元旦は特別に無料で、更に観相窓が開いて外側から大仏様の顔が見られる東大寺【奈良初詣7】

奈良市元旦初詣(2023年1月)-7

訪問:2022年12月大晦日~2023年1月1日

ライトアップされた東大寺!

2023年 元旦早朝  東大寺参道 ライトアップされた山門

さて2022年の大晦日に訪れた奈良で、元旦早朝に特別拝観として無料で入れる寺の中でも、最も楽しみにしていた世界遺産「東大寺」に到着する。

 

【世界遺産:東大寺】

住所:奈良市雑司町406-1
営業時間: 8時~17時頃
電話番号:0742-22-5511
入館料:大仏殿/法華堂/千手堂/東大寺ミュージアム 別途必要
大人(中学生以上600円) / 小学生300円
******************************************
≪元旦特別拝観≫
1月1日午前0時から8時まで”大仏殿拝観無料”
同時間帯のみ「観相窓」御開帳
【除夜の鐘撞き】
約800人 大晦日23時頃整理券配布⇒0時から開始

 

 

 

東大寺の南大門にて

2023年 元旦早朝  東大寺南大門 

東大寺の参道を進んで行くと、まず”第一関門”的に立ちはだかるのがこの「東大寺:南大門」である。

1199年頃に再建された南大門で”国宝”にも指定されており、同じく国宝の「大仏殿」よりも約600年古い建造物となっている。

 

2023年 元旦早朝  東大寺南大門 足場

そんな国宝の「東大寺:南大門」は普段から無料で門の中を通過できるので、これもとても有難い事だ。

 

2023年 元旦早朝  東大寺南大門 仁王像

そんな国宝の「東大寺:南大門」には両脇にこの仁王像が2体設置されているが、この仁王像も1203年頃に大仏師の「運慶」、「湛慶」、「快慶」らによって制作された国宝の木像となっている。

 

2023年 元旦早朝  東大寺南大門 仁王像2

仁王像というとそれぞれ「阿形(あぎょう)「吽形(うんぎょう)と呼ばれる、ちょっと異なるポーズをしている。

大坂黒門
大坂黒門

口を閉じている方が「吽形」やで!

 

2023年 元旦早朝  東大寺南大門 境内

その南大門を乗り越えると、奥に大きな「大仏殿」の建物が見えてくる。

ここに来たのは午前2時30分頃だったので、既に大仏殿を参拝してきた人や、これから参拝しに行く出遅れ気味な人がそこそこに歩いていた。

 

2023年 元旦早朝  東大寺南大門 境内 石畳

奈良市の歴史ある寺も、日中にしか見た事がなかったので、暗くなった夜にライトアップされている本堂などは、城とはまた違った趣が見られた。

 

 

2023年 元旦早朝  東大寺南大門 境内 石畳 進む

そんな大仏殿に向かって進んで行くと、その脇では焚き火周辺に集まっている若者の姿が見られた。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 境内脇 たいまつの火

元旦早朝は深夜でもあるので、気温が5度前後となっていてかなり寒く、その対策としてこのような焚火が寺側で用意されていた。

 

焚火に群がる人達! 動画

 

2023年 元旦早朝  東大寺 境内脇 たいまつの火 温かい

普段はこのような焚き火に近づく事がないので、この焚き火の熱さに油断していた。

なので近寄ってみると、”かなりの熱”を感じて、寒かった体もすっかり温かくなり、ここから動くのが嫌になる気持ちが理解できたのである。

ナラ鹿
ナラ鹿

人間は毛皮が無いので、冬は寒そうだシカ!

 

2023年 元旦早朝  東大寺 中門

そんな参道を進んで行くと、大仏殿の手前に設置されている「中門」が見えてくる。

この「中門」は1716年頃に再建された門で、”国の重要文化財”にも指定されている。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 中門 「初詣」看板

その中門には、このように「元旦初詣 0~8時まで大仏殿:入堂無料」と書かれているのが見える。

なお、前までは「元旦初詣」に合わせてこの中門も開門していたそうだが、近年はコロナ禍の影響もあって、中門は閉めていたようだ。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 中門脇 たいまつ

そんな中門の脇にも、こちらの焚き火が見えた。

ただ歴史ある木造建築物のすぐ脇で、このような焚火が設置されているのは、個人的には万が一火が飛び移ってしまう事を考えると恐ろしくなるのだが。。

 

中門脇の焚き火! 動画

 

 

2023年 元旦早朝  東大寺 中門に進む

その中門の左側に、通常の入口が設置されていて、コロナ禍もあって”一方通行の入場口”となっていた。

ナラ鹿
ナラ鹿

混雑する観光地は、一方通行がベストだシカ!

 

2023年 元旦早朝  東大寺 中門 入口

中門は大仏殿を取り囲むような廻廊ともなっており、その中には普段入場料金を支払う「改札口」も用意されている。

普段はここで拝観料金を支払う必要があるのだが、元旦0~8時までは”特別拝観”として無料になっているので、改札口をスルーしていく。

 

 

東大寺の大仏殿前にて

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿

そして廻廊の中心には”国内最大級の木造建築物”である「東大寺:大仏殿(金堂)」が見えてくる。

「国内最大の木造建築物」とも言われる事のある東大寺:大仏殿だけど、”高さ”なのか”体積”なのか、それとも”面積”なのかによって概念が違ってくるので、”国内最大級”という言葉が選ばれているようだ。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿 正面

2023年1月1日午前2時30分頃に到着した「東大寺:大仏殿」は、このようにライトアップされていて、暗闇の中に”国内最大級の木造建築物”らしさを大いに感じられる場所ともなっていた。

 

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿観相窓

それとこの元旦0~8時までは、国宝でもある大仏殿の「観相窓」が御開帳していて、このように建物外側から大仏様の御顔を拝見できるようになっている。

 

東大寺:大仏殿の観相窓が開けられるのは、年に2回だけ。

①元旦(1月1日) 午前0~8時【※無料】
②8月15日『万灯供養会』の夜、19時~22時 【※有料】

ナラ鹿
ナラ鹿

入れる時間が決まっているので、注意シカ!

 

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿 正面2

この奈良県を象徴する建物でもある「東大寺:大仏殿」は、1709年頃に再建された物で国宝にも指定されている。

ナラ鹿
ナラ鹿

元旦の早朝のみ、無料で大仏様の顔を拝めるから、行くしかないシカ!

 

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿前 金銅八角燈籠

大仏殿の前に鎮座している「金銅八角燈籠」という燈籠も、奈良時代から存在しているという国宝に指定されている大事な物。

国宝だらけに囲まれると、何だかとても有難い気分になれる。

ナラ鹿
ナラ鹿

しかも無料で見れるシカ!

 

2023年 元旦早朝  東大寺 大仏殿前 たいまつの火

そんな国宝だらけの敷地内には、このように寒さ対策の焚き火も設置されていた。

こちらは万が一、火が燃え移らないように参道脇の水路の上に設置されていたけど、近づくだけで正月深夜の寒さを忘れる程の温かさを感じれたのである。

ナラ鹿
ナラ鹿

大仏様の心優しさが、この炎に象徴されてるシカ!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

↓↓↓↓奈良元旦初詣:初回↓↓

普段は入場料金が必要な世界遺産「薬師寺」に、特別に無料で入れる元旦!【奈良初詣1】
2022年の大晦日から2023年元旦にかけて、奈良市の有名寺院を巡ります。なんと元旦だけ入場無料となる寺があるので、行かなきゃ損ですよ!
タイトルとURLをコピーしました