東京旅(2022年11月)-18
訪問:2022年11月中旬
眺めるだけ!
アレコレと無料で内部を見学出来た「NHK放送博物館」は、今回のお話で最後となります。
長くて、疲れたわ・・・
NHK放送博物館の見学!
さて、ここで質問です。
1963年に開始となった、記念すべき大河ドラマの第1作目は何??
知らん!
答えはこちらの『花の生涯』です。
そんな記念すべき第1作目となった『花の生涯』の主人公はというと、誰もが知る彦根藩主だった「井伊 直弼」である。
義務教育となっている現在の日本国内での教育では、あまり井伊 直弼について詳しくその人柄を教える事はない。
そして世間的にも『桜田門外の変』というクーデターで暗殺された人物でもあり、その死後には責任を取らされて彦根藩も重い処罰を受ける事になった。
しかし、調べてみると井伊直弼は相当な苦労人で、17歳からの約15年間を日の当たらない存在でもある”部屋住み”として暮らさざるを得なかった。
”部屋住み”という立場は言わば大名の息子に生まれても、跡を継ぐ兄が万が一死んだ時の補欠要員/保険のような存在だった。
その為に養子として他家に行ける訳でもなく、敷地内でのみの生活を余儀なくされたという。
だが井伊直弼はそんな立場でも腐らずに、逆に寝る間も惜しんで色んな学問や武術に励んだ。
その卓越した武術と芸術の才能などが評価されて、最終的には大老に任命される程になるのであった。。
人間、腐ったらお終いだぜ!
こちらは1965年に放送された第3作目『太閤記』で、主演の豊臣秀吉役は今は亡き「緒形拳」が演じている。
こちらは翌年の1966年に放送された『源義経』で、前作の豊臣秀吉を演じた緒形拳の評判が良かった為に、次作でありながら源義経の相棒である武蔵坊弁慶役で出演していた。
俳優は華があるうちにバンバン出ないと!
それから少し飛んで、1981年に放送された第19作目となる『おんな太閤記』。
主人公はタイトルの通り、秀吉ではなく、秀吉の正室だった「ねね(北政所)」である。
この「ねね」を演じたのは「佐久間 良子」で、俳優の平幹二朗と結婚してその間に生まれた息子は「平 岳大(ひら たけひろ)」としてハリウッド映画にも出演した事のある俳優として活躍している。
この投稿をInstagramで見る
こちらは1995年の第34作目となる『八代将軍吉宗』で、主人公の徳川吉宗を演じたのはこの「西田 敏行」である。
14年前の『おんな太閤記』から、だいぶ太ったな!
なお、西田敏行は大河ドラマで通算14作品に出演(2022年現在)しており、これまで実に4回も主役を演じている。
こちらはまだ記憶に新しい人が多いと思う、2021年の作品『青天を衝け』と、2022年の『鎌倉殿の13人』。
『鎌倉殿の13人』は三谷幸喜の脚本という事で初めて少しだけ見た大河ドラマであったが、1話45分が毎週放送され続けると、段々見るのがシンドクなってきてギブアップした記憶が甦る。。
結構大河ドラマ見ている人は多いでござる!
こちらでは『軍師官兵衛』が聞いた事のある作品だけど、それ以外の2作は見た事も聞いた事もないが。。。
大河ドラマの時代考察は凄いけ、見た方が勉強になるぞ!
こちらもまだ記憶に新しい2019年の『いだてん』と、新型コロナウイルスで撮影が危ぶまれた『麒麟がくる』である。
という大河ドラマゾーンで、一応このNHK放送博物館内の展示は終了を迎える。
そして出口に向かう階段を降りていくと、下にこの最近人気なキャラクターがお出迎えしてくれている光景が見えてくる。
こちらはNHKで2018年から放送されている『チコちゃんに叱られる!』でお馴染みの、チコちゃんである。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が面白い♪
この投稿をInstagramで見る
ちなみにこのチコちゃんの声を担当しているのは、吉本興業所属で”キム兄”と呼ばれる事も多い「木村 祐一」である。
なお、番組内の途中でお便りを紹介する、こちらのカラスの「キョエちゃん」。
ただこの「キョエちゃん」の声を担当している人は非公開となっていて、NHK内でもトップシークレットになっているんだとか。
少しは謎があった方が面白いぜ!
