阿蘇鶴温泉ロッジ村の赤牛肉BBQで、何故か手にご飯粒だらけの訳は

九州縦断旅:熊本編

 旅行期間:2020年8月中旬

 

ご飯粒を付けた、いい歳したオジサン

小国町にある「ロッジ村」に到着

さて九州旅4日目は熊本県阿蘇郡小国町にある、こちらの【阿蘇鶴温泉ロッジ村】という宿泊施設に泊まります。こちらの宿は周辺にはあまりひと気が無い、ちょっと人里離れた場所にあるのが売りで、それと共に夕食時は赤牛肉のバーベキューを楽しめるのと部屋それぞれに設置されている個室天然温泉が楽しめるという事で人気の場所らしい。

 

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村にて

小国町にある「ロッジ村」の部屋内観-1

こちらはそんな阿蘇鶴温泉ロッジ村の13室ある中で、7畳和室の部屋。ここは最低限のアメニティーしかないので、歯ブラシなどは自分で持っていかないと置いていない。それと近くにコンビニなど無い場所なので、自前で先に用意しておくか、それとも1日だけ我慢するかという選択肢しかない場所でもある。

 

 

夕食の赤牛バーベキューへ

阿蘇鶴温泉ロッジ村にある自動販売機でビールを購入

さてそれぞれに部屋に付いている天然温泉に浸かった後は、予約していた夕食の時間が近づいてきたので、ロビー横にある夕食会場へと向かう。ちなみにこの宿泊施設では、ドリンクは敷地内にある自動販売機で購入する必要がある。勿論ビールも売られていて、夕食もここで買って持ち込まないといけないと思っていたけど、夕食会場に缶ビールを持っていくと基本的にはビールの持ち込みは禁止だった。そんな事は知らない人が多分毎日来るからか、缶ビールは没収される事なくジョッキに移し替えてくれたが。

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村で夕食に赤牛肉バーベキューを楽しむ

こちらが宿泊プランで込みになっていた「赤牛肉の入ったバーベキューコース」2人前分。赤牛肉以外に鶏肉、骨付きウインナーソーセージ、新鮮な野菜が付いていた。一応ホームページではこのバーベキューコースは1人前2500円(税別)となっていたけど、今回は予約してくれた”エロ坊主オジサン”が、この夕食込みで7300円のプランで手配してくれていた。

 

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村で夕食にバーベキューをする

という事で目の前にはそこそこ年季の入ったようなコンロが用意される。簡単に使える家庭用カセットボンベのセットではなく、ガスを引いてのそこそこ本格的な焼き器。

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村で夕食にバーベキューをする-1

鍋奉行じゃないけどせっかちな性格の”エロ坊主オジサン”は、面倒くさいのかトングを使わずに直箸で食材をコンロに投げ置いていく。ボクはこういった焼き肉や鍋などはリードしてやってくれるタイプがいれば、全部任してしまうタイプの人間なのでこういったせっかちな人間との会食は楽なので助かる。

ちなみに前にミナミ(難波)でボーイの仕事を少しだけしていた時に、常連のお客さんから誘われて焼肉に連れていってもらったけど、そのお客さんが凄い鍋奉行というか注文と焼きを完全にコントロールしてくれたけど、その代わりに「ドンドン食べて、そして飲め!」と言われて、言いなりになるまま食べて飲んだらお腹がはちきれそうになる位に満腹になった記憶が蘇る。。

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村で夕食にバーベキューを食べる

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

お~~うまい、うまい。王子も食えよ!

と嬉しそうに赤牛肉に喰らいつく”エロ坊主オジサン”。確かにこういう焼肉などのバーベキューは、早めに取らないと下手したらコゲコゲ状態になったりする事が多い。それと体育会系に属していた人間は仲間内で焼き肉などに行くと、ゆっくりしていると周りに肉を取られてしまうので、半生位の火加減でもガツガツ取っていかないと肉にはありつけない。

まあ今回は2人での会食なので、そんなに肉が無くなってしまう心配もないけどね!

