真夏の桜島サイクリングで疲れ切った時に、命を救ってくれた椿チャンポン

九州縦断旅:鹿児島編

 旅行期間:2020年8月中旬~下旬

 

まさかのチャンポン

桜島の北東から眺める錦江湾

2020年8月にふと簡単な気持ちで旅に行く事にしたら、今まで国内旅行では4日以上の長い期間で旅行をした事がなかったけど、今日で早くも7日目を迎えています。そして今日はこれまた軽い気持ちで桜島一周のサイクリングをしようと思って、実際に自転車に乗ってサイクリングしてみると、半周も経たない時点で既に体力の限界を早くも迎えそうになっています。。

 

桜島一周のサイクリング旅の途中

桜島にある「園山公民館」で休憩

というのもこの8月という真夏の時期にサイクリングをするのが間違いとは言わないけど、まず”にわかチャリダー”には過酷な時期である。そして桜島の周遊道路は山の麓を円を描くように通っているので、平坦な道ばかりではなく、そこそこな傾斜の坂道が結構あるのだ。

だから軽い気持ちで「真夏やけど、なんとかいけるだろう!」と思うべきではなかったかもしれないが、ここまで実際に来てみたらもう後戻りはできないので、いつの間にか重たくなってしまった足を何とか引きずるように一歩、一歩と前に踏み出していくしかないのであった。

 

 

公民館前で少々休憩する

桜島にある「園山公民館」で休憩-1

桜島の北東エリアに差し掛かると共に急に上り坂になって、途中から自転車を降りて押しながら進んできたけど、さすがに息がゼ~~ゼ~~と全身で呼吸するようになってしまっていた。そろそろ一旦停まっての休憩が必要だと思い、この日陰があり、かつ自販機が置かれていた「園山公民館」という建物に立ち寄る。

 

桜島にある「園山公民館」に置かれていた商品

この「園山公民館」は村の外れのような場所に建っているので、基本的には人がいないみたい。とりあえず最初に飲んでいたミネラルウォーターを飲み切ってから、新しいミネラルウォーターを自販機で購入し、2分ほど休憩して動く事にした。

ここで腰を据えてしまったら、多分進むのが嫌になるかもしれなかったので先を急ぎました!

桜島火さん
桜島火さん

お主が停まろうが進もうが、ワシはここからは動かんド~~ン!

 

桜島にある「園山公民館」で休憩して再び出発

そしてさっきの公民館を過ぎて進んで行くと、これまで上り坂をひたすらに登って貯金した高さを、今度は一転吐き出すかのように下り坂が続く。結構な下り坂なので、そのスピードに乗って更にペダルを漕いで加速しようかと思ったけど、万が一スピードを出し過ぎて転んでしまったら大事になる可能性が考えられる。なのでそこは冷静に自重して、代わりにジェットコースターに乗っている時のような大声を出して、下り坂を駆け抜けていく事にしてみた。

 

桜島北東部から黒神町を目指す

さっきまでだいぶ上り坂を登ってきたからまだまだ貯金は残っているようで、先の方には小さな漁港が下の方に見えている。ただし下るという”貯金放出”をすれば、また先程のような上り坂地獄が待ち受けているのかもしれない。という事でこの下りが続く道では油断&無茶せずに、確実に先程失われたエネルギーを少しでも回復する事に専念した。

東郷どん
東郷どん

男なら先の事など考えずに、今を一生懸命生きるでごわす!

黒ブタ子
黒ブタ子

いや、昼飯食べるまで我慢ガマンだブヒ!

 

桜島北東部から黒神町を目指す-1

桜島でサイクリングをして良かったと思った事の1つに、桜島という火山を動きながら色んな角度からじっくりと眺める事が出来た事。車で周遊していれば展望台毎に停まって、それぞれに違う角度から見る事も出来る。けど、やっぱり自分の体を動かしながら見る景色は同じ景色でも、動く事によって血液や細胞が活発に動いているからか、疲れている程に鮮明に記憶に焼き付くように感じる。

東郷どん
東郷どん

おいどんの時代は、江戸まで歩きだったでごわす!

 

 

「カフェ はましま」にピットイン?!

