2度目の訪問となるサッポロビール園博物館で出会ったビールと美女

北海道/札幌旅行記
 旅行期間:2020年9月1日~4日

再訪する理由

宮の沢駅から地下鉄に乗る

2020年9月上旬に訪れた4日間の札幌旅は、遂に最終日となっています。今日の午前中は札幌市内の西側にある宮の沢に造られている「白い恋人パーク」での見学をして、更には駅前で美味しい味噌ラーメンも食べて、これでもう思い残す事は殆ど無くなった。しかし唯一心残りが「エロ坊主オジサン」の知り合いであるサッポロビール美女と会えていなかった事。まだ飛行機までの時間があったので、初日に訪れたサッポロビール園の博物館をリベンジする事にした。

 

札幌市内にて

北海道テレビの建物

という事で「宮の沢駅」から地下鉄東西線に乗って、「バスセンター前」という駅で降りて、徒歩でサッポロビール園まで向かう事に。サッポロビール園まではバスが出ているが、JR札幌駅からは徒歩10~15分位という近い立地にあるので、バスに乗らなくても充分歩ける距離にある。という事で歩きで移動中に見かけたこちらテレビ東京の人気番組『YOUは何しに日本へ?』の垂れ幕が張ってある建物が見えてくる。

以前に成田空港でこの番組がロケしているのを見かけた事がありますね!

 

 

北海道テレビの建物1

そんな『YOUは何しに日本へ?』の垂れ幕が張ってある建物は、北海道テレビという北海道ローカルのテレビ局。てっきりテレビ東京系かと思ってしまったけど、こちらは朝日系列のテレビ局。なおこちらは旧社屋で今は新社屋に移転していて、この旧社屋はこの時には売却中だったが、2021年初めに土地の売却が確定し(売却先は土屋ホーム)、後にこの建物は取り壊されて住宅やマンションが建つ予定だという。

 

 

サッポロビール園構内にある、北海道ファイターズの寮

そして南側からJR線路をくぐってサッポロビール園の方に向かっていくと、「北海道日本ハムファイターズ」の大きなロゴマークが入った建物が見えてくる。

 

 

サッポロガーデンパークにて

サッポロビール園構内にある、北海道ファイターズの寮1

こちらの建物はサッポロガーデンパークというサッポロビールの第2札幌工場だった跡に再開発された敷地で、前回訪れた時には全然気付かなかったけど、その中にはこのように大きい「北海道日本ハムファイターズ屋内練習場」が造られていた。こちらは2003年に造られたもので、その翌年に北海道に本拠地を移す予定だった日本ハムファイターズ用の屋内練習場である。

 

サッポロビール園構内にある、北海道ファイターズの寮2

この日本ハムファイターズが北海道に本拠地を移した決断は結果的に大成功となり、本拠地が東京にあった約50年間でリーグ優勝2回&日本一は1回しかなかった球団が、この2004年に北海道移転後は16年間でリーグ優勝5回&日本一は2回という大活躍を見せている。そんな目覚ましい球団の成績よりも大きかったのは、北海道に本拠地を移転してファンが大幅に増えた事である。それまでは東京の後楽園球場から東京ドームという、巨人軍と同じ本拠地を使用していた為に全国的に目立つ事の無かった日本ハムファイターズ。しかしそんなパリーグの人気が無い球団だから、思い切って北海道移転が出来たのである。

 

サッポロビール園構内

そしてここはサッポロビールの工場跡地であるサッポロガーデンパークだけに、敷地内にはその工場があった時の遺構が所々に残されているのが見える。特に煉瓦造りの建物などは明治時代に建てられた、歴史ある建物が現存しているのである。

 

サッポロビール園構内の煙突

こちらに見える風見鶏のような形をした煙突は「カブト煙突」と呼ばれた、このサッポロビール工場のシンボル的なものだったという。ビールの製造工程では原料の大麦を発芽させて麦芽にする工程があり、そこで発生した熱を放出する為の煙突。しかしこの煙突の穴から雨が入ってはいけないので、このように風見鶏タイプにして雨が入るのを防いでいたという。

 

サッポロビール園構内に停まっていたバス

札幌市内の観光地でも意外と中心部から近いビールの試飲ができるビール博物館は、観光客が多く訪れる人気の場所だけに、このように札幌駅から直行便のバスも定期的に運行されている。ただし札幌駅からこのビール博物館までは片道約15分位の距離なので、健康体の人であれば歩いた方が体にはいいのであるが。

 

