熊本&鹿児島旅行記2021年12月-22
旅行期間:2021年12月頭(2泊3日旅)
捨てられた猫達!
さて鹿児島市内の見学を全て終えたので、車を走らせてこれから満を持して、鹿児島県の象徴でもある「桜島」に向かいます。今回は熊本空港からレンタカーを借りていた為に、車でのフェリー乗り口に並んで、搭乗時間を待ちます。
住所:鹿児島市本港新町4-1
営業時間:24時間営業/無休
電話番号:099-223-7271
乗船料:大人200円/子供100円/車は1000円以上
※クレジットカード/電子マネー使用可能
桜島フェリーに乗り込む!
前に鹿児島のお友達”西郷どん”君の車に乗せてもらって、この桜島フェリーに乗り込んだ時があったけど、自分が運転する車でフェリーに乗り込むのはまた違った気分となる。ちなみに熊本県内のフェリーに乗る際には、料金所で車の正確な車体の大きさを提示する必要があるけど、ここ鹿児島ではざっくりとした判断で、熊本のように車検証などの提示は必要なかった。
かごんまでは”てげてげ”じゃ!
こちらは近くにあった、鹿児島のご当地ナンバープレートに描かれている桜島。鹿児島県と熊本県は隣り合っている割に、それぞれに暮らす人で性格が全然違うようだ。というか、鹿児島県民は日本列島の中でも端っこに住んでいる事もあって、あまり細かい事を気にせずに、懐が深い人種のようだ。
細け事は気にせんど!
こちらは桜島フェリー内に描かれていた、鹿児島市内の「平川動物公園」と「かごしま水族館」のイメージ図。わざわざ旅先で動物や魚を見たいとは思わないけど、子供連れだとこういった場所に行かざるを得ないのかもしれない。
桜島と鹿児島市街地までは、この「桜島フェリー」が15~20分に1本の割合で出航しているので、1本乗り過ごしてもそこまで待つ必要がないので便利な乗り物である。しかもフェリーは15分前後で対岸まで移動できるので、桜島が全然遠くに感じないフェリーともなっている。
このフェリー内では車内に乗っていてもいいのだが、やっぱり見晴らしのいい所から桜島を眺めれる機会が滅多にないだけに、眺めがいい場所に陣取る事にする。
約1年前ぐらいに鹿児島を訪れた時に、このフェリー乗り場近くの公園に暮らしていた”小金持ちホームレスおじさん”と出会って面白い人だったので、今回もまだその公園に居るか見に行きたかったけど、今回の旅はオカンも一緒だったので自由に動けず、そのおじさんの存在は未確認だった。。
そしてフェリー内を散策している間に、客席の一番先頭部分の特等席が埋まってしまっていた。個人的にはこういったフェリーではデッキで、海から吹き付ける風や匂いと共に、周りの空気や自然を楽しみたいタイプなので、実はこのような中の客席はそこまで座りたい訳でもないのだが。。
そしてフェリーが動き出し、一路正面に見えている桜島に向かって進んで行く。やっぱり客席内から桜島を眺めるよりも、このようにデッキから桜島に向かう際に吹き付ける風を体感しながらの方が、より桜島に向かっている雰囲気を楽しめる。
ただ12月頭という事もあって、デッキに吹き付けてくる海風は冷たく、オカンは最初から寒いのを見越してデッキには出て来ず、ちゃっかり客室内のいい場所に陣取っていた。
外出ても寒いだけやで!
遠くから桜島を眺めている時には分からなかった岩肌も、段々近づいて行く毎に細かく見えてくる。木は成長する毎に”年輪”という育ってきた証が刻まれていくけど、火山にも同じ年輪のようなボコボコな山肌が刻まれていくのだ。
そして桜島にフェリーは到着する。それとこの桜島フェリーは他で乗るフェリーとは違って、まだ船が止まっていないにも関わらず車が駐車されているスペースに入れて、島に停泊したと同時にスタートダッシュを切るのが一般的なようだ。他のフェリーでは安全優先の為に、船が停泊した事を確認してからしか車の停めてあるスペースに入れない事が多いけど、ここ薩摩の地はそんな細かい事はあまり気にしないようだ。
桜島溶岩なぎさ公園のニャン!