桜島北東部から黒神町を目指す途中にあった「カフェはましま」

そしてまた坂道を登ったり下ったりしながら進んで行くと、信楽焼の狸の置物と共に「カフェ はましま」という案内板が見えてきた。コーヒーや五平餅というのも書いてあって、どちらかというと昼食を食べるというよりかは軽食の休憩所的なお店の雰囲気を思い浮かべる外観だった。ただ先程の「桜島コーヒ&ベーカリー」に入らなかった事を何度も後悔しながら進んできていたし、「次に見つけたお店に入ろう!」と決めていたのでそのまま店の入口へと進む。

 

桜島北東部から黒神町を目指す途中にあった「カフェはましま」に到着

建物は普通の民家をちょっと改造して営業しているようなカフェだった。自転車を駐車場に停めて入口のドアに向かおうとしたら、右の網戸越しにオジサンが寝転ぶ姿が見えた。

「という事は・・・・?!」

 

桜島北東部から黒神町を目指す途中にあった「カフェはましま」は残念ながら閉まっていた

お店入口付近をよ~~く見ると「しまっとるよ」という小さな看板が出ていた・・・orz。普段ならパスしそうなカフェだったけど、ここでピットインしとかなければヤバイと思って寄っただけに、かなりガッカリだった。家の中に寝転んでいたオジサンに声をかけても良かったけど、オジサンは昼寝しようとしているのだからそれを起こしてまで話を聞くのはボクのポリシーではない。

なので仕方なしに、静かに立ち去る事にした。。

東郷どん
東郷どん

おいどんだったら、問答無用でお店の人に声をかけとるばい!

 

桜島26号線沿いにあった黒神小学校

さっきのカフェもパスして進むと食べ物屋さん的な店も無いし、寄り道できそうな商店も県道26号線沿いには全然見当たらない。その代わりにこちらの「鹿児島市立黒神小学校」を見つける。この黒神小学校は西南戦争が起きた明治10年(1877年)頃に創設された小学校で、創立140年を誇る歴史ある小学校だそうだ。

 

 

桜島26号線沿いにあった黒神小学校の石碑

その黒神小学校も門の手前には、このような創立100周年を記念した石碑が置かれていた。どうやら内容は「地球上には自分の母親に勝る母はいない」という感じで、自分の母親に感謝しなさいというメッセージを投げかけているようだ。

それとこの黒神小学校は少子化の影響もあって、2学年が1クラスという分け方になっている。そして令和2年(2020年)に在籍している小学生は、なんと全部でたった3人だそうで、しかも全員女子(公式HP参照)。なお後で桜島の人に話を聞いてみたら、生徒数が少ないので運動会にはその子のおばあちゃんとかも参加したりするという。

 

 

また近くの黒神中学校は去年(2020年)に廃校になってしまったけど、この2021年3月に小学校から1人卒業予定で、その子供の保護者が黒神中学校に入れたがっているので今年に黒神中学校が復活する可能性があるかもしれないという。ただし学校の運営には生徒が1人であろうが最低9人の教員が必要らしい。ただ桜島では超少人数での密着型授業なので、塾に入らなくても学校の成績は優秀な子が殆どだという。ちなみに桜島には塾が無いので、基本は学校での勉強だけらしいが。

黒ブタ子
黒ブタ子

生徒1人に対して先生が9人なんて、絶対授業中は寝れないブヒ!

先生も一緒に寝れば、大丈夫だよ!

東郷どん
東郷どん

そんなダブルの居眠りなど、言語道断でごわす!

桜島火さん
桜島火さん

もし眠たくなったらワシに言いなよ、デッカイ地響きを立ててあげるド~~ン!

 

桜島26号線沿いにあった看板

このような噴石を警告する看板が道端に普通に立っている。これが沖縄や奄美大島であれば「ハブ注意!」に看板の内容が変わるんだろうけど、万が一危険だという事は頭の片隅に置いておく方がいい。万が一その危機が迫った場合に、その対応を想定しているだけでも初動対応がかなり変わってくるハズである。

 

 

昭和火山地帯の展望台にて

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」の展望台

そんな風に小学校は見つかったけど、全然食べ物屋さんなどは見つからない。もうここまで来たら進むしかないと決め、気持ちだけイノシシになりきって突き進んでいくと、何やら展望台のような場所を見つけた。どうやら写真ポイントのような匂いがプンプンするので、疲れていてもこういった場所は素通りする訳にはいかない。

 

