回転寿司トリトンの珍しい寿司と羊ヶ丘展望台のクラーク博士像にご対面

北海道/札幌旅②

 旅行期間:2020年9月1日~4日

北の大地で食べる寿司

「回転寿しトリトン:清田店」に到着

札幌に着いてまず昔の宿場だった『旧島松駅逓所』 を訪れた後は、この旅に同行する札幌市民のメグちゃんがオススメの回転寿司屋さんにやって来ました。

 

北の大地、札幌にて

「回転寿しトリトン:清田店」で入店の順番並び

ただし13時を越えていたにも関わらずお店はお客さんでいっぱいで、しばしお店の外で待つ事に。なおこのお店ではコロナ対策もあって店内での空席待ちは出来ずに、遠隔リモコンを渡されて順番が来たら鳴って教えてくれるとの事。この辺りでは殆どの人が車で来店するので車の中で待つのが一般的のようだが、この時はせっかく遠路はるばるやって来た北海道の新鮮な空気を吸いたかった為に、駐車場でお喋りしながら時間を過ごす事にした。

 

【回転寿しトリトン:清田店】

住所:北海道札幌市清田区里塚1条4丁目15
営業時間: 11時 〜 22時(年中無休)
電話番号:011-889-6777

 

 

 

 

回転寿司「トリトン」で昼食

「回転寿しトリトン:清田店」の店内の様子

この「回転寿しトリトン」は北海道民にとってはお馴染みの回転寿司チェーン店で、北海道では知らぬ者はいない程の人気店。店舗は北海道内に13店舗で、道外では東京に「ソラマチ店」と「池袋東武店」の2店舗を展開している。だから関西人にとっては初めて聞いた店の名前であるが、ここで実際に食べてみるとその人気の理由が分かるのである。

メグちゃん
メグちゃん

北海道では寿司と言えば、このトリトンが断然美味しいとワタシは思うよ~!

 

「回転寿しトリトン:清田店」で食べる寿司

まずは手始めにサーモンとイカとハマチの3種が乗ったお皿をゲットする。寿司に行くと必ずと言っていいぐらいにサーモンを取ってしまう。このトリトンでは北海道産で採れた魚介類などが多種用意されているので、本来であれば北海道でしかなかなか食べれない寿司を食べるに越したことはないのであるが。。

 

「回転寿しトリトン:清田店」で寿司を食べる男

そして北海道に上陸後、初めて口にするお寿司を食べる男。今更自分をこうやって俯瞰して眺めてみると、この1週間前まで九州の炎天下の中を動き回っていたので、かなり肌が焼けていた。手などは特にその黒さをまだ維持していた頃だった。

 

「回転寿しトリトン:清田店」で食べる寿司1

トリトンでは定番メニューの他にその日の特別メニューも用意されている。こちらは「タラバガニの剝き身軍艦」で、ギッシリとたらばがにの身が詰まっていて、溢れ出した身が落ちてしまっている。

 

「回転寿しトリトン:清田店」で食べる寿司2

こちらは根室産の「こまいっ子」である。この北海道でも人気の回転寿司チェーン店トリトンでは、関西などでは耳にする事のないネタが多数用意されている。こちらの「こまいっ子」とは、タラ目タラ科のコマイという魚の卵である。主に北海道で水揚げされる魚などで、まず関西の寿司屋で名前を聞く事は無いものである。

 

「回転寿しトリトン:清田店」の店内の様子1

その新鮮で大きく美味しいネタの寿司だけでも充分に満足できるトリトンだが、ここが人気店なのはそれだけが理由ではない。というのもこのトリトンでは席に座ると目の前に居てる板前さんが、わざわざ挨拶をしてくれるのだ。そして生き生きと楽しく働いているように見えるし、こちらが話しかけても笑顔で対応してくれる。

そしてこの時面白かったのがこの中央の板前さんが厨房に対して注文を伝えていた時に、途中で噛んでしまったので「すいません、噛んでしまったのでもう一度繰り返します!」と言っていた事。これがお客さんに対しての対応ではなく、店内のスタッフに対しての連絡だったのであるが、それでもこのように嚙んでしまったので繰り返し伝えるという対応に思わず笑ってしまった。

メグちゃん
メグちゃん

トリトンは美味しいだけでなく、このように気持ちも癒される名店だよ~!