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村で夕食にバーベキューで骨付きウインナーを焼く

そしてこちらは骨付きウインナーソーセージで、骨付きのソーセージなんて中々お目にする機会が無いので珍しくて新鮮な感じだった。皮がちょっとパリパリに焼けた感じまで炙った後に食べてみると、とても美味しかった。個人的には赤牛の肉よりもこちらのソーセージの方が美味しかった。ちなみに追加オーダーも出来て、こちらの骨付きフランクフルトは1本200円。

追加する価値のあるソーセージでした!

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村で夕食にバーベキュー時にご飯粒だらけの手を舐めるオジサンの姿

そんな美味しかった骨付きフランクフルトを味わっていると、対面に座っている”エロ坊主オジサン”が何故か手にご飯粒だらけになった状態で、そんな指を嬉しそうにペロペロと舐めていた。。

 

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村でのバーベキュー場所

このロッジ村では合計13部屋あるので、夕食の時間も予約制になっていた。今回の夕食時は他に4組が来ていて、それぞれに赤牛のバーベキューを楽しんでいて、ボクらはセコイ2人組だから追加オーダーはしなかったけど、バンバン追加オーダーをしている人たちも見かけた。

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村で夕食にバーベキュー時にご飯粒だらけの手を舐めるオジサンの姿-1

そして目の前では相変わらず手に付いたご飯粒を、ペロペロと子供のように食べる”エロ坊主オジサン”の姿がまだ見える。このロッジ村の朝ご飯は小さなパンが2個だけしか付いていなくて、その代わりとばかりに今晩のご飯を明日の朝ご飯に食べようとしておにぎりを握っていたそうだ。

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村で夕食にバーベキュー時にご飯粒だらけの手を舐めるオジサンの姿-2

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

店員さんが変な目でオレの方を見てくるんや~~!(笑)

そりゃ、そんな怪しい動きしていたら、嫌でも見てしまうでしょ・・・(笑)

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村で夕食にバーベキュー時にご飯粒だらけの手を舐めるオジサンの姿-3

今回の九州旅でも一番に入る位に、ボクの笑いのツボにハマった”エロ坊主オジサン”のご飯粒だらけの手を舐める場面でした!

そしてそんな店員さんからの怪しい視線を感じながらも、残ったご飯で再びおにぎりを握り終えて、少し満足げに手に付いたご飯粒を舐める”エロ坊主オジサン”でした。。

 

 

暗くなってきたロッジ村周辺を徘徊する

阿蘇鶴温泉ロッジ村から見える黄昏時

赤牛バーベキューを食べ終わったのは19時前だったけど、真夏の時期なのでこのようにまだ周辺は黄昏時となって明るかった。夏場の旅行は日中の気温が暑くて汗だらけになるけど、逆に陽が照っている時間が長いのでその分野外での活動時間が長くなるというメリットもある。

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村から見える黄昏時に、外に出かける

そしてまだ62歳という若さの”エロ坊主オジサン”は、こんな早い時間から部屋でゴロゴロするタイプではないので、

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

よし、ちょっとこの周辺を探検しようや!

と言い出す。

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村から出かけて見えた看板

勿論ボクも早く部屋で休むのではなく、遅くなるまで歩くのが好きなタイプなのでそんな”エロ坊主オジサン”の誘いを受けて立つ事にした。こちらの看板はこのロッジ村の手前にあった物だけど、その先にあるメイン道路脇にはこのロッジ村の看板がなかったのでなかなか辿り着けなかったのである。

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を歩く

さて辺りにはひと気が無い方の道へと進む。元々このロッジ村周辺には全然ひと気が感じられない場所だけど、より一層ひと気が感じられない道へと進むと、その先に何があるのかと楽しみになってくる。

歩くのが好きじゃない人には、呆れられるのだけどね・・・

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺で倒れた看板を見つける

そして程なく歩くと、倒れていたロッジ村の看板を見つける。こちらはボクらがやってきた側から反対の方に設置されている看板なので、さっき見過ごしたものではないけど、お店の人が言っていたように豪雨によって倒れてしまった分なのだろうか。

ただそれにしては普通に倒れているだけのようにも見えるけども・・・

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺で倒れた看板を直す

という事で今更だけど、次に来るお客さんが迷わないようにロッジ村の案内看板をしっかりと立て直しときました。これで次にここを通るお客さんが迷わなくロッジ村に行けるかと思うけど、今どきの人達は大半がカーナビを使っているので、多分この看板は殆ど見られる機会がないと思うけども。。

