東京旅(2022年11月)-8
訪問:2022年11月
見るだけで充分!
さて東京都港区にある、東京を代表する観光名所と言えば、こちらの「東京タワー」である。
今では更に高い「東京スカイツリー」にその存在感が脅かされているけど、1958年に完成してから早や60年近く”東京の顔”的な存在として未だに立ち続けているタワーである。
東京タワー周辺にて
個人的には何回か上に登った事のある東京タワーで、オカンも昔に登った事があるという事で、今回は上まで登るのはヤメておいた。
それに観光客も多そうな雰囲気だったので、賑わいを見せる展望台には近づかない事にした。
東京タワーは上の展望台から周囲の景色を見渡すよりも、この巨大な建造物の構造を下からじっくり見上げる方が価値があると思う。
しかし、下から東京タワーを見上げるだけでは東京タワーの収入が無くなるので、色んな催しやイベントを行いながら、有料となる展望台へ観光客を入場させようと必死なのだが。。
それから次の目的地に向けて北側に歩いて行くと、こちらの大きな高層ビルが建造中の現場が見えてくる。
こちらの建物は「森ビル」が建設中の『麻布台ヒルズ森JPタワー』という、2023年6月中に完成して、2023年秋から開業予定の商業ビルである。

なお、この『麻布台ヒルズ森JPタワー』の高さは325mとなり、超高層ビルとしては大阪の「あべのハルカス」(高さ300m)を抜いて、”日本最大の高層ビル”となった。
しかしこの”日本最大の高層ビル”という称号は一時的な物で、2027年に東京都千代田区内に完成予定の「Torch Tower(トーチタワー)」が高さ390mとなって、東京タワーよりも大きな建造物になる事が内定しているのだが。。

そろそろ「バベルの塔」ができるかもね!
そんな高層ビルディングが立ち並ぶ景色が普通になってきた東京都中心部で、このような古そうな建物がまだ存在している場所があった。
この施設は「東京都水道局:芝給水所」という施設で、災害時などの緊急時用に水を普段から貯水しておく配水施設だった。
東京は日本の首都で最も人口密度が高いエリアでもあるので、大きな災害が起きた時用に100を超える配水所が造られているんだとか。
配水場自体は鉄筋コンクリート造りの半地下施設となっており、こちらはその上に造られた公園と運動場になっていた。
日本という国は水に恵まれた数少ない国の1つであるが、そんな国でも普段から大量の水を貯水しているという事は、他の国の水不足に影響を及ぼす可能性も無きにしも非ずかもしれないが。。
それとこの麻布周辺は、外国の領事館などが多く存在しているエリアでもある。
こちらの門にあった紋章は、一目でどこの国かは分からないけど、「ネーデルランド(NEDERLANDEN)」と書かれているのが見えた。
「ネーデルランド(NEDERLANDEN)」で判った人もいると思うけど、こちらの建物は「駐日オランダ王国大使館」となっていた。
オランダというと「立憲君主制」で未だに国王が居る国で、江戸時代には江戸幕府が唯一、公的に貿易国として通商を行っていた国でもある。
しかしオランダも江戸時代後半には弱体化し、イギリスやアメリカが台頭してきて、昔の繫栄は消え去ってしまうのであるが。。

オランダを通じて入ってきた学問は、全て「蘭学」と呼ばれたのさ!
そして更に北に向かう道の脇にあった、こちらの「浄土宗 光明山 天徳寺」の境内にも、ちょっとお邪魔してみる事にする。
あまりひと気が感じない境内となっていたが、どうもこの寺は1530年代に江戸城西の丸の「紅葉山」に造られたらしく、江戸時代初期の城増築時にこの場所に移転してきたという。
このような港区虎ノ門付近にこれだけの土地があれば、「いくらの値段が付くかな・・?!」と思ってしまいそうな場所でもあった。
周囲は大きな建物のビルが立ち並ぶ環境の中、緑が溢れてひっそりとした寺の境内という貴重なシチュエーションが見られる場所だった。
この辺りまで来れば、そろそろ目的地の「NHK放送博物館」が近くに見えてくるハズだ。
ちなみにそのNHK放送博物館は、「愛宕神社」の近くにあるという。
目の前に見えたトンネルの脇に、こちらの「←NHK放送博物館」という案内板が見られた。
それとここから登る階段の脇に、何やら見た事のあるような絵が目に飛び込んできた。
この投稿をInstagramで見る
こちらは2019年に東京都知事の小池さんが、インスタで「あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました!」と報告した投稿。
そのバンクシーらしき作品の真偽は不明だが、こちらではその時のネズミの絵を流用して「ここにゴミを捨てちゃダメ!」という警告文となっていた。

どこにでもゴミを捨てる奴なんて、この世から消えてしまえ!
どうやらこの近くにある愛宕山の上に造られている「愛宕神社」に登る階段で、俗に『出世の石段』と呼ばれている階段は別の場所にあるので、それを登りたければトンネルを抜けて迂回してくれとあった。
ただボクにとっては”出世”など全く関係ない人生なので、目の前に見える階段を登っていく事にする。
ただこの階段はこのように落ち葉がそこそこに落ちており、本当にこの階段を登れば、NHK放送博物館に辿り着けるのかと少し不安になりそうな階段でもあった。
実はこの愛宕山は階段を登らなくてもいいように近くにエレベーターもわざわざ設置されている場所なのだが、意外とその案内が見られなかったので、しぶしぶ階段を登ってきたオカン。。

もう疲れたわ・・・
「愛宕神社」とはよく耳にする名前の神社だけど、その総本山は”京都の愛宕神社”である。
それに対し、この愛宕神社は1603年頃に江戸幕府の創始者である徳川家康が創建した神社でもあるので、東京都内でも多くの人が参拝する神社となっているのだ。
こんな旅はまた次回に続きます!
よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!
↓↓↓↓東京旅:一覧ページ↓↓

2022年11月上旬に訪れた、2泊3日の東京旅です。