桜島地図 - 「昭和溶岩地帯」展望所

桜島地図 – 「昭和溶岩地帯」展望所

この展望台に着いた時にはもう既にヘトヘト状態で、出発してから1時間40分が経過していた。ただこの地図を見ると昼食を取らずに進んできた為に、スタートしてから半周地点まで到達していた。

 

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」の展望台の案内

こちらの立て看板には「昭和火山地帯」と文字が入っている。これは昭和21年(1946年)3月に桜島内でもこの黒神地区と、南側の有村地区の2箇所に向かって黒い塊のような溶岩がズルズルと流れてきたという。ただこの時は2ヶ月前程から頻繁に爆発が起こっていたけど、この日は大きな爆発などは起きていなかったという。

 

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」の展望台の案内-1

こちらの案内にはその際の説明が書かれている。ただその流れ出てきた溶岩はゆっくりだったので、畑や道路などは仕方なかったけど、住民は避難する準備の時間が幸いあったという。そして約2ヶ月に渡ってゆっくりと浸食するように進んできた溶岩は黒神町のほぼ全てを、有村町もその大半を飲み込んでしまったという。

 

桜島の昭和21年(1946年)に噴火した時の溶岩の流れ

昭和21年(1946年)に噴火した時の溶岩の流れ-桜島ビジターセンター展示

これは桜島ビジターセンターに置かれていた、この”昭和溶岩噴火”のオブジェである。赤く色付けされている部分が流れ出てきた溶岩で、桜島東側にある黒神町を飲み込んだ後は海にまで達し、更に約2km分も海上まで流れ出している。

 

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」の展望台に上る

昭和の時代に噴き出てきた溶岩が、どんな景色を創ったのであろうか?!さて休憩も兼ねて、展望台の上に登ってみる事にする。

 

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」の展望台からの景色

こちらが「昭和溶岩地帯」の展望台から、桜島の方を眺めてみた景色である。この辺りに溶岩が静かに流れ込んできたのは、今から75年前程の事。溶岩や火山灰などに埋め尽くされてしまった土壌から再び植物が生えてくるには、長い年月が必要になるそうだ。溶岩や火山灰には栄養分や水分が殆ど含まれていないので、最初はなかなか植物が生えない。まずは苔のような小さな植物がちょっとだけ生えて、すぐに枯れて、またその後に短い植物が生えては枯れてを50年間程繰り返す。

 

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」の展望台から見える桜島

そして50年間で生えては枯れてを繰り返すと、土壌には枯れた植物を分解するバクテリアなどが住み着いていて、それらの働きによって栄養分の無かった土壌がだんだんと豊かな土壌に徐々に変化していくという。そして噴火から100~200年程経過すると、それなりに大きな木が成長してくるそうだ。だからこの周辺に見えている、そこそこに背が高い木は、多分この昭和溶岩噴火(1946年)の時には溶岩に上手い事浸食されずに残った地域のようだ。

 

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」の展望台周辺の土壌

この辺りはチラホラとススキが徐々に生えだしている光景が見える。この昭和溶岩噴火から約75年が経過しているので、50~100年後の植物が段々と生えだしている景色がこのように見えている。なお、この後100~200年程したらこの辺りは林になっているのだろう(ただまた溶岩が流れて来なかったらだが・・)。

 

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」近くの土石流溝

そんな昭和溶岩噴火場所の展望台からちょっと先に行った場所には橋が架かっていて、その下を見るとこのように護岸工事したような大きな幅の溝が見えている。この排水溝の左右にはそれなりの高さの木々が生えているので、この排水溝は多分昭和溶岩が噴き出てきた場所を削って、また溶岩が流れ出てくる時の為に誘導路のように整備したものだろう。

 

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」近くの土石流溝-1

活火山の近くで生きていると火山活動が激しくなると犠牲者も出てくるけど、それはこの生きている地球に住んでいる以上はどうしても避けれない事である。であれば今までの歴史を見て、それらの経験を生かして次に同様な事例が起こった際に、被害が少なくなるように事前に準備する他ないのかもしれない。

桜島火さん
桜島火さん

ワシはいつも通り生きるだけド~~ン!

東郷どん
東郷どん

何事も頭を叩かれて、成長するでごわす!

