白い恋人パークで1500円の『プレミアムファクトリーコース』を体験

北海道/札幌旅行記
 旅行期間:2020年9月1日~4日

楽しめるプロジェクションマッピング!

「白い恋人パーク」建物に入る1

こちらは札幌市内の西区宮の沢にある、白い恋人を製造販売する石屋製菓の本社所在地と共に、その商品を製造するテーマパークともなっている「白い恋人パーク」の建物。そのヨーロッパ調な雰囲気が漂うテーマパークで女子が特に多く来ている場所だけど、男1人で来ても全然問題ない場所でもある。

 

「白い恋人パーク」にて

「白い恋人パーク」のチケットを購入

そしてここではプロジェクションマッピング映像を使って、チョコレートの歴史などを勉強できる【チョコトピアハウス】見学(約30分)と【チョコトピアファクトリー】(普通に言うとチョコレート工場)の製造ラインをセットで見学できる『プレミアムファクトリーコース』を購入する。大人1人で1500円(税込)となかなかのお値段であるが、逆に言えばそれほどのお金を払う価値があるコースだという事の裏返しでもある。

1500円の値段に迷う人は、こう思って買いましょう!

 

 

白い恋人パークの敷地内にて

「白い恋人パーク」の敷地の景色

この『プレミアムファクトリーコース』は約30分に1回程行われているので、次の11時20分からの回にて案内してくれるそうだ。なお、このコースは初回は10時20分からで、最終は16時20分からとなっている。だからあまり早く来過ぎても少々ここで待たないといけない。

 

「白い恋人パーク」の敷地で始まったカラクリ時計を眺める

だけどこの白い恋人パークの敷地では色んなアトラクションや写真スポットがあるので、充分にそんな待ち時間を潰せれる場所でもある。そして11時になると、1時間に1回行われるカラクリ時計塔のアトラクションが始まった。すると思った以上に派手な造りのカラクリ時計となっていて、時計塔の中段付近ではこのような人形たちが入れ替わり動いているのが見える。

 

「白い恋人パーク」の敷地で始まったカラクリ時計を眺める1

そして道路側の通路の上では、ラッパの音楽に合わせて演奏隊が表れて、ラッパを吹いているように見える程のアトラクションが用意されていた。なおこのカラクリ時計塔が動く様子は、お金を支払わなくてもこの白い恋人パーク敷地内へは立ち入り自体は無料なので、タダで見学する事が出来る。

忙しいクマ
忙しいクマ

いいね~~タダ程好きモンはないで~!(笑)

 

 

動き出したカラクリ時計塔 【動画】

 

 

「白い恋人パーク」で白い恋人を食べる

こちらは入場チケットを買った際に、味見用として1つ付いてきた白い恋人。このようなお菓子を中心にして年間約180億円の売り上げを誇り、関連会社を含めて総従業員数1200名を超える大会社でもある。そんな石屋製菓も一時は不祥事を起こして、倒産してもおかしくない程に追い詰められた時期もあったけど、こうやって会社を立て直しただけあって、凄い会社である。

 

「白い恋人パーク」敷地の写真スポット1

この中庭では「白い恋人パーク」という文字が飾られていて、ここで記念写真を写す写真スポットとなっていた。遊び心溢れる白い恋人パーク内では、普通に写真を撮るのではなくて、ここにも一工夫込められている。

 

「白い恋人パーク」敷地の写真スポット

というのもさっきの「白い恋人パーク」文字を入れてその真ん前で写真を撮るにはちょっと近いと思っていたら、台が設置されていてその上にこのようなミラーが置かれていた。そして先程の「白い恋人パーク」文字を入れるようにしてこのミラーの前に立ち、このミラー越しに写真を撮る場所となっていた。

 

「白い恋人パーク」敷地の写真スポット2

そしてここの上に設置されているカメラがあり、近くに設置されている専用の台にお金を入れてQRコードを読み取ると、その上のカメラに写った自分の写真をダウンロードできるようになっていた。

だけどやらなかったです・・・

忙しいクマ
忙しいクマ

そういうのは話のタネになるから、やっとかな!(怒)

 

「白い恋人パーク」敷地にある、カボチャの馬車

こちらには可愛らしいカボチャの馬車なども展示されていて、中に入れるようになっていた。1人で来ているオジサンがハシゃぐ場所じゃないけど、若い女子などからしたら色々と楽しめる場所であろう。

 

 

「白い恋人パーク」敷地にある旋風譜

まだ(2020年)9月4日と暑い時期だったので、中庭にはこのように水蒸気を振りまく扇風機が設置されていて、この前では子供たちが楽しそうに走り回っていた。北海道でも今は夏になると結構暑くなるので、こういったように体を冷やす事も大事である。

 

「白い恋人パーク」敷地

奥ではアイスクリームを売っていたりと暑い時期だけに女子だったら確実にアイスクリームを買ってしまうのだろうけども、ここはそんな誘惑をグッと堪える。ここでそんな誘惑に負けていたら、この後に更に色んな誘惑が待ち受けていて、そんな誘惑に負けるとエライ目に遭うのが見えているので。。

モ~モ~子
モ~モ~子

誘惑に負けるのも、時としては楽しいよ~!

