鳴門海峡の渦巻く激しい海流を、足元に見学できる「大鳴門橋遊歩道:渦の道」【大塚国際美術館旅8】

大塚国際美術館旅行記 2022年6月-8

旅行期間:2022年6月上旬(当日旅)

海上45mの遊歩道!

徳島県鳴門市 鳴門海峡大橋の展望通路入口

さて、大塚国際美術館鑑賞旅も、ちょっと休憩がてら一息入れる為に、徒歩15分程かけて鳴門海峡に架かる「大鳴門橋」までやって来る。この大鳴門橋は有料だが、その橋の下に造られている遊歩道を歩きながら、渦巻く海面を眺める事が出来る場所となっている。

 

【大鳴門橋遊歩道 渦の道】

住所:徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内)
営業時間: 休館⇒3月/6月/9月/12月の第2月曜日
① 3月~9月:9時~18時
③GW&夏休み期間:8時~19時
③10月~2月:9時~17時
電話番号:088-683-6262
入館料:大人510円/中高生410円/小学生260円

 

 

 

「大鳴門橋遊歩道 渦の道」の見学!

大鳴門橋 遊歩道 渦巻きの時間が書かれている看板

この鳴門海峡に発生する渦は自然現象なので、満潮や干潮の時間帯にその渦が激しく練り動く。

今日は特にその渦巻く時間帯など全く気にしなくて来たけど、今は13時頃とたまたま”満潮”の時間帯に当たっていた。

大塚ナルト
大塚ナルト

毎日違った時間に満潮や干潮を迎えるので、事前に調べる方がいいナルト!

 

大鳴門橋遊歩道 渦の道 入口

これが普通の橋だったらそこまで遊歩道に510円もの入場料を払ってまで入りたいと思わないのだろうが、この橋が架かっているのが鳴門海峡という事で、年間50万人以上の観光客が訪れる徳島県でも人気の観光スポットになっているようだ。

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」を歩く

そして「大鳴門橋遊歩道」の中に足を踏み入れると、意外と観光客らしき人の姿を多く見かける。大塚国際美術館を目当てにやって来た人達が、そのついでにこの鳴門海峡も見学していくようだ。

オカン
オカン

皆、考える事は一緒やで!

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 金網越しに見える海

瀬戸内海はこのように海上交通の難所となっている場所が多い。広い場所(海峡)だと、海面毎の高さを調整する際のうねりが分かりにくいけど、このように狭い海域だと、そのうねりが大きくなって、水飛沫をあげる位に激しくなるのだ。

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 ガラス張りの床

それとこの遊歩道は海面から約45mの高さに造られており、その通路には遊歩道のお約束ともなっている”ガラス張りの床”も設置されていた。

ただ、これもお約束だけど、多くの人が上を通っている事もあって、ガラスの表面に細かい傷が入っていて透明度が落ちてしまっており、あまり下を眺めている気分になれなかったが。。

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」から見える景色

そして鳴門海峡の脇には、「飛島(とびしま)という小さな灯台が設置されている無人島もある。海流の激しいエリアにある島だけあって無人島となっていて、昔から難破して漂着する船が多かった島だとか。

大塚ナルト
大塚ナルト

1983年になって灯台が造られたナルト!

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」を歩く2

そしてこの遊歩道には、鳴門海峡への身投げなどを防止する為もあってか、周囲が金網などで覆われていて、まるで動物園内で生活をしている動物の気分を味わえる場所となっている。

オカン
オカン

ガオ~~~!🦁

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」から見える鳴門海峡の渦巻き

この大鳴門橋が架けられたのは1985年と、今から約40年も前の事。それまで橋の先にある淡路島は陸上交通で結ばれておらず、海上交通でしか他の場所に移動する事ができない”陸の孤島”であった。

 

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」から見える鳴門海峡の渦巻き2

しかし今ではこの大鳴門橋と共に、本州側に架けられた「明石海峡大橋」のおかげで、本州と四国を陸上交通で繋ぐ要所となっている。

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」から見える鳴門海峡の渦巻き3

このような渦が巻く現象が起こるのは、鳴門海峡の両側にある海の水面の高さ違いから生じる事だが、その海の水面の高さに違いが生じるのは”月の引力”の影響である。

大塚ナルト
大塚ナルト

遠く離れた月も、意外と近いナルト!

 

 

鳴門海峡を眺める! 動画

 

 

大鳴門橋 脚立部分

大鳴門橋は自動車専用道路となっていて、歩行者や二輪車などは走行ができない橋となっている。ちなみにその道路の下部分にはこのようなスペースが設けられているが、これは四国新幹線の開通を睨んで、その線路を設置するスペースとして空けられている。

 

大鳴門橋 脚下部分

なお、その四国新幹線開通計画はバブル崩壊でとん挫した為に、恐らく今後も再開される見通しはほぼ無いだろう。

鹿角クン
鹿角クン

今更、新幹線を通しても赤字が増えるだけだな・・・

 

しかし、最近になって今治と尾道を結ぶ”しまなみ海道”のサイクリング旅が人気となっている事を受けて、この大鳴門橋でデッドスペースとなっていたこの橋下部分を、自転車専用道として新たに整備する計画となっている。