そして桜島に到着し、まず向かったのが無料の足湯に浸かれる「桜島溶岩なぎさ公園」であった。駐車場に車を停めて公園内に進もうとすると、沢山の猫が鎮座している光景が目に入ってきた。
約1年前の真夏にここ「桜島溶岩なぎさ公園」を訪れた時には、このような猫ちゃん1匹すら見られなかったので、ここにこんなに大好きな猫ちゃんが居る光景を見て、ビックリしてしまった。
しかもそこそこに人懐っこい猫ちゃんばかりで、特に警戒感もなく、こちらに近寄ってきた。前回は夏場の暑い時期に訪れたので、直射日光を避ける日陰に避難していたのかもしれない。
最近すっかり”猫ちゃん好きな人間”に生まれ変わってしまったボク。猫ちゃんを興味持って見続けていく間に、段々愛着が出てきて、どんどん可愛さに気付くようになってきたのである。犬とは違って、猫ちゃん好きな人はどんな猫にも興味を持つらしく、その為にどんな猫を見ても反応してしまうようになるようだ。
都会では人間を見て逃げ出す野良猫も多いけど、このような島で暮らしている猫ちゃんは、優しい地元の人達が世話してくれている事もあって、そんな島で暮らす猫ちゃんもその愛情を受けて優しい性格になるのかもしれない。
道沿いに植えられていた植木の脇に、このようにたむろっていた猫ちゃん達。後で聞いた所によると、これらの猫ちゃんはその大半が捨てられた猫ちゃんらしく、最近はどんどんその数が増えていっているとの事。
桜島のニャン!① 動画
ここ数年の間に猫ちゃんが大人気となった事もあって、その可愛さから自宅で猫を飼う人も増えたのだろうけど、結局猫を飼う事によって旅行や出張などで家を空ける事ができなかったり、引っ越しをしなければいけないようになって、猫を捨てざるを得ない人が、猫が多く居る事もあってここに新たに捨てにきているのかもしれない。
桜島のニャン!② 動画
ただここの猫ちゃんだけを見ていると、その”捨てられた猫”という哀しさなどは感じられずに、元気よく可愛らしい姿しか見えない。猫ちゃんを見ている分には可愛らしくて飼いたくなるのかもしれないけど、実際に飼ってみると家の中を荒らしたりされて、理想と現実との違いに苦しんで、最終的に捨てられる猫も多いのだろう。
個人的には「猫アレルギー」持ちなので、まず「猫を飼う」という選択肢は考えた事すらない。このような生き物をペットで飼っても、自分の思う通りに動いたりしてくれる訳ではないので、結局は自己満足で使われる道具にしか過ぎないと思う。
こちらの「シャム猫」は育ちが上品なのか、一匹だけ離れた所にポジションを取っていた。ここにやって来た猫ちゃんも全て同じように戯れるのではなく、それぞれの気性に合ったポジションで生活をしているのだろう。
ここでこんなに猫ちゃんがいるとは思わなかっただけに、もっと早く知っていれば、早めに桜島入りしていただろう。だから、前回訪れた時にここに猫がいる事を知らないおかげで、今日訪れた薩摩藩英国留学生記念館や石橋記念公園を見学できたのかもしれない。
桜島のニャン!③ 動画
ここの猫ちゃんはその殆どが「桜耳」にカットされていて、去勢手術が施されていた。猫は出産の際に沢山の子供を一度に産むので、野良猫を放置していると増殖してしまう可能性がある為に、地域猫などはこのように去勢が行われている事が多い。
桜島のニャン!④ 動画
そして可愛らしい猫ちゃんばかりかと思ったら、『じゃりン子チエ』のパパのような雰囲気をした、ごっつくてイカつい顔をした大柄な猫ちゃんが静かに登場してきた。個人的には小さめの可愛らしい猫ちゃんが好みであるが、このようなイカつい猫ちゃんは、”喧嘩を売ってきそうなイメージ”があるので、あまり相手をしたいと思わないのだが。。
そして2022年初めに放送されたNHKの『岩合光昭の世界ネコ歩き』番組内で鹿児島を訪れた回がやっていて、その中で”ビックボス”として堂々としたその風格でテレビに写っていた猫ちゃんだった。。
桜島のニャン!⑤ 動画
個人的にはイカつい顔をした”ビックボス”よりも、このように写真や動画を撮りたくなる”男前猫”ちゃんの方が好きである。それと猫ちゃんによって毛並みが違う子がいるけど、野良猫として生きる時間が長い程に喧嘩なども多いからか、毛並みがちょっと荒れ気味な猫が多かったような印象もあった。
黒猫ちゃんも可愛いけど、真っ黒だとスマホで写真を撮る際に、そのカメラが猫ちゃんをしっかり捉える事が出来ない事が多い。なので、このように黒と白が混ざった毛並みの方が、スマホで撮影しやすいのである。
黒と白のハーフ&ハーフみたいやな♪
桜島のニャン!⑥ 動画
このように思いもよらない猫ちゃんとの出会いで嬉しかったが、ここにあった「桜島溶岩なぎさ公園」の中に進むと、更なる思いもよらない出会いが待ち受けているのである。この時には想像もしなかった出会いは、また次の回に紹介します。
こんな旅はまた次回に続きます!
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