若松区石炭会館で美味しいクロワッサンを食べ、遠見ヶ鼻で夕焼け鑑賞

九州縦断旅:北九州編

 旅行期間:2020年8月中旬

 

オジサンとの2人旅行?!

若松南海岸から洞海湾を眺める

ここは福岡県北九州市若松区の、明治時代~昭和前半までは北九州地方で採掘された石炭の積出港として栄えた若松港跡に来ています。ここで「旧ごんぞう小屋」で石炭を運搬していた人達の歴史などを、同行してくれている”エロ坊主オジサン”の説明付きで勉強した所です。

 

北九州市若松区にて

若松南海岸から洞海湾を眺める-1

この辺りが約100年頃前には石炭積出で栄えていた、その若松港があった場所。今となってはその繁栄していた影も見られないように寂れた感じがする街になっている。なおここには海上保安庁の船も停泊していて、この洞海湾には戦時中に投下された機雷とかが最近でもまだ発見されたりするという。

 

若松南海岸から洞海湾を眺める-2

こちらの橋は1962年に開通した戸畑区と若松区を結ぶ「若戸大橋」である。車専用の橋となっており、夜は綺麗にライトアップされるので先程までいた高塔山展望台からの夜景を見ると、この橋がいい感じの雰囲気を出すようだ。

 

若松石炭会館(三日月屋)にて

若松区にある石炭会館の建物

そして旧ごんぞう小屋がある横の南若松海岸通りの反対側には、1905年(明治38年)に建てられた洋風建築物がそのまま現存して保管されている。元々は若松石炭商同業組合の事務所として使われていて、今は株式会社石炭会館として事務所に使われているという。

 

石炭会館

 

住所:福岡県北九州市若松区本町1-13-15
休館日 : 月曜日(祝日の場合は月曜も営業)
1階玄関ホールのみ見学可
パン屋さん【三日月屋 若松店】は1階

 

 

若松区にある石炭会館の建物-1

こちらの石炭会館は景観重要建造物として北九州市から指定されている建物で、この若松区でレトロな洋風建築物の中でも最も古い建物だそうだ。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

この中で美味しいクロワッサンを売ってるんだよ、ちょっと入ろう!

 

若松区にある石炭会館の建物に入る

この石炭会館の1階部分の入口近くのスペースには、【三日月屋】という北九州をメインに数店舗展開しているパン屋さんが入っている。100%天然の酵母を使用して低温で長時間熟成したクロワッサン専門店として、人気があるんだとか。

 

三日月屋:若松店

 

住所:福岡県北九州市若松区本町1-13-15(石炭会館内1階)
【電話番号】093-771-7979
【営業時間】9:30~19:00(年中無休)
※クレジットカードは使用不可で現金のみ

 

 

若松区にある石炭会館の建物に入っているパン屋さん

三日月屋の店内にはあずきよもぎシナモンプレーンメープルチョコ紅茶ごま抹茶チーズきなこココアなどと沢山の商品が置かれている。お値段は個包装1個入りで250円前後(税別)と、なかなかクロワッサン1個にしてはいいお値段である。

 

若松区にある石炭会館の建物に入っているパン屋さん-1

それにしても単なるクロワッサンかと思いきやのこれだけバラエティーに富んだ種類の多さと、ホームページを見ている限りはこだわりの製法で作っているとの事。なお賞味期限は3日間だそうだ。

 

若松区にある石炭会館の建物に入っているパン屋さんで売っているクロワッサン

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

これ奢ったるけ、美味しいから是非食べてみて!

こちらは”エロ坊主オジサン”がご馳走してくれた、三日月屋のクロワッサン:プレーン味。元々パッケージ関係の仕事をしていたボクはまず箱や包装の仕様を確認してしまう。食べるだけのパンにこの外側が不織布で内側がポリエチレンでラミネートされている袋なので、空気を通さずに密封されている。コンビニなどで販売しているパンなどの袋に比べると、こちらの方がコスト自体は高いけど、その分高級感があるように思ってしまうパッケージである。

 

若松区にある石炭会館の建物に入っているパン屋さんで売っているクロワッサン-1

これだけ色んな味のクロワッサンの種類がある中で、プレーン味を選ぶとは”エロ坊主オジサン”もなかなかの通である。変わった味が付いているクロワッサンだと、その味で驚いてしまうけども、プレーン味だと今まで食べてきたクロワッサンと比べる事が出来るのだ。

内側が思った以上にモチモチとした触感で、深みのあるプレーン味のクロワッサンでした!