 

「回転寿しトリトン:清田店」で食べる寿司3

大阪でよく行く寿司チェーン店では、システム化が進み過ぎて目の前には寿司を握る人間を置かずに、寿司が流れるレーンだけしか見えないお店もある。それはそれで効率の良さを徹底して、今回のコロナ禍ではお客さんと従業員の接触が少なくなって好都合なのだろうけど、人間が作るものはその人間の顔が見えないと、何だか機械的な感想しか持てない。

それに対してこのトリトンではこのように目の前で寿司を作っている人が見えるし、話しかけても気さくに答えてくれるしと、何だか同じ回転寿司でもその寿司を握ってくれる人が見えるだけで全然満足度が違うという事を実感した。

 

「回転寿しトリトン:清田店」の湯吞み

この北海道では、函館のローカルチェーン店「ラッキーピエロ」や「ハセガワストア」など個性的なお店があるし、このトリトンといい、いい意味で本州には無い北海道らしさの雰囲気が漂う場所である。

 

 

 

「回転寿しトリトン:清田店」で食べる寿司4

そしてこちらの寿司は勿論、初見のネタである。

これが何のネタか分かりますか??

メグちゃん
メグちゃん

正解は「たこの子」で~~す!

北海道では通称「たこまんま」と呼ばれているそうだが、ヤナギダコというタコの種類の卵である。これは生の状態だが茹でると白くなってご飯のように見えるので、それを見て”まんま”(ご飯)と呼ばれているそうだ。こんな珍しいネタがあるのもトリトンらしさであり、北海道に行くならこのトリトンに行く事をお勧めする程の回転寿司であった。

 

札幌ドームの景色

そして美味しいお寿司を食べた後は、札幌の中心部にやって来る。今回は札幌を案内してくれるメグちゃんに全てを任せて連れて行ってもらったが、男子なら寄りたくなる札幌ドームは素通り・・・。まああまりスポーツに興味が無い人だったら、何もイベントをやっていない競技場なんて、寄る意味を感じないのであろう。。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」に向かう

そしてこれから連れて行ってくれるのは、その札幌ドームが遠目に見える札幌でも一番人気と言っても過言ではない位に、観光客が立ち寄る場所との事。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にて

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の入場チケット

そしてやって来たのは「さっぽろ羊ヶ丘展望台」という、有名なクラーク博士の銅像が設置されている展望台である。ただ少しビックリしたのが車でこの展望台のエリアに進むのであるが、その途中に料金所があって車に乗ったまま料金を払うのだ。それも少々いい値段がするけど、この前日(2020年8月中)までは「さぁ! まわろうSAPPOROキャンペーン」で札幌観光メイン施設が無料だったのだ。。

メグちゃん
メグちゃん

だから8月に来ればいいと言ったのに・・・

 

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の景観

メグちゃん曰く「札幌の観光施設は、ちょっと値段が高いよ~!」と言っていたけど、このような展望台でも500円を超えるお金を取るとはちょっと予想外であった。ただ冷静に考えればそんな入場料も需要と供給のバランスと、その設備の補修や運営費用などの兼ね合いもあって決められている値段なので、高いか安いかは一概に言えない。市町村など公共の施設であれば補助金などが出るが、個人で運営している記念館などは補助金が出ないと、その分入場料金が高くなってしまう。だから入場料金には純粋に管理費が高い等だけではなく、そのような裏事業も勘案しないといけないようだ。

 

【さっぽろ羊ヶ丘展望台】

住所:北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
営業時間: 9時~17時(年中無休)
入場料金: 大人530円 小中学生300円

 

 

