ススキノの人気ジンギスカン屋「だるま」と、濃い個性が出ていたイタリアンバー

北海道/札幌旅行記
 旅行期間:2020年9月1日~4日

ススキノで味わう成吉思汗

札幌市内を循環する路面電車でススキノに到着

さて札幌旅3日目は17時過ぎと少し晩飯には早いけど、特にこれから見たい場所もなかったのでススキノの街に繰り出します。札幌と言えばジンギスカン鍋や札幌ラーメンやスープカレーなどが美味しくて有名だけど、それらは全て食べたので違うのを食べても良かったけど、知り合いに教えてもらったジンギスカン鍋のオススメの店を訪れる事にする。

 

ススキノの街にて

ススキノにある「だるま本店」

そしてやって来たのが「炭焼き成吉思汗:だるま本店」である。なおここに書かれている看板の「成吉思汗」という文字は初めて見たが、てっきりお店の名前だと思っていた。しかしススキノの街を歩いていると、あちらこちらにこの「成吉思汗」という文字が見られて、「うわ~~こんな近くに沢山の店がある、大規模なチェーン店やねんな~~!」と驚いていた。しかし同行している札幌ガイドでもあるメグちゃんからは

メグちゃん
メグちゃん

「成吉思汗」は店の名前じゃなくて「ジンギスカン」という漢字よ~!

と教えられたのである。。

 

ススキノにある「だるま本店」の店内

この「だるま」というお店はこのススキノの街には5店舗も出店しているけど、元祖の本店にまずはやって来たが、開店早々の17時10分過ぎに到着すると既に満席状態。しかも殆どのお客さんは今お店に入ったばかりなので、席が空くには少々時間が掛かるという。

仁義スカンク
仁義スカンク

確実にだるまのジンギスカンが食べたい人は、開店待ちしてるからね~!

 

ススキノにある「だるま5・5店」の店内

そしてそんな「だるま本店」から10m程の場所には、「だるま」の「だるま 5.5店」が見えている。この「だるま 5.5店」は2017年にオープンした、「だるま」のお店の中でも一番新しい店舗。本当は本店に入ってみたかったけど、席が空くまではそれなりに掛かりそうなので諦めて「だるま 5.5店」の扉を開けたものの、こちらも開店早々に満席だった。

平日にも関わらず、2店舗とも満席とは恐れ入りました・・・

 

 

ススキノにあるジンギスカン屋

そしてススキノの街には合計5店舗もある「だるま」の別の店を紹介してもらって、次の店へと向かって移動する。なお「だるま」だけではなくて、ススキノの街にはいくらでもジンギスカン鍋が食べれるお店があった。こちらの店もいい感じの外装の雰囲気を醸し出していたが、頭の中には「だるま」に行く・・・という事しか考えておらず、そして店内にはまだお客さんが居なかったのでパス。

仁義スカンク
仁義スカンク

個人的には並ぶ人気店より、こういった雰囲気の店の方が好きだね~!

 

ススキノ市場の入口

こちらの「すすきの市場」は約100年程前に造られた公設市場と、意外と歴史のある場所。今ではこの市場の上は公団住宅になっているそうで、こんなススキノの街ど真ん中に公団住宅があるとは、ススキノらしい感じである。

 

ススキノの街

しかしススキノの街には恥ずかしさが無いというか、普通に女性も通りそうな道にも怪しい看板を掲げるお店が見える。ただ収入の無い身としては、こういったお店に入りたくても入る予算が無いので、パスである。キャバクラなどただ入った所である程度の結末は見えているし、お金が余っている方々が遊ぶ場所である。

 

「成吉思汗 だるま 6.4店」にて

ススキノにある「だるま4・6店」に到着

そして「だるま本店」からやや南側の方に3~4分ほど歩いて辿り着いた「成吉思汗 だるま 6.4店」。恐る恐る店内を覗いてみると、さっきの「だるま本店」や「だるま5.5店」の満員が嘘のように1組程しかまだ店内にはお客さんはいなかった。そしてここも札幌の街らしく、「6.4店」「5.5店」など札幌市民にしか通じない店名である。「6.4店は空いていると思いますよ~!」と言われても札幌市民以外だと、そこまでの距離感が全然分からない。これも綺麗に区分けされて「南〇条西〇丁目」という番地名が付けられていて、〇〇町と名付けられていない札幌らしさである。

メグちゃん
メグちゃん

そうか~、札幌市民以外はこんなのに戸惑うのね~!