 

若松港近くにいたマレーシア人達と会話

そして旧ごんぞう小屋の裏でたむろしていたアジア系の青年たちを見つけて、何かを喋り出す”エロ坊主オジサン”。彼らはマレーシアからの出稼ぎの青年たちで、”エロ坊主オジサン”はアジア方面を色々と訪問した事があるので、現地の言葉で色々と会話して交流を図っていた。もし彼らが日本人だったらビールなどを飲んでいたかもしれないけど、マレーシア人はイスラム教徒が多いので彼らは一切お酒は飲まないとの事。

 

若松区海岸通りから洞海湾を眺める 動画

 

 

若松恵比須神社にて

若松区にある若松恵比須神社-1

そしてクロワッサンを食べ終わった後は、近くにある「若松恵比須神社」を訪れる。この神社のすぐ横を若戸大橋が通っており、この橋を開通させる時にはこの若松恵比須神社にぶつからないようにしたのだとか。

 

 

若松区にある若松恵比須神社

恵比須神社の名前だけに年明けの十日エビスの時には、関西のえべっさん祭りのように熊手を買ったり、笹持って縁起物を付けてもらったりする光景がここでも見られるという。という事はえべっさんの若松支部的な場所なのかもしれない。

 

若松区にある若松恵比須神社の社屋

境内に入るものの、全然ひと気がなかった。逆に言えば我々の貸切状態である。この2020年8月はまだコロナ禍の影響で、コロナウイルスに感染するのが怖かったり、もし感染しての風評被害を恐れる人が未だに自粛していた時期なのでどこ行っても空いていたので快適であった。

 

若松区にある若松恵比須神社の上を通る若戸大橋

こちらは先程通過した若戸大橋を下から見上げる。若戸大橋は全長627mの吊り橋で「わが国で最初の大きな吊り橋を造る」という熱く強い気持ちの元に造られて、その後の関門橋・明石海峡大橋・レインボーブリッジなど国内の大きな吊り橋の先駆的存在の橋である。

 

 

若松区にある若松恵比須神社の本堂

こちらは若松恵比須神社の本堂で、この神社で結婚式も執り行っているという。運良ければ紋付き袴などの恰好をした新郎新婦が、結婚式や写真撮影をしている場面に出会える可能性もあるようだ。

 

若松区にある若松恵比須神社の名前札

「若松恵比須神社」とこの神社の名前が入っている。日本国内では明治時代になって神仏分離廃仏毀釈という行為によってお寺は廃寺されて、神道の神社として生まれ変わらされた寺も多かった。日本人が古来から信仰してきた考えを神道と仏教に切り分けるという行為は、なんとも不合理なものであったそうだ。

 

若松区にある若松恵比須神社の看板

この若松恵比須神社は主に海上安全商売繁盛事業繁栄などのご利益があったとされる。特に若松地区では先程のごんぞうなどに代表される海運業などの繁栄もあって、海上安全の祈願がされた神社だったようだ。

 

若松区にある若松恵比須神社の賽銭箱

そこそこに歴史ありそうな賽銭箱が置かれていた。神頼みしない人間にとって、この賽銭箱というのは賽銭を入れると神社の経営者が喜ぶものと思ってしまう。もし本当に神様がいるとしたら、こんな箱にお金を入れただけでその行為を有難くなんて思ってくれないと思う。。

 

若松区にある若松恵比須神社の狛犬

こちらの狛犬の土台には「海上安全」の文字が彫られている。昔の人達はこういった縁起物を大事にしていて、全てはちゃんと神社をお参りして、誠心誠意に祈っていたかどうかで事故が起きるか起きないかという考えだったのだろう。

 

若松区にある若松恵比須神社の手洗い場

2020年はコロナ禍の影響で、神社内の手洗い場も所によってはウイルス感染防止の観点から使えない場所もあった。ここ若松恵比須神社では手洗い水が使えずに、代わりに消毒水が置かれていた。クロワッサンを素手で掴んで食べた”エロ坊主オジサン”は手がヌルヌルしていたのでその手を洗いたかったようだが、残念ながら手を洗えずじまい。。

なお2020年のコロナ禍で宗教の無力さが浮き彫りになった。色んな宗教ではその宗教なりに神様がいてると信じているが、コロナウイルスの前ではそんな神への祈りは全くの無力でどんどんと感染者が増えていった。コロナウイルスの前ではユダヤ教もキリスト教もどの宗教も無力で、無意味な信仰なのが一目瞭然になったのかもしれない。

 

若松区の夕焼け

さて若松恵比須神社で小休憩した後は、いよいよ”エロ坊主オジサン”の自宅がある方面へと車が進んで行きます。そろそろ19時近くになってきたので、さすがに真夏だけどお天道様がそろそろお休みの時間を迎える頃合いになってきたようです。

 

若松区の夕焼け-1

車は若松地区の北端の海岸線へと出てくると、まだ海岸で泳ぐ人達の姿が見えます。真夏の時期なので日没してからも肉眼で見える位の時間帯であれば、普通に泳いでいる人がいるようです。

 

岩屋海岸付近を車窓から眺める 動画

 

若松区の夕焼け-2

そして岩屋海岸沿いに車を走らせると、遠見ヶ鼻岬の手前に「かんぽの宿 北九州」があり、車はここで行き止まりとなる。この先にある遠見ヶ鼻からは今の時間だと綺麗な夕焼けが見られるという。

 

遠見ヶ鼻の説明看板

この辺りの岩屋・遠見ヶ鼻エリアには”芦屋層群”と呼ばれる、昔の地層が残っている場所だそうな。これ以上は車で進めないので、この近くで車を停めて徒歩で先に向かうとする。

 

 