サッポロビール園の建物

そして初日にもやって来たサッポロビール園に到着する。その時は知らなかったけど、このサッポロビール園内にはサッポロビールを飲みながらジンギスカン鍋を食べれるお店は、数店舗敷地内に用意されているようだ。初日に入ったビール園のビアレストランだけでは、多くの観光客が収まりきらないからだろう。それだけ予想以上に多くの観光客が訪れているようだが、実際にはビール好きな外国人観光客の割合が高いんだとか。

 

サッポロビール園の煙突

そしてこのサッポロビール園内でもシンボル的な存在となっているのが、こちらの「サッポロビール」と文字が入った大きな煙突。こちらも今では全く使われる事のない無用の長物と化しているが、ビール園の遺物としてまた観光名所の風景の一部として保存されているものである。

 

サッポロビール園の建物1

ビール園内の建物の一部には、このようにヒートアイランド現象を緩和する為か、それとも甲子園球場の蔦に対抗する為か、このように壁中にモッサリと植物が生えていた。ただこのように植物が建物の外壁を囲んでいるだけで、周囲の気温が下がるらしく、21世紀は地球環境ファーストで生きないといけない時代だけに、このような緑に囲まれた建物がこれからドンドンと増えていくかもしれない。

 

モ~モ~子
モ~モ~子

人間都合の地球環境は20世紀で終わりで、21世紀からは自然中心の地球とするよ~!

 

 

サッポロビール園にて

サッポロビール園の入口

このサッポロビール園が入っているサッポロガーデンパークは、サッポロビールの工場跡地だった事もあって、結構広い敷地となっている。そして札幌駅までは歩いても近いので、場所もいい。

 

サッポロビール園の売店

そして急にトイレに行きたくなったので、敷地内にあったこちらの売店にお邪魔する事にする。なお、こちらの売店のトイレはとても綺麗で快適に使えるし、無料のロッカーなども置かれているので、とても親切な建物となっている。

 

サッポロビール園の売店に売っていたシャツ

そしてトイレを済ませてそのまま帰るのもちょっとアレなんで、とりあえず売店内を軽く見学してみるとする。こちらの「ビール(BEER)」「クマ(BEAR)」を掛けた、可愛らしいTシャツが置かれていた。個人的には地色が真っ黄色のTシャツだったら買おうかなと思うけど、真っ黄色のTシャツは残念ながら置かれていなかった。。

忙しいクマ
忙しいクマ

軟派なデザインのクマやな!

 

サッポロビール園の売店に売っていたシャツ1

こちらのような文字が入ったTシャツデザインは多いけど、なかなか欲しくなるような完璧なフレーズが入ったTシャツと出会う機会は稀である。だからもし欲しいと少しでも思うなら、その場で思い切って買わないとなかなか買えないのである。

 

サッポロビール園の売店に売っていたジンギスカン鍋

そしてこの売店では冷凍ラムロール・ジンギスカン肉のセットが付いた「北海道型ジンギスカン鉄鍋」が5,500円で販売されていた。こちらはサッポロビール園内にあるビアホールで食べるジンギスカン鍋に使われている物である。

 

ただ外でジンギスカン鍋を食べる時はこの鍋の形が面白いのでいいかもしれないけど、家庭用として使うと変形な鍋は洗うのも手間だし、突起部分が大きいのでその鍋の置き場所に困るものかもしれない。なおこちらの鍋は「サッポロビール園」という文字が刻印されている、オリジナル製品でもある。

 

サッポロビール園の敷地にあった明治天皇の行幸碑

そんなサッポロビール園の敷地にはこちらの「行幸啓記念碑」が設置されている。こちらは昭和43年(1968年)に昭和天皇が皇后と共に札幌にやって来た時の記念として、設置されている物だという。

 

 

サッポロビール博物館にて

サッポロビール園博物館へ向かう

そしてサッポロビール園内を一周してから満を持して、サッポロビール博物館へと向かいます。この札幌旅の初日にも見学したビール博物館であるが、今回は既にサッポロビールの歴史は見学済だったので、前回会えなかった綺麗なサッポロビール・ガールと出会うのが目的であった。

 

サッポロビール園博物館へ向かう1

こちらのサッポロビール博物館はビールの試飲は有料となっているけど、施設内へは無料で入れるようになっている。

 

サッポロビール園博物館に入る

まずは博物館の入口で住所や氏名などを用紙に記入して体温測定を受けてから、中へと進んで行く。小倉在住のエロ坊主オジサンからは、そんな綺麗なサッポロビール・ガールの名前は教えてもらっていたが、まさか受付の女性だとは想像していなかったので、受付のサッポロガールの名札は見ずに博物館内へと進んで行った。

 

サッポロビール園博物館の煮沸釜

こちらはサッポロビール博物館の見学をすると真っ先に目に入る、大きな煮沸釜である。綺麗に塗装されているけど、実際に約50年程前まで工場で煮沸釜として使われていた品である。