 

「白い恋人パーク」敷地の時計塔

何だかんだとチケットを購入した時は約20分程の待ち時間があったけど、そろそろ5分前となったので【チョコトピアハウス】と呼ばれている建物の方へ向かう事にする。

 

「白い恋人パーク」敷地で【チョコトピアハウス】に向かう1

『プレミアムファクトリーコース』の入口はこのように早く行き過ぎると、中に入れないようになっている。だから10分前程になるまでは、中庭などをブラリとしてから時間が近くなると向かうといい。

 

『プレミアムファクトリーコース』の開始

「白い恋人パーク」敷地で【チョコトピアハウス】に向かう

この『プレミアムファクトリーコース』は、ここ【チョコトピアハウス】から始まる。簡単に言うとプロジェクションマッピングを楽しめるコースなのであるが、初めての人にはちょっと分かりにくいカタカナばかりが使われていて困惑してしまう。でもこの「白い恋人パーク」の世界観を演じるには、このようなカタカナ名にする事が大事なんだろう。

 

【チョコトピアハウス】での待合室

こちらはそんな【チョコトピアハウス】という建物に入った待合室の中。コロナ禍の影響で密を防ぐ為に、このように足元には立ち位置が記されているのが見える。それとコースの定員も通常時よりも減らされており、総勢20名以下のようだった。なおこの『プレミアムファクトリーコース』見学に来ていた人達は、ボク以外全て2人組で、1人で来ていたのはボクだけ。。

みんな1人では来にくい場所なのかな?!

 

 

【チョコトピアハウス】での待合室に飾られていた絵

そんな【チョコトピアハウス】の待合室の壁には、このように白い恋人パークの遊び心が溢れる絵が飾られていて、そんな絵を見ながら待ち時間を過ごせるように配慮されていた。こちらの絵はルネサンス期初期でも有名な「サンドロ・ボッティチェッリ」(Sandro Botticelli)の代表作である『プリマヴェーラ』(Primavera)である。

 

なおここでは遊び心でカカオの実などが描かれている、『白い恋人パークVer:プリマヴェーラ』。なお『プリマヴェーラ』の本物はイタリアにあるウフィツィ美術館に保管されているが、2018年秋にイタリアに行った時には実際に目の当たりに出来た作品である。

 

【チョコトピアハウス】での待合室に飾られていた絵1

こちらは石屋製菓の代表的なロゴマークとなっている黒猫ちゃん達が、自然に絵画の中に入り込んでいるのが見られる。このように猫ちゃんのロゴマークが使われているだけあって、この白い恋人パークではアチコチに猫ちゃんが描かれているので、猫好きにはより楽しめる場所だと思う。

 

【チョコトピアハウス】での待合室に飾られていた絵2

それ以外にも世界的な名画の”白い恋人パークVer”がここでは見る事が出来て、その遊び心を楽しむ事が出来る。このようなテーマパークでは来場者を喜ばせるには、ここで働く人達がまずは楽しめる環境を造らないといけない。というのも対応する人が楽しめない場所では、やって来るお客さんも楽しめないからである。

 

【チョコトピアハウス】での待合室の天井ライト

ここでは昨日札幌市内にある、最も古い洋風木造建築物「豊平館」でも見られた『こて絵』と呼ばれる、職人が漆喰を使って表現した模様がシャンデリアの上に造られているのが見える。この白い恋人パークではこのような建物の外観にお金を掛けているのが見ても分かるけど、中に入ってもこのように内装にもお金が掛けられているのが見て分かる。

 

ただ残念ながらこの『プレミアムファクトリーコース』のプロジェクションマッピング映像が流れている間は、一切の動画や写真撮影は禁止されていた。なのでここに実際に足を運ばないと見れないのである。なおこの【チョコトピアハウス】で映像を見ている所要時間は約30分でした。

 