遠見ヶ鼻岬にて

遠見ヶ鼻で夕陽鑑賞する

そして木などが生い茂った暗い道を抜けると、目の前には岬が現れて、一緒に広大な海と黄昏時手前の綺麗な夕焼け景色が目に飛び込んできた。

 

遠見ヶ鼻で夕陽鑑賞する-1

遠見ヶ鼻に来ると、既に辺りにはこの近くに宿泊していると考えられる観光客達が大勢押し寄せて、ここから見える夕焼けを楽しんでいた。この写真では”エロ坊主オジサン”の頭に後光が当たって、お釈迦様のように神々しい感じになっていたね。。

 

遠見ヶ鼻で夕陽鑑賞する-2

こちらは遠見ヶ鼻に造られている灯台。真夏の8月中旬に訪れた北九州はとても暑かったけど、さすがにだいぶお天道様が傾いたこの時間は海風もあって快適な気温で気持ちが良かった。

 

遠見ヶ鼻で夕陽鑑賞する-3

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

どうや、いい景色やろ! ここはオレのオススメ夕焼けスポットやけ!

と嬉しそうな顔をしていた”エロ坊主オジサン”。。

 

遠見ヶ鼻から眺める夕焼け 動画


遠見ヶ鼻から見える夕陽

いい感じに黄昏時になってきたようで、何とも幻想的な景色が目の前に拡がってきた。夕焼けってのはドコで見ても、いつ見てもいいものである。基本的には毎日必ず見れるものだけど、毎回夕焼けを見る度に感慨深い気持ちにさせられるような気がするのである。

 

遠見ヶ鼻にある灯台

そんな黄昏時の夕焼けを楽しむ人達は、まだここでその余韻を楽しんでいるように見える。人間を魅了する夕焼けは全てお天道様の成せる業である。

 

遠見ヶ鼻から見える夕陽-1

こんな黄昏時もカップルで愛を語りながら眺めれば最高だろうけども、今回は”エロ坊主オジサン”と2人でこの黄昏時を楽しんだのである。。

 

晩飯は台湾料理屋にて

そんな北九州での夕焼けを満喫した後は、”エロ坊主オジサン”の家の近くにある、最近オープンして気になっていたという台湾料理屋さんに行ってみる事にした。”エロ坊主オジサン”もまだこの店には入った事が無いという。

 

晩飯は台湾料理屋にて-1

このお店は台湾料理店だったけど店主は中国人で青島出身だったけど、台湾料理のお店で修業した事があるので中華料理屋にせずに台湾料理屋さんにしたそうだ。ここで台湾といえば”まぜそば”という事で、まぜそば定食を注文。これがなかなか美味しい味で大満足の台湾料理屋さんだった。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

オレの頼んだ料理は意外に辛くて、結構むせたよ・・・

 

晩飯は台湾料理屋でビールを飲む

青島と言えばドイツが一時占領していた事もあって青島ビールが有名だけど、ここは日本のビールをチョイスする。

 

 

”エロ坊主オジサン”の自宅で宿泊

案内してくれたオジサンの家

そして食欲を満たした後は”エロ坊主オジサン”の自宅へと向かう。”エロ坊主オジサン”は結婚していた時期もあったけどその後に離婚して、今はこの一軒家で1人暮らしをしているそうだ。父親は介護施設に入っていて、長男なんで色々とお世話をしているらしい。ちなみにこの辺りは暗かったけど、家の外灯とかは一切点いていなかった。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

この辺では外灯を点けている家は少ないぞ!

 

オジサンの家の内装

話を聞くと前にこの辺りで空き巣が数軒立て続けに起こり、その時にこの家も泥棒に入られたそうだ。しかしこの家には特に金目の物は置かれていなかったので被害は殆ど無かったらしいが、家を調べに来た警察官にどっさりと家の中に置いていたエロDVDを見つけられて「○○さん、確か中学の社会科教員でしたよね?!」と聞かれて恥ずかしかったそうだ・・・。

 

オジサンの家にあった、エストニアで購入したお土産

そんな”エロ坊主オジサン”の自宅リビングで発見したのは、このオジサンと出会ったバルト三国旅行中に購入している姿を見ていた、こちらの人形である。後ろでこの人形を買う”エロ坊主オジサン”の姿を見ていて、「こんな人形を買うんやな~~!」と思っていたのを思い出した。

 

オジサンの家にあった、エストニアで購入したお土産-1

ちなみにこの人形の足元には、その購入した時のままに値札が張られた状態だった・・・。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

オレ、結構その土地土地の物を買うのが好きやけ、このように色々と買ってしまうんよ!

 

オジサンの家の内装-1

中学の教員をしていて部活動を持っていたら家に帰れるのは遅くなって、疲れていてバタンキューの毎日だったので、このようにロクに家の掃除は出来なかったとか。そして旅行好きなのであまり家に居る時間も少なく、家を綺麗な状態で管理するという考えも無いようだった。

わざわざボク用に用意してくれた扇風機のファンも埃だらけだったけど、回転している分には余計な埃は飛んでしまうし、タダで泊まるんだからあまり気にしても仕方ないと思って、強引に眠りに着くボクであった・・・。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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