岡本太郎風特撮ドラマ「タローマン」の世界観が漂うNHK放送博物館見学!【東京旅⑮】

東京旅(2022年11月)-15

訪問:2022年11月中旬

凝った小道具!

港区 NHK放送博物館 「タローマン」展示品景色

今回も引き続き、東京都港区にある入場無料の「NHK放送博物館」の見学は続きます。

 

 

 

NHK放送博物館の見学!

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 キャラクター

こちらは前回と同様に、この訪問時に特別展示されていた「タローマン」という、『岡本太郎式特撮活劇』とし生み出された作品のキャラクターなどを見ていきます。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 カード類

この「タローマン」は2022年にNHK教育テレビで短編特撮ドラマとして10回ほど放送される番組にもなったので、このような小道具にも思えるグッズが多く展示されていた。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 カード類2

こちらではミュージシャン:サカナクションの”山口一郎:個人コレクション”と称して、色んなマニア向け収集作品のような雰囲気での展示が見られた。

江戸春男
江戸春男

実際に1970年代に放映されていた番組とは違うさ!

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 キャラクターの背中

しかし、ここまでレトロな雰囲気が溢れているキャラクターだけを見ていると、まさに1970年代にタイムスリップしたかのような印象を受けてしまう。

江戸春男
江戸春男

短パンとか、昔はよく履いたでござる!

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 太陽仮面サンタワーの模型

”特撮ヒーロー物”というと、このようなコスチュームに身を包んだヒーローが昔の時代には名物詩ともなっていた。

特に昔の時代には今みたいに綺麗なCG技術が無かったので、着ぐるみをして中に人間が入って演じないといけない事も要因だったが。。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 太陽仮面サンタワーの模型 顔

岡本太郎という芸術家の作品を観た事のない人からすれば、ニワトリの顔のようにも見えるし、仮面ライダーのパクリにも見えるようなキャラクター。。

 

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 太陽仮面サンタワーの模型 胸のロゴ

このキャラクターは「太陽仮面サンタワー」という名前らしい。

ちなみに胸のマークは、大阪の万博公園内に設置されている「太陽の塔」の背中に入れられている”刺青”のようなデザインとなっていた。

 

万博公園に建つ「太陽の塔」の背中こちらは万博公園内にある「太陽の塔」の背中部分である。

普段、映像や写真で見かける太陽の塔は正面側ばかりが多いので、意外とこの背中デザインを知らない人もいるのだ。

メグちゃん
メグちゃん

この日は大雨でビショビショになったね・・・

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 ガ・ダーンの模型

こちらのキャラクターは白い衣装が特徴的で、昔の『月光仮面』を連想してしまうコスチュームとなっていた。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 ガ・ダーンの模型 顔

そんな白いキャラクターは『大権威 ガ・ダーン』という、1971年頃にタローマンの前の番組として放送されていた特撮ヒーロー番組という設定だった。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 ガ・ダーンの説明

勿論、この『大権威 ガ・ダーン』という番組が存在したという話はリアルな世界ではなく、あくまでも「タローマンワールド」内でのお話。

江戸春男
江戸春男

江戸っ子には、ノリは通用しないぜ!

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 ロゴ入りシャツ

こちらの「タローマンTシャツ」は1986年頃の山口一郎コレクションという表示だが、これも「タローマンワールド」内でのお話。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」  ソーセージのパッケージ

こちらは1972年頃の山口一郎コレクションで、「タローマン・ソーセージ」のサンプルも置かれていた。

こちらも勿論フェイク品であるが、「タローマン・ソーセージ」のパッケージデザインが昔っぽい雰囲気で、レトロさを感じて本当に1972年頃の品物に見えてしまう出来栄えであった。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」  ソーセージのパッケージ2

