熊本&鹿児島旅行記2021年12月-11
旅行期間:2021年12月頭(2泊3日旅)
カラフルな市営!
薩摩半島を巡る今回の旅2日目で、昼食を食べる場所に選んだのが、こちらの「唐船峡(とうせんきょう)」という池田湖の畔にある、名水百選”京田湧水”を使ったそうめん流しが体験できる場所だった。
住所:鹿児島県指宿市開聞十町5967
営業時間: ※年中無休
4月~10月 10時~15時30分(LO 15時)
11月~3月 11時~15時30分(LO 15時)
電話番号:0993-32-2143
唐船峡でそうめん流し!
ここは前にトルコで知り合った鹿児島隼人の”西郷どん”が連れてきてくれたお店だが、なんとこのように「本日の営業は終了致しました、長寿庵」という看板が立てられていた。どうりであまりひと気が感じられなかったが、とりあえず諦めずに下の会場まで向かってみる事にした。
ここ唐船峡では”そうめん流し”が体験できる場所となっていて、長寿庵の他にも、市営のお店などもあって、多くの観光客が訪れる場所となっている。
そして下に降りていくと看板が出ていた通り、「長寿庵」の店舗はこのようにガラ~~ンとした状態で閉まっていた。この日は火曜日で「長寿庵」の定休日となっていたので、残念ながら閉まっていたようだ。
ただ隣にあった市営のお店は幸い営業してくれていたので、ホッと胸をなでおろした。前回連れて来られた時には、”西郷どん”曰く、「市営のテーブルは派手過ぎて落ち着きがない!」という事で、長寿庵の方を選んでいた事を思い出す。
しかし、長寿庵が閉まっていたのもあって選択肢もないので、市営のそうめん流しでそうめんを味わう事に決める。メニューはほぼ変化はなく、定番の「マス塩焼き」と「鯉こく」がセットになった定食もあった。
ここでは定食だけではなく、「そうめん」の単品だけでも注文できる。オカンは定食を注文していたけど、ボクはそうめんだけを食べたかったので、単品のそうめんだけを注文してみた。
ちょっと昼時には早めに来た事もあって、ガラ~~ンとしていた唐船峡。コロナ禍が徐々に緩和されて観光が開始され出していた頃だったけど、寒いという事もあってまだ観光客団体は控えめになっていたようだ。
そして市営のお店では、このようにそうめん流しの台がカラフル過ぎて、ちょっと違和感を感じた。この台の雰囲気だけを見ると、市営よりも長寿庵の方が落ち着きがあって、確かに雰囲気はいいように感じる。
そして”回転式そうめん流し発祥の地”ともされる唐船峡で、そうめん流しを笑顔で初体験するオカン。
外側が右回りやから、ちょっと麺が取りにくい・・・
流れるそうめん! 動画
唐船峡にはこの市営のお店を含めて3店舗あり、それぞれに麺つゆの味が違うという。前回食べた長寿庵での麵つゆの味を覚えていないけど、九州は全般的に甘口が特徴で、ここでも大阪に比べるとだいぶ甘口だった。
美味しいけど、ちょっと面倒くさいな!
そんな風に”そうめん流し”を楽しく味わった後は、この場所で湧き出る”名水百選”にも選ばれている「唐船峡京田湧水」を見物してみる事にした。
こちらにはその「唐船峡京田湧水」で出来た池もあって、前回も見たように最近ではチョウザメの飼育もされていて、その内にキャビアが名産ともなりそうな雰囲気ともなっている。
世界には水があまり採れなく難儀する国もある中、日本はこのように豊富に水が湧き出る、水を贅沢に使っている国でもある。その為に日本人はあまり水に対して不自由する事がないけど、その代わりに海外に行くと水トラブルが多いのである。
唐船峡京田湧水の池! 動画
その豊富な湧き水は、こちらの壁からも流されていて、マイナスイオンが漂っているような穏やかな場所ともなっている唐船峡。薩摩半島を訪れる際には、必ず訪れて食べたくなってしまう「唐船峡のそうめん流し」である。
薩摩半島の大地の恵みを、存分に味わってね!
