元旦深夜にソソる屋台が並ぶ春日大社参道を歩き、再び大仏様の御顔を拝見!【奈良初詣11:完】

奈良市元旦初詣(2023年1月)-11:完結編

訪問:2022年12月大晦日~2023年1月1日

2回目の大仏様!

2023年元旦深夜 奈良 春日大社 本殿廻廊

2023年の元旦早朝にやって来た奈良市で、最後の目的地であった「春日大社」の参拝を完了する。

 

元旦早朝の春日大社にて

2023年元旦深夜 奈良 春日大社 本殿出口

元旦深夜4時頃に訪れていた初詣客も、ただ手を合わせて参拝するだけではなく、祈祷などの申し込みに夢中になっている人の姿も見られた。

オカン
オカン

アンタと違って、神様に祈りに来てるんヤ!

 

2023年元旦深夜 奈良 春日大社 参道を帰る

毎年奈良市民の多くが初詣にやって来る春日大社。

それだけの歴史を持った神社で、全国の春日神社の総本山でもある。

大坂黒門
大坂黒門

「トゥ~~~ス!!」

朋ちゃん
朋ちゃん

その春日じゃないよ!(笑)

 

2023年元旦深夜 奈良 春日大社 参道に並ぶ屋台

そして春日大社の参道を奈良駅方面に進んで行くと、何十もの屋台が並んでいて、午前4時頃でもまだまだ営業中だった。

ナラ鹿
ナラ鹿

屋台は稼げる時に稼がないとシカ!

 

2023年元旦深夜 奈良 春日大社 参道石碑

初詣客を見ていると、春日大社に参拝しに来たのか、それともこの屋台目当てで来ているのか?

若い子供達ほど神社に参拝する意味合いが理解できにくいので、屋台目当てのように見えたが。。

 

 

本日2度目の東大寺へ

2023年元旦深夜 奈良 東大寺南大門

そしてこのまま帰ろうかと思ったけど、まだ午前4時10分頃でJRの電車が動き出す午前5時過ぎまで時間調整が必要だったので、まだ無料拝観中となっていた「東大寺」に戻ってきた。

オカン
オカン

1日に2回も行って、どうすんの??

 

2023年元旦深夜 奈良 東大寺中門

この東大寺では春日大社よりも人が少なかったが、これから日が昇る時間帯から午前8時までに掛けて、再び大勢の初詣客が訪れるのだろう。

 

2023年元旦深夜 奈良 東大寺大仏殿

約1時間半ぶりに戻ってきた東大寺:大仏殿だけど、さっき訪問した時よりも若干参拝客は少な目。

なので元旦早朝に空いている東大寺を参拝したい人は、午前4~5時頃が狙い目かもしれない。

 

2023年元旦深夜 奈良 東大寺大仏殿に進む

約10日前にもやって来た東大寺だけど、その後に1時間半の間に2回も再訪するとは想像もしていなかった。

しかし、JRが始発まで少し運休してくれていた為に、こうやって有難い大仏様の姿を1日2回拝める事が出来たのである。

オカン
オカン

有難いと思う気持ちが、伝わって来ないデ・・・

大坂黒門
大坂黒門

「無料」だからやろ!(笑)

 

2023年元旦深夜 奈良 東大寺大仏殿 大仏様を眺める

個人的には信仰心がない人間なので、特に仏像を有難たがる気持ちはそこまでないけど、多くの人達が苦労して奈良時代から守り抜いてきた歴史には、敬意を感じるのである。

 

2023年元旦深夜 奈良 東大寺大仏殿 暗闇に光る

そんな歴史ある東大寺がこのように夜間にライトアップされている景色も、期待していた以上に素晴らしい光景となっていた。

元旦深夜は寒いけど、寒さ対策で着込んでやって来る価値は十二分にあると思えた景色でもある。

 

2023年元旦深夜 奈良 東大寺参道 ふんわりカステラ 屋台

さっきも見られた「ふんわりカステラ」屋台の行列は、何と1時間半後に訪れた時もまだ行列が出来ている程の人気だった。

大坂黒門
大坂黒門

深夜3~4時に行列が出来るって、余程の人気やで!

 

「ふんわりカステラ」屋台のお値段(2023年元旦時点)
・【小 15個】 600円
・【中 28個】 1000円
・【大 58個】 2000円
大坂黒門
大坂黒門

【大:58個】を購入して、3組に【小:15個】600円で転売すれば、13個を200円で食べれる計算にもなるな!

ナラ鹿
ナラ鹿

行列を並ぶのが嫌な人に【小(15個)】を700円で転売すれば、実質タダシカ!