 

【成吉思汗 だるま 6.4店】

住所:北海道札幌市中央区南6条西4丁目 野口ビル 1F
営業時間:17時~AM5時 (L.O.4時30分)※コロナ禍の影響で変更有 年中無休
電話番号:011-533-8929 (※予約不可)

 

 

 

ススキノ「だるま6・4店」で出てきたヒレ肉

さて店内に入ると、ここ「成吉思汗 だるま 6.4店」は本店と同じ材料や七輪を使っているのに、なぜこれだけお客さんが少ないのか?という疑念が頭に湧いてきた。こういう焼肉のお店では基本的に同じ肉やタレを使っていれば、基本的に味は同じである。しかしやっぱり働く人間が違い、本店には女将がいてその人情も気に入っているという常連さんが通うからだろうか。こちらはヒレ肉である。勿論ジンギスカン鍋屋なので、この肉は牛や豚ではなくて羊のヒレ肉(1250円-税抜)である。

仁義スカンク
仁義スカンク

この羊のヒレ肉は、1頭の羊から140グラム程しか取れないんだよ!

 

ススキノ「だるま6・4店」で出てきたマトン肉

こちらはメニューでは「成吉思汗(ジンギスカン)」(980円-税抜)となっていたが、羊(マトン)の肉。部位まで分からないけど、普段羊の肉を食べないので、逆に部位を言われた所で「へえ~~~!」という感想しか出ないのだけども。。

 

ススキノ「だるま6・4店」で野菜を焼く

それと共に最初の1回は、セットになって付いてくる野菜をまずは焼きます。なおこの野菜は玉ねぎを中心にして結構量があるけど、おかわりは追加200円という良心的なお値段。

仁義スカンク
仁義スカンク

ジンギスカン鍋の醍醐味は、羊の油を吸った野菜を食べるのがいいのだ~!

 

 

ススキノ「だるま6・4店」で記念撮影

そして札幌や小樽・余市などもわざわざ休みを取って案内してくれた、モロッコで出会ったメグちゃんに感謝の意を示して乾杯である。札幌の人達は意外と気さくな人ばかりで、メグちゃんが何だかんだとお願いすると全て嫌な顔をせずに快く引き受けてくれた。

メグちゃん
メグちゃん

北海道にはいい人間しか、いないんだよ~!

 

ススキノ「だるま6・4店」でジンギスカン鍋を食べる

まずは先に野菜を炒めておいて、良い感じに焼けてきたら肉を置いていくという。玉ねぎは不思議な食べ物で、生で食べると涙が出てくる程に辛いけど、こうやって火を通せば通す程に少し甘味を感じる程に美味しくなってくるのである。だから人類が火を起こせるようになった時は、今まで生で食べていた物を火を通して食べると、一気に美味しくなったので狂喜乱舞した事だろう。。

仁義スカンク
仁義スカンク

我々は森が火事になる以外は焼いた物が喰えないので、火を扱える人間が羨ましいよ~!

 

ススキノ「だるま6・4店」で出てきた生ビール中

こちらは「だるま店」のロゴが入った中ジョッキで運ばれてきた生ビール。中ジョッキと大ジョッキまでメニューにあったけど、ちょっと遠慮して中ジョッキを頼む。なお「だるま本店」では”キリン一番搾り”を生ビールとして提供しているが、この「だるま 6.4店」では”サッポロクラシック”が提供されている。

 

ススキノ「だるま6・4店」で焼きあがってきた肉

そして玉ねぎに良い感じに火が通ってきたので、肉を鉄板に乗せていきます。普段大阪や他の地域ではあまり出て来ない羊の肉だけど、ここ札幌では焼肉と言えばこの羊の肉が出てくる。さすが北の大地は本州とは比べて、異国のように感じるだけあるジンギスカン鍋である。

 