 

 

渦の道:展望室にて

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 展望室

そして総延長約450mの「渦の道」を進んで行くと、展望室なるガラス張りの部屋が見えてくる。どうやらこの辺りが行き止まりみたいで、奥の方で鳴門海峡の水面に目を降ろしている人達の姿も見られる。

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 展望室から見える遊覧船と渦

この鳴門海峡では、この橋の上から眺めるだけではなく、「うずしおクルーズ」として遊覧船に乗って、間近に眺める事もできる。この時も、先に見えている遊覧船にはそこそこの観光客が乗っており、鳴門海峡の渦を見学していた。

 

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 展望室のガラス張りの床

展望室の床の一部もこのようにガラス張りの箇所があったけど、残念ながらこのように細かい傷が沢山入っていた為に、濁っているかのようにスッキリと水面が見えなかった。このような試みは面白いけど、開設してから時間が経過する程にガラス張りの床に傷が入ってしまって、本来の透明感が無くなってしまうのが残念である。

 

なお、タイのバンコクにある超高層タワー「マハナコーンタワー」の展望台では、透明のガラス張りの床部分に立ち入る際は”靴シューズ着用”が必須となっていた。このように透明のガラス張り床も、設置した後の管理が大変なのである。

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 展望室の中

遊歩道内にはバリアフリー化もされていて、車椅子の人も問題なく見学を行えるようになっていた。基本的には遊歩道は高低差がないので、平坦な道を歩きながら、その道中に下の鳴門海峡を眺めながら楽しむ場所となっている。

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 展望室から眺める鳴門海峡

個人的にはもっとラーメンの上に載っている、渦巻きしている”ナルト”のように渦を巻いているイメージを想像していたけど、このように実際にはそんな所々で激しく渦を巻いている訳ではなく、それぞれ異なった場所から流れてくる海流が”ブツかりあって喧嘩している場所”という雰囲気だった。

 

 

鳴門海峡を眺める!② 動画

 

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 展望室から眺める鳴門海峡の波

そして橋の下の遊歩道から海を眺めていると、意外にそこそこの遊覧船がウロついている様子が見られる。

大塚国際美術館とセットで鳴門海峡遊覧船に乗って楽しむ事も出来るけど、遊覧船に乗ろうとすれば、それなりの時間を拘束されてしまう。その為に美術館見学の時間が減ってしまう事もあって、最初からこの遊覧船に乗るつもりはなかったのである。

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 展望室から眺める鳴門海峡の波2

「海」というと、世界中で繋がっている為に、このように海流がブツかり合うイメージがあまりない。

しかし、地球上では見えない月の引力に引っ張られており、無意識の内に月の影響を大きく受けているのである。

大塚ナルト
大塚ナルト

お月さんが出てくる頃に眠たくナルト・・・Zzzz

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 展望室から眺める鳴門海峡の波3

このように橋の上から渦を眺めている分には遠くて実感が湧かないけど、小さな船に乗ってこの時間帯に横断しようと思うと、それなりに注意しないといけない海域なんだろう。

 

 

鳴門海峡の渦を眺める! 動画

 

 

大鳴門橋遊歩道「渦の道」 展望室から眺める鳴門海峡を走る遊覧船

海上では造船技術が発達した事もあって、これぐらいの海流ではビクともしないような遊覧船が、嬉しそうに観光客を乗せて橋の下を行ったり来たりしている姿も見られた。昔の日本の船は基本的に帆で風を受けて進む和船ばかりだったので、このような海流が激しいエリアが苦手だったようだ。

 

 

遊覧船を眺める! 動画

 

 

「名勝:鳴門」にて

大鳴門橋 千畳敷 記念碑

そして大鳴門橋の遊歩道を散策し終えて、北側にある展望台の方へと向かう。

すると「名勝:鳴門」と文字が彫られた石碑が置いてあり、後ろには団体観光客の集合写真が撮れる足場も置かれていた。

 

大鳴門橋 千畳敷 記念碑 記念撮影

修学旅行などに行くと、必ずこのような名勝で全体の記念撮影を撮影するのが定番である。

そんな修学旅行生の気分を思い出して、誰も居なかった名勝で記念撮影に挑むのであった。。

 

そしてこちらサイドにも、この「双眼鏡クン」が待ち構えていた。ただ、ここの双眼鏡クンは、このように綺麗な色に塗装されていなかった。

しかし、そんな愚痴を言う事もせずに、笑顔で出迎えてくれた双眼鏡クンであった。

大塚ナルト
大塚ナルト

ボクも一切愚痴を言わないナルト!

 

大鳴門橋 千畳敷から眺める景観

このような海の難所だった場所に、大きな橋を架けれる程に建築技術が発達した現代。

絵画だけではなく、世の中では中世時代には考えられなかった程に色んな技術が発達していった。

ただ、最近はアナログよりもデジタル化が大きく進んでいるので、逆に今まで培われたアナログ技術の素晴らしさがどんどん消えていく時代となるのだろう。。

大塚ナルト
大塚ナルト

カカシはいつまでもアナログなると!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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