぽにして、観光しています!(笑)

オカン
オカン

普段から頭が空っぽやろ!

 

展望台ともなっている国見ヶ丘を進んで行くと、この付近が行き止まりとなっている。朝に宮崎市内を出発した時は雨模様となっていたけど、途中から雨が止んできてくれたのでちょうどタイミングが良かった。特にこのような野外観光の場合は、土砂降りだとメチャクチャ損した感じがするので。。

 

今日はこれから高千穂町にある高千穂峡という人気の渓谷を訪れて、更にはこの高千穂町を走っていた高千穂鉄道の廃線跡を利用して観光列車として復活したカートが運行されているので、そのカートにも乗る予定にしている。恐らくその電車はこの目の前の渓谷のどこかを走っていると思うが。

 

国見ヶ丘の先端には、こちらの「祖母傾国定公園」の碑が建てられている。この祖母傾国定公園は宮崎県とその北部に隣接する大分県境にある祖母山(標高1,756m)と傾山(標高1,602m)で構成された、約22,000ヘクタールに及ぶ国定公園となっている。

 

 

この付近にもさっき記念写真を撮ったブランコが、また設置されていた。ただこの時もこの国見ヶ丘を訪れていた人は数人しかいなくて、このブランコに乗ってはしゃいでいる人は見なかった。。

 

この高千穂町は熊本県境でもあり、大分県境でもある。だから高千穂峡の観光は必ずしも宮崎を訪れる時に行かないといけない訳ではなくて、熊本県旅や大分県旅の途中にも立ち寄る事が出来る。

 

 

このように高千穂町は自然溢れる景色が目の前に広がっていて、そこを切り開いて昔から生活している人達が耕す棚田などもチラホラと見える。宮崎県ってあまり観光する場所がないというイメージを持っていたけど、その代わりに農作物が豊富に作られているので、野菜やフルーツなどが盛り沢山に楽しめる場所でもある。

 

そんな高千穂町の景色を眺めながら、1人でまた記念撮影を行う男。2019年のバルカン半島旅行前に購入した、ATHLETAのカラフルなパーカーを来ていると、初対面の人は高確率でボクがサッカー選手だったと思ってしまうようだ。ただ正直言うと小学校の頃に週1回だけYMCAが主催するサッカー教室に通っていたけど、あまり乗り気で参加していた訳ではなく、その後は殆どサッカーをしていないので、自分的にはサッカーをしていたという自覚がないのである。

 

 

国見ヶ丘の景色② 動画

 

 

国見ヶ丘に何個か設置されている、”黄昏のブランコ”。カップルでブランコに乗ればそれなりに絵になるんだろうけど、40歳を超えたオッサンが1人で乗ると、人生の先行きを考えずに孤独を楽しんでいる人としか見えない。。

 

さてここに居ても今の時間からは雲海が出来る訳でもなく、ある程度周辺の景色も堪能したので、そろそろ本命の高千穂峡へと向かう事にする。もう12時を過ぎているけど、運転してばっかりだったのでお腹は空いておらず、とりあえずは見学優先で途中にいい店を見つけたら、そこで昼食を食べる事にする。

 

こちらは国見ヶ丘に設置されていた公衆トイレの男子用便所の案内。日本でも海外でも訪れた場所のトイレの男女表示板は面白い物を見れる所があるけど、ここも「たぢからおの命」という札が設置されていて、天の岩戸から楽しそうな雰囲気に釣られて顔を出した天照大御神を引っ張り出したとされる「天之手力男神(あめのたぢからおのかみ)に因んでいるようだ。

 

このように杉が綺麗に並んで生えている景色が見えるけど、現代人は花粉症の人が増えているのでこういった光景は悪夢にしか見えないかもしれない。なおボクは花粉やダニなどのアレルギーには人の数十倍以上反応してしまう体だけど、花粉症はその症状を意識した事があまりないから全然気にならない。

日向夏男
日向夏男

バカは風邪を引かないではなく、風邪引いたのに気付かないってヤツ?!

 

こちらの「国見ヶ丘鳥獣保護区」杭は、いい感じに斜めに傾いている。初めからこのように傾いた状態で設置されたのか、それともゲリラ豪雨などによって地盤が緩んでしまった為に傾いたものなのか?!

 

この国見ヶ丘には一応バス停らしき看板が置かれていた。しかしこんな奥地まで果たして本当にバスがやって来るのだろうか。それにしてもこのバス停の看板も、いい感じに年季が入ったように汚れているし・・・。

 

そんな汚れたバス停の脇には、このようにバスの時刻表も一応設置されていた。もしこの時刻表が今でも生きていたら、月・水・土と週3回で上下それぞれ2本ずつバスが運行しているようだ。

このバスを利用しようと考えるなら、事前に運行しているか必ず確認しましょう!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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