 

阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策する

そんな風に進んで行くと、全く何もない場所ではなく数える位だけど一応民家があり、この辺で農業をやっている人達が住んでいるのだろうか?! ただそれにしても全然人が住んでいるような雰囲気を感じれないような、ヒッソリとした感じの家ばかりが続く。

 

夕暮れ時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策する

太陽が沈んでの黄昏時も、もうそろそろ終わりそうな感じ。周囲はだんだん暗くなってきたけど、この歩いている道には殆ど街灯が無い。車も殆ど通らないし、獣が出てこないか心配なくらいの道である。

 

夕暮れ時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策する-1

そして進んで行くけど、自然豊かな場所で蝉の鳴き声や鳥の声などばかり聞こえて、文明社会の音が全然聞こえない。普段ある程度の都会に住んでいると、なかなかこういった場所でゆっくり時間を過ごす機会がないので、こういった時間を過ごすのもいい体験である。

 

夕暮れ時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策する-2

このように全く街灯が無い訳でもなくて、カーブなどの要所要所には一応設置されているけど、それにしても全然車が通らない。もしかしたら1日で誰も通らないような道のように見える(一応、何台かの車は通りましたが・・・)。

 

 

夕暮れ時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策すると、豪雨によって崩れた道が見えてくる

この2020年は熊本県を中心とした九州地方で「令和2年7月豪雨」と名付けられた豪雨が降り、多くの場所でこのような土砂崩れなどが起こっていた。2020年7月3日から7月31日までの期間で例年にない集中豪雨が起こり、ニュースなどで目にするような現場が目の前に広がっていた。

 

 

夕暮れ時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策すると、豪雨によって崩れた道が見えてくる-1

更に歩くと、このようにガードレール自体も崩れ落ちている。大阪市内に住んでいると、このように地方での災害が起きても大阪市内では滅多に起きないから他人事のように思っていたけど、実際に地方に来てみるとこのような現実が実際に起きているという事を目の当たりにした。

 

夕暮れ時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策すると、豪雨によって崩れた道が見えてくる-2

一時はよく雨が降らなさ過ぎてダムの貯水量が足らずに”水不足”と叫ばれる年もあったけど、最近はゲリラ豪雨という言葉がすっかり定着してしまう位にまとまって雨が降るようになっている。この「令和2年7月豪雨」も7月上旬に観測した降水量の合計や1時間当たりの降水量が50ミリ以上という発生回数が、ここ近年で最も多かったという。

 

夕暮れ時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策すると、豪雨によって崩れた道を眺める

近年はこういった今までの天候観測史上で、起こった事のない豪雨など天災が起こりだしている。これは地球が怒っているのではなく、人類がそれだけ安定していた本来の地球環境のバランスを崩してしまった事に対しての、自然の成り行きだと思う。地球が何万年も掛けて育んできた生態系を人類が僅か数百年といった短期間で、人類の好き放題にしまくったそのツケが今頃やって来ただけに思う。

 

夕暮れ時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策すると、豪雨によって崩れた道を眺める-1

地球温暖化などの問題があるけど、地球環境のこういった天候などは現状に対してあるがままに起こるだけ。もし異常な天候が続いたとしたら、それは地球環境を大きく変えた人類の責任でしかないのである。あくまで人類は地球上に住ませてもらっていながら、自分達を地球上の支配者のように勘違いしている時代がこれからも続くだろうから、人類もこれまで以上に長く地球上には留まれないのではなかろうかと思う。

 

夕暮れ時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策すると、豪雨によって崩れた道を眺める-2

「なんか道の端の方に光が見える・・・」と思っていたら、こちらは倒れた街灯が倒れながらも踏ん張りながら光を照らし続けていた。こういった街灯の姿を見ると「最後の最後まで電源が消えるまでは、何とか光り続けてやる!」という、街灯の根性が垣間見える感じがした。

 

黄昏時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策して進む

さてまだ僅かに黄昏時が空にはまだ残っている。それにしても太陽という存在は、とても凄い。このように既に太陽は沈んでいるにも関わらず、このように残り陽でまだ周辺が明るく見えるのである。地球はこの太陽の途轍もないパワーの影響によって、今日の生態系を育んできた訳だけど、もしこの太陽が消滅してしまったら地球上の生態系も消滅してしまうのだろう。