 

2023年元旦深夜 奈良 三条通り

という妄想を1人しながら、深夜の三条通りをJR奈良駅に向かって歩く。

いつもながら屋台で物を買う事はしないので、結局人気の屋台「ふんわりカステラ」の味は判らずじまいだったが。。

朋ちゃん
朋ちゃん

旅行記ブログだったら、体を張って味わいなさいよ~!

 

2023年元旦深夜 JR奈良駅 エスカレーターのてすり 

そして午前5時になって、JR奈良駅が営業を開始しだしたので、エスカレーターに乗ってホームに向かう。

すると手すりに「また、奈良へお越しください!」というメッセージが見えた。

ナラ鹿
ナラ鹿

来年の元旦も、待っているシカよ!(笑)

 

 

 

<まとめ>

 

奈良 薬師寺 門 夜 石碑

今回の2022年大晦日から、2023年元旦早朝にかけての奈良市内の寺巡り。

ただ単純に「普段は拝観料が掛かる寺に、特別に無料で入れる!」という、簡単な動機で出掛けたのであった。

 

夜 薬師寺 金堂

ただ早目の21時50分頃に薬師寺前に到着したものの、全然並んでいる人を見かけなかったので、とても不安になってしまった薬師寺。

しかし、開門時間の22時30分頃に数人の行列が南門前に出来ており、ひと安心であった。。

 

大晦日の夜 薬師寺 金堂 薬師如来像

その薬師寺の本尊である「薬師如来像」も、このように大晦日でも黄金色に輝いている姿が見られた。

仏教でもキリスト教でも、金色は有難たられる存在である。

 

奈良市西ノ京町 夜の路地

そんな薬師寺の特別拝観を終えて、早々に近くの世界遺産「唐招提寺」に向けて徒歩で移動する。

薬師寺での門が開くまでの待ち時間の間に周辺を散策したけど、奈良市でも静まり返った場所だったので、大晦日深夜の静けさの中で1人歩けるという体験はなかなかに値打ちがあったと思う。

 

大晦日の夜 唐招提寺 南門前に並ぶ行列2

唐招提寺では除夜の鐘撞きの権利を求めて、長蛇の列が出来ていた。

最初は除夜の鐘に全く興味が無かったけど、NHK「ゆく年くる年」の生中継が行われるという事を聞いて、ダメ元でその列に並ぶ事にした。

 

大晦日の夜 唐招提寺 除夜の鐘整理券ゲット

すると、ダメ元で並んだものの、見事に「93番」の整理券をゲットする。

 

大晦日の夜 唐招提寺 南門付近 NHK職員の背中

普段はNHKの番組をのんびり家で眺めるだけだが、実際に中継されている現場に足を踏み入れると、NHKスタッフ側の大変さが理解できる一幕もあった。

 

 

大晦日の夜 唐招提寺 金堂 正面ライトアップ

薬師寺は前に訪れた事があったけど、その際に唐招提寺の前まで来たけど、拝観料が”いいお値段”だった事もあって、中に入らなかった記憶が甦る。

 

大晦日の夜 唐招提寺 金堂 大勢の参拝客

その為に初めて唐招提寺の境内に足を踏み入れたが、元旦となった頃合いには大勢の参拝客が押し寄せてきた光景が見られた。

 

大晦日の夜 唐招提寺  除夜の鐘 順番待ち2

期待していた除夜の鐘も一向に順番が進んで行かず、結局93番目ではありながらも、自分の番が来るまで1時間以上も待つ必要があった。

その間にすっかり日付が変わっており、肝心のNHK中継もとっくに終了して、NHKスタッフも撤収準備をしだしていた。。

 

大晦日の夜 唐招提寺 鐘楼 除夜の鐘を鳴らす  カップル

しかし、約1時間以上も列に辛抱して待った甲斐あって、重要文化財にもなっている唐招提寺の鐘を思いっ切り鳴らす事が出来た。

 

大晦日の夜 唐招提寺 「ゆく年くる年2022」 写る赤いジャンパー男

そして諦めていたNHK中継「ゆく年くる年」の中では、”ほぼ自分しか判らないレベル”で赤いレッドソックス・ジャンパーを着ている男を画面内に発見する事が出来た。

 

大晦日の夜 唐招提寺 から東に向かって道を歩く2

唐招提寺から徒歩で次の大安寺に向かう途中に、遠くから鐘の鳴る音が聞こえてきた。

恐らく方角からして薬師寺の除夜の鐘だったのだろうが、除夜の鐘も年内に打ち終わる行事ではなく、大晦日の夜遅くから撞いていく事に意義があるようだ。

その為に終わりの時間は設定されていなくて、寺によっては制限人数が撞き終われば終了となる所が多いようだ。

 