 

桜島26号線沿いにあった「昭和溶岩地帯」近くの土石流溝-2

中東ヨルダンのペトラ遺跡を訪れた時に、雨が少ない地方にも関わらずちょっとした雨がまとまって降っただけで鉄砲水みたいに押し寄せてきて、被害者が出たというニュースを聞いて、とてもビックリしたのを思い出す。

 

 

年間降雨量が約100mm(ミリ)ほどしかないペトラ周辺で、ちょっと雨が降っただけでこのような鉄砲水になるのは、その水を受け止める木々などの植物が無いからである。植物が沢山生えていれば土壌に吸い取られていく水分が、何もないツルツルのような地面を吸収される事無く、標高の低い方へと下っていき鉄砲水となる。それと同じ現象がここ活火山の桜島でも起きているようだ。桜島でも溶岩によって木々が無くなった丸裸の地表に降った雨が大雨となると、そのうち土砂を伴った激しい流れに変わっていくそうだ。それを回避する為に、このように誘導路が掘られているという訳であった。

 

 

まさかのチャンポン屋さん「椿の里」と出会う!

桜島黒神町にあった椿の里

さて「さすがにそろそろ・・・何かを口にしないと・・・」と思いながら、自転車を乗ったり降りて押したりしながら進んで行くと、やっと食べ物屋さんのような建物が1軒だけ見えてきた。お店の前には「チャンポン!」と大きな文字が入った旗が揺れていた。

 

桜島黒神町にあった椿の里の看板

桜島でチャンポンを食べるという事を全然想定していなかった為に、1~2秒ほど頭が真っ白になって放心状態に陥ってしまった。他の状況であれば「う~~ん、チャンポンね~~。一旦保留にして他の店探してみようっと!」と思うだろう。だけどさすがに疲労困憊で、そして今まで進んできた景色を見るとこの桜島東エリアには、他に食べ物屋が無い可能性がとても高かった。

という事でこのお店に決めて、思い切って入ってみることに!

黒ブタ子
黒ブタ子

目の前の餌には飛びつかなきゃ、グッド・チョイスだブヒ!

 

チャンポン屋さん【椿の里】

住所:鹿児島県鹿児島市黒神町670−37
営業時間: 11時30分頃~17時頃  

定休日:一応火曜日と不定休

 

 

 

 

桜島黒神町にあった椿の里の店内

ガラガラ~~と扉を開けて店内に入ると、お店の女将さんとカウンターには小学生のような女の子だけ。チャンポン以外のメニューもあるのかなと思って店内を見回すけど、それ以外は「大盛り」しか張り紙がないので、この店名物のチャンポンを注文する。なおこのお店にはこのチャンポンの1品しかメニューが無くて、女将さんもお客さんが入って来たらメニューが1つしかないから、自動的にチャンポンを作り出すシステムだとか。。

なおこの時カウンターにいた女の子が、この2021年に先程の黒神小学校を卒業して、廃校になっている黒神中学進学希望の女の子だそうです!

 

桜島黒神町にあった椿の里で出てきたゴーヤの漬物

注文できるメニューはチャンポン1種類しかなかったけど、付きだし代わりにまずはゴーヤの漬物を出してくれた。沖縄以外ではなかなか目にしないような珍しいゴーヤの漬物。

そしてこれが想像していたよりも全然苦くなくて、とても美味しかったのです!

黒ブタ子
黒ブタ子

ゴーヤの漬物、私も食べたい!食べたい!ブヒブヒ!

 

桜島黒神町にあった「椿の里」で出てきたチャンポン

そして注文してから待つ事約10分ちょいで、「疲れてそうだから、濃い目にしておいたよ!」と女将さんがチャンポンを持ってきてくれた。チャンポンってそれなりに具沢山のイメージは一応あったけど、これぐらいにドッサリと、しかも桜島で採れた野菜が乗っかっているのを見て思わず疲れを飛び越して、感動してしまった!

 

 

桜島黒神町にあった「椿の里」で出てきたチャンポンのアップ写真

思えば今から約2時間前に下調べしていたカフェで、桜島で自家栽培している無農薬野菜を使ったベジタブルなランチを食べているハズだった。しかしその店が臨時休業で、次に通った店はパンのお店で野菜が食べれそうにはなかったのでスルー。その後に訪れた”桜島北東エリア名物の心臓破りな坂地獄”(これもボクが勝手に名前つけてます・・)でヘトヘトになる。そしてその後に見つけたカフェでは、閉まっていて店のオジサンらしき人が昼寝をしていた。。

「そして次に見つけたお店は、野菜が食べれそうになくても入ろう!」と思っていただけに、逆にたっぷりと桜島の野菜が食べれるなんて・・・とまだ感激中だった。

黒ブタ子
黒ブタ子

それにプチトマトまで入ってるブヒ!