 

サッポロビール園博物館の煮沸釜の説明

こちらには「重要化学技術史資料:登録証」という、あまり聞き慣れない書類が置かれていた。ビール製過程に使う「煮沸釜」「ハンゼン式ビール酵母の純粋培養装置」について、認定したものだという。

 

サッポロビール園博物館の煮沸釜1

こちらの機械がそんな「ハンセン式ビール酵母の純粋培養装置」という、ビール醸造には欠かせない酵母を培養させるものである。こちらはビール界3大発明品の中にも数えられる程に重要なもので、1883年のエミール・ハンセン(Emil Christian Hansen)によってビール発酵中に酵母や雑菌がまみれている中から、酵母のみを取り出す事に成功した。そんなビール酵母のみを培養させる、ビール造りには欠かせない機械であった。

 

サッポロビール園博物館にあった渋沢栄一の写真

こちらのパネルは2021年NHK大河ドラマの顔にもなっている渋沢栄一である。明治時代の実業家で財閥を築いた”近代日本経済の父”とも称される渋沢栄一は、2024年から新しく発行される一万円札の肖像画になる事が決定している。それに合わせてNHK大河ドラマ『青天を衝け』が、2021年2月14日から放送開始されている。

 

 

サッポロビール園博物館の試飲コーナーへ向かう

サッポロビール博物館の訪問は2日ぶりの2回目という事もあって、館内の展示を足早に見て行って5分も経たずにゴールの試飲コーナーへとやって来た。乾いた喉を潤すビールと、美女が待ち受けているという興奮に足が速くなっていたのであった。

 

サッポロビール園博物館の試飲コーナー

という事で早速ビールのチケットを自販機で購入して、こちらのカウンターでビールを注いでもらう。そしててっきり「ビール園の博物館で働いている」と聞いていたので、このカウンターに居てるものだと思い込んでいたけど、このビールを注いでくれたお姉さんにそのサッポロ美女の名前を伝えると「あっ、今は入口の受付にいますよ!」と教えてくれた。

なんと受付で対応してくれた女性が目的の人だったようで、油断してました・・・

モ~モ~子
モ~モ~子

人間は思い込みが強い生き物だからね~!

 

サッポロビール園博物館の試飲コーナーでビールを飲む

こちらでビールを注いでくれたお姉さんが「良かったら呼んできましょうか?!」と言ってくれたけど、自分から会いに行くので「いいです!」と一旦断った。というのも目の前には『サッポロ 開拓使麦酒仕立て』という、普段はお目に掛かれないビールが鎮座していたからである。

 

 

サッポロビール園博物館の試飲コーナーでビールを飲む1

この『サッポロ 開拓使麦酒仕立て』は、2021年初めに缶パッケージのスペル間違いでも注目を浴びた品である。

 

今までならそこまで大きな問題になる前に裏で処理されてしまっていたかもしれないけど、今はコロナ禍もあって自宅などにいる時間が長い人がネット社会のSNSに特に依存してしまった2020年。「LAGER」という英単語のスペルが間違っているだけで発売中止となった事に対して、大反響があって一転そのまま発売される事となったのである。

 

サッポロビール園博物館の試飲コーナーで見つけたサッポロ美女

そんな感じでビールを味わって飲んでいると、真っ黄色のシャツを着た綺麗なサッポロガールが近寄って、声を掛けてきた。そうこの人が受付に居た、エロ坊主オジサンがピースボートに乗っていて知り合ったという女性である。相手は仕事中という事もあって、簡単にお喋りして先程買ってきた石屋製菓の『恋するチョコレート』をプレゼントする事に。

 

サッポロビール園博物館の試飲コーナーで見つけたサッポロ美女1

ついでにサッポロビールの制服らしい真っ黄色のシャツ姿も、斜め45度の角度から写真に撮らせてもらう。

仕事中にご対応頂き、誠にありがとうございます!

メグちゃん
メグちゃん

良かったね~!やっと会えて!

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

どうや、可愛かったやろ!会えて良かったな!

 

サッポロビール園の敷地にあった神社

さて念願のビール園の綺麗なお姉さんに出会えたし、サッポロビールも味わえたし・・・という事で、思い残す事はなくなったのでそろそろ新千歳空港へと向かう事にする。そんな帰り道のサッポロビール園敷地内で、このような「札幌神社」という建物がある場所を発見する。

 

サッポロビール園の敷地にあった神社の説明

その神社脇には「札幌神社」の由来が書かれている看板が見える。こちらの神社自体はそこまで古いものではなくて、昭和41年(1966年)に北海道神宮の分霊を祀ったものだという。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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