大晦日の夜 大安寺 山門

唐招提寺から東大寺方面に歩く途中にあった、こちらの「大安寺」にも立ち寄る。

奈良時代~平安時代頃までは奈良県内でも、”7つの大寺”に数えられていた規模の大きな寺だったという。

 

大晦日の夜 大安寺 境内 ダルマみくじ

そんな大安寺では、今では若い住職が色んなアイデアを出して頑張って活動しており、境内ではこちらの「ダルマみくじ」の人形が至る場所で見かける事が出来た。

 

 

2023年 元旦早朝 奈良公園 道に並ぶ屋台3

そして奈良市内中心部の奈良公園周辺になってくると、このように屋台が至る所で営業している姿が見られた。

屋台はここ数年コロナ禍で営業できなかった事もあって、その反動か、多くの行列が出来ていた。

 

2023年 元旦早朝  東大寺参道 歩く鹿

そんな屋台の美味しそうな匂いに惹かれたかのように、東大寺参道には鹿が数頭、歩いている姿が見られた。

 

2023年 元旦早朝  東大寺参道 屋台 ふんわりカステラ

そんな奈良市内の屋台の中でも断トツ一番人気だったのが、こちらの「ふんわりカステラ」の屋台。

深夜4時過ぎでもまだ行列が出来ていた程の人気店で、それなりの営業努力を費やしているのだろう。

 

2023年 元旦早朝  東大寺参道 ライトアップされた山門

奈良は京都に負けない位に歴史がある観光地だが、奈良時代から続く聖地でもあるので、「国宝」の建物が至る所にあり過ぎて、その有難さに麻痺してしまいそうな場所でもあった。

 

2023年 元旦早朝  東大寺南大門 仁王像

東大寺南大門に設置されていた仁王像も国宝に指定されている木像で、南大門と共に無料で間近で見れるレベルではなく、”有料級な芸術品”である。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 境内脇 たいまつの火 温かい

深夜はとても寒いので、東大寺では参拝客に暖を取ってもらおうと、このような焚き火が数箇所で用意されていた。

最近の家庭では電子コンロが増えている事もあって、なかなか普段火に接する機会が減っているだけに、久々に”直火”の威力を味わった元旦でもあった。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿 正面

このようにライトアップされた東大寺:大仏殿を拝観するのも本来は有料なのだが、”元旦の早朝0時~8時までの間は無料”になるのだ。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿 大仏像

大きな大仏様だけど、個人的には鎌倉の大仏様の方が、その歴史を感じさせる”表面の劣化”があって好きなのだが。。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿 大仏様 右側から2

寒い寒い元旦深夜だったので、献酒を熱燗にして参拝客に呑ませて、暖を取ってもらうという方法も来年に向けて検討してもらいたいと思うが。。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿正面 観相窓から見える大仏様 

1年に2回しか見れない、大仏殿の観相窓が開いて外側から大仏様の御顔を拝見できる、貴重な元旦。

 

 

2023年元旦深夜 二月堂の建物 下から

その東大寺の建物の1つでもある「二月堂」にも立ち寄り、ここでは深夜らしい静けさの中で、ゆっくりとした時間を過ごす事が出来た。

 

2023年元旦深夜 二月堂 舞台

個人的には屋台が立ち並んで活気がある元旦深夜よりも、静まり返ってシ~~ンとしている神社や寺で、まったりとその静けさと元旦を味わう方が好きである。

 

2023年元旦深夜 奈良 春日大社 鳥居

そして午前3時半でも多くの参拝客が続々とやって来ていた、春日大社。

奈良時代から続く歴史ある神社だけあって、奈良市民がみんなやって来ているかの如く、多くの参拝客で溢れていた。

 

2023年元旦深夜 奈良 春日大社境内 本殿前でお祈り

「奈良は京都に比べると観光客が少ない」という言葉を聞く事があるけど、個人的には奈良は”奈良らしさ”をそのまま出せばいいと思うし、わざわざ京都に対抗する必要はないと思う。

奈良には奈良にしかない歴史と魅力があり、それで京都に対抗するよりは、そのまま奈良らしさを貫いていって欲しいと思う。

 

2023年元旦深夜 二月堂 舞台 夜景

この旅行記ブログを作成している時点で、2024年の奈良市内の初詣情報はまだ判らないけど、また2024年も行きたくなった奈良市内の寺巡り。

ただ今年2023年は生駒山に何回も登ったので、元旦深夜の暗闇の中で登る生駒山頂上から眺める「初日の出」を見るのにもソソられる年になりそうだ。

 

<完>

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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