NHK放送博物館で見られた、奇抜な恰好のキャラ「タローマン」の正体は?!【東京旅⑭】

東京旅(2022年11月)-14

訪問:2022年11月中旬

リアルフェイク!

港区 NHK放送博物館 「タローマン」展示 入口

「NHK放送博物館」内にはこれまでの日本国内で行われてきた放送の歴史を沢山学べる展示だらけだったけど、ここからはこちらの「タローマン」という、岡本太郎の世界観が溢れる展示が開催されていた。

 

 

 

NHK放送博物館の見学!

港区 NHK放送博物館 「タローマン」展示 案内

この「タローマン」というキャラクターの説明については、入口にこのように書かれていた。

 

おそらく1970年代に放送された「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」。

NHK博物館の展示より

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」展示品景色

この「タローマン」というキャラクターについて全く知識が無かったので、この説明文を見て「昔、岡本太郎がこんなキャラクターも作っていたのか??」と思ってしまった。

 

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」展示品

実はこのブログ記事を作成するまで「岡本太郎が生み出したキャラクター」と思い込んでいたけど、今回ちょっと調べてみると、実は岡本太郎風の”1970年代に放送された巨大変身ヒーロー物の特撮作品”として2022年に新しく生み出された作品だったのである。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」展示品景色2

元々は2022年7月に大阪中之島美術館で開催された『展覧会 岡本太郎(大阪展)』向け”プロモーション企画”として生み出されたもの。

 

TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇 PR動画

それが意外と人気を博し、『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』として同月にNHK教育テレビで10話が特撮テレビドラマとして放送される事になる。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」イメージ絵

日本が生み出した偉大な芸術家の岡本太郎はもう既に亡くなっているので、今更新しい作品は見られない。

しかし、このタローマンはその岡本太郎のイメージをオマージュして、新しい作品として生み出されたのである。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」イメージ絵2

このタローマンはただ生み出された訳ではなく、”1970年代に実は存在していた作品”というフリをして展示がされていた。

なので何も知らない人からすれば、その宣伝文句をまともに受け取って、「本当にこんなキャラクターが存在していたんだね!」と思って、帰ってしまう人もそこそこに居た事だろう。。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」イメージ 企画書

『岡本太郎式特撮活劇』となっているタローマンに関する資料も、如何にも1970年代の雰囲気を醸し出すように作られて並べられている。

 

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」イメージ 企画書2

こちらは戦時中に日本軍が造った、”人間魚雷”の乗り物みたいなイメージのスケッチも描かれていた。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 名言イメージ

岡本太郎は1996年に亡くなっており、今では彼が残した作品や著書を通してしか、知る事が出来なくなっている。

 

ただ、個人的にはこちらの『自分の中に毒を持て』という、岡本太郎の著作が大好きで、初めて読んだ時には背中に稲妻が落ちたような衝撃を感じた本でもある。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 名言イメージ2

周りに遠慮せず自分のカラーを出す人生を突き進んできた巨匠らしく、著作の中に書かれていた言葉に迫力を感じた。

岡本太郎が育った時代の日本国内はまだ閉鎖的で、上下関係が厳しい時代でもあった。

そんな時代に早めにパリ留学を行い、自由気ままな思想と芸術性を身に付けた人物だったので、余計に日本国内で育った芸術家と比べても抜きん出た存在となった。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 小物イメージ

展示室内には、日本のミュージシャン『サカナクション』の山口一郎が持っているコレクションという体裁で、色んなアイテムも展示されていた。

 

 

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 名言イメージ2

この顔は”太陽の塔”でもお馴染みの、「へそ曲がり顔」

ピカソっぽい”キュビズム”を連想させる顔が、また新鮮でもある。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 名言イメージ3

今では戦争で無人機やドローン機が使われ出している時代だけど、100年ぐらい前まではこのような人間魚雷に兵士が乗り込んで、敵艦目掛けて爆弾を積んで突撃していたとは思えない、現代の日本。。

江戸春男
江戸春男

日本人は潔く死ぬ事が美徳と教育されてきたからさ!

 

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 名言イメージ4

ボクの人生ではあまり岡本太郎という存在には気を留めて来なかった。

だけど、30歳になって自分を変える為に色々模索して行動していた事を振り返ると、岡本太郎が残した教訓に準じている事が多くて、それで今頃になってその考えに共感してしまったのである。

オカン
オカン

確かに赤色とか原色が好きやな!

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 ポスター

このタローマンに限らず、最近の海外で制作される映画やドラマも、昔の作品をオマージュしたり続編を作ったりというパターンが多くなりつつあるようだ。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 べったんイメージ

というのも新規で苦労して新しいキャラクターを生み出した所で人気となるかは不明で、もし失敗したらその苦労が台無しとなってしまう。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 べったんイメージ2

その為に製作側がそのリスクを嫌って、昔のヒット作を流用して、それなりの固定客を見込んで無難な道を選ぶというのが増えている。

江戸春男
江戸春男

リスクがあるから、成功も大きいんだけどさ!

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 イメージ

このタローマンも”岡本太郎”という存在を利用した”二番煎じ”にも思える。

ただ、”二番煎じ”という訳ではなく、元々は岡本太郎展の特別展示として制作された物なので、あくまでも岡本太郎をアピールする為の企画なのだが。。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 イメージ2

こちらの少年は、まるで”スーパーマン”のように目からレーザー光線が発射されている。

昔の時代は特撮ヒーローが人気となった為に超人的な能力が次々と創造されてきたが、現代の子供達は科学的に随分発達した時代に生きてしまっているので、今更このように”目からレーザー光線を出す”という発想も抱きにくい時代なのかもしれない。。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 コスチュームイメージ

このタローマンも”岡本太郎式特撮活劇”となっているが、どさくさに紛れて、他の特撮ヒーローの要素も混ざっていたのかもしれない。。

オカン
オカン

体はウルトラマンやで!(笑)

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 コスチュームイメージ2

偉大な芸術家は死んだ後は作品を生み出せないけど、その代わりに生前に生み出した作品が大きな売り上げを、死後も稼ぎ続ける事になる。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 コスチュームイメージ3

特に岡本太郎作品は死んでから約20年が経過した現代にもまだ人気を博しており、未だに全国的に展示会が行われて好評となっている。

そんな岡本太郎人気にあやかろうと、このような多くの作品がこれからも生み出されていくのかもしれない。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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