しかし元々パッケージ販売をしていたプロのボクの目からすれば、この箱の罫線(折り目)部分が白く割れてしまっている部分が気になった。

今時のトムソン機(抜き加工時の機械)で抜くと、この罫線は綺麗な一本筋となって、逆に折っても表面側が割れる事は少ない。

それに対して、このパッケージは表面側が白く割れてしまっており、更に罫線が綺麗な一本筋になっていないので、機械で抜いた物ではなく、手作り製品の箱だという事が一目で判断出来てしまうのである。。

オカン
オカン

そんなウンチクより、早く現金稼いで来い!(怒)

 

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 カルタ

こちらも1972年頃の山口一郎コレクション、「タローマン・かるた」が置かれていた。

 

ちなみにこのカルタは番組終了後に、「超復刻版 タローマンかるた」として実際に販売される商品になったようだ。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 ソノシート

そしてこちらには、昔懐かしの「ソシノート」という、塩化ビニールのレコード盤も用意されていた。

昔は子供向けの本などの付録などによく付いていた物だが、知らない間に消え去ってしまった物でもある。。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 ロゴ

こちらは太陽の塔みたいな顔した仮面っぽい物も展示されていた。

仮面の目の部分ではなく、眉毛の手前辺りに穴が空けられていたけど、その場所辺りが人間の目のある位置付近なのだろう。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 人形

広告代理店なども絡んでいるからか、このようなソフビ人形のサンプルなどもちゃんと用意されていた。

個人でこのようなサンプルを制作するには手間が掛かるけど、色んな販促グッズを手掛ける広告代理店だと、このようなサンプル制作も得意なのだろう。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 人形2

こちらもオリジナルの、「奇獣:未来を見た」という名前のフィギュアである。

がどうしても、ウルトラマンとかに出てくる怪獣などを連想してしまうデザインのようにも見えるが。。

江戸春男
江戸春男

ウルトラマンに出てくる怪獣の一部もパクってるからさ!

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 人形3

昔のフィギュアというと、このように腰の部分で上半身と下半身が動くのだったり、手も肩から動くだけだった。

しかし、今では海洋堂の精密なフィギュアなどでも見られるように、手のひらを開いたり閉じたりまで出来て、凄い時代になったもんだと思ってしまうのだ。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 名言

さすがにこの辺りの名言は、本家「岡本 太郎」の残した物を流用しているようだ。

岡本太郎曰く、「優等生のような存在ほど、ダメになる!」と著書で残していた。

それは周りに合わせて自分を変化させてきた人間は芯となる物が形成されず、社会に出た時に芯となる物が無い為に簡単に折れやすくなるという原理に似ているようだ。

江戸春男
江戸春男

挫折が人を強くするのさ!

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 名言2

それと学生時代に大勢の人と群れて暮らした人間ほどに、個性がない人間に育ちやすい。

集団で暮らすデメリットとして、どうしてもその集団内で馴染み続ける為には、波風を立てずに自分の主張を殺さないといけないからだ。

江戸春男
江戸春男

江戸っ子は宵越しの金は持たないぜ!

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 ポスター

こちらには1972年のカレンダーも用意されていて、なかなかに手の込んだ世界観が表現されていた。

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 ポスター2

なお、2022年7月に放送されたこの『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』は、当然の如くその存在を知らなかったので見逃してしまった。

 

しかし、今年2023年8月5日に『特番:帰ってくれタローマン!』という特集番組が放送される予定になっている。

江戸春男
江戸春男

※このブログが公開される頃には、この特番は終了しております・・・

 

港区 NHK放送博物館 「タローマン」 奇獣『未来を見た』

この意外と”オフザケ”と”軽いノリ”で造った「タローマン」も意外に人気となっているようで、「かるた」や関連書籍が放送終了後に発売される程となっている。

江戸春男
江戸春男

周りから期待されずに、遊び要素を盛り込んだ方が良い物が出来るぜ!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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東京旅(2022)

2022年11月上旬に訪れた、2泊3日の東京旅です。

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