奈良市元旦初詣(2023年1月)-6
訪問:2022年12月大晦日~2023年1月1日
鹿も匂いに吊られる!
2023年元旦(1月1日)の年明け早々の早朝に、やって来た奈良公園付近。
先程訪れた薬師寺や唐招提寺と違って、奈良公園付近は早い時間ながら初詣をしに来た、比較的若い世代の姿が多く見られた。
元旦早朝の奈良公園にて
薬師寺や唐招提寺周辺では全く見かける事の出来なかった屋台だけど、奈良公園までやって来ると、初詣をしに来た人達の興味をソソるようにお店を構えている光景が見えてくる。
2020年に新型コロナウイルスが世界的に感染拡大した事を受けて、例年行われていた祭などの祝い事がことごとく中止になってしまった為に、こういった屋台を営む「的屋」さんは窮地に追い込まれた。
新型コロナウイルス感染が下火になってきた2022年末からは、やっと屋台が復活してきて、その分の売り上げを稼ぐかの如く、張り切って営業している姿が見られた。
小さい神社だと屋台も種類が少なくて、昔から同じような内容の屋台ばかりだけど、奈良公園周辺に集まっていた屋台はそこそこに数が多くて、また最近屋台で美味しい物を買えなかった人々が”飢えているか”の如く、群がっている姿が見られた。
特に屋台は昔から”祭時に付き物”というイメージが植え付けられている日本人が多いだけに、ごく自然に屋台で食べ物を購入したり、遊んでしまう事に抵抗がない人が多い。
しかも混雑する時に屋台が出ている事もあって、一般的な相場よりもやや”いいお値段”がする屋台でもあるが、元旦や祭で盛り上がっている気持ちと共に、屋台から発せられる”いい匂い”にも吊られて、買ってしまうのである。。
屋台ごと、買い占めたいぜ!
東大寺参道にて
そして奈良県内の初詣で”最も混雑する場所”としても有名なのが、こちらの「東大寺参道」。
場所的にも近鉄電車やJR電車を利用して行き易い場所で、東大寺や春日大社など人気の寺院が近くに揃っている事も影響が多いようだ。
そんな東大寺参道の前には、こちらの「宇宙人親子が手を繋いでいる姿」にも見えるような看板が設置されていて、参拝客が多い事もあって車両は通行止めとなっている。
そしてそんな参道は昔から多くの参拝客を誘惑してきた屋台が立ち並ぶエリアでもある。
果たして、元旦に東大寺に参拝にやって来た人のどれだけが、途中の屋台で何も買わずに通り過ぎる事ができるのだろうか?!
こちらは昔からお馴染みの「りんご飴」の屋台。
個人的にはリンゴが大き過ぎて好きではないのだが、そこそこに並んで購入している人の姿も見られた。
そんな参道の屋台に吊られるのは人間だけではなく、足元を見ると「何か買って欲しそうな顔」をしている、奈良公園の鹿も見られた。
奈良公園の鹿は基本的に野生で、夜には近くの若草山周辺の寝床に帰るとされているが、これだけ多くの人間と、食べ物のいい匂いがすれば、鹿も興味をソソられるのだろう。
元旦は何でも喰うシカよ!
参道を徘徊する鹿!① 動画
最近はあまり祭に行かないのでこのような屋台の種類の流行りは判らないけど、関西地方名物料理だけではなく、「広島焼き」や「名古屋名物:たません」など、地方グルメの屋台も多く見られた。
参道を徘徊する鹿!② 動画
屋台の垂れ幕も同じ物を売っている店でも、カラフルなデザインの方がより好印象を受ける気がする。
全く同じ物を売っていても、そのお店の雰囲気や販売員の対応で、売り上げも大きく変化するのだろう。
王子は屋台での販売、向いてそうよ!
オレと一緒に”エロ”を売ろうぜ!(笑)
何軒も屋台が立ち並ぶ東大寺参道の中でも、一番奥にあったこの「ふんわりかすてら」というお店が一番人気だった。
しかも、屋台の手前にはモニターが設置されていて、そこで「ふんわりかすてら」の紹介動画が流される程に、商売に力を入れている雰囲気が感じられた。
他の屋台は並んでいても5人前後だったが、この「ふんわりかすてら」はまるで何かに吸い寄せられたかの如く、20人程が並んでいた。
1つの屋台でここまで人が並ぶというのは、今流行りのSNSでの宣伝が上手いのか、それとも毎年評判のお店なのか??
さすがに鹿は並んでないシカ!(笑)
東大寺の南大門前にて
そんな”屋台だらけの誘惑ゾーン”を抜けていくと、そこから先はさすがに屋台の姿は無くなり、奥に東大寺の入口でもある「南大門」が見えてくる。
東大寺の象徴的存在もある「南大門」は、鎌倉時代の1199年頃に再建された国宝の建物ともなっている。
東大寺は日中にしか来た事がなかったけど、このように夜に訪れると、綺麗にライトアップされている光景が見られるので、正月深夜の参拝はオススメである。
こんな旅はまた次回に続きます!
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