ススキノ「だるま6・4店」で出てきた上肉

そして2人で食べるとあっという間に肉が無くなってしまい、上肉と野菜のお代わりを追加注文。こちらは上肉(1250円税抜)で、普通のマトン肉に比べると柔らかいという。ただ個人的には初日にサッポロビール園で食べたジンギスカン鍋の方が、羊の肉に臭みが無かったような気がした。まあ臭みがあるからいいとか悪いじゃないけど、普段食べ慣れない羊の肉にはやはり臭みがあるとどうしても気になってしまうのかもしれない。

 

ススキノ「だるま6・4店」で出てきた上肉を切る男

そんな追加で頼んだ上肉は、このように焼いた後にハサミでカットして食べるそうだ。という事で最近はアルコールを飲むと直ぐに顔が赤くなってしまう黄色Tシャツ男が、嬉しそうに成吉思汗の上肉をカットしているシーンである。

 

ススキノ「だるま6・4店」で使われる七輪

「成吉思汗 だるま 6.4店」ではこのように炭火を使って焼いている。ニッカウヰスキー余市工場でもそうだったけど、今ではガスが普及して使いやすいけど、昔ながらの炭で焼いた方が味気を感じるのかもしれない。

 

 

「Bistro Masuya 札幌店」にて

「ビストロます家 札幌店」に入る

そして1軒目の「成吉思汗 だるま 6.4店」でそこそこにお腹が膨れたけど、メグちゃんの娘が後程やって来るとの事で、前日観覧車に乗った「ノルベサ」という商業施設1階にある『Bistro Masuya 札幌店』に入る事にする。

 

 

「ビストロます家 札幌店」での生ビール

こちらのお店では2時間飲み放題で2品のメニューを1人ずつ注文する必要があったけど、それなりに安く飲めそうなので入ってみた。という事でここで再び「サッポロクラシックビール」を、キンキンに冷えたジョッキで飲む。

やっぱり凍ったグラスで飲むビールは、一味美味しいですね!

仁義スカンク
仁義スカンク

凍らせたグラスで飲むなんて、人間はやっぱり贅沢だね!

 

札幌クラシックビールを飲む男

という事で嬉しそうに「サッポロクラシック」を味わう男!

メグちゃん
メグちゃん

ほんとにビールが好きなんだね~~!

「ビストロます家 札幌店」のバゲット

このお店では安く飲み放題を提供している代わりに、2品をそれぞれに頼む必要がある。だからただ安い値段で店に惹かれるのではなくて、ちゃんとそのような飲み放題の条件は入店前に確認しておく必要がある。

メグちゃん
メグちゃん

だけど酒飲みは酔っ払っていても、そういう所はしっかり確認しているのよね~!

 

「ビストロます家 札幌店」でワインを飲むメグちゃん

さて向かいでは1杯目はとりあえずサッポロクラシックを飲んだけど、まだビールを2センチ程残している状態で次に赤ワインを注文して飲んでいたメグちゃん。ビールよりワインが好きなのは知っていたけど、せめて頼んだお酒は全部飲み干さないといけないのだが・・・。

メグちゃん
メグちゃん

硬い事言わないでよ~、店員さんも「良いですよ!」って言ってくれたのに~!

忙しいクマ
忙しいクマ

出された酒は最後の一滴まで飲み干さなアカンで!

 

「ビストロます家 札幌店」のシラスピザ

こちらはもうじき仕事を終えて駆けつけて来るという、メグちゃんの長女が何も食べてこないのを見越して、メグちゃんが頼んだシラスがたっぷりと乗ったピザである。こういった配慮が出来るのは、さすが母親であるメグちゃんならではの考えである。

ボクだったら、来てから頼めばいいと思っていたですね!

メグちゃん
メグちゃん

ダメだよ~!そういう考えだと結婚できないよ~!