個人的にはNHK番組の中で『チコちゃんに叱られる!』は好きな番組ではないので基本見ないけど、ここではせっかくなので影を使っての記念撮影を試みた。
アンタ、栗みたいな頭してるな!(笑)
ちなみにだけど、
2023年10月6日に放送された『チコちゃんに叱られる!-▽同じ40°Cなのに?▽ドってなに?▽うんちの謎』の回で、ボクのYoutubeチャンネルにアップされている動画の一部が、たった数秒だけど使用されているのです。
※NHK番組制作会社から事前に連絡あり、承諾済
台北にある建設中の”数十億ション『陶朱隠園』
そのチコちゃんの番組内で使われた動画は上の”埋め込みしたYoutube動画”で、2019年に訪問した台北(台湾)で「陶朱隠園」という、超富裕層向けのネジれた構造になっている高級マンションを撮影した動画であった。
動画使用料、請求すればいいのに・・・
コヤツは人が良いから、無料で使わせてあげたのじゃ!
それから出口に向かう通路途中には、また「タローマン」に関するパネルが並べられているのが見えた。
こちらは「奇獣 赤い手 青い手」となっていたが、この手も岡本太郎作品をオマージュした物となっているようだ。
こちらはいつの間にか”奇獣”となってしまった、1970年に開催された大阪万国博覧会のシンボルとして建設された「太陽の塔」である。
万博の時以来、見た事ないな!
そして出口付近には「タローマン」をバックに記念撮影が行える、写真スポットも用意されていた。
あくまで岡本太郎展示会向け企画からスタートした作品だが、こうやって単独でも存在感を出す程に良い物となったようだ。
このタローマンは完全オリジナルという訳ではなく、過去のレトロな作品をオマージュした内容で、どこかで何となく見たマークなども見受けられる気がする。
今日は朝5時に家を出発し、東京に9時前に到着してから、このNHK放送博物館で早や3軒目の博物館訪問である。
それでもまだ14時頃とそこまで時間は経過しておらず、これからまだまだ活動しないといけない事に驚き嘶くオカンであった。
早くホテルで休みたい!
日本の放送の歴史に興味があって訪れた訳ではなく、単に”入場無料”に惹かれて訪問した「NHK放送博物館」。
しかし、そんな無料に惹かれたものの、館内にはしっかりとした資料が揃えられており、また来客者を飽きさせない仕掛けなども施されており、”さすがにNHKだ!”と思わせる素晴らしい博物館であった。。
タダやったら、オレも今度行ってみるけ!
そしてNHK放送博物館にやって来る前には全然気付かなかったけど、建物の東側には通路を進んだ先にエレベーターが設置されていた。
そのエレベーターは愛宕山トンネルの東側入口脇にあった。
愛宕神社からすぐ東側には空き地が見えて、ここは昔に「圓福寺」という寺が存在していた跡地だけど、今は高さ160mの43階建のタワーマンションの建設現場となっていた。
愛宕神社の「出世の石段」
そしてエレベーターを降りてこれから皇居となっている江戸城跡に向おうと北側に進むと、さっきは本堂を訪れた「愛宕神社」の大きな石碑が見えてきた。
その先には朱色の大きな鳥居があり、更には本堂に向って「出世の石段」とも呼ばれる、勾配が約40度の階段が見えていた。
この参道正面にある86段の石段は「男坂」とも呼ばれているそうで、その脇には傾斜の緩い「女坂」という石段も用意されている。
どちらも登りたくありません!
「なぜ出世の石段と呼ばれるのか??」については、このようにわざわざ説明書きが書かれた看板が設置されていた。
どうやら江戸幕府第3代将軍:徳川家光の無茶な要求にも関わらず、急な石段を馬を連れて駆け上った者が褒美を与えられた為に、『出世の石段』と呼ばれるようになったとか。
他人が嫌がる事を平気で出来る奴ほど出世するぜよ!
なのでこの愛宕神社に来たならば、この少々シンドイ『出世の石段』を登るのが楽しいのだろうが、既に”お疲れオーラ”を漂わせていたオカンだったので、仕方なしに下から階段を眺めるだけにしたのであった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!
↓↓↓↓東京旅:一覧ページ↓↓
2022年11月上旬に訪れた、2泊3日の東京旅です。