 

 

黄昏時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策して進む-1

暗くなってくると、当然今歩いている道も暗くなっている。このようにチラホラと街灯はあるものの、基本的に今歩いている道には街灯は無い所だらけ。

 

黄昏時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策して進むと真っ暗になる

これはフラッシュを焚いて撮影した写真だけど、フラッシュを焚かないと何も写らない位に真っ暗になってきた。”エロ坊主オジサン”との男2人組だからこんな暗闇の道を歩くのも平気だけど、女性だったら何の光もないので絶対怖くて歩けないような道を進むのであった。

 

黄昏時の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺を散策して進み真っ暗になった先で見つけた看板

そんな真っ暗な道を黙々と”エロ坊主オジサン”と歩き続けると、近くのメイン道路に辿り着く。この道も全部が明るい訳ではないけど、近くにある宿泊施設や温泉などの看板がこのように煌々と照らされているものもあって、こういう明るい看板を見ると一安心する。

 

夜の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺で見つけた温泉宿

ロッジ村の部屋に帰ればベランダにある天然温泉に浸かれるのだけど、”エロ坊主オジサン”は「ちょっと、ここ覗いてみよう!」と言い出したので灯りの先に進んでみる事にする。

 

夜の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺で見つけた温泉宿に進む

ここの温泉はひと気は全然なかったけど、このように源泉が流れ出ているようで周辺には湯気が充満していて、温泉としてはいい雰囲気を醸し出していた。ここも地獄のような「地獄谷温泉」と、看板に謳い文句が書かれていたな。

 

夜の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺で見つけた温泉宿に進む-1

誰もいない割には夜でもこのようにライトアップされていたので、夜の探検にはちょうど寄り道してしまう場所である。この2020年8月はコロナの影響もあって、通常なら営業している宿も閉まっている所もあったので、ここも今日は閉まっているような感じだった。

 

夜の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺で見つけた温泉宿に進むけど当然閉まっていた

ここの温泉宿はロッジ村とは違って、それぞれの部屋が独立していて、なおかつそれぞれの部屋に温泉が惹かれているようで結構豪華な温泉宿のように感じた。

 

夜の阿蘇鶴温泉ロッジ村周辺で見つけた温泉宿に進むけど当然閉まっていた-1

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

どっかの扉、開いてないかな?! もうちょっと見てみよう!

と言って温泉宿の奥まで進んで行く”エロ坊主オジサン”。

もしどこかの扉が開いていたら、中に入るのかな?!

 

 

暗闇の中に光る温泉宿の看板

結局どこの扉もしっかり施錠されていたので、温泉探索を諦めて自動販売機で水分を補給し、再び夜道を歩きだす”エロ坊主オジサン”。ただ本当はこちらの看板にもあるように「はげの湯温泉」に行きたかったらしい。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

この「はげの湯温泉」は、結構迫力のある温泉なんだよ!

 

 

夜の真っ暗な道をひたすら進む

しかし結局はげの湯は諦めて、また真っ暗な道をロッジ村に向けて戻る事にする。この道もこの辺りではメイン道路であるが、基本的には殆ど街灯がなく、この道を通過する車のライトで明るくなる位であった。そしてこの道を歩いていると全然他の歩行者は見かけなくて、車で通る人がボクらを見てビックリしているのではなかっただろうか。

 

夜の真っ暗な道をひたすら進む-1

ただ本当に真っ暗な道を歩いていると、いい事がある。それは空を見上げるとその分、星が沢山見えるから。ただスマホではそんな星空は全く綺麗に撮影できないのが残念だけど、こんな真っ暗な道を歩くのも意外と楽しかった。この写真もフラッシュを付けて撮影したものだけど、光が無かったら無かったで目が暗闇に順応して段々と暗闇でも薄っすらと車線が見えてくるのだ。

そんな人間本来に身に付けている能力を実感できるのは都会生活ではなく、このような人里離れた自然環境の下だからこそである。そういった意味で今年(2020年)に海外に行けずに、代わりに国内を色々と回ったけど、そのおかげでいい勉強が出来たのであった。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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