スリランカ旅行記:3日目
クラブツーリズムツアー「お1人様参加限定:スリランカ6日間」-2020年2月6~11日
輝く仏陀像
スリランカ旅3日目はこの短い旅程の中でもハイライトである「シギリヤロック」を見学した後は、近くにあるダンブッラの石窟寺院の見学も終了し、そろそろ昼食タイムとなってきたようです。
ダンブッラにて
この下に降りる階段の手すりにも野生のお猿さんが座っていて、自由に動き回っている姿が見えます。
自由なお猿さん達 動画
最初に石窟寺院へと登ってきた道とは違い、こちらの道は広いので周辺にはお土産屋さんがズラリと並んでいます。
こちらでは先程のシギリヤロックのお土産屋ゾーンでも見れた、黒い植毛したウーペの紙にプリントされた絵が売っています。
これが結構金や銀色などの光輝く色で装飾されていたので思わず欲しくなったけど、こういうのは写真に撮るだけで我慢である。。
ここを見学していると暑いので、こういったフルーツ・ジュースが地元民と見られる人達にも大人気だった。ここでアルコールを売っていたら欲しくなるけど、残念ながらアルコール類は置いていない。
階段途中でジュース屋さん 動画
こちらの階段を降りて行くと、目の前に大きく光り輝く大仏さんの像が見えてきた。さっきの石窟寺院内の涅槃像はあまり金色には輝いていなかったけど、こちらの仏像は凄く発色のいい黄金色のようだ。
この辺りは参拝用の花まで売っています。スリランカの仏教徒は参拝する時に、花を添えている姿をよく見かけた。
さっきの大仏像を横から見てみる。近くで見てみると、それなりに大きな仏像のようだ。
黄金仏像の博物館
正面に回ってみると、先程の大仏さんの顔が見える。何気に険しい顔をしているようにも見えるが。。
ちょっと難しい問題を考えておった時の表情じゃ!
こちらの何とも派手で威厳があまり感じられない建物は、仏教博物館だそうだ。「GOLDEN TEMPLE」と看板があるので、こちらからやって来る観光客は間違えてこれが世界遺産の「ダンブッラ黄金寺院」と思ってしまうかもしれない。。
ちょっと仏教という神秘的なイメージから外れた、中国的なテーマパークのような感じにも見える。
ただこちらの大仏像は金箔を貼っているので、とても発色が良かった。この仏像に金箔を貼るのは仏陀が黄金色のオーラを出していたとされているので、それに近づける意味で金箔を貼っているようだ。
こちらの仏像の手は「説法印」や「転法輪印」と言われる仕草で、主に弟子たちに向かって説法をしている時の仕草だという。つまり悟りを開いた後の仏陀を表していて、それを真似たポーズをする、”ある意味”悟りを開いた男?!
実は何となくやっていたポーズを、弟子達が勝手にそのように解釈したんじゃ!
黄金の仏像を眺める 動画
個人的にはこの大きな仏像を金箔で金キラ金にするよりかは、先程見た石窟寺院で一番新しく出来て、人気のない第五洞窟内にある涅槃像を金ぴかにした方がいいのではと思うけども・・・。
こちらでは仏塔までも黄金色。
その手前には4色に分けられた分別用のゴミ箱が設置されている。
21世紀は特に地球環境に配慮した生活様式が求められているので、分別に協力するんじゃ!
このような仏塔には基本的に仏舎利などが入れられる。仏陀が亡くなった後に火葬で焼かれて、その後に起こるであろう骨の奪い合いを避ける為に8分割して、地元の部族に分けられたそうだ。そして仏教でも一番の熱心だった古代インドのマウリヤ朝アショーカ王が、その遺骨を全て掘り起こして仏舎利を集めたという。
ワシの骨を拝んでも何にもご利益などないんじゃ!そんな暇があれば、自分の内面と向き合う方がよっぽど有意義な時間の使い方じゃ!