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の景観1

この「さっぽろ羊ヶ丘展望台」は今ではこのようにクラーク博士の銅像があって、奥には札幌ドームも見える展望台のように思われるけど、実は元々は「農林省月寒種羊場」という北海道農業試験場だった場所。第二次世界大戦前から既に観光地となりつつあったこの羊ヶ丘は、戦後になるとより多くの観光客が訪れるようになった。しかし本来は研究施設である羊ヶ丘だったのだが、多くの観光客が訪れる事によって研究に支障が出た為に1959年にこの場所に新しく「さっぽろ羊ヶ丘展望台」として観光施設が造られた。

 

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にある、「恋の街札幌」の記念碑

なお1959年にこの「さっぽろ羊ヶ丘展望台」がオープンした時は、今では有名なクラーク博士の像や、この「恋の町札幌」の記念碑などはまだ造られていなかった。単に札幌市内の景観と絵の前に広がる広大な牧場の景色を眺めるだけの場所だったのである。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にある、「恋の街札幌」の記念碑1

この「恋の町札幌」という歌は、”アジアで初めて開催された冬季五輪”『1972年札幌オリンピック』に合わせて発表された石原裕次郎が歌ったものである。石原裕次郎が歌う歌はボク世代は全然知らないけど、今の70歳前後の人には大人気である。会社員時代に上司とスナックに行くと、必ず石原裕次郎の歌を歌っていたのを思い出す。

 

 

石原裕次郎 『恋の町札幌』 動画

なお上司の十八番は『夜霧よ今夜も有難う』でしたね!

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にある、「恋の街札幌」の記念碑2

そして石原裕次郎の胸像の反対側に位置しているこの像は「浜口庫之助」という作詞家で、この「恋の町札幌」の楽曲を提供している人物である。

なお『夜霧よ今夜も有難う』もこの浜口庫之助さんの作詞曲です!

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にある、「恋の街札幌」の記念碑に触る女

そんな石原裕次郎の銅像の鼻を何故かツマむメグちゃん。出会ったモロッコ旅行での旅行記の中で、このメグちゃんの事を”オバサン”と表現したら早速クレーム的なメッセージが届いたのを思い出す。

それ以来、女性の表現は何歳であろうが「お姉さん」に統一しました・・・

メグちゃん
メグちゃん

確かにオバサンと言われる歳かもしれないけど、心の中ではそれは受け入れないのよ~!

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にある、「恋の街札幌」の記念碑3

歌詞だけを見ていると時計台だけが出てくるだけで、あまり札幌らしさを感じないような曲に思える・・・。ただご当地の歌ってのも、このように大半がちょっとした地名だけしか、歌詞に出て来ない歌が多いのだけども。。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にある、「恋の街札幌」の石原裕次郎胸像

昭和の大スターである石原裕次郎もボクらの世代ではなく、かつ早く亡くなってしまったのであまりその人物のイメージがない。だからボクにとっては石原裕次郎という人物は、上司がよく歌う歌を歌っていた人物というイメージしかない。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にある、「恋の街札幌」の石原裕次郎胸像と肩を並べる男

この約1週間前まではこの北海道から真逆の九州にいた訳だけど、今はこの北の大地の北海道にやって来ている。北海道でも夏場は30度を超える暑さになっている近年だけど、やっぱり本州などに比べれば湿度が低い為に同じ30度を超える気温でも心なしか涼しく思う。

1週間も経てば、肌の黒さも少し落ちていたようです。。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の芝生に放牧されている羊

「羊ヶ丘」という地名だけあって、目の前には広大な牧場が広がっている景色の中に、放牧されている羊を眺める。北海道では広大な自然溢れた大地が広がっているので、このように羊や牛などの家畜も沢山飼育されている。そしてJRA競走馬のサラブレットも、この北海道が一大生産地として有名である。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の芝生に放牧されている羊1

こののびのびと放牧されている羊を見ている時は何とも思わなかったけど、後になって北海道名物のジンギスカンを食べた時にジンギスカンの肉はこの羊だったのを思い出す。なかなか本州では羊の肉を食べる機会が少ないけど、北海道で盛んなジンギスカン料理はこの羊である。

仁義スカンク
仁義スカンク

羊の肉も年々改良されて、だんだんと臭みが消えて美味しくなっているプ~~!

