奈良市元旦初詣(2023年1月)-8
訪問:2022年12月大晦日~2023年1月1日
貴重な体験!
2023年の年明けと共に訪れた、奈良市内にある世界遺産:東大寺。
1月1日午前0時~8時までの間は”大仏殿特別拝観”が行われている為に、特別に無料で大仏殿の中に入る事が出来る。
住所:奈良市雑司町406-1
営業時間: 8時~17時頃
電話番号:0742-22-5511
入館料:大仏殿/法華堂/千手堂/東大寺ミュージアム 別途必要
大人(中学生以上600円) / 小学生300円
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≪元旦特別拝観≫
1月1日午前0時から8時まで”大仏殿拝観無料”
同時間帯のみ「観相窓」御開帳
【除夜の鐘撞き】
約800人 大晦日23時頃整理券配布⇒0時から開始
奈良の東大寺にて
今まで大阪市に長く住んできたけど、これまで元旦深夜に奈良県にやって来た事もなかったし、この世界遺産:東大寺にやって来る事も勿論無かった。
しかし、2023年は「特別無料拝観」という言葉に惹かれてやって来た訳だが、そのおかげで貴重な初詣体験をする事が出来た。
何でも行動してみると、”いい経験”ができるデ!
大きな木造建築物の大仏殿の中に進んで行くと、これまた大きな「大仏像」が見えてくる。
通称「奈良の大仏」とも呼ばれるこの大仏像は、「東大寺 盧舎那仏像(とうだいじ るしゃなぶつぞう)」という名称がある事はあまり知られていない。
高さ約14.7mの大仏像は元々は752年頃に建造された物だが、その後に何回か燃えている為に、その当時の部分は殆ど残っていないという。
なお、今見られる姿に再建されたのは、江戸時代の1691年頃とされている。
勿論、この大仏様も国宝だシカ!
大仏殿内は参拝にやって来て大仏様の御顔を拝見した初詣客の姿が、午前3時前頃ではありながらも、このように多々見られた。
先日見た”鎌倉の大仏”と比べても、野外ではなく屋内に設置されている大仏像なので、外観の劣化は少ない。
だが逆に考えると、奈良の大仏ほどに外観が劣化していないので、”そこまでの古さ”を感じない雰囲気ともなっているが。。
個人的には屋内の方が有難いんじゃ・・・
大仏殿内には大仏像だけではなく、その後ろにはこちら「虚空蔵菩薩像」なども見える。
この虚空蔵菩薩像は木像となっていて、江戸時代の1752年頃に作られたとされている。
実はこの元旦の約10日前頃にもこの東大寺にやって来て、ここで大仏様の姿を拝んだのだが、元旦深夜に眺める大仏様は一味違う雰囲気を感じる。
いつ見ても同じ大仏様やと思うけどな・・・
大仏像に限らず、仏教像などにも一般的に見られる背中部分の飾りは「光背(こうはい)」と呼ばれていて、神仏が放つオーラを可視化して伝える為の物である。
このような神仏や聖人が放つオーラの可視化は、仏教だけではなく、キリスト教などでも多く見受けられる概念である。
そして大仏殿の奥では、元旦恒例の「御神籤(おみくじ)」引きコーナーが見られた。
ここ東大寺では「おみくじ200円」となっていて、参拝客の多くがそのおみくじを購入して、新年の運試しを行っている姿が見られた。
個人的には”信仰心がない人間”なので、このような御神籤は全く引いた記憶がない。
だが参拝客の多くはその御神籤を引いて、今年の運勢を眺めるのが至上の楽しみという感じに見えた。
人間は紙キレ見て楽しめるから、いいシカね!
今までの人生で元旦深夜に「大仏様の顔を拝む」という事を想像すらした事がなかっただけに、今回の訪問では色んな経験と、新しい興味が湧いた。
元旦は家で過ごすより、行った事のない場所に行く方が色んな経験ができるデ!
