国会議事堂近くの彦根藩屋敷跡にある、日本の高さの基準点を体感!【東京旅⑳】

東京旅(2022年11月)-20

訪問:2022年11月中旬

マニアックな場所!

東京都 千代田区 桜田門周辺

東京都の中心部にある「江戸城跡」の皇居周辺にやって来て、まず桜田門を見学したけど、そのまま江戸城の本丸に向かうのではなく、その前に近くにある”気になる場所”を先に訪れる事にした。

 

 

江戸城跡周辺にて

東京都 千代田区 桜田門周辺2

こちらはさっき見た「外桜田門」周辺で、2段構えとなっていた江戸時代の門の外側。

幕末に起きた『桜田門外の変』でも有名な場所だが、実際にはこの桜田門に向かう手前約500m前後の場所で井伊直弼は暗殺されている。

 

東京都 千代田区 皇居周辺 堀

それにしても、このように江戸城跡は江戸時代の日本の中心部だっただけに、幅の広い堀が見られる。

このように水堀となっている為に底がどれぐらいあるのかは分からないけど、相当な深さになっている事だろう。

 

東京都 千代田区 並木道

そして桜田門の西側方面に歩いて行くと、このように黄色く紅葉したイチョウの木が並んだ道が見えてくる。

 

国会議事堂前にて

東京都 千代田区 国会議事堂

そんな並木道の前にそびえ立つ建造物は、日本人なら誰でもが知っている程に有名な「国会議事堂」である。

 

【国会議事堂】

住所:東京都千代田区永田町1-7-1
営業時間:8時~17時頃
電話番号:03-3581-3100
入館料:参観無料

 

 

東京都 千代田区 国会議事堂 正面

現在見られる国会議事堂の建物は「新議事堂」として、昭和11年(1936年)に建設された鉄筋コンクリート造りとなっている。

江戸春男
江戸春男

日本でも代表的な場所でござる!

 

東京都 千代田区 国会議事堂 門の前で記念撮影

一応「参観」として内部見学できる施設なのだが、今日はまだ周辺を色々と散策する予定になっていたので、この正面から眺めるだけで我慢しておく事にした。

 

東京都 千代田区 国会議事堂 建物正面

この国会議事堂は日本の政治の中心部であり、参議院と衆議院に入口や建物が別れている。

日本の政治態勢についてはあまり知識が無いので、あまり突っ込んだ内容は記載しませんが。。

江戸春男
江戸春男

今の若者はもっと政治に興味を持つべきでござる!

 

東京都 千代田区 国会議事堂 「とまれ」看板

日本政治中心地だけあって、警備員が周辺にウロウロと巡回していて、「無断立入禁止」という言葉に重みを感じてしまう。。

 

東京都 千代田区 国会議事堂 入口 門

建物前には太い「車止め」の支柱なども見られて厳重な警備体制となっていたが、さすがに戦車が乗り込んできた時にはそこまで効果がないのかもしれない。

 

 

「日本水準原点」にて

東京都 千代田区 日本水準原点 公園

東京を訪れる観光客の殆どは国会議事堂内に興味がいく事だろうが、ボクの興味はそのすぐ近くにある公園内に造られている施設にあった。

 

【日本水準原点】

住所:東京都千代田区永田町1-1-2 国会前庭内

 

 

東京都 千代田区 日本水準原点 建物

こちらの古そうな建物の中にあるのが「日本水準原点」という、日本の標高○○mと表示されている”高さの原点地”なのである。

 

東京都 千代田区 日本水準原点 建物2

この水準点は明治24年(1891年)に設置された物で、”近代洋風建築”として明治時代から現存する貴重な建物でもある。

 

東京都 千代田区 日本水準原点 建物 レリーフ

国会議事堂の建物よりもこの「日本水準原点」に興味を持ったのは、NHKの番組『ブラタモリ』でタモリさんが訪れて解説していた場所だったからだ。

 

江戸春男
江戸春男

『ブラタモリ』は本当に勉強になる番組でござる!

 

東京都 千代田区 日本水準原点 建物 説明2

なお、この建物は建造から約130年が経過している事もあって、今では「国の重要文化財」にも指定されている建物でもある。

 

東京都 千代田区 日本水準原点 建物 裏側

ただし、「日本水準原点」というのはこの建物自体ではなく、この建物内に置かれている「水準点」の事である。

その日本の標高の基準点はとても重要な場所なので、勿論一般人は立ち入る事が出来ずに、その「水準点」を見る事は残念ながらできないのであるが。。

 

東京都 千代田区 日本水準原点 電子

その脇にはこちらの「電子基準点 :東京千代田」という塔も建っているのが見られる。

電子基準点は「米国のGPS」など各国の「全球測位衛星システム」(GNSS)からの測位信号を受信し、位置を精密に決定する為に設置された観測施設となっている。

ちなみに全国では1,300箇所近くも設置されているようで、結構な数が設置されているという事だ。

 

東京都 千代田区 日本水準原点から眺める桜田門

そして日本水準原点などが設置されているこの公園は、実は井伊直弼が藩主を務めていた彦根藩の上屋敷跡だった。

そんな彦根藩の上屋敷から最寄りの江戸城の門が、ここから見えている「桜田門」だった為に、井伊直弼一行はこの屋敷を出て桜田門を毎日のように行き交っていたのだ。

江戸春男
江戸春男

毎日通る場所は普段から全く警戒してないぜ!

 

東京都 千代田区 日本水準原点 公園 記念塔

その公園内にはこの「三権分立の時計塔」なる物も見られた。

「三権分立」とは、国会/内閣/裁判所がそれぞれに独立している為に、癒着や汚職を防ぐ機能がある。

しかし、最近では「日本銀行」が内閣の意向を受けて政策を行いつつある傾向が見られるので、個人的には「四権分立」として日本銀行も加えて、他の機関から干渉を受けない独立機関となって欲しいと思うのであるが。。

 

東京都 千代田区 日本水準原点 池

この公園にはこのように水が出ている噴水っぽい仕掛けなどもあって、のんびりした場所となっていた。

また普段なら観光客がわざわざやって来る程の場所にも思えなかったのだが、どうやら『ブラタモリ』を見て、この場所を知ったと見られる中年男性などがやって来ていたので、そう思うとテレビの影響は大きいのだろう。

オカン
オカン

アンタもやろ!!!

 

東京都 千代田区 日本水準原点 周辺の建物

かつては江戸時代の中心地だった江戸城も、明治時代を迎えてから約150年以上が経過した現代では、周辺にこのような高層ビルが立ち並んでいる光景となっているので、今ではその存在感があまり感じられない場所となってしまっている。

 

東京都 千代田区 日本水準原点 池2

しかし、江戸城とその周辺にはかつての江戸時代を支えた人達の跡地が今でも活用されており、目の前に見える現代的な光景だけではなく、先人達の築いた苦労など目に見えない物も感じ取っていくべきと感じた東京だった。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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東京旅(2022)

2022年11月上旬に訪れた、2泊3日の東京旅です。

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