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の景色

コロナ禍の2020年だったのであまりこの「さっぽろ羊ヶ丘展望台」には観光客が居なかったけど、昨日までは無料で入れたのでそこそこ賑わっていたのであろう。昨日までは無料だったけどその分大勢の人が集まっていたハズなので、今日は有料だったけどその分人が少なくてゆったりと過ごす事が出来て、快適なさっぽろ羊ヶ丘展望台であった。

 

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」から札幌市内を眺める

この看板は1959年にこの「さっぽろ羊ヶ丘展望台」がオープンした当初から残っているもの。今ではそのオープン当時に無かったクラーク博士の像や、オーストリア館他の建物群などは何も無かった場所。そして21世紀にはこのように遠くに銀色に輝く札幌ドームも見えている。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にあるクラーク博士の像

そしてこちらが1976年に造られたクラーク博士の銅像である。この銅像を造ったのは札幌市に住んでいた彫刻家の「坂 坦道(さか たんどう)」で、北海道を代表する彫刻家の作品である。元々は北海道大学構内にクラーク博士の胸像が建てられていたが、北海道大学に観光にやって来る人があまりにも増えた為に入場制限を行った場合に、クラーク博士についてその胸像を見て知る機会が少なくなる事が危惧された。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にあるクラーク博士のレリーフ

そして札幌観光協会はクラーク博士が北海道にやって来て、そして北海道大学(昔の札幌農学校)の創立の100年記念ともなる1976年にこのクラーク博士像をこの地に建立した訳である。今では北海道大学構内のクラーク博士胸像よりも、このさっぽろ羊ヶ丘展望台にあるこの全身像の方がすっかり有名になっている。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にあるクラーク博士の像1

そんなクラーク博士の銅像の足元には有名なフレーズ「Boys, be ambitious」というレリーフの文字と、更にはクラーク博士のサインまであります。またその下には「大志の誓い」という小さなポストが設置されており、専用の用紙に名前と日付と共に自分の夢や希望などを書いて投函すると、再びここを訪れた時に過去に投函した「大志の誓い」を見る事が出来るという(保管料100円が必要)。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にあるクラーク博士の像で記念撮影

このクラーク博士と同じポーズで記念写真を撮るのが、札幌の観光では鉄板でもある。しかし観光産業という物も面白いもので、広大な牧場しかなかった場所にこの銅像を造るだけで、更に多くの人がやって来て今では写真撮影全盛の時代なので、このような銅像1つあるだけですっかり定番の観光スポットとなってしまっている。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にあるクラーク博士の像で記念撮影1

メグちゃんもクラーク博士像の脇に立って記念撮影したけど、一介の主婦だけあって控えめな記念撮影。比較的まとまって休暇を取り易い仕事だからか、何回か海外旅行に行っているようだ。

 

フランス旅行での一枚

メグちゃんが2019年12月に行った、フランス旅行での記念写真の1枚

なお奇遇な事にこのメグちゃんがコロナ禍の前である2019年12月に、阪急交通社のツアーでフランスへ行った際にボクが2019年8月のヨルダン・イスラエル旅行で一緒だった”佐野史郎似のオジサン”と出会っていたのである。それもメグちゃんがボクのブログを見ていて”佐野史郎似のオジサン”をいうワードを目にして、気付いたのであった。

 

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にあるクラーク博士の像の右手を眺める

さてそれはさておき北海道を代表する偉人となっているクラーク博士。当時は明治時代となって外国人が現地で学んだ学問を取り入れる為に、日本国内に多く招聘された頃。江戸時代とは一転して、それまでの日本文化は遅れているとして積極的に海外の血が導入される事になる。

 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」にあるクラーク博士の像の右手を写真に収める男

一心不乱にクラーク博士像の写真を撮りまくる男を撮った写真。。

ボクが旅行先でする事は、写真撮影がメインでありますので・・・

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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【札幌旅行記①】クラーク博士の記念碑がある旧島松駅逓所からスタート
2020年9月に訪れた、北海道は札幌メインの旅行。久しぶりに到着した新千歳空港で旅友の出迎えを受けて、まずはクラーク博士の記念碑を見学しに行きます!
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