そしてスリランカで一番大事にされている仏舎利は、今はキャンディに保管されている”仏陀の左の犬歯”である。スリランカでは代々王朝が所有する物として考えられてきた為に、この仏歯は権力の象徴でもあった。その為にスリランカでも一番有名なペラヘラ祭では、この仏歯を祀る祭となっていて、実際に選び抜かれたスリランカ象がこの仏歯を担いで行進するそうだ。
ただこの仏歯である犬歯を実際に見たイギリス人学者は「これは人間の歯じゃなく、獣の歯だよ!」と言ったとか。昔は科学技術が無かったけど、今の時代だったらその歯が実際の人間の物かなんてすぐに判明する時代である。もしこの仏歯も本当に人間の物かを調べようとしたら直ぐに分かるようだけど、絶対に仏教徒は調べさせないだろうな。何せ今まで信じてきたものが、もしかしたら単なる獣の歯かもしれないという事実が出たら、目も当てれないだろうから。。
スリランカでは民族紛争にまで発展したシンハラ人とタミル人の衝突。それぞれの言語であるシンハラ語とタミル語も日本人から見たら、同じような物にしか見えないけどね・・・。
さて駐車場に向かいます。何とも中途半端に置かれた、出口を示す看板。。
スリランカのワンちゃん達は、ヨーロッパと違って見た目がちょっとキレイではない。それと暑いからか、日中はこのように地面に転がって体力温存しているようだ。
という事でバスに乗り込み、既に12時を過ぎていたのでこれから昼食のレストランに向かいます。
満月の日の昼食タイムにて
そしてバスに乗って10分程で辿り着いたのが、こちらのホテル内にあるレストラン会場。
住所:Jaffna – Kandy Highway, 754 Anuradhapura Road, Dambulla, Sri Lanka
スリランカでの旅行中は殆どが、このようなホテル内にあるレストラン会場ばかりで食事をした。これがパックツアーで訪れるには、一番無難な選択なんだろう。一番旅行後のアンケートで厳しいのが食事の評価だという。特に日本人は日本食が一番美味しいという考えを持っているので、余計にアンケートの食事欄は厳しくなるという。でもわざわざ海外にまで行って外国の料理を食べても、評価基準が日本の舌というのもどうかとは思うけど・・。
ただスリランカ人の食べるカレーは基本辛いらしいので、個人的にはこのような観光客向けに味を調整してくれているレストランの方が有難いのであるが。。
さてそろそろ見慣れてきた、スリランカのカレーゾーン。用意されていたお皿は温かかったので、意外と親切なレストランでした。
カレーと共にスリランカ人の主食でもある米。日本人として最初にカレーを食べたとされる山川健次郎は、実際にはルーを避けて米だけ食べたという。
ちなみに日本人として初めてカレーを見たとされる遣欧使節団の三宅秀は、手掴みでカレーを食べるインド人を見て「手づかみで食す。至って汚き物なり」と記したとされる。
やっぱり幕末の人達からしてもカレーを手掴みで食べるというのは、汚く見えたようだ。だけどその食べ方が彼らの文化なので、スリランカでも一般家庭に行くと手掴みでカレーを食べるそうだ。そして途中でボールに入ったお水が出てくるけど、それは飲み水ではなくて、手を洗う為の水だそうだ。
そしてこちらの現地民たちの食べ方としては、基本食事中に飲み物は一緒に飲まないという。だから食べ終わった後に一気に水などの入ったコップをガバガバガバ・・・と飲み干すんだそうだ。
個人的にはこのようなビュッフェスタイルは、自分の好き嫌いが思いっ切り出てしまうのであまり好きではない。ただ今回の旅行は全部がビュッフェスタイルだったのだが。。
こうやって料理を取ろうとする人達の姿を見ると「そんなに焦ってまで料理を取ろうとしなくてもいいのに・・・」と毎回思ってしまう。でも目の前に料理があれば、自然とそう動いてしまうのだろうけども。
そして今日は何と”満月の日(ポヤデー)”の為に、レストランなどではアルコールの提供が禁止・・・。一応ダメもとで現地ガイドさんに「ビールが出せないか?」と聞いてもらいましたが、残念ながらダメとの事。という事で代わりにパイナップル・ジュース(350ルピー:約200円)を仕方なく注文。
こちらのパリっとしたのが、昔よく食べたお菓子「おっとっと」に似て美味しかったので、これだけ追加でバリバリと食べてしまった・・・。これだけ単独で食べたけど、これにカレーを載せて食べても美味しかっただろうな。
そしてこのレストランでの一番人気が、こちらのアイスクリーム。暑い国なので食べ放題のアイスクリームは奥様方に大人気でした。
普段は旅行中にはアイスクリームを食べないのですが、みんなが「美味しい、美味しい!」と言っていたので味見をしてみる事に。
シギリヤロックにあった壁画シギリヤレディーのような体型をしている女性像。このような体型は古代インドの流れを汲んだものだそうだ。
レストランのカウンターには黄金の象が置かれているが、さすがに純金では無さそうだ。それとここでビールが飲めないという事は、晩飯もビール抜きという事・・・。ただ「もしかしたらホテルには、ビールが置いてあるかもしれないよ!」という事で、一部の望みを持って向かう事とする。
そして昼食を食べて、満足した一行を載せたバスはこれから今晩宿泊するキャンディの街へと向かいます。
その移動途中に朝イチに登頂したシギリヤロックの訪問証明書が、全員分配られるとの事。しかも名前部分にはそれぞれにシンハラ語で記入してくれているそうだ。
こちらがボクの名前が書かれた証明書。
スパイスのお土産屋さん訪問
そしてキャンディに向かう前にパックツアーでは恒例の、日程に組み込まれているお土産屋さんを訪問します。
そしてバスが停まったのはこちらのジャングルの入口にも見える場所。「本当にこんな所にお土産屋さんがあるの??」と思ってしまう位の場所である。。
一応このような看板も出ているので、このジャングルの奥にお店があるようだ。パックツアーが嫌いな人に多いのが、このようなお土産屋さんに寄る事である。ただ行くツアーによっては全然このようなお土産屋さんを周らないコースがあったりするし、個人的には日本語を話せる店員さんがいる店では遊べる事が多いので好きではある。
店の前に立っているとジャングルの奥から「ドウゾ、皆さま。奥へ入って来てクダサイ!」という日本語が聞こえたので、その声の主に向かって進んでいくツアー参加者さん達であった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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