壁から流れ降ちる湧き水! 動画
「唐船峡のそうめん流し」は観光客が多く訪れる場所ともなっているので、こちらの市営のお店は年中無休となっているようだ。また、無料の駐車場も完備されていて、400台以上が停めれるようにもなっているので、心置きなく訪れる事が出来る場所ともなっている。
知覧茶畑を見学!
そして今回の鹿児島旅で「知覧茶」しか頭になかったオカンに見せてあげたかったのが、こちらの知覧茶畑であった。「知覧」という土地は太平洋戦争時には特攻隊が多く飛び立った飛行場跡があった場所で、特攻隊の記念館がある場所としても有名である。
そんな知覧では今ではこのようにお茶の栽培が本格的に行われており、日本国内でお茶が一番栽培されている県は、静岡県ではなく、今ではこの鹿児島県が一位となっているのだ。
辺り一面に広がる知覧茶畑を見て感激するかと思っていたオカンであるが、
ワタシは茶畑を見たいんじゃなくて、知覧茶を買いたいんや!
と、いつもながらのオカン節が出ている言葉を口にしていた。。
後で知覧茶を買えるお土産屋に連れて行く事になっているので、先にまずこの知覧茶畑を高台から一望できる展望スポットに向かう事にした。
なお、茶畑を訪れると、このように沢山の電柱が植えられていて、その上に扇風機が取り付けられている光景を目にする。実はこれ「防霜ファン」で、霜に弱い茶を守る装置となっていた。
大野岳公園を訪れる!
そしてそんな知覧茶畑に囲まれるように聳える、大野岳の山頂付近に造られている「大野岳公園」を訪れてみた。ただ、時期的に観光客も少なかったからか、他に車は見えずにひっそりとしていたが・・・。
アンタの行く所は、人がおらん場所ばっかりやな・・・
周囲が茶畑に囲まれている大野岳で、その山頂は周囲360度のパノラマ景色を楽しめる、隠れた穴場観光スポットとなっている。しかし、鹿児島人の”西郷どん”は来た事が無いようで、その存在すら知らなかった場所でもあったが。。
「灯台下暗し」ってヤツだね!
このように100台程の車が停めれる大きな駐車場に来ただけで、周囲の知覧茶畑を一望できる展望が待ち受けている。ここから更に上に上がっていけるだけに、更なる素晴らしい展望が待ち受けていると思うと、ワクワクが止まらない場所でもある。
この大野岳は薩摩半島南部に位置する標高466mの山で、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳を高い場所から近くで眺めれる展望スポットでもあるようだ。開聞岳は地上レベルからはどこでも見られるけど、このように近くから高い場所で眺める事が出来るのは、この大野岳だけとなっている。
そんな大野岳の入口には、こちらの先に「大野嶽神社」という700年以上前に創建されたという神社も建っている。創建された年月は不明だが、1297年以前との記述が残っているらしく、このような高い山の中腹まで神社を作っていた昔の人達の凄さが分かる場所でもあった。
ここは南九州市の「頴娃町(えいちょう)」になり、江戸時代末頃から栽培され始めたお茶のメッカとして、”頴娃町のえい茶”の記念碑なども見られた。
今では「知覧茶」という名前の方が有名になっているけど、この地区では「頴娃(えい)茶」と呼ばれてきて、新茶が獲れる時期になると、新茶祭りを行って、新しく獲れた新茶をこの大野嶽神社に奉納してきた歴史があるようだ。
こちらが「大野嶽神社」の本殿で、建物だけはそんなに古そうには見えない。なお、『新茶祭』は毎年3月下旬頃~4月上旬にかけて行われているようで、その新茶祭の時期にこの大野岳を訪れるのもいいかもしれない。
こんな旅はまた次回に続きます!
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