そして無料で入れる東大寺だったけど、その無料になった拝観料金を回収するかのような、出口付近の御朱印や御守り売り場が見えてきた。
無料で入れて、出口で巻き上げる方式やぞ!
新年の御朱印、欲しいな~!
この「御朱印」という物を購入した事がないけど、シールじゃなくて実際に人が筆で書いてくれるので、それで300円とは値打ちがありそうにも思うが。。
御朱印は大盛況だったシカ!
そして新年という事で、大仏像の前には大きな酒樽も奉納されていた。
正月というと神社や寺ではこのような酒樽が沢山奉納されて積まれているのを見かけるけど、全て関係者が飲み尽くしてしまうのかもしれない。
大阪の印刷業界では昔からのしきたりで、正月三が日は挨拶回りで訪問した会社に用意されているお酒を飲んでいたりしていたらしいけど、最近では正月早々から仕事モードに入るので、そういった昔ながらのムードも消えつつあるが。。
御朱印と共に人気だったのが「御守り」。
信仰心のない人間からすれば”邪魔な手荷物”にしか思えないのだが、信仰心が植え付けられている日本人は、このように並んででも購入してしまうのである。。
御神籤も御朱印も御守りを買わん奴は、もう来なくてエエぞよ!(怒)
この大仏殿が元旦早朝に無料で入れる事を知ってか知らずかは判らないけど、続々と参拝客がやって来ていた。
今時の若い世代になる程に”宗教への信仰心”が薄れているという事を聞くけど、正月の初詣だけは周りの人達の行動に合わせて、賽銭を投げ込む姿が見られた。
大仏像が見れた感謝の気持ちを、賽銭箱に入れるんじゃよ!
大仏殿正面の扉は、このように大男でも入れる程に背の高い扉となっている。
ただ近年はこのような貴重な歴史ある文化財の建物に、油を撒いたり、落書きをしたりする悪質なイタズラが度々起きている。
神社や寺を汚す奴は、死刑じゃぞ!
正月深夜にライトアップされている大仏殿の姿は写真で見かける事が出来るけど、このように大仏殿前から眺める境内側の景色は、なかなかに見かける事が出来ない。
中々にマニアックな景色を写す奴やで!
王子は変人だから、仕方ないよ~!(笑)
ちなみに順路は一方通行となっていて、真ん中の通路は柵で仕切られている。
参道脇には水路があって、普段から水が流れていたかの記憶がないけど、冬場にはちょうどその上にたいまつを燃やしているので、火事防止の役目もしていた。
大仏像の後ろに設置されている光背のおかげで、大仏様に金色のオーラが出ているように見えるけど、実際にはライトで照らされているからそう見えるだけで、ライトが消されると大仏様のオーラも消えてしまうのだが。。
ワシのオーラが見えないとは、お主が未熟者だからじゃ!(怒)
このようにライトアップされた大仏殿を滅多に正面で見る事が出来ないので、この正面前付近では観相窓が開いた状態の大仏殿の写真を撮影する人の姿も多く見られた。
「観相窓」と呼ばれる大仏殿の特別な扉が開くのは、たった年に2回だけ。
しかもその光景を無料で見学できるのはこの元旦深夜の8時間だけなので、東大寺に行ける範囲に住んでいる人は”行くしかない”のである。
2024年も待ってるシカ!
大仏様の顔を拝む! 動画
ちょうどこの辺りから大仏殿の写真を撮ると、観相窓から大仏様の顔がキレイに見える。
これはなかなかにいい写真じゃ!
という感じで東大寺の大仏殿を見学していると、元旦の午前3時頃になっていた。
帰りはJR電車で帰るつもりだったが、JRは近鉄電車と異なり、元旦の午前3時~5時頃までは運休している。
その為に午前3時頃発の電車は諦めて、始発5時の電車を待つ間、この周辺をブラつく事にしたのであった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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