石ノ森章太郎ワールド溢れる石巻を満喫し、次は白石城へ向かう【仙台旅行記㉘】

仙台旅行記2020年秋-㉘

 旅行期間:2020年11月3日~5日
(After enjoying Ishinomori Shotaro’s world of Ishinomaki, we headed to Shiraishi Castle.)

日本が誇る漫画家!

さて石巻市でここに来たのは、宮城県出身の漫画界の巨匠:石ノ森章太郎氏の記念館があったから。その記念館である石ノ森萬画館の見学も終えたので、そろそろJR石巻駅の方へと戻っていく事に。

 

 

石巻マンガロードを散策!

よくその地方出身の漫画家作品とコラボして町興しをしている街を見かけるけど、訪れてみると意外とあまりその作品の像などが設置されていなくて拍子抜けしてしまう事がある。しかしこの石巻市では未だに新しいキャラクターの像がどんどんと増えており、石ノ森章太郎ワールドがそこら中で見られる場所となってきている。

 

このように普通に街中に仮面ライダーの像が立っているなんて、仮面ライダーマニアから垂涎の石巻市だろう。ただこれ以外にも数えきれない程沢山の像などが街中に設置されているので、イチイチ像を見かける毎に写真を撮っていると疲れてくる頃合い。

 

だけど仮面ライダーは別格で、令和に元号が変わった現代でもまだテレビシリーズとして放映が続く、モンスター特撮ヒーロー番組。個人的には仮面ライダーよりも、仮面ノリダーの方が遥かに沢山見たのだが、それは内緒にしといた方がいいかもしれない。

 

ちゃんと色がペイントされた像ばかりではなく、このような石像タイプなど色んなバリエーションの像が街中に設置されている。こういった石像だとペイントの色落ちなどを気にせずに、耐久性があるので管理する側からしたら低コストで設置できるのかもしれない。

 

こちらは鼻がデカ過ぎて戦闘の邪魔にしかならないだろうと思わずツッコんでしまいそうになる、サイボーグ009シリーズに登場する「006(張々湖:ちゃん ちゃんこ)というムードメーカーのキャラクター。ちなみに邪魔そうに見える鼻は実は取り外し可能らしく、それなら別に鼻が無くてもいいのではと思ってしまう。。

 

この006は体内に高圧縮エネルギー炉というのを内蔵しているらしく、そのおかげでゴジラのように火を吐く事が出来るようだ。なので仲間から鼻を掴まれて、無理やり炎を吐き出されたりして、便利使いされている面もあるんだとか。

 

こちらは先程の記念館でも勉強した、少女漫画雑誌に連載されていた『さるとびエッちゃん』のもの。こちらの像は日本宝くじ協会が宝くじの普及宣伝事業の一環として、寄付したものだそうだ。

 

石ノ森章太郎ワールドも楽しいけど、やっぱり個人的には最近大好きになっている猫ちゃんとの触れ合いの方が楽しいかもしれない。ただ街中で見かける野良猫ちゃんはとても警戒心が強くて相手をしてくれないので、人懐っこい猫ちゃんを探すのだがあまり見つけられない。人懐っこい猫ってのは大体誰かに人間に飼われていたり世話をしてもらっていたりして、それで人間に接する機会が多いので全然人間を警戒しないのである。

 

このように郵便ポストの上にまでも銅像が設置されており、石巻の街中がみんなで頑張って石ノ森章太郎ワールドを盛り上げているように見える。

 

こちらの仮面ライダーのような顔をしているのは、1970年に読み切り企画として誕生した『スカルマン』。実は仮面ライダーに似ているのは、このスカルマンが仮面ライダーの原型となっていて、ここからバッタ風にカスタマイズされて発展したのが仮面ライダーになっているそうだ。

 

 

こちらの民家では外壁にサイボーグ009軍団を張り付けているのが見えるけど、こちらの建物は個人で参加しているようにも見える。ただこうやって地元の住民達も一緒に盛り上げた方が、街が活性化していい方向に行くと思う。

 

ただ石ノ森章太郎の作品は1970年代頃がピークのような雰囲気で、ボク世代が生まれる前に流行った作品ばかりなので、何せ知っている物が少ないのが難点でもある。

 

そして来る時にも見たサイボーグ009の黄色いマントを羽織った後ろ姿が見える、石巻駅前通りに戻ってくる。宮城県内では仙台市に次いで2番目に人口が多い石巻市であるが、平日という事もあってあまり街中で人を見かける事は無かった。

 

こちらのデザインマンホールは石ノ森章太郎の・・・・ではなく、今どきの子供達が喜びそうなポケモンのデザインとなっている。やっぱり若い子からすると何十年も前の全く知らない漫画のキャラクターよりも、このような知っているポケモンの方がいいのかもしれない。