 

桜島黒神町にあった「椿の里」で出てきたチャンポンの麺

最初目の前にズド~~ン!!とチャンポンの器が出てきた時に「これ、全部食べれるかな~?!めっちゃボリュームあるけど・・」と思っていたけど、女将さんの濃い目に味付けしてくれた影響もあってか、箸が止まる様子を見せずに器にあるものを次々と口の中へ運んでいくのであった。

 

桜島黒神町にあった「椿の里」で出てきたチャンポンに入っていたオクラ

このようにオクラまで入ってるし、こんな野菜を贅沢に入れている美味しいチャンポンは、今まで食べた中でもウサイン・ボルト並みにダントツに飛び抜けて第1位であった!

そして女将さん曰く『女性の人も「多過ぎて食べれないかも?」とか言いながらも、結構完食してるよ!』という言葉通りに、汁まで全部飲み干して見事に完食するのであった。

 

桜島黒神町にあった「椿の里」の店内に飾ってあった桜島の立体図

そして喉が渇いていると伝えるとリンゴ酢なども惜しげもなく「全部飲んでくれていいよ!」と言って出してくれた優しい女将さん。こちらの写真は壁に飾られていた桜島の立体3D地図で、こうやって立体で見ると島の形がよく分かる。

桜島火さん
桜島火さん

さすが人間は、ワシの細かい所まで見とるド~~ン!

 

桜島黒神町にあった「椿の里」でもらったパン

食べ終わった後も店内は冷房が効いて涼しかったので、女将さんと少々お喋りする。この真夏の時期にボクと同じように無謀にもサイクリングをする人間は、たまにいるそうだ。そして色々桜島についての情報などを教えてもらっていると、後でやって来た馴染みのお客さんからパンを頂く。

こちらは翌朝の朝食として、美味しく頂きました!

 

桜島黒神町にあった「椿の里」でもらった火山石-1

そしてこちらは先日久々に桜島が噴火した際に、辺りに降ってきた火山岩を集めたものだという。この前にテレビの取材が来たらしく、そのクルーにも何個かプレゼントしたという。

 

なおこの桜島は環境省が指定する『霧島錦江湾国立公園』のエリアに該当するので、基本的に自然の動植物などは持ち出してはいけないようになっているそうだ。ただ自分で採取したものではなくて桜島の住人に頂いたものなので、一応それは特別にOKだそうな(勿論少量の場合ですが・・・)。

 

桜島黒神町にあった「椿の里」でもらった火山石

そしてこの箱にはなんと、こんな直径10cmはありそうな大きな火山岩まで入っていた。こんなのが日常的に降ってくる可能性がある桜島、車の屋根も簡単にボコボコになって下手したら穴が空いてしまうのではと思う位であった。

桜島火さん
桜島火さん

こんなもんは人間からしたら、飛沫のような目に見えないレベルだド~~ン!

 

桜島黒神町にある黒神埋没鳥居

そんな風にリンゴ酢をガブ飲みしながら冷房に涼しんで女将さんと喋っていると、早くもお店に到着してから約1時間が経過しようとしていた。あまりの居心地の良さにすっかり時間の経過を忘れてしまっていたけど、今日はレンタサイクルを借りていて閉館までに返さないとプラス1万円の追加料金が発生するのだ。

なので重くなった腰を上げて、再び進む事にする。。

東郷どん
東郷どん

おいどんの時代にはこの冷房という物がなかったど~、これってどれ位涼しいでごわすか?

 

桜島黒神町にある黒神埋没鳥居の入口

そして桜島東側の目的地としていた、鳥居が火山灰に埋もれてしまっているという「埋没鳥居」はなんとそのチャンポン屋さんの駐車場向かいの真ん前にあった。という事でお腹いっぱいになったし、水分補給もバッチリだし、疲労もすっかり回復したのでこれからそんな鳥居の見学に向かう事にしたのであった。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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