 

「ビストロます家 札幌店」の海老のアヒージョ

こちらはエビのアヒージョ。こちらも熱々状態で食べないと美味しくないけど、程なくしてメグちゃんの娘さんが到着して、いい熱さの状態で食べれていた。

 

「ビストロます家 札幌店」で記念撮影

という事でメグちゃんファミリーと仲良く団らんしながら、お酒を楽しむのであった。

 

 

「BAR(バール) TUTTI」にて

「バール TUTTI」の外観

そしてメグちゃんの娘は明日も仕事があるというので先に帰ってしまったけど、まだ夜は更けていなかったのでノルベサの向かい側にあったイタリアン・バーに寄り道する事に。

 

【BAR(バール) TUTTI】

住所:北海道札幌市中央区南四条5丁目5-1 南4西5第2ビル 1F
営業時間: 16時~24時頃(※定休日:日曜日)
電話番号:011-251-7770

 

 

「バール TUTTI」の店内

こちらはボクと年齢があまり変わらないような40過ぎのお兄ちゃんが1人でやっているイタリアン・バー。ただ色んなツマミなどもあって、テラス席もありそんなに狭くない店ながらも、テキパキと1人で切り盛りしていたお店。

 

「バール TUTTI」の店内1

チャージ料と共にテーブル席にはテーブルチャージ料が掛かったけど、それぞれに200~300円程度。お店には常連さんと思われる人達が仲間や1人でブラッと来て、立ち飲みをしながら楽しんでいるお店だった。

 

「バール TUTTI」で飲む景色

このお店のマスター(というよりもお兄ちゃんの方があっている)は、昔イタリアのアマルフィに長年住んでいた事があるそうで、喋り方などはイタリア人そのまんまのキャラクターになっていた。そしてお店で提供する物もイタリアに関するものばかり。

 

 

「バール TUTTI」で飲む景色2

そしてメニューに載っている物もイタリアから取り寄せたものばかりで、ビールもモレッティとかイタリアの物ばかり。そしてイタリアのお酒もピンからキリまで置いてあって、一応「高い!」と文句言われるのも嫌だから、安くて上手くないお酒なども置いているが、マスターの性格はハッキリしているので「一応メニューに書いて店に置いてはいるけど、オススメはしません」との事。

 

「バール TUTTI」で飲む男

やっぱり夜の飲み屋は単に機械的に商品を提供するチェーン店のようなお店ではなくて、このように狭くても個人で経営していてその店主の個性が十二分に出ているお店の方が楽しめる。このレモンチェッロも、勿論イタリアのアマルフィからわざわざ取り寄せた品。日本でイタリアのレモンチェッロを飲もうとしても、お酒の量販店などに買いに行くと不味い物しか売っていない。それで美味しい自家製レモンチェッロを出してくれるお店を見つけて、その作り方を教えてもらって自分で試しに作ってみた事のあるレモンチェッロだけど、その時に入れる砂糖の多さに幻滅して、結局作ったレモンチェッロは全部飲まなかった・・・。

 

「バール TUTTI」で楽しむ女

横では楽しそうにハシャいでいるメグちゃんの姿が見える。海外旅行も最初の頃はツアーで出会った人と国内で再会する事が無かったけど、このモロッコ旅行で出会った人達から国内で再会する事となった。場所は海外と日本と、だいぶ違うけど同じ旅行をした者同士ならではの絆というか、深い縁が繋がって仲良くなっただけあって、性別や年齢を問わずにこうして仲良く楽しめるのである。

 

夜の北海道庁旧本庁舎

そして電車が無くなる前にメグちゃんとお別れして、歩いてホテルに向かう途中に、今日は建物の前まで来たけど中には入らずじまいだった北海道庁旧本庁舎の前までやって来る。なお夜の時間帯は表の門が閉まっており、敷地内には入れないので門の隙間からこうやって眺めるだけが精いっぱいである。

 

夜の北海道庁旧本庁舎前の通り

そんな北海道庁旧本庁舎の正門から先に延びている並木通りは、綺麗にライトアップされている。夜の札幌の街を歩くと、改めて綺麗に都市計画がなされて、碁盤の目のように整った街並みに驚く。ただこのような街並みを実現した裏には、強い決意を持ってそれを実行した人間がいた事は忘れてはならないのである。

 

夜の札幌駅ビル

日本国内でも有数の都市である札幌の中心部である、JR札幌駅の真横にあるJRタワー。ススキノの街はコロナ禍で大打撃を受けたが、札幌の街は2030年には北海道新幹線が開通するし、その2030年に合わせて開催を再び目指している札幌オリンピックがもし開催されるとなると、更に大きな都市へと発展していくのであろう。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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