 

そして石巻駅前にあったイオンの前には、仮面ライダーV3の像が設置されている。こちらの像は2009年に設置されたが、この像の脇には樹齢90年を超えるというヒマラヤ杉が植えられている。なお近くに陸橋を造った際に邪魔になって切り倒す案が出たが、何十年も石巻駅前に生え続けている木を切るのに住民達が反対したので、そのまま木は残されているという。

 

こちらの建物は前にパトカーが停められているので交番だと分かるけど、この石巻市では交番にも石ノ森章太郎のキャラクターがコラボされている。さっき見た郵便局ポストのコラボなどは全国でも見られるけど、このように交番とコラボしている例は見た記憶が無い。

 

そんな駅前の交番の建物にコラボされていた石ノ森章太郎の作品は、こちらの『ロボット刑事』という1973年頃に特撮作品としてテレビ放送されていたシリーズである。さすがに交番とコラボするだけあって、刑事のキャラクターとなっていた。

 

このように交番と漫画キャラクターとの珍しいコラボ。なおこちらのロボット刑事は変身しなくて、普段からこういったロボットの体をしているキャラクターのようだ。前年に放送されて人気となった『マジンガーZ』に対抗して、ロボットシリーズを意識していたようだ。

 

こちらは駅前近くの空き地のブロックに描かれていた絵だけど、誰かが真似して描いたのか、それとも落書きだったのかは不明。しかし落書きにしても石ノ森章太郎の作品を描いていると、雰囲気があっていいように思える。

 

という事で石巻市の観光は終了して、石巻駅まで戻ってきました。15時前となっていて、まだ別の場所に行くか、それとも仙台市内をブラブラとするか?

 

とりあえず一旦仙台市内まで戻る事にした。ただ昨日仙台空港で購入した、公共交通機関乗り放題チケットは2日間有効で今日までとなっているので、もしその範囲内のどこかへ行くのであれば今日の内に行っておくに越したことはない。

 

 

一旦仙台市内に戻る!

という事で結構に写真を撮り過ぎてしまった石ノ森萬画館だけど、沢山の写真を撮れたという事はそれだけ楽しかったという事の裏返しである。そう思うとこの石巻市に来て、大正解だったと感じる訳である。

 

宮城県も仙台市内だけ見ていると発展した大都市と感じる景色だったけど、こうやって電車に乗って郊外に赴くと、目の前には田んぼなどが広がっていて、米処の仙台という感じを思わせる景色が広がっていた。

 

普段川沿いに住んでいないと、このような穏やかな流れの川しか見る機会が無いけど、嵐になった時や台風が来た時には荒い流れになるのだろう。また大きな津波などが襲った場合には、こんな遊歩道のある堤防なんて何の意味も無いのだろう。。

 

そんな郊外の景色を見ながら電車に揺られる事約1時間で、仙台市内に戻ってくる。さすがに仙台市内になるとさっきまでの田んぼが広がる姿は消えて、背の高いマンションなどの建築物ばかりが見える景色となっている。

 

さて一旦仙台市内に戻って、とりあえずオカンがさっきこの仙台駅のどこかで買いたいお土産があったらしく、まずはそれを物色する事にする。仙台駅は大きいけど、このようなお土産を販売しているお店なども充実しており、買い物をするのも楽しめる駅となっている。

 

ただ初めて仙台駅に訪れる人からすると似たようなブースばかりに見えて、オカンが仙台駅で買いたくなったというお土産を見つける事が出来ずにいつもながらの

オカン
オカン

もうイイです・・・買いません。。

と言い出す。そして今は16時過ぎだけど、今から南の方角にある白石城まで向かう事にした。というのもこの白石城の最寄り駅である白石駅は、昨日買った乗り放題チケットの範囲内に入っていたからでもある。

 

白石駅に到着!

そして再び仙台駅から電車に乗り込み、約50分ほど揺られて45km南下した所にある「白石駅」に到着する。しかし17時半に到着したものの、すっかり辺りは暗くなっており、まだ白石城に行けるかちょっと心配になる。

 

 

 

まあ別に白石城の中に入りたい訳ではなくて、その城を近くから眺める事だけでも出来れば充分だと思っているので、とりあえず城のあると思われる方向へと進んで行く事にする。しかしこの時間帯には白石城に向かって歩いていると思われる観光客は皆無で、白石城を見に来た人間は我々だけだったが。。

オカン
オカン

こんな暗くなった時間に来る奴なんて、アンタぐらいやで!(怒)

 

白石城は白石駅西口を出て、そのまま真っ直ぐに進めば到着するハズ。このようにその城への参道のような道にも「白石城↑」と描かれているので、この矢印に沿って暗くなった白石の街を城に向かって進んで行くのであった。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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