チョコトピアハウスの博物館にて

【チョコトピアハウス】見学後の博物館

そしてプロジェクションマッピング映像で約30分間に渡って、楽しくチョコレートの歴史などについて勉強した後にやって来たこの博物館は写真撮影がOKだった。という事でさっきのプロジェクションマッピング映像が写真に撮れなかった反動で、ここで沢山写真を撮ってやろうと意気込むのであった。

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器

ここでもお金が掛かっている施設というのが分かるように、この博物館ではチョコレートが飲まれ出した頃に使われていたカップの珍しくて歴史的な物が展示されている。チョコレートは南米からカカオの実がヨーロッパに運ばれて、当初は飲み物として扱われていた。だからこのようなカップに入れられていて、しかもヨーロッパ人は猫舌が多かったので、このフチに一旦飲むチョコレートを入れて冷やしてから飲んでいたという。

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器1

そして昔は滋養強壮剤として飲まれていたチョコレートを口にする事が出来るのは、貴族たちだけで貧しい農民などが口に出来るものではなかった。ただチョコレートが今のように甘くなって口にする事が出来るようになったのは、まだここ150年位前の事。最初の頃は全く甘くも無くて不味いカカオの実を、ただ薬と思って無理して飲んでいたのである。

 

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器2

こちらはあの有名なドイツのマイセン地方で造られた陶磁器『マイセン』の、1860~1880年頃に造られた豪華なカップ。こんなカップは実際にチョコレートを入れて飲むには勿体ないので、恐らく貴族の間での贈り物として造られたものだろう。

モ~モ~子
モ~モ~子

人間はカップとして造ったのに、それを使わないのが考えられないよ~!

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器3

こちらは1900年頃にドイツのドレスデンで造られたものだという。このようにヨーロッパでも農民は貧しい生活をしていたけど、昔からの貴族家系に生まれた人間たちはこのカップを見るだけでも分かるけど、かなりの贅沢をして暮らしていたというのが分かる。今でもそうだけど、このような贅沢品を所有しているというだけで特権階級のステータスとして誇れたのであろう。

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器4

さっきのプロジェクションマッピング映像は約30分で終わったけど、その後に案内されたこの博物館は自由に心向くままに見学していいという。他の参加者さん達は足早に博物館から出ていったけど、さっきまで写真に撮れなかった鬱憤をここで晴らすのであった。。

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器5

このような紅茶やコーヒー、チョコレートを入れる為にカップもその年代によって作りが違う。今ではその殆どに取っ手が付けられているけど、昔のカップには取っ手が付けられていなかったという。だから熱くて飲めない紅茶などは、この受け皿に一旦移してから冷まして飲んでいたようだ。

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器6

ここに展示されているカップ類は実用品だったものではなくて、寄贈品だったものだろう。日本でもそうだったけど、年代が進んで文化が発展してくる程に、こういった装飾が精密に施された品物が献上品などとして使われてくるようになる。日本では特に武士の命でもあった刀が芸術品として、実戦用にではなく献上品として製造されていたりもしていた。

 

【チョコトピアハウス】博物館の景色

そんな骨董品屋に持って行けば数百万~数千万円にもなりそうな、素晴らしいカップ類が展示されている博物館。このような芸術品は個人で所蔵しているよりも、やっぱりこういった博物館などで一般見学できるようにしてくれていると、とてもありがたいのである。

 

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器7

こちらの天使のような人形もマイセンの品だそうだ。初めからこのような人形単体として造られたものか、それともカップに取り付けられたものが割れてしまって、この人形だけ切り離されて保管されていたものか?!

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器8

こんなゴチャゴチャと花びらまでもが付いたカップなどは、最低でも数百万円の価値があるという。2018年9月に北海道で発生した、最大震度7の『北海道胆振東部地震』後には、このカップが固定されていなかった為に地震翌日に駆け付けたスタッフさんは「万が一、割れてたらどうしよう・・・」と不安な気持ちだったらしいが幸い無傷だったという。なおそれ以来、地震があっても動かないように固定される事になったという。

 

【チョコトピアハウス】博物館に展示されている、レトロな器9

単なるプロジェクションマッピングとチョコレート造りの工場見学だけだと思っていたけど、白い恋人パーク内の博物館でこのような芸術品をじかに見れるとは思いもよらなかった。

なのでとても貴重な体験が出来る『プレミアムファクトリーコース』ですね!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

↓↓↓↓北海道札幌旅行記:初回↓↓

【札幌旅行記①】クラーク博士の記念碑がある旧島松駅逓所からスタート
2020年9月に訪れた、北海道は札幌メインの旅行。久しぶりに到着した新千歳空港で旅友の出迎えを受けて、まずはクラーク博士の記念碑を見学しに行きます!
タイトルとURLをコピーしました