奈良市元旦初詣(2023年1月)-10
訪問:2022年12月大晦日~2023年1月1日
鹿には注意!
2023年元旦深夜に訪れた、奈良市内にある東大寺の「二月堂」。
午前3時過ぎに訪れた事もあってすっかり訪れる人の姿は少なくなっていたけど、逆に貸し切り状態で国宝の本堂舞台を満喫できて良かったと感じる。
二月堂周辺にて
こちらの階段の上には”御神木”のような、大きな杉の木らしき樹木が鎮座しているのも見える。

元旦深夜は、どれも神秘的に見えるな!
そして東側に進んで行くと、”三月堂”とも呼ばれる事のある「法華堂」があった。
この法華堂は東大寺の建物の1つだが、”奈良時代から現存する東大寺内で最も古い建造物”ともなっており、今では国宝にも指定されている。
なお、この「法華堂」は拝観料が別途必要な建物で、その中には10体近くの奈良時代に作られた仏像(国宝)が保管されているそうだ。
更に進んで行くと、今度は「手向山八幡宮(たむけやま はちまんぐう)」という大きな文字が彫られた石碑と、鳥居が見えてくる。
この手向山八幡宮は東大寺と大仏像が造られた奈良時代に、”東大寺の守り神”として宇佐八幡宮から勧請されてきたもの。

昔から寺と神社は一体化してたけど、明治時代に分離されたけ!
春日大社へ向かう!
そして更に南側に進んで行くと、見た事のあるような道が見えてくる。
ここは若草山の下の通りで、普段は観光客も多いからか、道端の街灯も綺麗に光っていた。
この若草山が奈良公園の鹿達の寝床だと聞いていたけど、手前の方に小さな小鹿らしい迷える一匹の鹿を発見した。
鹿に近づく女性! 動画

発情期に鹿に近寄る女性は、襲われても文句言えんけ!(笑)
普段の夜中は静かな若草山で安眠している鹿も、大晦日から元旦に掛けて人間が集まってきて、その異様な雰囲気におびき出されてきたような顔をしていた鹿。

人間は大晦日に騒ぐから、物騒な生き物だシカ!
そしてそんな鹿には吸い寄せられる事なく、春日大社に続く階段を慎重に降りていく。
そこまでは暗くないけど、こんな階段で夜中にコケたら恰好悪いので、慎重に降りるに越したことはない。
そして春日大社の北側の参道にやって来ると、このように午前4時近くになっていたけど、ここも煌々と照明で照らされて、とても明るい参道となっていた。
その参道を歩いていると、こちらの祠で何やら願い事をしているような家族連れを見かける。
この祠は「一言主神社」という、1つだけ願い事を叶えてくれるという『一言主様』が祀られている神社だった。
ただし『一言主様』に願い事を叶えてもらう為には、500円の絵馬を購入して、そこに住所・氏名という個人情報と共に、願い事を書き入れる必要があるそうだ。
個人的にはこのような絵馬に「住所」「氏名」という個人情報を書き込む事の意味が理解できないが、昔と違って今は個人情報漏洩にウルサイ時代になっているので、こういった考えは廃止されていきそうに思うが。。

神様からすれば、人間の住所や名前を知っても意味がないと思うけどな・・・
そして参道を進んで行くと、一方通行の順路を通されて、遠回りな道に迂回して春日大社の駐車場付近にやって来る。
ここに来ると公衆トイレが設置してあったけど、その周辺では初詣にやって来た若者グループが群がっているエリアでもあった。
春日大社の参拝!
そして駐車場から東に延びる、春日大社本殿に向かう参道を進んで行く事にする。
住所:奈良県奈良市春日野町160
営業時間:7時~17時頃
電話番号:0742-22-7788
※御本社参拝所は拝観料不要
※ペット同伴不可
※駐車場100台分あり(乗用車1,000円/バイク300円)
既に午前3時45分頃とだいぶ遅い時間帯になってきたけど、さっきまで訪れていた二月堂とは全然違って、次々と新しい参拝客がやって来る春日大社。
日本全国に約1000社近くある”春日神社の総本社”としても知られる春日大社も、奈良の世界遺産「古都奈良の文化財」の1つに含まれている。
コロナ禍から回復しつつあった2023年元旦は、屋台も沢山参道に並んでいる事もあって、久々に初詣がお祭り的な雰囲気にも感じられたので、若者達は騒ぐのを抑えきれないような姿も見られた。
この参道の上にも明るいライトが吊るされており、まるで”光り輝く参道”を通っているような感覚を受けた。

女優ライトみたいな明るさね~!
こちらは春日大社の本殿を取り囲む廻廊の入口ともなっている「南門」で、14世紀末頃に建てられた”国の重要文化財”にも指定されている歴史ある門。
その高さ約12mの南門をくぐって、本殿敷地内に入ってくると、ここでも深夜午前4時前とは思えない多くの人の姿が見られる。
そしてその敷地内の奥に、主祭神「武甕槌命(たけみかづち)」などが祀られている本殿が見えてくる。
なお、奈良公園で鹿が大事にされているのは、主祭神:武甕槌命が白い鹿に乗ってやって来たという神話から、”鹿を神様の使い”と捉えているからだという。

だから、「白鹿」っていう酒造会社が奈良にあるんだな!
春日大社には武甕槌命以外にも3人の神様が祀られており、ここには4つの本殿が造られている。
その本殿近くまでは行けないようになっているので、その手前で賽銭箱にお金を投げ入れるようになっていた。

4つの本殿共に江戸時代末に再建された、国宝の建物となっているシカ!
恐らくだけど、元旦深夜に春日大社に来ている参拝客の大半が、この本殿で祀られている4人の主祭神の名前を言う事が出来ないと思う。
しかし、神様の名前を知っている事よりも、参拝にやって来る人間側に祈る気持ちがあれば、それでいいのだろう。。
そしてここでも参拝客はそのまま帰らずに、”新春”という心躍るワードが付いている破魔矢や御守りの販売コーナーに吸い寄せられている姿が見られたのであった。。

神社に初詣に行ったら、手ぶらじゃ戻れんゾ!
こんな旅はまた次回に続きます!
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