宮崎県旅行記2020年-④
旅行期間:2020年10月18日~22日
紙一重のお参り?!
ここは宮崎県の中でも観光客に人気の青島という、昔から信仰の源となっている神社がある島。神奈川にある江の島ほどは大きくはないけど、島全体が神社の敷地となっており弥生時代の土器なども発見されるなど、昔の人々が神様を祀る場所だった青島。
青島神社にある「投瓮所」にて
こちらは青島神社の社殿の横にある「御成道」とも呼ばれる道の先にあった、大昔に本殿があった本宮という場所。この辺りで弥生時代の割れた土器が出土し、それにあやかってここで土器のお皿を投げて祈願するという事が今では行われている場所である。
こちらは天の平瓮というお皿のような土器を投げる「投瓮所」となっている。
そのお皿はこの近くにある祠で販売されていて、祈り事を唱えてからこの先に投げつけて、「磐境」と呼ばれる岩場に上手く乗れば”心願成就”で、更にお皿が割れれば”開運厄除”となるんだとか。
日本全国の神社で謳われている「心願成就」や「開運厄除」とは、どういう根拠を基にしているのかがいつも不明に思う。
このような皿を投げる行為には全く興味が無い人間からすると、この「投瓮所」は単にゴミを購入して、そのゴミを自己満足に投げ捨てる場所にしか見えない。
客観的に神様がもし居るとしても、そんなゴミを増やすだけの行為をしている人間に、幸せを与えるものかと思ってしまうが。。
人間は自分に都合がいい物を選択するように、プログラミングされているんじゃ!
人気番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?:南国“宮崎”縦断SP」で、ここを訪れた一同は楽しそうにお皿を投げていましたね。
出川さんは狙い通りに命中し、喜んでいる姿が見られます。
それと投瓮所の前にあるビロウ樹には太い綱が括りつけられているのが見える。
こちらの2対のビロウ樹は”夫婦ビロウ”とも呼ばれて御神木とされており、ここの縄に「産霊紙縒(むすぶこより)」と呼ばれる紙縒りを巻き付けて願掛けするスポットとしても人気だという。
夫婦ビロウに巻き付ける「産霊紙縒」は、この近くの祠の脇で販売されていて、1つ100円となっている。
これは昔から心を込めて結ぶ事によって、江戸時代から結婚を願掛けしていたという。
それもあって今でも女性たちが縁結び・夫婦円満などを求めてやって来るという。
最初は結婚祈願として行われていた産霊紙縒も、気が付けばこのように5色も用意されていて、カラフルな紙縒りとして青島神社の売り上げに貢献しているような光景が見られた。
人間という生物は目に見える物を、自分の勝手のいいように脳内で置き換える能力を持っている。
なのでこのように2本の木がすぐ横に並んでいるだけで”夫婦”を連想したりする。
ここは本宮の祠横で販売されていた産霊紙縒と天の平瓮。
それぞれ100円と200円で購入する際は、お金を入れる部分に硬貨を放り込めばいい。
お金払わんかったら、バチが当たるけ!
こちらは「天の平瓮投げ」で使う天の平瓮という、薄い土器のお皿が1枚200円で販売されている。
他の神社ではおみくじなどはあるけど、このようなお皿を投げて開運祈願するというのはあまり見かけないので、せっかく訪れたのであれば体験してみるのもいいかもしれない。
こちらではこのお皿が約200枚程置かれているのが見える。
なおここでは見なかったけど、平べったい貝殻は300円で売っているという。
ひょっとしたら高い方は有人販売所で売っているのかもしれない。
祈願用に投げ捨てられる天の平瓮には、このように「祈」という言葉が刻印されている。
このように青島神社名物の産霊紙縒と天の平瓮投げは、信仰心のないボクは体験しなかった。
誰かがそれをしている所も見たかったけど、この時はここに人があまりいなかった為に投げられる天の平瓮は見る事が出来ず。。
このように御成道を通ると、この青島が自然豊富な場所だというのが見て分かる。
この道だけを見ていると青島神社内には見えない。
この青島が「熱帯・亜熱帯植物の群生地」として国の天然記念物に指定されているが、この景色だけ見れば納得である。
あまり大きな島ではない青島にある神社なので、この辺りで折り返して戻るとする。
このように恋愛運を占える神社なので、恋愛適齢期である若者達が多く訪れる場所ともなっている。
青島神社ではこのように色んなアイテムが販売されているのが見える。
これは今流行りの猫ちゃんアイテムで、黒猫の「青島くん」というキャラクターを産み出して販売している。
信仰心の無いボクからすると、このような神社で販売しているアイテムを身に付けたりした所で何の御利益もなく、ただ単にお金を神社に寄付しているだけにしか思えない。
このようなアイテムを買って所持しているだけで、金運や幸運が訪れる訳ではなく、それらは自分がそれを求める努力をしないと手に入らないものと思うが。。
日本人は小さい頃から親などに神社に連れて来られて、神社などでお参りして御神籤を引いたり、こういった願掛けアイテムを購入したりという行為が知らぬ内から見に付いてしまっている。
こちらには神官がよく手に持って祈願をする際に振っている「大麻(おおぬさ)/祓串」が置かれていて、自分で自分に向かって振ってお清めが出来るようになっていた。
コロナ禍なので脇には消毒ジェルが置かれている。
コロナ禍なので手水もこのように竹の穴から流れ落ちて来るようになっていた。
不特定多数が触るものは消毒するにしても限界があるので、手水はこのように何も触れなくても出来るのはいいアイデアだと思う。
こちらには青島神社についての詳細が書かれていて、縁結び/安産/安全航海/交通安全の神様の恩恵があるという事で人気になっているようだ。
信仰心のない人間からすると、そんな願掛けも効果があるというよりは、人々がそれらを不安がり失敗しない事を求めてやって来る相談所のようなイメージしかしない神社。。
この青島神社は観光スポットとしても人気があるので、素朴な神社というよりは訪れる観光客が願掛けをできる場所ともなっている。
こちらは「水に溶ける願い符」というもので、願い符が水に溶けると願いが叶うという冷静に考えればどういった根拠に基づいて主張しているのだろうと思う。
いいやんか、こういうのはノリやけ!
そして神社の片隅には恋愛スポットとして人気の青島神社だけに、このようにまだ新しそうに見えるハート形の枠が設置されているのが見える。
今の時代はインスタ映えなどの写真撮影全盛時代なので、それにあやかって近年に設置されたものだろう。
このハート形の枠には紐がぶら下がっていて、そこに恋愛メッセージを書いた絵馬を括ると、それだけで願いが結ばれるというコンセプトのようだ。
ハート型の絵馬が飾られているのが見えるけど、思ったより多くの数が括られている訳でもない。
このような絵馬を人生で書いた記憶が無いし、なおかつこのような恋愛メッセージを記入する絵馬なんて触れた事もないので、こういった物を飾ろうという人の考え自体が理解できないのである・・・。
それは恋愛経験が少ないだけかも?!
それでも恋愛適齢期の若者達はそれが効果があるかどうかよりも、その時期がとても楽しいので絵馬を飾るのも恋愛運を占うのがただ単に楽しくて占えるだけで幸せなんだろう。
この日は日曜日だった事もあり、青島神社には大勢の人達が押し寄せていた。
この2020年国内旅行はその殆どが週末を避けた平日を狙って旅行していたけど、台風の影響で当初の予定がキャンセルになった為に詰め込む形で再手配した宮崎旅だったので仕方なしに日曜日出発となってしまった。
コロナ禍での旅行は、平日をオススメしますね。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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